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実生ヒガンバナは今!!(2020/01/30) #ヒガンバナ

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▼私のヒガンバナ研究の本命はもちろんこちらにあった!!

 「コヒガンバナは2倍体である。」
 「ヒガンバナは3倍体である。」

それは一目瞭然であった。
 しかし、3倍体であるはずの日本のヒガンバナでもまれに「自然結実」し「種子」ができる。
 その「種子」が「発芽・発根」し、「出葉」する!!
 その「事実」がここにある!!
 「例外」「変わりだね」はいつも物語を面白くしてくれる!!
▼植木鉢は全部で9つあった。

●2014年「種子」採集→2015年実生実験開始→植木鉢3つ
●2016年「種子」採集→2017年実生実験開始→植木鉢3つ
●2018年「種子」採集→2019年実生実験開始→植木鉢3つ

である。
 ここにいたるまでの一部始終は、各年の【ヒガンバナ情報○○○】に「記録」されていた。
 また以下には「中間まとめ」もある。

◆私のヒガンバナ研究・その後(2018.7)

前回の観察(2019/11/04)から、はや3ヶ月近くが過ぎようとしていた。
 「出葉」している鉢の数はかわらず4つである。しかし、葉はながくのびていた。

・2015年実生実験開始 1鉢 葉2枚 2枚とも22㎝
・2017年実生実験開始 1鉢 葉2枚 12㎝と8.5㎝
・2019年実生実験開始 2鉢 葉1枚 10㎝ と 葉1枚 3㎝

 このあと、どう展開していくだろう?
 「暖冬」はなにか異変をもたらすだろうか?

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▼異変と言えば、たいへんなことがひかえていた。
 昨年の「自然結実」ヒガンバナ「種子」回収でとんでもない数を手に入れていた。
 
 530個のヒガンバナの「種子」!!

が冷蔵庫にねむっていた。

 これらをどのように実生実験を開始するか!?

まだ計画はたてていなかった。
 これまでの楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法では対応できないかも知れない。
 一月が終わる!!
 さて

 2020年実生ヒガンバナの展開はどのように!?

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実生コヒガンバナは今!?(2020/01/29)#ヒガンバナ

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やばい!!
植木鉢を動かそうとしたが動かない!!
 これは、きっと植木鉢の底から根がはみだし地面に根をおろしてしまったのだろう。
 実生コヒガンバナの植木鉢である。
 前回の観察(2019/11/05)から3ヶ月ちかくが過ぎようとしていた。植木鉢はすべて八つ手の木の下に置いていた。
 乾燥を防ぐという意味合いもあってのことだが。
 前回と同様、すべての植木鉢を陽の当たるところに出してゆっくり観察しようとしたときのことである。
▼無理やり引っこ抜くこともできるかも知れないが、それではせっかく根を伸ばしているのにかわいそうだ。
 今季はこのまま観察して、春(初夏)になって完全に枯れてしまったら、今度はもっと大きな植木鉢に植え替えてやろうときめた。
 まずは、前回同様に伸びている葉の数を数えてみよう。

・8枚… 1
・4枚… 1
・3枚… 8
・2枚… 4
・1枚… 2
・0枚… 1

 前回とくらべると「3枚」が「7」から「8」に増えていた。
 アタリマエだが「2枚」は「5」から「4」に減っていた。つまり「2枚」だった鉢が一枚増えて「3枚」になったのだ。
 他の鉢に葉の数の変化はなかった。
▼葉の枚数に変化はなくとも、葉はずいぶん伸びてきたように感じる。
 葉「8枚」の鉢など、26㎝以上に伸びた葉は4枚もあった!!
 「2枚」だけも負けてはいない。24㎝と23㎝の2枚いうのもある!!
 「1枚」だけでがんばっているなかに、なんと30㎝越えというのある!!
 逆に一鉢だけはいまだに「出葉」してこない。
 もう無理なんだろうか? でも鉢をひっくり返しなかを見る勇気はなかった。
▼葉が枯れてしまうのはいつだろう!?
 枯れてしまったら、根っこもふくめて大きな植木鉢に引っ越ししてやろう。
 2015年の春からはじめた「コヒガンバナの種子」から育てる実生実験。
 今年で5年目だ!!
 夏の終りに花芽が顔を出し、花茎がするする伸びてくるのはまだはやいだろうか!?
 
 夢の「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクトはいつ…。o(^o^)o ワクワク

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【Web更新1/26】20-04 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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水仙もふにゃりとたち暖冬かな 20/01/24撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-4
週末定例更新のお知らせ
 「大気の物理学実験室」!!
 とわかったふうなことを言ってきたが、やっぱり知れば知るほど不思議だ!!
 天気のこと!!

◆表紙画像集 2020 更新 水仙
 凜として立つ水仙!!
 そんなことばがお似合いの水仙も、なんか今年は様子が違っていた。
 なんとなくふにゃりと立っているように見えた。それは暖冬のせいだろうか。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 まだ懲りもせずに「袋ファイル」をやっている。
 いまだにインデックスに「ザツ」ー「雑」と書いた「袋ファイル」がすぐふくらんでしまって困ることがある。
 私にとって、この「サイエンスコミュニケーター宣言」ページまさに「雑」ページなのかもしれない。
 なんでもかんでもそこにほりこんでいた!!(リンクしていた。)
 しかし、本意は「雑」などではなくこのページこそ本命中の本命!!
 今週は、「今さらですが、「磁石」って!?」シリーズとファラデーラボをツナイダ!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 一月のテーマは 「寅彦」の観察眼!!
 二月のテーマは 「寅彦」の生きもの観察!!
 一月の延長線上に二月のテーマがあるような気がする。
 引き続き、寅彦のするどい「観察眼」「観察力」から学んでいきたいものである。 

 ずいぶん遅れてしまった大賀ハス観察池の報告である。(2020/01/25観察)
 蓮根の植え替えから44週目であった。
 池の水は、「春雨」であふれんばかりであった!!
 
 今週は「大気の物理学実験室」で、どんな「実験」が展開されるのだろう!?

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ファラデーラボ「気象のかがく」(2)

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 「かがく」するは 楽しい!!
 みんなで「かがく」するは もっと愉しい!!

それを実感・体感させてくれるのが、ファラデーラボ「かがく」カフェ第二部だ!!
 今年最初の第二部も大いに盛り上がった。
 特に今回は、いろんな場面で自然発生的にディスカッションがはじまったのが面白かった。

▼第二部トップバッターは上橋さんだった。
【工作品2点 上橋さん】
(1)「回って光る観覧車」
 演台に登場するなり 一同唖然 (゜o゜)ゲッ!!
 回って光が点滅をはじめると さらに (゜o゜)ゲッ!! (゜o゜)ゲッ!!
 カメラマン演台に殺到!!
(2)「磁気浮上装置(Magnetic Levitation) 」
 これまたひとつひとつ披露されるたびに 唖然 そして不思議 ?(゜_。)?(。_゜)?
 「からくり」を説明されるが やっぱり不思議と感動が先行する。
 ただこれまた「磁石と電流」の「かがく」に関係ありそうだ。なにかそのことが妙にうれしい。
 浮遊する「すき間」にものをはさもうとする人も…。
 「ホールセンサー」の「ホール」も実際に見せてもらえた。こんなのが生のうれしいところ!!
 最後の地球儀はなんと316gもあるという。
 さらに驚くのはこれは確か10日ほど前には…!?
 
 うれしいお知らせだ。3月のファラデーラボでは、上橋作品の全公開の予定があるという。

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▼次に行こう。
【電流計・電圧計 石原さん】 
 あらためて電流計の「からくり」を教えてもらった。
 知っているつもりで知らなかった!!
 以前使用していた「電流計」では「見える化」されていたものが、最近の器機では見えなくなり、ブラックボックス化しているという指摘はなかなか興味深かった。
 自由な雰囲気だからこそ生まれるディスカッションは、わからぬまま端から見ている私にも面白かった!!

 続けて同様に「電流回路」に関するものだった。
【回路カードの授業実践(高校) 大多和さん】 
 まずはていねいな高校物理での授業実践報告に感動である!!
 同時にくばっていただいた報告にある生徒の「感想」読ませてもらってさらに感動デアル!!
 あとで誰かがおっしゃっていた。「こんな先生に高校物理教えてもらいたかったなあ!!」は同感だ!!
 高校物理でも、「回路カード」が有効であることを物語るすばらしい実践だ。

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▼觜本さんからは、二宮さんの「10分間 気象小ネタ」を真似て「地学 小ネタ」の続きだ。
【アカシ象 觜本さん】
 「アカシゾウの発見と発掘、復元 1987年10月7日」わぁーなつかしいなあ!!
 その周辺の土は、私もながいあいだ貴重な「教材」として使っていたな。なんか「小ネタ」になってくるとよけいに「つづき」が気になってくるものだ。
 これぞ朝ドラ現象!?

 最後に森本さんからだった。
【今後の計画予定 森本さん】 
 今後の計画予定が森本さんから報告された。
 ファラデーラボの3月までの予定は決まっていた。

※【参照】自然とかがくの学び舎 ファラデーラボ(「今後の予定」)

 2020年度、第一部で発表していただく講師を募集しています。
 ぜひ、ぜひ あなたも。

 あわせて「光について」の実践を話題にされた。
 子どもの発想の豊かさに感動した話は印象的だった。

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ファラデーラボ「気象のかがく」(1)

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▼一昨日(2020/01/25)は、ずっと楽しみにしていた今年最初のファラデーラボ「かがくカフェ」だった。

■第109回ファラデーラボかがくカフェ
● テーマ: 「気象のかがく」
● 話題提供:二宮 直樹さん(日本気象予報士会関西支部)
● 【内容】 
  1「楽しいお天気講座」
  2「知って得する気象の知識」

▼ファラデーラボでは昨年の春から参加していただいている二宮さんの「10分間 気象小ネタ」は二部において定番化しつつあった!! 
 いつも興味深い内容を10分間というかぎられた時間にまとめてくださってのレクチャーはすばらしかった。
 「もう少し長い時間のお話をぜひ聞きたい!!」
 というリクエストに応えてのかがくカフェ一部でのレクチャーだった。

 はじまる前から、準備して下さった「実験道具」「雨量計」などがならべられていった。
 今日はどんなお話をきけるのだろう。ワクワク気分になってくる。o(^o^)o ワクワク

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 結論からいく。
 
 面白すぎる!!
 内容が豊富すぎて、ポンコツ頭の私には、それから2日たった今も「整理」しきれていない!!
 私の力量ではその面白さ、凄さはうまく伝えることはできない。もう断念した!!
 私の感想を列挙することで、今回の報告にかえる。
   書いているうちに迷子にならないように先に3つのポイントをあげておく。

(1) ホンモノのプロの話は面白い!!わかりやすい!!  

(2)楽しい実験・ホンモノの具体物は「わかる」を加速する!!

(3)「気象」授業のヒントがいっぱいあった!!とりわけ「資料」のあつかいが実にうまい!!

▼お話は、「前半 楽しいお天気講座」「後半 知って得する気象の知識」に分かれていた。
 あらためて二宮さんの自己紹介からはじまった。
 元々は「電気」関係のお仕事をされていて、定年退職後、気象予報士の試験に合格され、また防災士の資格もとられ現在の活動をされているという。もうそれだけで尊敬してしまう!! 「でんきや」さんから「てんきや」さんへ !!
 日本気象予報士会関西支部の「楽しいお天気講座」については次のページがくわしかった!!

◆「楽しいお天気講座 in 関西」

 紹介してくださった講座どれもが楽しそうだ。
 なんか自分自身も参加してみたい気分になってくる!!
 とりわけ面白いと思った講座は「お天気キャスターにチャレンジ」だ。
 子どもたちの楽しそうな顔が浮かんでくる。先生たちの評価に大いに納得!!(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 どの講座も、実験や実習をうまくふくめて構成されている。
 授業づくりのヒント満載だ!!

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▼休憩・質問タイムには自分たちでも実験をさせてもらった!!
 「雲をつくる実験」で、サッカーボールの空気入れを使っておられたのは面白かった!!

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 そして、「後半 知って得する気象の知識」だ。
 ネタは次々と出てきた。謳い文句どおり

 明日から天気予報を見るのが楽しくなる!!

 そんな気がしてきた。
 ともかく紹介してくださる二宮さんの話がうまい!!専門知識にうらうちされたお話は説得力をもっていた!!
 最後に、防災・減災の視点で話されたのはさすがだ思った。
 なんかまだまだいっぱいありそうだが…。

 伝わらなかったぶんは、ぜひ自分で連絡をとっていただきお話を聞く機会をつくられることをおすすめする。
 
(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(10) #磁石

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▼「モーター」の話になると、私には忘れることのできないとっておき「モーター」があった!!
 それが

●「究極のクリップモーター」

である。
 はじまったときのことを「記録」していた。

●1984年(昭和59) 台なしクリップモーター(楠田)(後に『究極クリップモーター』)はじまる。

 磁石を乾電池にくっつけるだけの「工夫」だった。
 世界でもっともシンプルなクリップモーターがはじまった!!
 ファラデーの世界初のモーターから163年!!
 今から36年前のことだった!!
 そんな大げさに言うことでもないかも…(^^ゞポリポリ)
 
▼多くの人のお世話になって「クリップモーター」のルーツを調べたことがある。
 それをわかる範囲で時系列にもならべていた。

●1972年(昭和47) 『理科ノート3』(編集発行 理科教育研究会 72.7.9発刊)「簡単なモーターの作り方」(P28~29 町田 達朗)
●1975年(昭和50) 『理科教室』(vol.18 1975年4月号p34~38) 楽しい理科工作『クリップモーター』 川勝 博
●1984年(昭和59) 台なしクリップモーター(楠田)(後に『究極クリップモーター』)はじまる。
●1986年(昭和61) 物理教育国際会議(東京)で愛知物理サークルが紹介
●1988年(昭和63) 『いきいき物理わくわく実験』(愛知・岐阜物理サークル編著 新生出版 1988.5.15)「クリップモーター」(林熙・飯田)( P208~209) 
●1988年(昭和63) 科教協全国研究大会大会(北海道・札幌市)「実験・観察物づくり分科会」で「『究極のクリップモーター』づくり」を発表。『究極のクリップモーター』命名!!(1988年11月臨時増刊号『理科教室』)
●1998年(平成10) 『たのしくわかる物理実験事典』(左巻健男/滝川洋二=編著 東京書籍 1998.9.17)「究極のクリップモーター~最もシンプルなクリップモーター~」(楠田 純一 P361~363) 
●2002年(平成14) 『おもしろ実験・ものづくり事典』(左巻健男・内村浩編著 東京書籍 2002.2.28)「究極のクリップモーター~だれにでも簡単に回せるから「科学」だ~」(楠田純一 P217~219)

▼ 「歴史」をあらためてふり返ってみていちばん興味深かったのは、そもそもの「はじまり」のところだった。
 ここに行き着いたときは感動だった。深謝!!
 それは『理科ノート3』(編集発行 理科教育研究会 72.7.9発刊)p38-39に記載されていた。
●「簡単なモーターの作り方」西陵商(商業科) 町田 達朗 
である。
いくつかの発見があった。
 このときは、最初から磁石をセットしておくのでなく磁石を近づけてまわすという提案だったようだ。
以下のように書かれていた。

5.コイルに磁石N,Sを近づけると回り出す。
   (図略)
   但し、N,又はS極一方がなしでもよい。非常に簡単に作れ、モーターの原理がよくわかる。

 そしてネーミングもちがっていた。この段階では「簡単なモーター」だった。

 さらに私が知りたいことがあった!! 
 それは
 「片方の腕のエナメルは全部はがし、もう一方の腕のエナメルは半分だけはがす。」という驚きのアイデア・工夫は誰がいつはじめたものか!?」

 ということだ。

▼ちよっとした機会があり、久しぶりにネットで「クリップモーター」を検索してみた。
 驚きであった!!

 今や「台なしクリップモーター」=「究極のクリップモーター」はアタリマエだった。
 どのタイプもがアタリマエのように磁石を乾電池にくっつけていた!! 
 「究極のクリップモーター」は定番化していた!!
 より確実により安定して回るようにいろんな「工夫」が生まれていた!!

 「究極のクリップモーター」はさらなる進化をつづけるだろう!!
 「究極のクリップモーター」を普及させる会もさらなる展開を!!

(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(9) #磁石

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▼モーターに発光ダイオード(LED)を取り付けた装置があった。
 モーターのシャフトを指でねじって回してみると LEDは青く光った!!
 反対に回すと LEDは赤く光った!!
 
 えっ、どういうこと ?(゜_。)?(。_゜)?
 モーターを回したら→LEDが光る!!→「発電」!! (゜o゜)ゲッ!! 

 この装置はファラデーラボで電気工作ワークショップ「手回し発電機と2足歩行ロボ」をやったときに、上橋さんよりわけていただいたものである。

▼さらに興味深いものわけていただいていた。
 モーターのいっぽうのフタ(?)をとって「なかみ」がわかるようにしたものだった。
 取り出して見た。
 
 モーターの「なかみ」は 「磁石」と「コイル」だった!!

 「コイル」には強固な鉄心が付いていた!!

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▼1821年に世界初のモーターに成功した我らがマイケル・ファラデーはずっとずっと考えつづけていた。

 「電流が磁気効果を生み出すことができるなら、逆に磁気から電流を発生できないだろうか。これこそ1820年代を通じてファラデーが折あるごとに立ち戻っていった問題だった。だが成功は一度も訪れなかった。」(『ファラデーと電磁気』p46より)

 10年の歳月が経った!!

 「王立研究所にあるマイケル・ファラデーの像は左手に小さな装置を握っている。この装置こそ、ファラデーの「誘導リング」であり、彼はこのリングを用いて1831年8月29日に彼の数多くの発見の中でも最も偉大な発見を行なったのである。電磁誘導の発見である。」(『ファラデーと電磁気』p48より)

 さらにには、「彼は多種多様な針金のコイルや磁石や鉄片を組み合わせてみたが、1831年9月2日についに実験が成功した。」
 (「磁電誘導」成功!!)、10月には別の方法で「磁電誘導」に成功している。
 「年譜」から引用する。

●1831年 8月、電磁誘導の発見。9月磁電誘導。

なんと我らがファラデーこそが「磁石」と「コイル」があれば発電できることを発見していたのだ\(^O^)/
1831年!!(たった189年前!!)
今日の「電気時代」はここからはじまった!!

▼上橋さんはワークショップに合わせて、製作マニュアルを作っておられた。

●https://www.eneene.com/pdf/20191116.pdf
 
 これがまたすごかった!!
 製作の工程をほんとうにわかりやすく説明されていた。それだけではない!!
 ボンドが乾くまでということではじまったレクチャーのテキストでもあった。
 「ここからモーターについて考えていきます!」
 これは今、最もわかりやすい「電磁気学」テキストである!!
   
 これが今もすぐさま読めるというからアリガタイ!!
 さらにうれしいことがあった。
 このときの「手回し発電機と2足歩行ロボ」は、完成品または工作キットいずれも

◆「科学のおもちゃ屋さん」

で入手できるのだ。\(^O^)/
 最初の「指回し発電機」もありますよ!!

(つづく)

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本日(2020/01/24)、第244回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼雨だった!!
 それはまるで「春雨」のような雨だった!!
 その雨の中、彼女(ジョロウグモ)はやっぱりいつものその場所に居た。
 雨滴はネットの糸だけでなく、彼女のからだからもしたたり落ちていた。
 目を凝らすと、ネットの端の方に小さなクモが活発に動いていた。雄グモだろうか!?
 さらにまわりを見回すと、さらにもう一匹が…。
 
 それはまるで晩秋の光景だった。
 彼女たちはなにか勘違いしているのだろうか?
 そもそも彼女たちはいつ成体になったクモなんだろう?
 如何なるレセプターを駆使して、何を感受して今ここにいるのだろう?
 「これから」どうするのだろう?
 次々と「ふしぎ!?」が浮かび上がってくるのだった!!

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▼本日(2020/01/24)、第244回オンライン「寅の日」である。
 一月のテーマは
●「寅彦」の観察眼!!
である。そして、本日読むのは「物質群として見た動物群」である。

◆本日(2020/01/24)、第244回オンライン「寅の日」!!

●「物質群として見た動物群」(青空文庫より)

▼私は今回読むこの随筆がずっと気になっていた。
 それはここで寅彦が提言していることが、あまりにも今日的であったからである!!
 たとえばこうだ。

いわゆる「大数」の要素の集団で個々の個性は「充分複雑に」多種多様であって、いわゆる「偶然」の条件が成立するからである。
 地理学のほうでは人口の分布や農耕範囲の問題などについて、興味ある物理学的統計学的研究をしている少壮学者もある。これはわれわれには非常におもしろく有益な試みであると思われるが、これも「人間のことに物理的方法に適用しない」という通有の誤解のために、あまり一般には了解されないようである。これも遺憾なことと思われる。こういう試みは、もっともっといろいろの方面に追求されるべきはずのものである。
   これは昨今話題になることの多い「ビッグデータ」そのもののことを言っているのではないか!!  寅彦は87年も前にこう提言していたのである!!  寅彦はやっぱりいつも今日的だ!!

私は知りたい!!

 もちろんそういう簡単な無機的な現象の実験から、一足飛びに有機的現象の機構を説明しようというのならば、それは問題外であるが、研究者のほうではそれほど大胆な意図はもちろんあるはずはない。ただ遼遠(りょうえん)な前途への第一歩を踏み出そうとする努力の現われに過ぎないのである。しかしこの意図はほとんど常に誤解されがちである。「生物の事は物理ではわからぬ」という経典的信条のために、こういう研究がいつもいつも異端視されやすいのは誠に遺憾なことである。
 
科学の進歩を妨げるものは素人(しろうと)の無理解ではなくて、いつでも科学者自身の科学そのものの使命と本質とに対する認識の不足である。深くかんがみなければならない次第である。

私は科学者・研究者の世界におどろくほど疎い。
87年前の寅彦の提言は今どうなっているのだろ? それが知りたい!!

 ジョロウグモの「これから」は「ビッグデータ」解析すればわかるのだろうか?
 

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今さらですが、「磁石」って!?(8) #磁石

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▼アルミホイルで包まれた「フェライト磁石」は、アルミホイルリボンがふれるたびに加速されて
 はげしく回った!!
 回った!!
 「フェライト磁石」を頭につけた釘は微妙に電池にぶらさがっていた。
 たったこれだけのことで、こんなに回るとは感動だ!!

 これは「日曜会」で井殿恵二さんに教えてもらった簡単モーター・「磁石が回るモーター」だった。

ついに我らがマイケル・ファラデーがやって来た!!
 それはなんとエールステッドやアラゴの翌年、つまり1821年のことだった。
 『ファラデーと電磁気』(ボウアーズ著 田村保子訳 東京書籍 )の「年譜」から引用させてもらう。

●1821年 サラ・バーナードと結婚、サンデマン派協会に加わる。最初の電気学上の発見(「電磁気回転」)、王立協会会員に選出される。

 ファラデー29歳!!
 ファラデーにとってこの年は波瀾にとんだ一年だったようだ!!

▼それにしてもさすがファラデーである。
 エールステッドの発見をけっして見逃さなかったんだ。

 「針金のまわりで円環状に作用する磁気力を使えば、連続的な円運動をつくり出すのが可能なはずだと信じるようになった。」
 「1821年9月に彼はついにこの実験のやり方を発見した。実際に2個の装置を組み立て「電磁気回転」を示したのである。これは最初のモーターであった。」(『ファラデーと電磁気』p42より) 

 これぞ世界で最初のモーターだ!!

 このとき実際の2個の「装置」とは
容器に水銀を入れ、水銀のプールに電流を流し
(a) プール中央に磁石を固定し、つり下げられた針金が磁石のまわりを回転する。
(b)磁石の上端が固定された針金のまわりを回転する。(このとき磁石も水銀のなかでは浮いてしまうので、磁石の下端は固定され、上端のみ自由に動けるようになっている。)
  この二つのタイプがあったようだ。(『ファラデーと電磁気』p43より) 

▼「日曜会」でお世話になっている会場で、「こどもまつり」があった。
 井殿さんは「磁石が回るモーター」を出展しておられた。そのときたまたま安河内功さんが木でつくられ「ドラえもん」人形(糸鋸で切り出したもの)を「フェライト磁石」の下にくっつけられた!!
 子どもたちは大喜びだった!!「磁石が回るモーター」は大人気となった!!

 「ドラえもん」人形はなかった。
 でも井殿さんを真似てなにかをぶらさげてみたかった。まわりを見回すが、適当なものがない。
 クリップならいくらでもあった。クリップを下にくっつけるだけなら、すぐ「フェライト磁石」にベタッとくっついてしまう。
 横にのばし、クリップの先に近くにあったシールをはってみた。

 回転しはじめるとメリーゴーランド風でなかなか面白い!!

 「フェライト磁石」を「ネオジウム磁石」にかえるとさらに超高速に回り出した!!

 200年前のファラデーもびっくりするかな!? 

(つづく)   

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今さらですが、「磁石」って!?(7) #磁石

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ちょうど200年前のエールステッド繰りかえそう!!(電流の磁気作用)
 方位磁針を置く位置上下反対にすると方位磁針は反対に振れた。
 電流が流れる方向が反対になると方位磁針は反対に振れた。
 ナラバ ぐるっと一巻きにスレバ どうなる!?
 ソレナラバ 二巻き、三巻きスレバ どうなる!?

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▼ナラバ ナラバ 
 ぐるぐる巻きにして電流を流すと どうなる!?
 方位磁針をいろんなところに置いてみた。

 これって、「磁石」を置いたときとそっくりではないか!! 
 ソウダ !! 「電磁石」ができたんだ!!

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▼もういちど『いたずら博士の科学教室 磁石の魅力』(板倉 聖宣著 仮説社)の「磁石と人間の年代記(年表)」を見てみよう。
 エールステッドと同じ年、つまり今からちょうど200年前だ!!

●一八二〇年 アラゴ(フランス、一七八六~一八五〇)電線をコイルに巻いた中に鉄棒を入れて電流を通すと強い磁石なることを発見。(電磁石の発明)

▼あれっ! ??(゜_。)?(。_゜)?
 このままだと、鉄芯(アラゴの鉄棒)がないのではないか。
 いや すでに「磁石」の近くで 鉄は「磁石」になる!!
 は見ていた。

 ダカラ ぐるぐる巻き(コイル)だけで「磁石」なんだ!!
 はじめに「磁界」ありき!!

 なんだ。

(つづく)

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2020年2月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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▼「大寒」の朝。
 私は自分の眼を疑った。陽の当たりだした金柑の木に彼女が居たのだ!!
 彼女・ジョロウグモは、まるまると太っていた。
 そんなに昔から、真剣にクモたちとつき合ってきたわけでない。言わばにわか「クモ学」ファンだ!!
 だから、あまりエラそうに言い切れないが
 「大寒」にジョロウグモは「ふしぎ!?」だ。
 記憶の範囲では、この姿では年を越せないはずだ。
 「Q10 の法則」というのがあるらしい。温度が10℃下がると反応速度は半分以下になるという。
 死んでいるのかと思ったら、彼女はきわめてゆっくり脚を動かした。
 生きもののからだの生理反応も基本的には化学反応だ。ダカラ生きものたちはそれなりの越冬対策をたてなければならない。
 元々熱帯生まれのクモたちの越冬対策は!?
 食べなければ活動のエネルギーを得ることができない。食べれば消化管内に残ったものが凍結の氷晶核になる可能性がある。
 この相矛盾するリスクをどう克服してきたのか?
 
 やっぱり「暖冬」の影響がここにも現われているのだろうか?
▼2020年2月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期が来ていた。
 「寅彦」ならば、この「暖冬」の生きものたちの様子をどのように観察しただろう?
 一月のテーマは「「寅彦」の観察眼!!」だった。その延長で考えてみよう。
 二月のテーマは
 ●「寅彦」の生きもの観察!!
 としたい。二月は3回あった。

■2020年2月オンライン「寅の日」!!
◆第245回オンライン「寅の日」 …2/05(水)
◆第246回オンライン「寅の日」 …2/17(月)
◆第247回オンライン「寅の日」 …2/29(土) 

▼昨年の11月に11回目の「土佐の寅彦」詣にでかけたとき、たいへん興味深い小冊子を手に入れた。
●『あなたに読んでほしい 寺田寅彦随筆』(寺田寅彦記念館友の会編集・発行)である。
 子ども向けに読みやすいように配慮してあった。
 ここから、テーマ「「寅彦」の生きもの観察!!」にそったもの3編を選ばせてもらった。
 「蜂が団子をこしらえる話」 「蓑虫と蜘蛛」「とんぼ」(『三斜晶系』より)
 
■2020年2月オンライン「寅の日」!!

◆第245回オンライン「寅の日」 …2/05(水)「蜂が団子をこしらえる話」

◆第246回オンライン「寅の日」 …2/17(月)「蓑虫と蜘蛛」

◆第247回オンライン「寅の日」 …2/29(土)「とんぼ」(『三斜晶系』より)

▼彼女(ジョロウグモ)はこの後どうするのだろう。
 しばらくは目を離さずに観察を続けたい。
 他の生きものたちは、この「暖冬」なかをどう過ごしているのだろうか?
 「寅彦」の観察眼に学びながら、野山を散策してみようと思う。
 なにかに出会えるかな!?
 思わぬ「発見」があるかも o(^o^)o ワクワク

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【Web更新1/19】20-03 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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蝋梅や青空までも透けてをり 20/01/18撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-03
週末定例更新のお知らせ
 二十四節気「大寒」である。
 異例の暖冬である。でもやっぱり「大寒」は「大寒」である!!
 今年の二十四節気及び雑節が国立天文台から発表されている!!
 この「事実」がとってもうれしい!!
 「太陽黄経」は何を意味するのか!? カンガエテミルト 二十四節気はまちがいなく「科学」なんだ!!

◆表紙画像集 2020 更新 蝋梅
 蝋梅。
 この季節、お気に入りの花のひとつだ。
 少々ぶ厚めの半透明の黄色い花びらがいい!!まるで蝋細工のようだ。
 その花びらを透かして見る青空は最高!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 なんでもかんでもこのページにリンクしていた。
 5つの座標軸でつなげばなっとくできた。
 この一週間は、「磁石」三昧だった。
 「今さらですが、「磁石」って!?」シリーズどこまでつづけるのか。私にもまだ見えていなかった。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから43週目。
 池の水は心持ち温んでいるように見えたが気のせいだろうか。

 次は「立春」である。それまでに…

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今さらですが、「磁石」って!?(6) #磁石

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方位磁針はたしかに動いた!!
 導線に電流を流した瞬間に方位磁針の先は振れた!!
 それも方位磁針の置く位置によって振れは逆だった!!
 導線の下に方位磁針置いたときと上に置いたときとでは!!
 どういうこと ?(゜_。)?(。_゜)?

 やっぱり「磁石」と「電気」となんか関係があったんだ!!

▼この「磁石」と「電気」の摩訶不思議な関係があきらかになりはじめたのはいつだろう!?
 またしても、【お薦め本】『いたずら博士の科学教室 磁石の魅力』(板倉 聖宣著 仮説社)の「磁石と人間の年代記(年表)」のお世話になろう。

●一八〇二〇年 エールステッド(デンマーク、一七七七~一八五一年) 磁針の近くにおいた針金に電流を通すと、磁針に磁力を及ぼすこと(電流の磁気作用)を発見、発表。

 ギルバートが「地球が巨大な一個の「慈石」である」ことを唱えてから220年後のこと!!
 そして
 今からちょうど200年前のことなんだ!!
 たった200年!!それとも…!?

▼待てよ!!待てよ!!
 エールステッドは、針金に通した「電流」は、どうして手に入れたのだ!?

 そうだ!!
 エールステッドの「電流の磁気作用」から20年さかのぼることちょうど1800年、世紀の大発明があったのだ。

●一八〇〇年 ボルタ(イタリア 一七四五~一八二七)、ボルタ電池を発明!!

 1794年に発明されたボルタ電堆を改良したものだった。
 これが「磁石」と「電気」の関係の謎解きを大いに加速させたのである。

▼待てよ!!待てよ!!待てよ!!
 どこかでそれを見た記憶があった!!
 
 『舎密開宗』の宇田川榕庵を津山洋学資料館に訪ねたときだった。
 そこで見せていただいた『舎密開宗―復刻と現代語訳・注 (1975年)』(講談社 宇田川 榕菴 (著),田中 実 (著))が気に入ってしまった。
 どうしても手元に置いておきたくなり、ついに手に入れてしまった。
 ここにも確かに図があった!!

 「ボルタ電池」の発明は、次々とあらたな「発明」「発見」にツナガル!!

(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(5) #磁石

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▼径20㎜の新品のカードリングを使ってやってみた。
 いくら鉄でできていると言っても、カードリングどうしはくっつかなかった。アタリマエ!!
 しかし、ドーナツ型強力磁石の上でやってみた。
 なんとなんと5個までくっついた!! ?(゜_。)?(。_゜)?
 これもやっぱりアタリマエ!?
▼わかっている人にとってはアタリマエでも、それはやっぱり不思議だ!!
 「磁石」には、そんな不思議がいっぱいあった。

 「磁石」の近くでは、鉄は「磁石」になる!!

 体験的にそれに気づいた人はいっぱいいただろう。
 天然の「慈石」の近くに鉄をもって行くということはいっぱいあっただろうから。
▼待てよ!!
 地球が一個の巨大な「慈石」だったら、地球上の鉄はみんなみんな…!?
 待てよ!!待てよ!!
 地球が一個の巨大な「慈石」であるなんて、誰がいつ気づいたんだろう。
 【お薦め本】『いたずら博士の科学教室 磁石の魅力』(板倉 聖宣著 仮説社)の「磁石と人間の年代記(年表)」から少し引用させてもらおう。

一六〇〇年 ギルバート(イギリスの医者、一五四四~一六〇三年)、『慈石・磁性体及び巨大な慈石・地球について-多くの試論と実験とによって証明された新しい生理学』を出版。-球形慈石を作り、その上のさまざまな場所での磁針の指す方向を、地球上での羅針盤の指す方向と比較対照して、地球自体が一つの大きな慈石であることを証明した。また慈石に鉄の帽子をかぶせると、磁力か数倍にも増大することを発見した。そのほか慈石や電気についての昔からの諸説を一つ一つ実験的にしらべなおして、磁石に関するたしかな知識を集大成し、磁石学を確立した。(板倉聖宣抄訳・解説『磁石(および電気)論 』仮説社一九七八年が出ている) 
 

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▼待てよ!! 待てよ!! 待てよ!!
 不思議はツナガル!!
 それは420年の時空を超えて 

●二〇二〇年 今話題の「チバニアン」の不思議にツナガル !!

のでは。

(つづく)

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1.17 あれから25年の歳月が!!そして…

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▼先日、マッチの祖・清水誠を追う旅で訪ねた諏訪山公園の「金星台」には、確かに清水誠の名前も記された「金星観測記念碑」が立っていた。
 その記念碑は「安政の大地震で破損した生田神社の折れた鳥居を再利用したものである」と、説明板に書いてあった。
 道理で記念碑はみごとな円柱だった。
 「安政の大地震」は、こんなかたちで「記録」されていたのである。
1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒

 大地は大きく動いた。
 あれから25年が経った。
 「ものごとは記憶せずに記録する。」と言ったのウメサオタダオだ。
 「記憶」はうすれ風化しようとも、「記録」は蘇生する!!
▼「天災は忘れられた頃来る」の警鐘を鳴らしづけた寺田寅彦は、「津浪と人間」(青空文庫より)のなかで、次のように言っていた。

現在の地震学上から判断される限り、同じ事は未来においても何度となく繰返されるであろうということである。
 しかし困ったことには「自然」は過去の習慣に忠実である。地震や津浪は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。紀元前二十世紀にあったことが紀元二十世紀にも全く同じように行われるのである。科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。

 防災・減災対策の第一歩も示唆してくれていた。

残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記録を忘れないように努力するより外はないであろう。

▼科学(理科)教育の役割についても示唆的なことを言ってくれていた。

人間の科学は人間に未来の知識を授ける。
それで日本国民のこれら災害に関する科学知識の水準をずっと高めることが出来れば、その時にはじめて天災の予防が可能になるであろうと思われる。この水準を高めるには何よりも先ず、普通教育で、もっと立入った地震津浪の知識を授ける必要がある。

 寅彦からの私の「宿題」は遅々として進んではいなかった。

◆授業【大地の動きをさぐる】 

 ゆっくり 急ごう!!
 25年前、そしてこの25年間の「記録」を、今一度ふりかえりながら…!!

 まもなくその時間だ!!     合掌

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【お薦め本】『いたずら博士の科学教室 磁石の魅力』(板倉 聖宣著 仮説社)

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▼新年明けてから夢中になって読んでいる本があった。
 それは今ここで連載を続けている「今さらですが、「磁石」って!?」シリーズと関係していた。
 いつも【お薦め本】であげてきたような新刊ものではなかった。 
 本棚の隅からひっぱりだしてきた古い古い本だ!!
 およそ40年も前に出された本だ。
 なのに読めば読むほど新鮮だ!!
 「へえーこんなこと書いてあったのか!?」と。
 読んだはずなんだけど、「新発見」と「感動」の連続だ!!
▼題名を紹介しよう。

◆【お薦め本】『いたずら博士の科学教室 磁石の魅力』(板倉 聖宣著 仮説社 1980.2.5)

今は手に入るのだろうか?
 検索かけてみたら、古書、オンデマンドで読むことできるようだ。
 『科学的とはどういうことか』(板倉聖宣著 仮説社 1977.4.25)とならぶ名著中の名著だ。
 はじめて読んだ頃も、今と同じように「磁石」にはまっていた。
 書き始めると話がいろんなところに拡散してしまいそうだ。
 いつものように3つのお薦めポイントを先にあげておこう。

(1) 「磁石」の「ふしぎ!?」のすべてがここにある!!

(2) 「磁石」のことを楽しみながら学べる!!

(3) 「磁石」の授業づくりのヒントがここにある!!

▼さてひとつずついこう。

(1) 「磁石」の「ふしぎ!?」のすべてがここにある!!

この本はこんな書き出しからはじまります。

 必ずしも科学好きでない人々にも科学を親しんでもらうためには、どんな話題をとりあげたらよいか-そう考えたとき私が一番よさそうに思えたのは磁石の話でした。  じっさい、磁石は不思議です。電気となるとピリッとくるから「おそろしい」という人が少なくありませんが、磁石ならそんなことありません。科学にあまり親しみをおぼえない人たちでも、磁石を手にとるとけっこうたのしめます。(同書「はしがき」p1より)

 この事情は40年経った今も同じでしょう。
 さらに著者は、次にこうまで言い切っていました。
 

 ところが、不思議なことに、これまで磁石だけのことについてのたのしい歴史物語や、やさしい実験について書いた本はまったくといっていいほど出版されていません。
 「そういう本があったら、だれだってもっともっともっと磁石をいじったり、磁石についての空想と科学をたのしめるようになるだろうに」私は長い間そう考えていました。そしてとうとう自分で、こんな本を書いてことになりました。(同書「はしがき」p1より)

 事実、私自身この本にずいぶんお世話になってきました。
 先に話題にした「磁石石」(同書p184)、「柵原鉱山の磁鉄鉱」(同書p152)等のことも元々はここに出ていたんですね。 
 特に第三部「磁石と人間の年代記」の「年表」は今もとても参考になります。
「磁石」に関する等身大の「ふしぎ!?」のすべてがここにあります。

▼次にいこう。
 
(2) 「磁石」のことを楽しみながら学べる!!

 またまた引用からはじめよう。

 近ごろは、強力な磁石が私たちの日用品のなかにも広くとりいれられるようになりました(たとえば、スチール黒板やスチール家具にピタッとすいつくマグネツト鋲があります)。そこで私たちは、あらためて磁石の不思議な性質をじかにたのしむことができるようになっています。  私など、よく人々の集まっているいるところへいろいろな磁石を持っていくのですが、すると、老若男女を問わず、みんなその磁石をいじくりまわして、飽くことを知らないかのごとくになります。みんな子どもにかえったようになって遊ぶのです。  おとながこんな夢中になつて不思議がって遊ぶものは、ほかにあまりないのではないでしょうか。(同書p10より)

 それから40年です!! 
 いや、最初に書かれたときから言えば45年です。
 今は100円ショップで「あこがれだった」超強力磁石も簡単に手に入ります。
 より進化した「磁石」あそびが考えられるのではないでしょうか?

 そんなとき、この本はとても参考になると思います。
 この本ではストレートに磁石不思議物語を語るだけでなく、可能な限り自分で予想を立て、実験をする。
 というスタンスを貫きながら、「磁石」のことを楽しみながら学ぶことができるようになっているのです。
 アリガタイ!!
 
最後です。
(3) 「磁石」の授業づくりのヒントがここにある!! 

 お薦めポイントの本命はここかも知れません!!
 「磁石」の不思議は時代を超えて「不易」です!!
 しかし、時代は進みます。
 「流行」意識しない教材は新鮮な「驚き」「感動」を失います。
 「磁石」教材の「不易流行」の原点はここにあります!! 

 「これから」の「磁石」授業のヒントは必ずここにあります。


 最後の最後にもうひとつだけ引用させてもらいます。 
 

 新しく発見された事実は、そのことに関心をもつている人々をもとめて、つぎつぎと伝わっていきます。私たちは、多くの人々に自分自身の興味のありかを知らせておくと、自分自身で新発見しなくとも、多くの人々から多くの新発見をすばやく知らせてもらえるようになるのです。私はそういう連絡網が自然にできあがっていることを知って、とてもうれしかったのです。科学に興味をもっているアマチュアもけっして孤立していないのです。(同書p180より)

 さすがです!!
 これは今も、いやネツト時代の今こそ有効です!!
 
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今さらですが、「磁石」って!?(4) #磁石

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▼コップのなかの水面に浮かぶ「日本列島」の北海道は確かに北を指しているように見えた!!
 それはしばらく時間がたっても変わらなかった!!
 ピンセットで少し動かしてやっても、やっぱり元に戻った!!
▼何年か前、ぶらりと立ち寄った金沢21世紀美術館のミュージアムショップで面白そうなものをみつけた。

日本列島の方位磁針(鈴木康広×原美術館)

 そのときは面白そうだからと、購入しながらそのままにしていた。
 今、「磁石」の話をしていて思い出してひっぱり出してきた。
▼ものは箱の中にきわめて厳重に保管されていた。
 「日本列島」のかたちにくりぬかれたうすいステンレス片は磁化(着磁)され「方位磁針」となっていた。
 アクリルにはさまれたステンレスは想像していた以上に硬く丈夫だった。
 その「日本列島」とりだすのに少し時間がかかった。
 それだけぴっちりと箱のなかに格納されていたのだ。
 やっととりだして、水面に水平にそっと浮かべてみた。
 「日本列島」はぽっかりと浮かんだ!!
 そして少しずつ少しずつ動いて、北を指してとまった!!
 間違いない「方位磁針」だ!!
▼その「方位磁針」を見ながら、いつの時代でも古くて新しいあの不思議が頭に浮かんでくるのだった。

「なぜ磁石は北をさすのか!?」

 人々はどのように考えてきたのだろう?
 この事実をどのように利用してきたのだろう?
 今は、何がどこまでわかっているのだろう?

 ちょっと調べてみたい気分になってきた。

(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(3) #磁石

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▼野呂 茂樹さんの真似をして、100円ショップの超強力磁石4個をくぎの頭(私の場合はねじ釘。たまたま近くにあったのがねじ釘だっただけ)につけた「超々強力磁石」をつくった。
 これがなかなかスグレモノで便利だ!!
 柄がつくことによってひじょうに扱いやすい。
 この「磁石」を使って、いろいろ遊んでみた。
 クリップを箱ごともちあげてしまうほどのなかなかの威力である。
 クリップの宙づりもらくらくだ!!

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▼その「超々強力磁石」にラップを巻いて外に出た。
 道端の砂がたまっているところに近づける。
 またたく間に砂・礫がくっついてくる!!
 ただこれだけのこと。
 ラップをはがし、砂・礫を採集する。再びラップをして別の場所でやってみる。
 たったこれだけのことだが、これがけっこう楽しい!!
 野外観察グッズに加えたいほどだ。

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▼クリップの宙づり実験も、わかっていてもやっぱり楽しいものだ。
 「磁力」のはたらく空間ってどうなっているの!?
 今さらの「ふしぎ!?」を楽しもう。
 銅板をあいだに入れてもクリップは落ちない。
 アルミ板はさんでもクリップは落ちない。
 ぶ厚い本をはさんでも落ちない!!
 なのに スチール板(鉄板)はさもうとしたら、スチール板は「超々強力磁石」にくっつき、クリップは落ちてしまった。
 どうして!?

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▼もっともっとアタリマエの「ふしぎ!?」から行こう。
 銅板は磁石にくっつかない!!
 アルミ板も磁石にくっつかない!!
 スチール板(鉄板)は強力にくっつく!!
 「鉄」と「磁石」は特別仲良しだ!! どんな関係が!?

 今の硬貨(コイン)で磁石にくっつくのあるのかな!?

(つづく)

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【Web更新1/12】20-02 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」 等 更新!!

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枯菊や花の白さは益々に 20/01/10撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-02
週末定例更新のお知らせ
 2020年2回目の週末定例更新である。
 「ゆっくり急げ(Festina Lente )!! 」はなかなかの名句である。
 ゆっくりていねいにやれ!!
 拙速はダメ!!
 でも 急げ!!
 相矛盾するふたつを結びつけたコトバだ。
 今年もいっぱい使わせてもらおう。

◆表紙画像集2020 更新 枯菊
 菊というのはほんとうに長持ちする花だ。
 今年の冬は、暖冬ゆえになおさらであろうか。まだまだ多くの花が健在である。
 葉が枯れていくに従い、花は白さを純化していくようだ!!

◆「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」 更新!!
 久しぶりの更新である。
 4ヶ月ぶりにマッチの祖・清水誠を「神戸」に追った!!
 「マッチ棒」で見せてもらった『マッチラベル博物館』(加藤豊コレクション 東方出版)、あまりにも面白そうだったので自分でも手に入れてしまった。ゆっくりそれを楽しんでいると、やっぱり思うんだ!!
 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」は正しい!!
 「より簡単に より便利に より安全に」のマッチの歴史こそ、近代化学史そのものなんだ!!
 まだまだつづく。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「今さらですが、「磁石」って!?」でしばし「磁石」の不思議にはまってしまいそうだ。
 この「ふしぎ!?」とのつき合いこそ、「科学」のはじまりだったのかも。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 今年もオンライン「寅の日」がはじまった。
 順当に行けば、4/5(日)には第250回に到達する。250回達成記念オフも企画したいと思っている。
  

 さあ、今週も
 「ゆっくり 急ごう!!」

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本日(2020/01/12)、第243回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼山の上の雲に春を感じた!!
 その根拠は?と問われれば ?(゜_。)?(。_゜)?
 私の「雲見」とはその程度のものだった!!

 寅彦は違っていた。
 寅彦は「雲見」の達人でもある!!と強く思ったのは「春六題(六)」(青空文庫より)を読んだときであった。
 「日本の春は太平洋から来る。」ではじまるこの一文を読んだとき、私は寅彦の「観察眼」「観察力」に唸ってしまった!!
▼本日(2020/01/12)は、第243回オンライン「寅の日」です。
 本年になってからの初回です。今年もよろしくお願いします。
 一月のオンライン「寅の日」のテーマは
 ●「寅彦」の観察眼!!
 である。今回読むのは、こんなところにも「寅彦」の観察眼が…というような作品です。
 「電車の混雑について」です。

◆本日(2020/01/12)、第243回オンライン「寅の日」!!

●「電車の混雑について」(青空文庫より)

▼この随筆の題名だけみていると、他の随筆と異質な感じを受ける。
 しかし、読み進めてみると、如何にも寅彦らしい展開に驚いてしまう。

 満員電車の観察からはじまる。

そういう時刻に、試みにある一つの停留所に立って見ると、いつでもほとんどきまったように、次のような週期的の現象が認められる。
 私はいつもこうした混雑の週期的な波動の「峰」を避けて「谷」を求める事にしている。そうして正常な座席にゆっくり腰をかけて、落ち着いた気分になって雑誌か書物のようなものを読む事にしている。波の峰から谷まで待つために費やす時間は短い時で数十秒、長くて一分か二分を越ゆる事はまれなくらいである。その間には私はそこらの店先にある商品を点検したり、集まっている人たちの顔やあるいは青空に浮かぶ雲の形態を研究したりする。

おっ!!こんなときに「雲見」もやっていたんだ!!
 徐々に寅彦の世界に引き込まれていく。

 しかしここで私の考えてみたいと思う事は、そういう大多数の行為の是非の問題ではなくて、そういう一般乗客の傾向から必然の結果として起こる電車混雑の律動に関する科学的あるいは数理的の問題である。
    そして、ここに行き着くとき、やっぱり「寅彦」だ!!強く思うのである。
私はこのような考えを正す目的で、時々最寄(もよ)りの停留所に立って、懐中時計を手にしては、そこを通過する電車のトランシットを測ってみた。その一例として去る六月十九日の晩、神保町(じんぼうちょう)の停留所近くで八時ごろから数十分間巣鴨(すがも)三田(みた)間を往復する電車について行なった観測の結果を次に掲げてみよう。

▼そして「結論」へと導いていく。

第一には電車の車掌なり監督なりが、定員の励行を強行する事も必要であるが、それよりも、乗客自身が、行き当たった最初の車にどうでも乗るという要求をいくぶんでも控えて、三十秒ないし二分ぐらいの貴重な時間を犠牲にしても、次のすいた電車に乗るような方針をとるのが捷径(しょうけい)である。これがために失われた三十秒ないし二分の埋め合わせはおそらく目的地に着く前にすでについてしまいそうに思われる。
 
しかしそういう美徳の問題などはしばらくおいて、単に功利的ないし利己的の立場から考えても、少なくも電車の場合では、満員車は人に譲って、一歩おくれてすいた車に乗るほうが、自分のためのみならず人のためにも便利であり「能率」のいい所行であるように思われる。少なくも混雑に対する特別な「趣味」を持たない人々にとってはそうである。

と。しかし、ここで終わらないのが寅彦の随筆の魅力でもあった。

 これは余談ではあるが、よく考えてみると、いわゆる人生の行路においても存外この電車の問題とよく似た問題が多いように思われて来る。そういう場合に、やはりどうでも最初の満員電車に乗ろうという流儀の人と、少し待っていて次の車を待ち合わせようという人との二通りがあるように見える。

そして、最後はこうしめくくる。

私はただついでながら電車の問題とよく似た問題が他にもあるという事に注意を促したいと思うまでである。
   ここにこそ寅彦の本意がある!!  と思うのは私の勝手な思い込みがすぎるのだろうか。  大正11年(1922)今から98年前の随筆である。やっぱり寅彦はいつも今日的!!

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 蓮根の植え替えから42週目の大賀ハス観察池。
 うすい氷が観察された。寅彦だったら氷の模様の観察から何を読み解いただろう!?

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今さらですが、「磁石」って!?(2) #磁石

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▼やっぱり私の思考のすべてのベースになるのは、私自身の授業実践しかなかった!!
 けっしてすごい実践だというわけではない。
 むしろ「失敗」の連続の足跡かもしれない。
 確かなことは、これ以上でも以下でもないということだ。
「私の科学」はここからしかはじまらない!!

【電流と磁界】実践DB

▼「電磁石」に入るまでの「ふしぎ!?」をうんと大切にしたかった。
 「科学のコトバ」を知って、わかったつもりになってもほんとうの「ふしぎ!?」は消失しない。

 この不思議なモノ=「磁石」と人々はどうつき合ってきたのだろう!?

 そこのところをうまく授業化できないものだろうか?
 今なお私のなかでの「宿題」だ。
▼とりわけ「磁化」のところについては、やっぱり不思議の極みである。
 ここのところの「認識」が、次なる展開の鍵となる!!
 
 この「ふしぎ!?」・「感動」を置き去りにしない授業は構築できないものだろうか!?

▼「電流」⇔「磁石」の関係にまでなると、さらに「ふしぎ!?」は膨らむ。
 「究極のクリップモーター」にいたるまでのプロセス、今一度自分のなかでも反芻してみたい。

 「磁石」を使った実験(あそび!?)を楽しみながら…。

(つづく)

 

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今さらですが、「磁石」って!?(1) #磁石

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「ふしぎ!?」はツナガル!!
 「ふしぎ!?」は連鎖スル!!
 「ふしぎ!?」は発展スル!!

科学読み物「雷の化石「磁石石」」

 ふっとしたことから思い出した「磁石石」の「ふしぎ!?」。
 次々とあらたな「ふしぎ!?」にツナガッタ!!
 「磁石石」はほんとうにカミナリの「化石」なんだろうか?
 ナラバ全国にそんな場所があるのでは?
 ネットをはじめたころ、それについてよく質問してみた。
 実際に多くの情報が入ってきた。
 また、自分でも方位磁針を持って、東尋坊の「雄島」にでかけて行ったこともある。
 実に面白い展開だった。
▼焼け木杭に火がつく!!
 ちょっとちがうかな。ともかく

 今さらながら、「磁石」って何!?
 今さらながら、「磁石」って不思議!!
 今さらながら、「磁石」って面白い!!

 と思いだした。しばし、「磁石」を楽しんでみよう。

▼久しぶりにあの「天然磁石」=磁鉄鉱をひっぱり出してきた。
 机上に置いてながめながら、この磁鉄鉱を手に入れるまでの顛末を思い出していた。

柵原鉱山へ行ってきました

 これまた今さらながら、柵原鉱山の方に感謝だ。<(_ _)>
 それ以来ずいぶん使わせてもらってきた。

▼考えれば考えるほど「磁石」とは不思議で面白いモノだ!!
 最近は、100円ショップで超強力磁石が簡単に手に入るようになってきている。
 最近の「磁石」事情にあわせての教材開発もすすでいるようだ。
 そこからも大いに学びながら
 
 今さらですが、「磁石」って!?

 を続けてみよう。

(つづく)
 

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次なる「雲見」の旅は何処へ!? #雲見

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▼勝手気ままな「雲見」の旅は、私の究極の道楽だった!!
 最近は「青春18きっぷ」を利用することが多かった。
 だから、きわめて安上がりだった。
 ただただ列車に乗り込み、車窓から「雲見」を楽しむだけの旅!!
 天井がわずか10数㎞の「大気の物理学実験室」で行なわれる数々の実験を、水平にひたすら移動しながら観察して楽しむ!!
 それが「雲見」の旅!!
▼欲ばりな私は、ついついこの旅に「おまけ」をつけたくなるのだった。
 昨日(2020/01/08)も荒天だった。
 風も強くさらに荒れることが予想された。もちろん「安全」を確保しつつの話だが、こんなときの「雲見」の旅も興味深いと思っていた。
 そして、早朝より旅立った。
 「おまけ」は前より考えていた。
 「藍」「藍染め」!!
 昨年の夏、33年ぶりに【再訪】「紅花を追って」の旅に行っていた。
  その続きに「藍を追って」の旅にでかけたかったのである。
 目的地は「徳島」!!
 列車に乗ってでは、想像以上に長旅だ。しかし、これもまた「雲見」の旅では醍醐味のひとつ!!
 
 列車が「岡山」に近づいたときだ。
 車内アナウンスもあってとんでもないことを知った。
 強風で「マリンライナー」が瀬戸内海を渡らない!!四国へ行くことは無理!!
 調べてこなかったことを少し恥じた。(^^ゞポリポリ
▼急遽予定変更だ。
 その列車にのったまま、瀬戸内をさらに西へ。
 思いついたのが「岩国」だった。
 「岩国」は二十数年ぶりだった。「岩国」に着いたときは、青空が少しひろがっていた。
 「岩国」と言えば

◆錦帯橋 

 だ。これまた実際に行ってみて知ったことだが、現在「保全工事」だった。
 だから錦帯橋は「保護シート」をかぶっていた。
 5年に一度の「老朽調査」とあわせておこなわれるようだ。だからある面、貴重な錦帯橋の姿を目にしたことになる。
 さらにここでも想定外があった。
 城まであがるロープウエイが、強風のため動いていなかった。
 しかし、それもまた
 そのぶんゆっくりシロヘビを見たり、庭を散策することができた。
 帰りに錦帯橋を渡ろうとしたとき、かすかに虹がかかろうとしていた!!

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▼「岩国」まで行ったことで、同じ山口県でぜひとも次なる「雲見」の旅の「おまけ」候補地にあげたいところがあるのを思い出した。

科学読み物「雷の化石「磁石石」」

 日本海側の須佐の「高山」(こうやま)である。
 「いつかは…」「いつかは…」と思いつつついに40年近くがたとうとしている。
 このままでは行かないまま終わってしまいそうだ。(^^ゞポリポリ

 それは今年の春の「雲見」の旅で…!?
 いや今年の夏の「雲見」の旅で…!!

  

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マッチの祖・清水誠を追う!!(3)~神戸編(その2)~ #マッチ #燐寸 #清水誠

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▼諏訪山の金星台「金星過日測檢之處」碑に「清水誠」の名前をみつけて大満足だった!!
 でもせっかく「神戸」(元町)にいてこれだけで終わらせるのはモッタイナイと思った。
 すぐ近くに「清水誠」の名前を確実に見られる場所があった。それが

マッチ専門店『マッチ棒』…神戸観光スポット「北野工房のまち」にある。マッチ情報発信基地!!

 である。
 ここには「マッチ」に関わる情報のすべてがあった!!
 めずらしいマッチもここなら入手できる!!

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▼こんな場所が、金星台のすぐ近くにあるなんて少し因縁を感じる。
 今回は、「清水誠」「新燧社」(しんすいしゃ)(あとで知ったのだが「燧・ひうち」=火打ち石の意味らしい)に焦点を絞って店内に入った。
 いきなり目に入ったのが「マッチ年表」の清水誠の写真だった。
 それに前回訪問したときには気づかなかった「肖像画」もあった!!

 再び「マッチの歴史(「マッチの世界」 日本燐寸工業会)」から引用させてもらおう。
●1875 (明治8)年 4月、清水 誠、東京霞ヶ関、吉井友実卿私邸において黄りんマッチの試作に成功。
●1876 (明治9)年 9月、清水 誠、4月に東京三田四国町に設立したマッチ製造所「新燧社(しんすいしゃ)」を東京本所柳原町に移転し、安全マッチの本格的製造を開始。
 
(゜o゜)ゲッ!!1875(明治8)年と言えば、「金星観測」の翌年ではないか!!

「マッチ棒」さんに「清水誠」「新燧社」についていろいろ教えてもらった。
貴重な本まで見せてもらいながらほんとうにくわしく教えてもらった。
東京の「紀功碑」のある場所までくわしく教えてもらった。深謝!! 
今回、二種類の「新燧社」商標のマッチも手に入れた。(「銅板枝桜」と「桜花神佛燈火用」)

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▼教えてもらったのは、それだけではなかった。
 今回特に印象深かったのは、商標ラベルの歴史であり、燐寸産業現況だった。
 ここでしか聞けない貴重なお話ばかりだった!!
 「マッチの歴史は文化である!!」
 のコトバに感動した。
 ついつられてこれまでの拙い取り組み「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」のいったんを語ってしまっていた。

 お話を聞いたあと、「マッチ棒」特製の「マッチセット」あらためて手に入れた!!
 きわめて貴重な資料に見えてきた。(姫路市で生産されているものが多いのにあらためて驚く。)

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▼店内にはまだまだめずらしいものがいっぱいだ。
 いくら長居をしてもあきない!!
 何度みてもそのつど「発見」がある。「マッチ」ファン必見のスポットだ。
 
 諏訪山「金星台」「ビーナスブリッジ」~北野工房のまち「マッチ棒」をあらたな観光スポットに!!
 
 「マッチの祖・清水誠」を追う旅、さて次なる展開はどこへ!?
 続けて神戸で「日本燐寸工業会」を訪問するか。
 東京へ向かうか。
 まだきめてはいなかった。
 そのときまで

(つづく)

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マッチの祖・清水誠を追う!!(2)~神戸編(その1)~ #マッチ #燐寸 #清水誠

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▼私はすでに「マッチの祖・清水誠」を追う旅をはじめていた。
 なんでもゆっくりな私はさらにスピードダウンをしていた。前回の旅は清水誠・生誕の地「金沢」であった。
 昨年の9月9日(2019.9.9)のことただった。

マッチの祖・清水誠を追う!!(1)~金沢編~ #マッチ #燐寸 #清水誠

 もうそれからでも、はや4ヶ月の月日がたとうとしていた。
▼今回の目的地は「神戸」だ。
 まあ、言わば、地元である。いつでも行けるという思いが逆に次なる展開を遅らせてしまったのかもしれない。
 なぜ「神戸」なのか?
 清水誠がいかにすぐれた科学・技術者であったかを物語る「記録」が残っていた。
 ときは1874(明治7)年。
 清水誠はフランスに留学していた。なんとその年、文部省が海外留学制度を全廃したという。
 そんなときフランス政府が清水誠を工芸大学院金星経過測検員に招聘したのだ。
 清水誠は、フランス金星観測隊員として星学士ジャンサンとともに10月3日横浜に着き、12月9日海軍士官ドラクロワ率いる神戸支隊で諏訪山での観測を成功させた。写真撮影をし、15枚もの連続写真を撮ったという。
 そのときの記念碑が、諏訪山の金星台に残っているという。
 そして、うれしいことにその碑には「清水誠」の名前も記されているという。
 「清水誠」を追う私としてはそれを見のがすわけにはいかなかった。

 恥ずかしながら同じ県内に住みながらも「諏訪山」には一度も行ったことがなかった。大まかな場所も最近、人に聞くまで知らなかった。
 JR元町駅で降りた。
 あとはひたすら山にむかってあるいた。この点、私にも神戸はわかりやすい!!
 「海に向かうか」「山に向かうか」の二者択一しかなかった。
 やがて山にぶつかった。
 そこに「諏訪山公園案内図」の大きな看板が立っていた!!
 看板には「金星観測記念碑」「金星台」の説明もちゃんとあった!!

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▼案内図によれば高度90mのところに「金星台」がある。
 急な階段、坂道だが「目的地」がはっきりしているから足取りも軽い。
 坂道がつづいていたのに急に広々として平らな「広場」に到着した!!
 「金星台」だ!!
 広場の北に円柱の「金星観測記念碑」が!!(案内図説明によれば、安政の大地震(1855年)のとき破損した生田神社の鳥居を再利用したものらしい。道理でみごとな円柱だ!!)
 記念碑の前にはとてもくわしい説明のプレートがあった。
 そのときの観測の様子がわかる「写真」も添えられていた。

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 「記念碑」さらに近づき、前から後ろから何枚も何枚も写真を撮らせてもらった。
  私には「PASS」「VENUS」「JANSEN」などの文字が辛うじて読み取れるのみだ。
 裏側にまわっても何枚も何枚も写真を撮った。
 そして、ついにみつけた!!
 
 そこにまちがいなく「清水誠」の名前があった!!

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▼「金星観測記念碑」の説明を読みながら、思い出す観測「記録」があった。
 2012年6月6日もやはり「清水誠」が観測したときのように金星が太陽面を通過していったのだった。
 これから先、120年は見ることができないという貴重なものだった。
 幸いなことに私はそのときの「記録」を残していた。

●金星太陽面通過観察の記録(2012.06.06)

 「清水誠」の名前をみつけたことで気をよくした私は、さらに上に登り「ビーナスブリッジ」まで行ってみた!!
 スバラシイ!!\(^O^)/
 こんなみごとな港町「神戸」を一望したのははじめてかもしれない!!
 しばし、ここにとどまり「神戸」の空気をいっぱい吸い込んだ。
 山を下りるときにもう一度、「清水誠」の名前を確認してみた!!

 ここまで来て、このまま帰宅するてはなかった!!
 「清水誠」の名前をすぐみつけることができるもうひとつの「目的地」に向かった。

(つづく)

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【Web更新1/5】20-01 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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冬苺や林道口の光あり 20/01/04撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】20-01
週末定例更新のお知らせ
 2020年初回の週末定例更新である。
 さて、今年は何回まで更新できるだろう。なかみはちょっと置いといて…。
 「更新」を最優先に考えていきたい!!

◆表紙画像集2020 更新 冬苺
 初回から迷ってしまった。
 何を表紙画像にするか? 最終的にはお正月にしては暗い画像になってしまった。
 例年の場所に冬苺ができていた。
 一日まともに光があたらない位置だった。しかし、真っ赤な実が一瞬輝いて見えた。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 年の初めだ。
 サイエンスコミュニケーターとしての私の「現在地」を確認してみた。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 試案テキストはできていた。
 今年こそ部分的にでも実践してみたいと思っている。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!

 「4R作戦」どこまでいけるだろう?
 「三日坊主」も122回繰りかえせば366日だ!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 一月のテーマは
 ●「寅彦」の観察眼!!
 である。「寅彦」のするどい「観察眼」「観察力」から多くを学びたいものである。

 さあ、ゆっくり ゆっくり
 2週目へ

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サイエンスコミュニケーター宣言(412)

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▼寒風のなか凜として咲く水仙は美しい!!
 耕したまま放置していた東の畑はすっかりホトケノザ群落の畑になってしまった。
 霜にふるえていた!!これまた美しい!!

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 蓮根の植え替えから41週目の大賀ハス観察池には、うすい氷がはっていた。
 氷がつくり出す幾何学的模様もまた美しい!!
 「自然」とはなんと美しいものか!!

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▼サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」確認の作業を続けよう。
 次なる座標軸はこうだ。

(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!

 私は2016年に「これまで」の拙い実践をまとめるかたちで次のようなページをつくった。

私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程を構想する!!
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 もちろん完成はしていない!!

●サイエンスコミュニケーションの最前線は現場の理科授業である!!
●理科教師は最前線のサイエンスコミュニケーターである!! 
は「授業」に直接たずさわることのなくなった今もかたくかたく信じている。

 今年、特に力を入れたいことが2つある!!
●「授業」の感想文を整理する!!
新・私の教材試論の展開を進める!!
 より具体的にはやりながら考えていこう。
 とりあえずは「宣言」してしまっておこう!! ゆっくり 急ごう!!

▼次の座標軸に行こう。

(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!

 私はまだまだ【理科の部屋】にこだわっていた。
 それは、【理科の部屋】こそが理科教育コミュニティの「原点」デアルから!!

●【理科の部屋】7(サイエンスフォーラム)
●Facebook版【理科の部屋】

 2つの【理科の部屋】により多くの人が集うことを願うばかりだ!!
 あらたな展開はきっとそこからはじまる!!

▼最後の座標軸だ。
 
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 これまたひじょうに興味深い「作業」である。
 できることならば、「共同作業」として多くの人と一緒にやりたい!!
 今やらなければ…!!
 あらためて提案したい。

 いったん「現在地」確認の作業は終える。
 この作業で見えてきたことも多い。さあ少しずつ少しずつ動き始めよう!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

 

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サイエンスコミュニケーター宣言(411)

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▼1915(大正4)年の一月一日発行の雑誌『日本及日本人』にあの南方熊楠が「石蒜の話」を発表したという。
 今からちょうど105年前だ。
 「石蒜」とは中国語でヒガンバナのことである。
 栗田子郎先生は『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社)のなかで、これにふれて次のように書いています。

 

私の“ヒガンバナ考”の原点に位置する論文の一つです。めでたい正月号に世間一般が縁起の良くないものと見ているヒガンバナをあえて取り上げたところなども南方一流の皮肉で、「種々面黒い珍談の付いた草ゆえ、新年号の拙文の外題に選み立てたんじゃ」というわけです。(『ヒガンバナの博物誌』p40より)

 熊楠はヒガンバナの味方だと思った!!
 ぜひとも「石蒜の話」を読んでみたくなった。
 和歌山の阪本さんのお世話になって読むことができたのは2007年12月のことであった。
 それからでも月日が流れた。
▼月日が流れるのははやい!!
 そのなかで、なにかをなしたいと思ったら、自分の「現在地」を確認しておくことは必須だろう。
 サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確認するための5つの座標軸をつくったのはずっと以前だった。
 繰りかえしになるが、新しいの年のはじめである。今一度これを引っぱり出しこよう。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

▼5つの座標軸に従ってひとつひとつ「現在地」を確認してみよう。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求! 

 くわしい吟味は後回しにして思いつくままに項目を列挙してみる
●ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追う→【ヒガンバナ情報2019】から【ヒガンバナ情報2020】の立ち上げ
●530個のヒガンバナ「種子」を使った実生実験はどのように展開するのか!?
●「共愉の科学」(covivial science)の展開は
燐寸(マッチ)一本 化学の元!!
「丹生」を追う
●究極の道楽 「雲見」と【宇宙見物】
●俳句結社「寅の日」
等々
 まずはできるところからはじめよう。

▼次は

(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。

 「参画」することの愉しさを存分に味わいつつ進めたい。
 遅々たる歩みになろうとも「あれやこれや」と言いながら企画をすすめるのは実に面白い!!

(つづく) 

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2020年1月(睦月)の俳句「歳時記」!!

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「俳句」という科学の方法!!
 これを採用することをきめたのも「寅彦」の影響だった。
 昨年はなにもわからぬままに俳句結社「寅の日」までたちあげてしまった。

 今年はこの「科学の方法」をどこまで進化させることができるか。
 楽しみながらの課題のひとつである。

▼さあ、今年も俳句修業にはげもう!!
 まずは、これまでのように名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 人日やいと不味げなる池の鯉 山本紫黄
(2) 初空の藍と茜と満たしあふ 山口青邨
(3) 相聞のごとくに天地初茜 岩岡中正
(4) 希望が丘緑ヶ丘より賀状くる 宇多喜代子
(5) ふるさとの土産もらふ四日かな 仁平 勝
(6) 忘れたるところはとばし手毬唄 今井つる女
(7) つく羽子の天より戻る白さかな 西宮 舞
(8) 寒牡丹夕影まとふこと迅し 有馬朗人
(9) 厳寒の駅かんたんな時刻表 仲 寒蟬
(10) 地の涯に倖せありと来しが雪 細谷源二
(11) 限りなく降る雪何をもたらすや 西東三鬼

▼ 私の俳句修業の第一歩は、勝手なお気に入り「選句」である。
 今年最初の「選句」は次のようになった。

【私の選んだ名句ベスト3】

(3) 相聞のごとくに天地初茜 岩岡中正

(9) 厳寒の駅かんたんな時刻表 仲 寒蟬

(11) 限りなく降る雪何をもたらすや 西東三鬼

【次点】

(5) ふるさとの土産もらふ四日かな 仁平 勝

 「俳句」ってやっぱりいいな!!「寅彦」の言うように歳時記は感覚のインデックスだ!!

▼今年こそはひとり吟行の旅だけでなく、俳句結社「寅の日」としての吟行にもでかけたいな!!
 「俳句」詠む→「科学」する
 どこまでツナガルか!? 
 「みちはこたえない。 みちはさそうばかりだ。」
 
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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2020年1月(睦月)の「雲見」は!? #雲見

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▼新しい年の「雲見」がはじまった。
 新年1月の「雲見」の予想をする前に、昨年12月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。
・快晴    6 
・巻雲    0
・巻積雲   0 
・巻層雲   3
・高積雲   5
・高層雲   1
・層積雲   4
・積雲    5
・層雲    1  
・乱層雲   6  
・積乱雲   0

 「乱層雲」6と「快晴」6が目立っている。両極端が目立っているのが面白い。
 「巻雲」「巻積雲」は見た記憶があるが、シールの「記録」には残っていなかった。
 はや加賀への「雲見」の旅がなつかしい!!
▼では1月(睦月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年1月の天気図を見てみる。
日々の天気図 2019年1月 (気象庁)

 昨年は元旦から台風が発生していたんだ。
 やっぱり冬型気圧配置の日が多いな。雪はいつ降ってくるだろう!?
 「高層雲」「層積雲」「乱層雲」あたりが多くなるのかな?
▼新年の「雲見」の予想のもうひとつは、「天気コトワザ」にリベンジrevengeしてみたい。
 2015年・2016年には

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

を引用させてもらうことによって、毎月の「観天望気」の科学=天気コトワザについて学んだ。
 そして、それを「雲見」とツナゲタ!!
 今年一年は、ここでリベンジである。
 一月には27個の天気コトワザがあがっていた。番号は勝手に私がつけさせてもらった。

(1) 餅に赤カビ生えれば日照り、青カビ生えれば雨
(2) 鏡餅の割れ多ければ豊作
(3) 鶴仰ぎ鳴くは晴、うつむき鳴くは雨
(4) 塩堅きはお天気続き
(5) 炭火よくおこるは晴
(6) 冬、北風つのれば雪となる
(7) 煙が直立して上がれば晴、たなびけば雨の兆し
(8) 寒中の南風俵を編んで待て
(9) 冬スズメが群がり鳴く時は雪
(10)煤が落ちると雨模様
(11)煙突の吸い込みが悪いときは雨
(12)冬の霞は雪となる
(13)冬の三日の大荒れなし
(14)冬、月夜のときは翌朝か、翌日の昼から雪
(15)冬空に大音響あれば、大雪の兆し
(16)磯鳴りは西風強くなる兆し
(17)一月の寒の入りに雷鳴あれば、その年大雪あり
(18)冬の夜ざえは雨近し
(19)冬期、風が東より西に吹けば雪
(20)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(21)冬の夜の明るいのは雪の降る兆し
(22)寒に霜多きは年は夏干ばつあり
(23)寒中霧を見る時には晩霜あり
(24)寒に雨なければ夏日照り
(25)フクロウが鳴くと天気
(26)寒が暖かいと凶作
(27)寒中の雷は豊作の兆し
 
 さすが一月だ。一年間の天気と豊作・凶作を占うものも多い。
 キーワードがあった。
 「寒」「雪」「雷」のキーワードは27個のうち次の数だけ出てきた。
寒…6
雪…9
雷…3
 やっぱり「雪」がいちばん多い。注目はやはり「雪」のようだ。

▼これぞ究極の道楽!! 「雲見」!!
 今年も引き続きつづけたい!!あわせて【宇宙見物】も!!
 「眺めても眺めても厭きないのです。」(宮沢賢治『蛙のゴム靴』より)

 「雲見」の旅も全国いろんなところにでかけたいな。
 考えるだけでも楽しくなってくる。o(^o^)o ワクワク

 
 

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新年の抱負2020 !!

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どこまでも径は続くや藪柑子 @福崎

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。<(_ _)>

                                  2020/01/01

 

▼「新年の抱負」を今年もコトバにしてみました。
 ちょっと「こじつけ」もありますが…。

(1) 準備(ready レディー)

(2)応答(response レスポンス)

(3)再生(reproduce リプロデュース)

(4)再挑戦(revenge リベンジ)

以上4つのRです!!
昨年の「4C作戦」に対抗して「4R作戦」です(^^)V

 

▼私は2011年4月より自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のり始めました。
 同時に「サイエンスコミュニケーター宣言」を書き始めたのです。
 それも今年で10年目です。
 ひとつのくぎりをつける年です。
 とは言っても、ポンコツ度は増すばかりです。「4R作戦」でゆっくり ゆっくりとやっていきたいと思っています!!
 また、多くの人にお世話になると思いますがよろしくお願いします。
 では…。
 みなさんにとってもいい一年になりますように。

 

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