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本日(2019/12/07)、第240回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼「大雪」
 11回目の「土佐の寅彦」詣の旅から2週間がたとうとしている。
 しかし、まだまだ旅の余韻のなかにいた。
 寺田寅彦邸の庭の草花・樹木
 友の会のみなさんとの会話
 あの寺田寅彦の銅像
 種崎の海岸
 等々 まざまざと蘇ってくるのだった!!
 そして 銅像のあのコトバも
 
 「ねえ君 ふしぎだと思いませんか」

▼朝起きて、久しぶりに復活した「寅彦珈琲」を入れた!!
 そう、本日(2019/12/07)は、第240回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは
 「中谷宇吉郎に「寅彦」を読む!!」
 である。オンライン「寅の日」8年目にして、はじめてである。寅彦以外の随筆を読むのは。
 第一弾として読むのは「指導者としての寺田先生」(中谷宇吉郎 青空文庫より)である。

◆本日(2019/12/07)、第240回オンライン「寅の日」!!

●「指導者としての寺田先生」(中谷宇吉郎 青空文庫より)

▼「中谷宇吉郎 雪の科学館」で宇吉郎の「年譜」を見ていて、あらためて気づいた。
 恩師・寺田寅彦が亡くなったのは、宇吉郎35歳のときである!!
 実に若い!!若き科学者宇吉郎にとって「寅彦」とは!?
 これが、今月のテーマである。この随筆は、寅彦が亡くなった(1935.12.31没)翌年の3月に書かれている。
 
 宇吉郎が師・寺田寅彦を敬愛していたかがわかる文章がつづく。

 若い仲間の集りにありがちなこととして、時には情熱的な興奮をもって誰かの行為に対して批難がましい話をするようなこともあった。そのような話が先生の耳に入ると、よく先生は、「相手の人の身にもなって考えなくちゃ」といわれたものであった。そのような一言半句にも先生は極めてプラクチカルな指示を与えられた。相手の身になって一応考えて見ることによって、つまらぬ心の焦燥を霧消させ得た経験はその後(ご)限りなくある。
また時には先生は極めて抽象的な言葉を用いられることもあった。その時にも「それから時々根に肥料(こやし)をやる事も忘れないで」と附加された。そのような言葉にも実は前から十分にその意味を理解し得るような準備はさせて戴(いただ)いてあったのである。それは、雑誌ばかり読まずに時々本も読むこと、そして出来たら専門以外の本も読むことを折に触れて注意されてあってのことである。

▼今月のテーマにそって、この随筆を第一弾として選んだのにはわけがあった。
 あのコトバがはじめて登場する随筆だからであった!!

 そして先(ま)ず均質一様と考うべき空気の中を、何故(なぜ)わざわざあのように遠廻りをして火花が飛ぶか、そして一見全く不規則と思われる複雑極まる火花の形に或る統計的の法則があるらしいということを不思議がられたそうである。「ねえ君、不思議だと思いませんか」と当時まだ学生であった自分に話されたことがある。このような一言(ひとこと)が今でも生き生きと自分の頭に深い印象を残している。そして自然現象の不思議には自分自身の眼で驚異しなければならぬという先生の訓えを肉付けていてくれるのである。

「ねえ君、不思議だと思いませんか」のコトバがどんな文脈のなかで登場してきたのかがよくわかる!!
「天災は忘れた頃来る」然り
師・寺田寅彦を「寅彦」たらしめているのは、実は中谷宇吉郎なのかも知れない。
 もうひとつだけ引用させてもらおう。

 

先生の流儀は、或る現象の研究には、先ずその現象自身をよく「見る」というのである。

  
 

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