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本日(2019/12/31)、第242回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼ちょうど84年前の大晦日。
 1935(昭和10)年12月31日午後0時28分、寺田寅彦は転移性骨腫瘍で永眠した!!
 享年58歳であった。若い!!若すぎる!!
 昨年の7月24日、「オーテピア」敷地に建立された銅像の前に立つと、今も「ねえ君、ふしぎだとおもいませんか」と問いかけられるようだ。
▼84年後の大晦日。
 今年もオンライン「寅の日」特番だ!!
 2012年4月にはじめたオンライン「寅の日」。定例「寅の日」は12日に一回巡って来た。
 寅彦の命日である大晦日は特番・オンライン「寅の日」と決めていた。
 本日(2019/12/31)は、8回目の特番・オンライン「寅の日」である。
 読むものも決めていた。
 「日本人の自然観」である。

◆本日(2019/12/31)、第242回オンライン「寅の日」!!

●「日本人の自然観」(青空文庫より)

▼「日本人の自然観」が発表されたのは
 

(昭和十年十月、東洋思潮)

 となっている。つまり最晩年の亡くなる2ヶ月前である。
 ここには寅彦が「これまで」に語ってきたことのすべてが含まれている。
 私は勝手に次のように思っていた。
 この「日本人の自然観」は、今日の私たちに遺してくれた寅彦からの「遺言」である!!
 84年の時空を超えて響いてくるものがある!!
 「寅彦」はいつも今日的である!!

 オンライン「寅の日」をはじめてすぐの第2回オンライン「寅の日」(2012/04/23)で、この「日本人の自然観」を読んでいた。
 それも含めると、今回は9回目となる。
 なんでもゆっくりな私もさすがに少しずつわかってきた。「遺言」の本意が…
 
 試しに読んでみてください。
 きっと思うはずだ。
 「こんなこといつ書かれたのだろう!?」
 と。 
▼これまでに何回も「お気に入り」の部分を引用させてもらってきたが、今回は「結語」から2つの文章を引用させてもらいたい。

  以上の所説を要約すると、日本の自然界が空間的にも時間的にも複雑多様であり、それが住民に無限の恩恵を授けると同時にまた不可抗な威力をもって彼らを支配する、その結果として彼らはこの自然に服従することによってその恩恵を充分に享楽することを学んで来た、この特別な対自然の態度が日本人の物質的ならびに精神的生活の各方面に特殊な影響を及ぼした、というのである。
そうして人は千里眼順風耳を獲得し、かつて夢みていた鳥の翼を手に入れた。このように、自然も変わり人間も昔の人間とちがったものになったとすると、問題の日本人の自然観にもそれに相当してなんらかの変化をきたさなければならないように思われる。

やっぱり
「寅彦」は今日的である!!

以上で2019年のオンライン「寅の日」も終りです。
一年間おつきあいありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。<(_ _)>

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【Web更新12/29】19-52 新・クラウド「整理学」試論 等 更新!!

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万両や葉陰にも笑みこぼれたり 19/12/28撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-52
週末定例更新のお知らせ
 2019年52回目の週末定例更新のお知らせである。
 つまりこれが今年最後の週末定例更新となった。なかみの話はちよっと\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 今年も52週パーフェクトに「週末定例更新」を繰りかえしたことになる。\(^O^)/

◆表紙画像集2019 更新 万両
 表紙画像も最後である。
 新年向けに正月バージョンにしておくことにした。
 赤い実は、昔から祝いの象徴だ。千両、万両、十両(藪柑子)、南天の実等々
 とりわけ
 今年の万両は、なんともにぎやかである。まさに万両だ!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 クラウド「整理学」なんて、今となっては少し時代遅れの響きだ。
 このページつくったときに次のように書いていた。

 いつまでたっても「整理ベタ」を自認する私が、これからの究極の「整理学」を試行錯誤しながら試論する。(09/09/27 (日))

 なんと10年以上昔のことだ。
 ここのところ何年間かで、ここに【私の重大ニュース】【私の読んだ本・ベスト○○】【私の撮った写真・ベスト○○】等を書き込むのが恒例化してきた。
 今、読み返してみると「その一年間の私」が見えてくるようで面白い!!
 
 すぎ来しみちはなつかしく
 ひらけくるみちはたのしい。
 みちはこたえない。
 みちはかぎりなくさそうばかりだ。 (真壁仁「峠」より)
 

 蓮根の植え替えから40週目の大賀ハス観察池。
 2019年度の観察池は、来年の春 3月末まで続く!!

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【私の撮った写真・ベスト15】2019!!

▼寺田寅彦の随筆に「カメラをさげて」(青空文庫より)というのがある。
 冒頭から面白いことが書いてある。

 このごろ時々写真機をさげて新東京風景断片の採集に出かける。技術の未熟なために失敗ばかり多くて獲物ははなはだ少ない。しかし写真をとろうという気で町を歩いていると、今までは少しも気のつかずにいたいろいろの現象や事実が急に目に立って見えて来る。つまり写真機を持って歩くのは、生来持ち合わせている二つの目のほかに、もう一つ別な新しい目を持って歩くということになるのである。

 さらにはこんな風にも言っていた。

少なくも自分の場合には何枚かの六×九センチメートルのコダック・フィルムの中に一九三一年における日本文化の縮図を収めるつもりで歩くのであるが、なかなかそううまくは行かない。しかしそういうつもりで、この特別な目をぶらさげて歩いているだけでもかなり多くの発見をすることがある。

▼寅彦を見習ってなんて言うと、少し気恥ずかしいが、私も2019年を撮りまくった!!
 撮影スキルはいっこうに向上しない。
 かくなるうえは「下手な鉄砲も」方式だ。そのうち何枚か「記録」に値するものが出てくるかも知れない。
 2019年も今日を含めてあと3日。
 今日までの362日間のblogを今一度ながめながら、【私の撮った写真・ベスト5】をきめようとしていた。
 ダメだ!!優柔不断な私には時間がかかりすぎる。
 今年は予定を変更して【私の撮った写真・ベスト15】2019!!にする。あくまで時系列に従い目にとまった15枚をならべてみよう。

【私の撮った写真・ベスト15】2019!!

【その1 1/10】なぜか心に残る朝焼けだった!!

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【その2 2/7】実生コヒガンバナの球根を見た。確かに大きくなっていた!!

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【その3 2/11】久しぶりの大雪!!

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【その4 3/19】伊予松山子規堂から見た観覧車!!

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【その5 5/8】この黒い玉がコウガイビルの卵 、まさか…(゜o゜)ゲッ!!

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【その6 5/10】カマキリの赤ちゃんはかわいかった!!  

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【その7 6/11】ヒガンバナの「種子」が発芽・発根だ!!

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【その8 7/26】映画『おもひでぽろぽろ』の舞台・高瀬でついに「紅花畑」を見た!!

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【その9 8/1】今年もキノコの女王・キヌガサダケを見た!!

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【その10 9/6】33年の念願叶ってついに「あおばな」(オオボウシバナ)を見た!!

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【その11 9/9】「日本燐寸創業者従五位清水誠」の碑、もうかけかけている。これが最後の画像になるかも!?

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【その12 10/23】ちぎれてしまったコウガイビルの行く末は!?

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【その13 11/25】11回目の「土佐の寅彦」詣では、最後に種崎の「貴船神社」に引き寄せられた!!

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【その14 12/2】雨があがり西日のあたるイチョウ!!美しい!!

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【その15 12/18】リベンジして撮った小松中学校(現石川県立小松高等学校)の「雪は天から送られた手紙である」!!

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 さて、2020年の「もうひとつの目」は何を見るだろう。
 何を「発見」するだろう。 o(^o^)o ワクワク

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【私の読んだ本・ベスト13】2019!!

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▼これまた恒例化してきた【私の読んだ本・ベスト○○】をリストアップしてみる。
 リストアップするのは、2019年一年間に【お薦め本】としてあげたもの13冊である。
 順番はあくまでここのblogに書き込んだ順番である。

 では、はじめる!!

【その1】【お薦め本】『「ロウソクの科学」が教えてくれること』(尾嶋好美/編訳 白川英樹/監修 サイエンス・アイ新書)
 不思議なことだ。2019年を象徴するような一冊となった。
 「ロウソクの科学」にはじまり、「ロウソクの科学」に終わる一年だった!!


【その2】【お薦め本】『気象予報と防災ー予報官の道』(永澤義嗣著 中公新書)
 これまた2019年にとって意義深い一冊となった!!
 今一度、読み返しておきたい本だ。


【その3】【お薦め本】『世界は変形菌でいっぱいだ』(増井真那著 朝日出版社 )
 この本を【お薦め本】にあげることにより、私のヒューマンネットワークは大きく拡がった。
 やっぱり「研究」は面白い!!を再認識させてくれた一冊だ。


【その4】【お薦め本】ヒガンバナ(曼珠沙華)と日本人 ~日本人の曼珠沙華との交流~( 樽本 勲 著MyISBN - デザインエッグ社)
 実はこの論文を本になる前から、栗田子郎先生に薦められて読んでいた。
 あらためて本になって読んでみると、益々面白かった!!独自の立場からの「ヒガンバナ研究」最前線だ!!


【その5】【お薦め本】『実験で楽しむ宮沢賢治 銀河鉄道の夜』(四ヶ浦弘著 HISA・勝山陽子絵 金沢・金の科学館)
 ファラデーラボでのあのすばらしいレクチャーをまざまざと思い出させてくれる一冊だ!!


【その6】【お薦め本】『科学絵本 茶わんの湯』(文:寺田寅彦 解説:髙木隆司/川島禎子 絵:髙橋昌子 窮理舎)
 「寅彦」ファン必読の科学絵本!!『茶わんの湯』のすべてがわかる本である!!


【その7】【お薦め本】『青の物理学』(ピーター・ペジック 著 , 青木 薫 訳 岩波書店)
 「目から鱗」とはこんなこと!!
 青空と原子論的物質観がツナガッテイタとは!!私はほんとうにわかっていたのだろうか!?


【その8】【お薦め本】『理科ハウス図録』(世界一小さな科学館 理科ハウス著 ) #理科ハウス
 理科ハウス10年の歩みすべてがわかる!!理科ハウスの魅力満載!!
 まだ読んでいない人は、今すぐぜひ!!


【その9】【お薦め本】『クマムシ調査隊、南極を行く!』 (鈴木 忠 著 岩波ジュニア新書 )
 クマムシファン必読の書!!
 「研究」ってこんなに面白い!!をわかりやすく伝えてくれている。


【その10】【お薦め本】『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』(盛口 満著 岩波ジュニア新書)
 我らがゲッチョ先生の化学授業実践報告だ!!
 こんな面白い授業実践報告を読むのは久しぶりだった!!面白いだけではない。
 「化学」ってどんな学問!? あらためて考えさせられる本だ。


【その11】【お薦め本】『今の空から天気を予想できる本』(武田康男著 緑書房)
 空のことを知りつくした「空の探検家」武田康男さん本だ。
 題名の通りきわめて具体的に役に立つほんである。読む本と言うより、「雲見」のそばに置いておき使う本だ!!
 自分でも空に矢印書き込んでみたくなる。


【その12】【お薦め本】『アオバナと青花紙』(阪本寧男・落合雪野著 サンライズ出版)
 33年ぶりにやっと思いをはたし、草津の「アオバナ」に出会った。
 そのとき出会った本がこれだった。
 「アオバナ」「青花紙」のすべてがわかる本だ!!


【その13】【お薦め本】『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社) #ヒガンバナ
 今さら紹介するまでもない名著中の名著だ!!
 ヒガンバナ研究の第一人者 栗田子郎先生の著書である。ヒガンバナ研究の「これまで」のすべてがここに書かれていた。
 2019年は日本のヒガンバナ研究にとって哀しい残念な年になってしまった。
 2019.8.22栗田先生は逝ってしまわれた。
 追悼のつもりで【お薦め本】を書き始めたが… まだまだ…。


 さあ、来年2020年はどんな本に出会うだろう。

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【私の重大ニュース 2019】(4)

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▼【私の重大ニュース 2019】も今回で最後である。

【その10】ファラデーラボで「共愉の科学」を存分に愉しむ!!
 「共愉の科学」(convivial science)=「共に愉しむ科学」!!
 今、私はこの「科学」に夢中である。私の「○○の科学」遍歴の現段階での到着点!!
 それを今いちばん具現化してみせてくれているのがファラデーラボである。
 第一部のみならず、第二部の盛り上がりは最高に愉しい!!

 ファラデーラボの「これまで」と「これから」がわかるページができた!!
 ◆自然とかがくの学び舎 「ファラデーラボ」

【必見】ファラデーラボの「これまで」と「これから」がわかる!!


▼以上で【その10】まできた。しかし、どうしてもここにあげておきたいことがふたつあった!!
【番外編】としてあげておく。


【番外編1】マッチの祖・清水誠を追いはじめた!!
 『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』は、ここ数年もっとも熱くなっているプロジェクトのひとつである。
 マッチの祖・清水誠を追うところまで来ていた。今年、ついに動きはじめた!!

次はマッチの始祖・清水誠を追え!! #マッチ

マッチの祖・清水誠を追う!!(1)~金沢編~ #マッチ #燐寸 #清水誠
 
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【番外編2】リニューアルオープンした「理科ハウス」を訪ねた!!
 「理科ハウス」が2019.05.16リニューアルオープンした。\(^O^)/
 すべてがバージョンアップ・スキルアップされていた。とても楽しく多くことを学ばせてもらった。
 これは、今年の重大ニュースからはずことはできない。

【祝】本日(2019/05/16)、理科ハウスはリニューアルオープンだ \(^O^)/ #理科ハウス
リニューアルオープンした理科ハウスは最高に面白かった!! #理科ハウス
【お薦め本】『理科ハウス図録』(世界一小さな科学館 理科ハウス著 ) #理科ハウス

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【私の重大ニュース 2019】(3)

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▼【私の重大ニュース 2019】はまだまだ続ける。

【その7】ヒガンバナの「種子」530個を回収する!!
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追い始めてからずいぶんの歳月が経つ。
 Web上に残している「記録」だけでも、98ヒガンバナ情報(春~初夏編)から21年目だ。
 【ヒガンバナ情報2019】には、これまでに見ることのなかった驚異の「事実」を「記録」することになった!!
 例年より一週間~十日遅れていた開花!!異変はそれだけではなかった。
 これまでもヒガンバナの「自然結実」が、かぎられた群生地を中心に見られたが、そんなレベルでなくごくごくアタリマエにいたるところで見られたのだ。いつものように「自然結実」した花茎を「水栽培」して、完熟「種子」を回収した。
 回収した「種子」は、なんと530個に達した!!
 「ビガンバナに何かが起こっている!?」これはもう間違いのない「事実」である。
 この謎解きは、「これから」の大きな課題である。
 ヒガンバナ研究史上、2019年は記憶されるべき年となるだろう!!
 栗田子郎先生にも見てもらいたかったなあ!!

ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(1)(2019/12/12) #ヒガンバナ
ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(2)(2019/12/13) #ヒガンバナ
ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(3) #ヒガンバナ
ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(4) #ヒガンバナ

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【その8】Facebook版「日本ヒガンバナ学会」がスタートした!!
 ヒガンバナ研究に関連して、もうひとつとても興味深いあらたな展開があった。
 「日本ヒガンバナ学会」(mixi版)がスタートしたのは、2007.09.23だ。それから12年の歩みがあった。
 こちらの方も継続しつつ、思念は引き継ぎながらも、あらたな展開としてFacebook版「日本ヒガンバナ学会」をスタートさせた。
 こちらも「これから」が大いに楽しみである。

Facebookで「日本ヒガンバナ学会」スタート!! #ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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【その9】コウガイビルの卵・赤ちゃんを見た!!
 長年その「ふしぎ!?」を追いかけていると言えば、「コウガイビル」もそうだ。
 「コウガイビル」を追う では、今年もいっぱいあらたな「発見」があった。なかでも特筆すべきことは、はじめてコウガイビルの卵、そしてそこから生まれ出た赤ちゃんを多数見たことだ!!
 
コウガイビルの赤ちゃんをはじめて見た!!(2019/05/10) #コウガイビル
コウガイビルの赤ちゃんの数は増えていた!!(2019/05/13) #コウガイビル

「研究」と言えば…
(つづく)

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【私の重大ニュース 2019】(2)

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▼【私の重大ニュース 2019】をつづける。

【その4】子規を訪ねて旅をする!!
 子規に興味をもった一年だった。
 3月には伊予松山へ子規を訪ねる旅をした。

子規を訪ねて~伊予松山へ~(1)
子規を訪ねて~伊予松山へ~(2)

 5月には「子規庵」を訪ねた。
●東京スカイツリー「雲見」・子規庵・目黒寄生虫館を巡った!!

 さらには、糸瓜忌・子規忌には俳句結社「寅の日」までたちあげた。
本日(2019/09/19)、俳句結社「寅の日」発足!! #traday #寅の日


【その5】「子規庵」の糸瓜を育てた!!
 もうひとつ子規がらみでぜひとも「記録」しておきたいことがあった。
 それが「子規庵」の糸瓜である。5月に「子規庵」を訪ねたとき、5粒の糸瓜のタネを「おすそ分け」してもらった。
 5月の末に蒔いたところ4粒が発芽した。
 こんな真剣に糸瓜を育てたのは、はじめての経験だった。
 やっぱり、2019年は私にとって「子規イヤー」なのかも知れない。

2019年・今年の私の「自由研究」は!?(4) #自由研究
「子規庵」のヘチマにネットを張った!!(2019/07/08)
子規庵の糸瓜を収穫した!! #子規 #糸瓜
子規庵の糸瓜から「へちまたわし」を!? #子規庵 #糸瓜

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【その6】33年ぶりに「紅花を追って」の旅をした!!
◆「紅花を追って(1)山形・最上編」
◆ 「紅花を追って(2)京都編」
の旅をしたのは、33年前の8月だった。
 今年7月の末、むしょうに【再訪】の旅に出たくなった。
 33年前お世話になった方々の今は!?
 33年前にまさるともおとらぬ感動の旅となった!!

【再訪】「紅花を追って」(1)~まずは仙台へ~
【再訪】「紅花を追って」(2)~紅花文化は日本遺産になっていた!!~
【再訪】「紅花を追って」(3)~芭蕉と山寺と紅花と、そして…~
【再訪】「紅花を追って」(4)~今回も京都編は最高!!~
【再訪】「紅花を追って」(5)~成果と「これから」~
 
 この旅の「感動」が、9月の「あおばな」を追っての旅に向かわせた!!
草津「あおばな」を追って(1) #あおばな #青花 #オオボウシバナ
草津「あおばな」を追って(2) #あおばな #青花 #オオボウシバナ

「感動」と言えば
(つづく)

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【私の重大ニュース 2019】(1)

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▼今年も残すところあと一週間!!
 2019年はどんな年だっただろう!?
 何があっただろう!?
 気まぐれに、思いつくままに、時系列も完全に無視して blogからピックアップしてみる。
 それを、今年も【私の重大ニュース】とする。

【その1】 オンライン「寅の日」7年間の取り組みを発表する!!
 面白くなくなったら、いつでもすぐやめようと思ってはじめたオンライン「寅の日」。
 今も8年目がつづいている。
 7年間の取り組みが終わった春、次のようなテーマで話をさせてもらった。
 【演題】 オンライン「寅の日」の取り組みを通して
    ~今、なぜ寺田寅彦なのか!?~

●10回目の「土佐の寅彦」詣!!(2)
 秋にも「土佐の寅彦」詣はつづいた。
●11回目の「土佐の寅彦」詣!!(1) #traday #寺田寅彦
●11回目の「土佐の寅彦」詣!!(2) #traday #寺田寅彦

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【その2】Facebook版・サイエンスカフェ「寅の日」がスタート!!
 オンライン「寅の日」は12日一度巡ってくる。さらに日常的な展開をめざしてFacebook版・サイエンスカフェ「寅の日」を開設した。
 今後の展開が楽しみである。o(^o^)o ワクワク

●Facebook版・サイエンスカフェ「寅の日」がスタート!!(2019/03/09) #traday #寺田寅彦

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【その3】中谷宇吉郎を訪ねた!!実に面白かった!!
 オンライン「寅の日」12月のテーマは「中谷宇吉郎に「寅彦」を読む」であった。
 8年目にしてはじめてであった。オンライン「寅の日」に寅彦以外の人が書いたものを読むのは。
 それにちなみ以前からずっと気になっていた中谷宇吉郎を訪ねてみた。
 実は今年の夏の終りも訪ねていた。実に面白かった!!

●中谷宇吉郎 雪の科学館は最高に面白かった!! #中谷宇吉郎 #雪の科学館
●中谷宇吉郎を訪ねて(1) #中谷宇吉郎
●中谷宇吉郎を訪ねて(2) #中谷宇吉郎
●中谷宇吉郎を訪ねて(3) #中谷宇吉郎

「訪ねる」と言えば
(つづく)

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【Web更新12/22】19-51 オンライン「寅の日」等 更新!!

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山茶花や下弦の月の薄くなり 19/12/21 撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-51
週末定例更新
 2019年51回目の週末定例更新報告である。51回目ということは、ラストもう一回で2019年が終りである。
 ついやり残していることばかりに目が行くが、「できたこと」を自分でほめてやりながらこの一週間をすごしたいものである。
 ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2019 更新 山茶花
 この山茶花の木のそばを毎日通る。
 通る度に花の数がかわっているような気がする。そして、まんなかの黄色い蕊たちがよりいっそう色鮮やかになっている!!
 空ではいつも律儀にふるまう下弦の月は薄くなっていた。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 まさに「寅の日」三昧の一週間であった。
 まだまだ「中谷宇吉郎を訪ねて」の旅の余韻のなかにいた。
 期間にすれば一泊二日の短い旅だった。しかし、なかみはポンコツ頭の私には今なお整理しきれないほど充実していた。
 今度は雪がふってるときにもう一度出かけたくなってくるのだった。

 オンライン「寅の日」は、大晦日の特番のもう一回を残すのみになっている。
 「日本人の自然観」は、長編だ。ちびりちびりと読んでいこうと思う。

 12年目だった大賀ハス観察池、今年はほんとうに残念だった。
 蓮根の植え替えから、39週目であった。
 枯れ葉ですらお気に入りだ!!
 地下の蓮根よ大きく育っていてくれ!! 

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2020年1月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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530個のヒガンバナの「種子」!!
 どうならべてみても、それは圧巻であった。
 その圧巻に酔いしれるため、しばらくは部屋いっぱいにならべていた。
 もうそろそろ「保存」にシフトしよう。
 輪ゴムで束ねて、ケースにいれた!!これもまた圧巻だった!!
 
 「保存」はほんとうにこれでよいのか!?
 これらの「種子」を使っての実生実験はどう展開するのか!?
 2020年の春を考える時期となった!!

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オンライン「寅の日」も、もう2020年の新春を考える時期が来ている。
 少し遅れているぐらいだ。
 2020年1月は何をテーマとするか?
 新春ということで、今一度「原点」にもどってみようと思う。
 「寅彦」の科学の「原点」は、どこにあるのか?
 ひとりよがりの勝手な結論をもっていた。
 あのするどい観察力・観察眼にある!!
 誰もが気づかないような視点で、自然をあるいはものごとを観察する。そこから「寅彦」の科学ははじまっていた!!
 そこで1月のテーマは
 ●「寅彦」の観察眼!!
 としたい。1月は2回ある。

■2020年1月オンライン「寅の日」!!
◆第243回オンライン「寅の日」 …1/12(日)
◆第244回オンライン「寅の日」 …1/24(金)

▼さてそのテーマで何を読むかである。
 どの作品もが、寅彦の観察眼のするどさを教えてくれているように思えてくる。
 困ったなあ。
 こちらも少し視点を変えて、あまり読んでこなかった作品で挑戦してみようと思う。
 「電車の混雑について」  
「物質群として見た動物群」
 の2作品にきめた。

■2020年1月オンライン「寅の日」!!

◆第243回オンライン「寅の日」 …1/12(日)「電車の混雑について」(青空文庫より)

◆第244回オンライン「寅の日」 …1/24(金)「物質群として見た動物群」(青空文庫より)

▼今年ももう一回ある。
 大晦日の第242回オンライン「寅の日」である。
 寅彦の命日にあわせて実施する特番だ。今年はこの特番と定例とが重なった。
 読むのはいつもと同じ「日本人の自然観」である。
 今年も「ゆく年くる年」は、オンライン「寅の日」で!!

 来年も引き続きオンライン「寅の日」でのおつきあいよろしくお願いします。<(_ _)>

 

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中谷宇吉郎を訪ねて(3) #中谷宇吉郎

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▼宇吉郎の墓を離れるやいなや再び雨が降り出した。
 まずい!!
 ここで旅を終えるなら、あとはのんびりとでいいのだが、私にはこの旅でどうしても行っておきたい場所があった。
 「大聖寺」デアル!!
 当初の予定では、バスでいったん加賀温泉駅までもどって、そこから再びバスか列車で向かう予定にしていたが、もうその時間はない!!
 それに雨だ。こんなとき、私はいつもタクシーを利用することにしていた。
 「青春18きっぷ」で節約旅行しながら、タクシーを利用するなんて相矛盾するようだが、ここがいちばんのゼイタクのしどころだと思っていた。他のところでいくら節約しても、このゼイタクだけは譲れなかった。
 近くのホテルに寄って、そこでタクシーをよんだ。
 タクシーに乗るなり言った。
 「大聖寺駅へお願いします。」
 「えっ? ここからなら加賀温泉駅の方が近いですよ。」「大聖寺駅でほんとうにいいんですか?」
 かなり年配のベテラン運転手さんだった。
 ここからが面白かった!!
 なぜ大聖寺をめざすのか?今、宇吉郎の「ゆかりの地」をめぐる旅の途中であることなどを話した。
 半世紀以上この地でタクシー運転手さんの話は滅茶苦茶面白かった。
 ガイドブックやネットには絶対ないような面白情報満載だった!!豊富な体験をまじえて語ってくださる「片山津(加賀)温泉物語」はずっと聞いていたかった。今から行く大聖寺の歴史についてもくわしく教えてもらった。
 今回もやっぱり タクシーは最高!!大正解だった!!
 大聖寺駅に着いたときは、午後2時半近くになっていた。

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「大聖寺」でどうしても行ってみたい場所とは、錦城小学校と錦城山であった!!
 ここではいつもとは逆だった。
 前々からとても気になる宇吉郎の随筆があった。気になるよと言うよりわけもわからず「お気に入り」という方がいいかも。
 ●「簪を挿した蛇」(青空文庫より)
 特に、最後の一文が特に気になっていた。

 眼に見えない星雲の渦巻く虚空(こくう)と、簪をさした蛇とは、私にとっては、自分の科学の母胎である。人には笑われるかもしれないが、自分だけでは、何時(いつ)までもそっと胸に抱いておくつもりである。

この「簪を挿した蛇」の舞台こそ、錦城小学校であり錦城山なのである。
宇吉郎は6年間この小学校に通ったのである。
だから、はじめに「簪を挿した蛇」ありきなのである!! 

 さっそく、錦城小学校に行ってみた。
 幸い雨はやんでいた。校門の前を流れる川にも歴史を感じる。
 江沼神社のそばを通り、裏山の錦城山・大聖寺跡に行ってみる。そこには遊歩道があった。
 ゆっくりする時間はないが、とりあえず登れるところまで登ってみた。
 山の上から錦城小学校とそのグランドが見えた。 
 曇っていたが、小松のあたりまで見えているようだった。
 降りてきて、再び江沼神社の沼のあたりを歩いてみた。
 「簪を挿した蛇」が出現するかと思ってしまった。境内には、あの『日本百名山』の深田久弥文学碑があった。

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▼もうタイムリミットだ。
 駅へ歩いて向かう。タクシーの運転手さんの話を思い出した。
 ほんとうに歴史ある町なみだ!!

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 もうひとつだけ行ってみたいところがあった。
 石川県九谷焼美術館だ。
 なかに入ってゆっくり見せてもらう時間はない。せめて入口だけでも…
 宇吉郎は「九谷焼」にはこだわりがあった。そのあたりをくわしく次に書いていた。
 ●「九谷焼」(青空文庫より)
 
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 大聖寺駅にもどり列車で、加賀温泉駅に向かうことにした。
 そこに荷物を置いていたからである。
 そして加賀温泉駅17:34発で帰路についた。
▼一泊二日の「中谷宇吉郎を訪ねて」の旅はまたたくまに終わってしまった。
 最初の「なぜ今、中谷宇吉郎なのか!?」に対する
 もうひとつの答えを記するには拙速すぎるかも知れない。
 あくまで、暫定的中間報告ということで思いつくまま、気まぐれにあげてみる。
 
(1)「宇吉郎」の科学は、「寅彦」の科学を継承しつつもさらにそれを超えるものがあるかも!?

(2) 「寅彦」の科学をコトバにしたのは、「宇吉郎」のテガラだ!!

(3) 美しい文章にすることにより、「科学」を美しい「かたち」にした!!

(4)宇吉郎は「科学」の面白さを誰にでも挑戦できるように伝えてくれている!! 
  例 「霜柱の研究」
    「立春の卵」(【立春の卵】191日の軌跡) 

 まだまだありそうだ。
 しばし、この旅の反芻作業を繰りかえしてみよう。
 そして、またいつか…。

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中谷宇吉郎を訪ねて(2) #中谷宇吉郎

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「雪は天から送られた手紙である」

 なんと美しく含蓄のある言葉であることか!!
 私はこの旅のなかで何度も何度もこの言葉に出会うのだった。
 

 このように見れば雪の結晶は、天から送られた手紙であるということが出来る。そしてその中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれているのである。その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究であるということも出来るのである。(「雪」青空文庫より)

▼旅の二日目(2019/12/18)は小松からの出発だった。
 せっかく小松にいるんだから、宇吉郎の「ゆかりの地」は!?と考えたとき格好の場所があった。
 小松中学校(現石川県立小松高等学校)である。
 ここで宇吉郎は5年間寄宿舎生活をしていた。
 どうも小松駅からそう遠くないようだ。しかし、タイミングが悪かった、どしゃ降りの雨だ!!
 限られた時間なかで、この雨の中、簡単に目的地にたどり着く自信がなかった。
 そこでタクシーを利用することにした。
 校門に着くなり、すぐわかった。小松高等学校記念館(旧小松中学校校舎)が!!
 化粧直しもされて、とってもきれいな記念館である。
 このころの思い出を宇吉郎は書き残してくれていた。
 ●「若き日の思い出」(青空文庫より) 
 そこに登場する中村先生の像があったりしてびっくりする。
 また、近くには北大で宇吉郎の助手として人工雪の研究に携わった関戸弥太郎氏の記念碑もあった。
 いちばん見たいと思っているものがなかなか見つからない。雨の中右往左往!!
 みつけた!!
 「雪は天から送られた手紙である」と記された六角柱の記念碑!! 
 ここでもとんでもない信じられないアクシデントだ。
 もっていたデジカメの電池ぎれだ。もちろん予備の電池は持っていた。しかし、どしゃ降りのなかの行動、できるだけ軽装でとすべての荷物は駅のロッカーのなかだ!!
 あきらめきれなかった!!ここまできてこれでは笑い話にもならない。
 雨も幸い小降りなってきた。私は急ぎ足で駅まで引き返し、再び小松高校までやって来た!!
 思い存分「下手な鉄砲も」方式でシャッターをきった。

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▼再び列車に乗り、加賀温泉駅へ。
 そして、バスで片山津温泉まで行った。
 次なる「ゆかりの地」は、宇吉郎生誕の地!!
 ここについても宇吉郎は書き残してくれていた。
 ●「私の生まれた家」(青空文庫より)
 ここにもあの言葉の記された記念碑が立っていた。
 夏の終りに訪れたときとまた趣がちがっていた。
 そのとき意識してみていなかった記念碑前のテーブルも六角形だった!!
 「宇吉郎小径」をつきぬけるとそこは柴山潟!!
 当時の景を残しているのだろうか。

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▼さあ次なる「ゆかりの地」は、念願の宇吉郎の墓所だ。
 「雪の科学館」でくわしい場所を教えてもらっていた。(地図もいただいていた。)
 それでもすんなりと行けないのが私だった。(^^ゞポリポリ
 またしてもポリボックスでお世話になった。ほんとうに親切だ!!くわしくくわしく地図まで書いていただいた。
 なのにである。またしても道に迷ってしまった。
 しかし、最後は書いてもらった「地図」が決め手になってやっとたどり着くことができた\(^O^)/

 宇吉郎の墓は 写真で見たとおり六角形の台座のうえに載っていた!!
 なんと花筒のかたちも六角形!!

 となりに茅誠司氏に墓碑銘があった!!
 さすがだと思った。

 墓前でオンライン「寅の日」の報告をし、「これから」をお願いしていたら時間がずいぶんたってしまった。
 
 アリガタイことに「生誕の地」「墓所」と巡っているあいだは雨はまったく降らなかった。
 墓所を出るととたんに雨が降ってきた。
 しかし…

(つづく)

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本日(2019/12/19)、第241回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼中谷宇吉郎を訪ねての旅の二日目(2019/12/18)。
 ついにかねてからの念願であった 
 中谷宇吉郎の墓の前に立っていた!!

 お墓は雪になぞらえて設計された六角形の台座の上にのっていた。
 いかにも宇吉郎の墓らしいものだった!!
 
 墓前で、オンライン「寅の日」の今月のテーマを報告した!!
 これがこの旅の第一のねらいでもあった!!

▼本日(2019/12/19)、第241回オンライン「寅の日」である。
 宇吉郎の墓前で報告した今月のテーマは
 「中谷宇吉郎に「寅彦」を読む」
 その二回目に読む宇吉郎の随筆は「寺田寅彦の追想」(中谷宇吉郎)であった。

◆本日(2019/12/19)、第241回オンライン「寅の日」!!

「寺田寅彦の追想」(中谷宇吉郎)(青空文庫より)

▼実はこの中谷宇吉郎の随筆を、この旅のあいだに二回読んだ。
 加賀温泉駅までの行きの列車のなかでと帰りの列車のなかでである。
 つまり旅のはじめと終りにである。
 面白いことに気づいた!! 
 宇吉郎がいかに深く師・寺田寅彦を敬愛していたか!!
 旅のはじめと終りでは、その「深さ」に大きなちがいがあるように思えた!!
 これが旅の最大の成果なのかも!!

▼前半においては「宇吉郎」にとって、師「寅彦」がどんな大きな存在であったかを面々と語られていた。
 師「寅彦」の人となりを、「宇吉郎」ならでは表現で語られていた。
 『球皮事件』での「先生の仇(かたき)をとるんだ」と気炎をあげていた若き「宇吉郎」の姿が見えてくるようだった。
 後半、特に最後の方は、単なる師弟の関係を超えて
 
 「宇吉郎」こそが最高の「寅彦」の理解者である!!

 と思わせる文章がならんでいた。

この意味で日本的な物理学の発達もまた不可能ではない。その一つの試みと見られるものは、理研の寺田寅彦博士の研究室の業績である。  その例としては、割れ目の物理学や粉体の力学などが挙げられるであろう。原子の世界においては確率のみが自然法則として成立するのに対し、割れ目の物理学はわれわれの経験世界における確率の物理学の一つの姿である。理研彙報に邦文で発表されている『割れ目と生命』の論文の如きは一部の読者には興味があることであろう。
『寺田寅彦の追想』を書いているうちに、筆がいつかそういう方面に向いてしまった。「寺田寅彦の再認識」という言葉を、そういう悲しむべき事情の下で口にすることは、まことに淋しいことであるが、現実を直視することも、先生の遺訓の一つであるから、致し方がないであろう。

 さあ、今度 「宇吉郎」の墓の前に立つとき何を報告できるかな!?
 それはいつだろう。
 

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中谷宇吉郎を訪ねて(1) #中谷宇吉郎

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「なぜ今、中谷宇吉郎なのか!?」

  ふたつ答えがあった。
 ひとつは明確だった。
 オンライン「寅の日」の今月のテーマが
●「中谷宇吉郎に「寅彦」を読む」
 だったから。この機会に中谷宇吉郎を訪ねる旅に出たいと思っていた。
 もうひとつが問題だった。
 オンライン「寅の日」がらみということもあるが、また別個に科学者「中谷宇吉郎」がひじょうに気になりはじめていた。
 それは何故か?
 その答えを求めて旅をしてみようと思う。
▼中谷宇吉郎を訪ねる旅に出ることの最終決定をしたのは一昨日だった。
 昨日(2019/12/17)早朝に旅立った。
 いつものように、「雲見」の旅を兼ねていた。それにしては条件が悪かった。
 天気予報では雨だったからだ。
 まあそれもいいか、雨のなかでしか見ることできない景もある!!
 
 第一目的地はきまっていた!!

 「中谷宇吉郎 雪の科学館」

 である。実は今年2度目の訪問であった。
 前回は2019/09/10であった。残暑厳しい中であった。
▼JR加賀温泉駅に着いたのは昼前だった。

 「雪の科学館」に着いたとき雨は降っていなかった。いや帰りの夕方もまだ雨は降っていなかった。
 アリガタイ!!
 3ヶ月ぶりの景だった。前の芝生は緑を失っていた。
 期待していたのは雪の白山をバックに望む景だった。残念ながらその景と出会うことはできなかった。
 しかし、少し青空も見えてうれしかった。
 館に入るまでに何枚も何枚も写真を撮った。

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 館内では
 「第10回 雪のデザイン賞 入選作品展」をゃっていた。
 どれもスバラシイ\(^o^)/
 さすが入選作品というだけあって「ヘェー!!」ばかり繰り返していた。
 展示室5つのゾーンをゆっくりゆっくり見せてもらう。
 何度見せてもらっても飽きない。やっぱり今回いちばん注目したのは 宇吉郎「ひととなり」ゾーンである。
 そして、「寅彦」の遺品・愛用の「ネクタイ」、贈られたペーパーナイフ!!
 ここは特にじっくりじっくり。
 過冷却水の実験、人工雪、ダイヤモンドダスト、氷のペンダントの実験も体験させてもらった。
 
 もちろん映像『科学するこころー中谷宇吉郎の世界』も再度みせてもらった。
 これまたすばらしい映像だ。
 あのコトバ「ねえ君、不思議だと思いませんか?」が印象的だった。

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▼もうひとつの楽しみがあった!!
 「中庭」+TeaRoom「冬の華」デアル!!
 夏の終わりに体験した「冬の華」、そのときにきめていた。
 いつか冬の「冬の華」をと!!
 長居をしたうえに、うれしいものも見せてもらった。深謝<(_ _)>

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 もうひとつの「なぜ今、中谷宇吉郎なのか!?」の答えを求めて旅はつづく。

(つづく)
 
 

 

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【Web更新12/15】19-50 【ヒガンバナ情報2019】等 更新!!

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枯芙蓉青空浮かび出立つかな 19/12/15撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-50
週末定例更新のお知らせ
 気づけば師走も半ばを過ぎていた。
 もうカウントダウンの季節だ。なにかをやり残している気がするが、今さらあわてても仕方ない!!
 居直りとも諦観とも思える気持ちがはたらくのは、私が年をとったということだろうか。

◆表紙画像集2019 枯芙蓉
 表紙画像を何にするか?
 迷っているうちに、更新当日をむかえてしまった。
 ぐずついていた空にいっきょに青空が広がった。刈り取ることを躊躇していた枯芙蓉が、青空に浮かぶように美しかった。
 綿毛をつけたタネがまだ残っていた。遅れた出立ちのときなのかも知れない。

◆【ヒガンバナ情報2019】 更新!!
 530個の種子の興奮がまださめない!!
 530個の種子が意味するところは、想像以上に大きい!!
 いつまでも暑かった秋と関係するのだろうか?
 全国的に開花が一週から十日遅れたことと関係するのだろう?
 「地球温暖化」と関係すると言えば言い過ぎだろうか?
 この「異変」は来年以降もつづくのだろうか?
 いったいヒガンバナに何が!?

 楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法も元から考えなおさなければ…。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【理科の部屋】30年史の取り組みはゆっくり ゆっくりだ。
 ゆっくり 急ぐ!! それが私の流儀だ!!

 天気が悪い!!
 それなのに、「雲見」の旅に出たくなってしまった。
 雨のなかでしか出会うことのできない景に出会うかも知れない。
 それを楽しみに…。

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ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(4) #ヒガンバナ

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▼「記録」を続けよう。
 群生地最後は【福崎】である。
 いちばん近くの群生地である。だから、野で完熟「種子」になる最後まで見とどけたくて他の群生地より多くその場所に行ってみた。
 全部で5日になった。
 花茎採集日、「種子」回収日の順番に記録する。

【福崎】

<10/17>…38個
・11/14 …1
・11/16 …1
・11/19 …1
・11/20 …1
・11/22 …1
・11/23 …3
・12/12 …30

<10/28>…9個
・11/10 …1
・12/13 …8

<11/06>…133個
・11/12 …5
・11/13 …1
・11/14 …6
・11/15 …5
・11/17 …10
・11/19 …16
・11/20 …7
・11/21 …6
・11/22 …7
・11/23 …3
・11/24 …2
・11/25 …7
・11/26 …1
・11/27 …3
・11/28 …3
・11/29 …4
・11/30 …7
・12/01 …5
・12/02 …1
・12/03 …6
・12/06 …2
・12/10 …1
・12/13 …25

<11/13>…2個
・11/19 …1
・12/13 …1

<11/20>…2個
・12/06 …1
・12/13 …1
 
【福崎】合計 38個+9個+133個+2個+2個  = 184 個 !!
またまた驚きの個数である!!
床にならべてみる。予定していたスペースより広くとることになった。
【安富】【夢前】の分も少し平行移動して…  (^_^;)

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▼最後は、これまで「自然結実」ヒガンバナ群生地としていなかった場所の分である。
 これも今年の大きな特徴である!!
 ヒガンバナの「自然結実」はごくごくアタリマエにいろんなところで見られたのである。
 ここでもまた、花茎採集日、「種子」回収日の順番に記録する。

【太子】…5個 (これは友人から実だけ譲り受けた分)
<10/24>…5個
・11/08 …4
・11/13 …1

【山崎】…5個
<10/28>…5個
・12/13 …5

【一宮】…3個
<10/28>…3個
・12/13 …3 

【神河】…8個
<10/28>…8個
・11/11 …1
・11/21 …1
・11/29 …1
・12/01 …1
・12/03 …1
・12/13 …3

【加美】…6個
<10/28>…6個
・11/14 …1
・11/17 …1
・11/19 …1
・11/20 …1
・12/13 …2

【間子】…2個
<10/28>…2個
・12/13 …2

【自宅の庭】…6個

<11/09>…6個
・11/14 …1
・11/20 …1
・11/30 …1
・12/13 …3

【福崎B】…11個(【福崎】群生地とは別の場所)
<11/13>…11個
・11/19 …1
・11/24 …1
・11/29 …3
・12/01 …1
・12/06 …3
・12/13 …2

【近くの線路ぎわ】…7個

<11/18>…1個
・11/18 …1

<11/20>…1個
・11/20 …1

<11/27>…3個
・11/27 …1
・12/13 …2

<11/30>…2個


【その他】合計 5個+5個+3個+8個+6個+2個+6個+11個+7個 = 53個 !!
これだけでも例年だったら凄い数だ!!

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▼最終的に、今年回収したヒガンバナの「種子」を合計してみた。
【安富】107個+【夢前】186個+【福崎】184個+【その他】53個 = 530個 !!
 「530個」!!(゜o゜)ゲッ!!
 驚愕の個数である。
 これまでの最高の2016年の73個などくらべものならないかずである!!

「530個の種子」は何を教えてくれているのだろう!?
 今年のヒガンバナに何かが起こっている!!
 それは確かだ!!
 
 530個すべてを床にならべた景はこれまた圧巻である!!
 いのいちばんに栗田子郎先生に報告したい!!しかし…
 栗田先生ならなんとコメントしてくださっただろう!?
   
 謎解きはまだまだ続く!!

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ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(3) #ヒガンバナ

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▼回収したヒガンバナの完熟「種子」はケースから溢れんばかりであった!!
 「日本のヒガンバナは3倍体で種子をつくらない。」
 これを目にすれば、簡単にそれを納得するわけにはにはいかない!!
 
 いったいいくらぐらいあるのだろう!?
 カウントしてみることにした。今年ばかりはこれまでのようにテーブルの上でというわけにはいかない。
 ひと部屋使って、床のうえにならべてみることにした。
 ケースから出して床に山盛りにしてみる!!
 もうこれだけで圧巻だ!!
 [Step1]花茎採集場所ごとに分ける。【安富】【夢前】【福崎】【その他】
 [Step2]花茎採集日毎に分ける。
 [Step3]「種子」回収日の順番にならべる。

 「ものごとは、記憶せずに記録する。」はウメサオタダオの言葉だ!!

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▼「記録」をはじめよう!!
 まずは【安富】だ。花茎採集日は3日あった。
 花茎採集日、「種子」回収日の順番に記録する。

【安富】

<10/17>…37個
・11/06 …1
・11/17 …1
・11/19 …1
・11/21 …2
・11/23 …1
・11/24 …1
・11/27 …2
・12/12 …28

<10/28>…8個
・11/11 …1
・11/20 …1
・12/08 …1
・12/13 …5

<11/06>…62個
・11/08 …1
・11/09 …1
・11/11 …2
・11/13 …1
・11/14 …1
・11/15 …1
・11/16 …1
・11/17 …3
・11/19 …2
・11/20 …9
・11/22 …6
・11/23 …2
・11/24 …1
・11/25 …4
・11/26 …1
・11/27 …1
・11/28 …3
・12/02 …1
・12/10 …1
・12/13 …20

【安富】合計 37個+8個+62個 = 107個 !!

床にならべてみると圧巻だった!!

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▼【夢前】の記録をつづけよう!!
 花茎採集日は同じく3日ある。

【夢前】

<10/17>…57個
・11/13 …1
・11/15 …1
・11/20 …1
・11/21 …1
・11/22 …1
・11/23 …5
・11/28 …1
・12/12 …47

<10/28>…13個
・11/15 …1
・11/17 …1
・11/19 …2
・11/25 …1
・11/27 …2
・11/30 …1
・12/05 …1
・12/06 …1
・12/13 …3

<11/06>…116個
・11/08 …1
・11/10 …3
・11/12 …2
・11/13 …1
・11/14 …5
・11/17 …1
・11/19 …6
・11/21 …4
・11/22 …3
・11/23 …7
・11/25 …6
・11/26 …2
・11/27 …11
・11/28 …6
・11/29 …3
・11/30 …1
・12/01 …1
・12/04 …2
・12/06 …4
・12/13 …46

【夢前】合計 57個+13個+116個 = 186個 !!
 仰天の個数だ!!
 床にならべてみるとさらに圧巻であった!!

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▼「記録」がいろんなことを語り始める!!
 ・花茎採集の時期はいつがふさわしいのか!?
 ・「水栽培」はじめてどれくらいで完熟「種子」になるのか?
 ・「自然結実」ヒガンバナについてどんな仮説が可能なのか?
 
 「物語」ははじまったばかりだ。
 まだまだ「記録」をつづけよう!!
 二ヶ月ばかりつき合ってきた「水栽培」の花茎!!今すぐ処分してしまうのが寂しいのでしばらくこのまま…
 
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 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから38週目だった。
 こちらは、氷観察の「標準池」として春まで活躍してもらうことにしている。
 
(つづく)

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ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(2)(2019/12/13) #ヒガンバナ

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▼昨日(2019/12/13)も、「自然結実」したヒガンバナの完熟「種子」を回収した!!
今度は屋内で花茎を「水栽培」していた分である。
 太い毛糸で「縄張り」をつくり、花茎採集日ごとにわけ、完熟「種子」がこぼれ落ちる度に即日回収していた。
 もうそんなに残っていないだろうと思っていたが、それはとんだ間違いだった!!

 まずは大量に花茎を採集した2019.11.06の群生地めぐりの分から点検していった。
 回収した「種子」の数を記録していった。

【安富】11/06 … 20個
 残っていた分のなかにもけっこうりっぱな「種子」も数多くあった。

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【夢前】11/06 … 46個
 花茎を採集したときが、まだ若っかったのか、かなり「粗悪」なものも含まれている。
 でもやっぱりその数は凄かった!!

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【福崎】11/06 … 25個
 夢前にくらべるとしっかりした「粒」になっているものが多い。

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【安富】20個+【夢前】46個+【福崎】25個 = 91個 !!  
思っていた以上にたくさん残っていた。

▼次に201910.28に「自然結実」ヒガンバナ探索オフin播磨で巡った各場所のものを点検していった。

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【安富】10/28 … 5個

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【夢前】10/28 …  3個

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【福崎】10/28 … 8個

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【山崎】10/28… 5個

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【一宮】10/28… 3個

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【神河】10/28… 3個

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【加美】10/28… 2個

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【間子】10/28… 2個

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 5個+3個+8個+5個+3個+3個+2個+2個 = 31個 !!

▼最後に残ったのは、群生地めぐり以外の分と【福崎】群生地の後日採集分である。
 ここでは、花茎採集日ごとに点検していく。

【自宅の庭】11/09… 3個

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【福崎】11/13… 1個 (※11/13は「自然結実」ヒガンバナ記念日)

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【福崎B】11/13… 2個  
【福崎B】は、【福崎】群生地と別の場所。
 ここの花茎はまだ緑を残しているものがあった!!その先には例の「目玉オヤジ」が!!

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【福崎】11/20… 1個

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【線路】11/27… 2個 
 玄関を出て109歩先にある「自然結実」ヒガンバナ群落のもの!!
 最後までアタリマエのように「種子」を見せてくれた!!

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 3個+1個+2個+1個+2個= 9個 !!

▼昨日(2019/12/13)回収した「種子」を全部あわせると
 91個+31個+9個 = 131個 !!
 一昨日(2019/12/12)回収した分と合わせると
 105個+131個 = 236個 !!
 (゜o゜)ゲッ!!
 もう「偶然」などいう数ではなかった!!
 さらに、これまでに回収している分を加えるとどれほどの数になるだろう!?
 o(^o^)o ワクワク

 この遅々たる作業をやっていたら、なぜかあのメンデルのことを思い出してしまった。
 メンデル(1822~84)は、ブルノの修道院の庭で8年にわたりエンドウ豆の交配実験を行なった。来る日も来る日もちがった形質のエンドウの数を数えて、あのルールに気づいた!!
 しかし、世間が気づき評価するのは、メンデルの死後、1900年の「再発見」をまたなければならなかった。
 「メンデルの心境が…」なんて言うと笑われてしまうかも (^^ゞポリポリ

 さあ、回収した「種子」全部をカウントしてみよう!!

(つづく)
 
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ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(1)(2019/12/12) #ヒガンバナ

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▼ずっと気になっていた!!
 「自然結実」したヒガンバナ花茎を採集し、「水栽培」していた。
 やがて完熟「種子」がこぼれ落ちていった。次々と…
 もうその盛りは過ぎたのだろうか。コンクリートの床にころがっていることが少なくなっていた。
 花茎もからからに枯れている。もう切りあげどきがきているのでは思っていた。
 昨日(2019/12/12)、思いきって半分屋外においている2019/10/17群生地で採集した分だけ、完熟「種子」回収を終えることにした!!
 あれから56日!!
 まだこぼれ落ちなかった完熟「種子」が想定以上にいっぱい残っていた!!

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▼作業を進めるあいだに、「自然結実」ヒガンバナ花茎採集したときの感動が蘇ってきた。
 半分屋外のようなところに置いていたので、完熟「種子」が床にこぼれ落ちたら、即日回収するようにしていた。
 これまでにけっこう数、回収したつもりになっていた。
 甘かった!!
 まだまだ残っていた。回収したものを「花茎採集場所」「採集日」「種子回収日」を書いたチャック付きナイロン袋に入れていった。
 最終的には
 「安富」群生地からは 28個の「種子」を回収した!!

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▼続けて群生地「夢前」である。
 ちなみに昨年、「夢前」から採集・回収した「種子」は0である。
 それにくらべると今年は「異常」だった。
 花茎採集したときの驚きを思い出した。完熟「種子」を回収してまたまた驚いた!!
 花茎を採集したときが、若かったせいもあるのか、小さなかけらのようなものもある。
 それらを含めて
 「夢前」群生地からは 47個の「種子」を回収した!!

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▼最後は群生地「福崎」である。
 群生地「福崎」はいつでもいける距離にあるということで、このときも花茎そのものをあまり多くは採集していなかった。
 それでも、やっぱり多数の完熟「種子」が残っていた。
 「福崎」群生地からは 30個の「種子」を回収した!!
 
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 合計すると
 「安富」28個+「夢前」47個+「福崎」30個= 105個 !!
 (゜o゜)ゲッ!!
 繰りかえし言うが、これは昨日「回収」した分だけである。
 これだけで、2013年に群生地発見して以来、最高の数である!!

 屋内に置いている分がまだまだあった!!
 
(つづく) 

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【理科の部屋】30年史に向けて!!(3) #30thrika

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▼いつもの朝の散策コースにある西谷川に川霧が発生していた!!
 この季節ならではの必見の景であった。
 ところで「霧」って何!?
 水の液体それとも気体!?
 川の土手の霜は水の固体!!川を流れるのは水の液体!!
 「霧」は目に見えるから… 

 こんなアタリマエの「ふしぎ!?」をわかりやすく教えてくれている科学者がいた。
 ファラデーである!!
▼事実、1860年12月27日から翌年1月8日まで6回に分けて行なったクリスマスレクチャーの記録である『ロウソクの科学』には、ロウソクを燃やしてできる水についてもくわしくふれてくれていた。
 もちろんアタリマエの「ふしぎ!?」である水の状態変化についても!!

 今、このファラデーの『ロウソクの科学』が注目されているという。
 先日ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、小学校の先生に勧められて「科学事始め」にこの著を愛読したそうである。

◆科学の入り口、易しく刺激的に ノーベル賞・吉野さん愛読「ロウソクの科学」(朝日新聞デジタル)

 ここに登場するファラデーラボのクリスマスレクチャーが今月22日(日)、ファラデーラボ六甲で実施の予定だ。

◆「ロウソクの科学」講演のご案内(ファラデーラボ六甲)

 二年前の「記録」を少しだけ残していた。でもやっぱり 生でぜひ !!
◆ファラデーラボ・クリスマスレクチャーは最高!!(1)

これは日本の理科教育史にとっても一大事だ!!
 かねてよりファラデーの「科学」に注目してきていた。中学までの理科はファラデーに尽きると思ってきた。
 これがこんなかたちで注目されるなんてうれしいかぎりだ!!
●【理科の部屋】30年史年表
 のなかにも

「・吉野彰さんノーベル化学賞を受賞する。(愛読書 ファラデーの『ロウソクの科学』が注目される!!)」

 としてプロットしておきたい。
▼「日本理科教育史・他」の項には他になにをプロットしておけばいいのだろう?
 しばし、考えてみたい!!
 もし参考になるようなサイト、ページ、参考文献などあればぜひ教えてほしい。

(つづく)
 

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【Web更新12/8】19-49 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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枯草やゆく途はばみ遠回り 19/12/07撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-49
週末定例更新のお知らせ
 またしても、週のなかばにして週末定例更新のお知らせとなってしまった。
 一日一エントリーのblogの鉄則を貫けばこうなってしまう。
 ポンコツ頭はかたくなにこの鉄則にこだわるのである。(^^ゞポリポリ

◆表紙画像集2019 更新 センダングサ
 「センダングサ」にもいくつか種類があるそうだ。私はずっとこのセンダングサを「アメリカセンダングサ」とばかり思っていた。ネットの図鑑で調べていたらどうもちがうのではないかと思いだした。「コセンダングサ」かな!?
 いずれにしてもやっかい奴だ!!
 ちょっと触れるだけで、衣服に手袋にくっついてくる。今、もっともやっかいな「ひっつき虫」だ。
 散歩道に群れをなして「通せんぼう」している。
 しかたない遠回りだ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「サイエンスコミュニケーター」と自らを名のり始めて9年目。
 この「サイエンスコミュニケーター宣言」のページには、少しでもサイエンスコミュニケーターとしての活動に関連しそうなことはすべてツナイデいる。今回は【理科の部屋】、ファラデーラボ関連をツナイデみた。

◆オンライン「寅の日」 更新!!

 今月のテーマは、「中谷宇吉郎に「寅彦」を読む」である。
 いま、むしょうに中谷宇吉郎を訪ねる旅にでたい気分でいる。北陸に「雪」はまだだろうか?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 試案「アメダス」の作成にとりかかたい!!
 冬の「雲見」はいかに!? 
 冬の「雲見」の旅も!! 「みちはかぎりなくさそうばかりだ。」

◆【ヒガンバナ情報2019】 更新!!
 「自然結実」の完熟「種子」回収をどこできりあげるか?
 これがいまいちばん思案しているところだ。枯れた子房部にシワシワになってくっついているのがある程度になっている。
 もうコンクリートの床にころがり落ちていることも少なくなってきた。
 さあ、いつ ?(゜_。)?(。_゜)?

 あけても暮れても「整理」ばっかり!!
 まだまだ道は遠い。
 衝動的に列車に乗ってしまいたくなる。

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ファラデーラボ「科学マジックの世界・・科学小ネタ集パート2」(2)

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▼ファラデーラボのクリスマスレクチャーの愉しみはまだまだ続いた!!
 二部の最初は、今やクリスマスレクチャーの定番となった「プレゼント交換」である。
 ひとつひとつのプレゼントが、プレゼンターによって紹介される。
 科学がらみのうんちく聞けば、どれもこれもがスバラシイ!!\(^O^)/
 欲しくなってくるのだった。

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▼いつも時間不足になる第二部であるが、今回はなおさらであった!!
 限られた時間であったが、濃厚な報告がつづいた。

 <常識と非常識 下末さん>
 自らの体験からくる「真の学力をつけるためには?」の問いかけは興味深いものだった。

 <気象の小ネタ 二宮さん>
 もはや定番化してきた二宮さんの「気象小ネタ」シリーズだ。
 今回は「冬の天気~雪の降り方について~」であった。いつものようにわかりやすく面白い!!
 すごく専門的な話であるのに面白い!! ホンモノは面白い!!
 いよいよ次回サイエンスカフェでは、第一部でお話をしてもらう。
 楽しみである o(^o^)o ワクワク

 <水素の安全な実験 山本さん>
 水素の安全な実験実験装置の紹介とそれを使っての楽しい授業実践報告!!
 生徒たちのノリがスバラシイ\(^O^)/
 水素入りシャボン玉!!酸素入り!!  声をそろえて「H2 O」は最高!!

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▼まだまだ続いた。
 <ジオカーニバル・ロウソク 大西さん>
 ジオカーニバルの紹介。
 「電気パン」セットのおすそ分け。いろんなものを芯にしてのろうそくつくり等の実践報告。
 「こうやどうふ」を芯に…(゜o゜)ゲッ!! などの実践があって滅茶苦茶面白い!!
  たいへん興味深い実践報告を少しずつPDF化して公開の予定もあるそうだ。楽しみである。

 <水のはたらき  庭瀬さん>
 「「流水の働き」の単元で条件制御の学習は可能か?ー「直線水路型流水実験装置」の開発と実践による検証ー」の報告。
 配布していただいたレポートを見せてもらうと、これまでなかった視点での取り組みがなかなか面白い!!
 この実験装置の開発により、「仮説設定」をし、検証しながら楽しく学ぶ子どもたちの姿が見えてくるようだった。
 ナルホド この単元も こうするとなかなか面白いな。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 <高塚山断層 觜本さん>
 觜本さんの長年のライフワークのいったんが紹介された。
 二宮さんにならって毎回小ネタ紹介の予定もあるそうだ。楽しみである!!
 觜本さんの話は、いつ何度聞いてもダイナミックだ!!
 ほんとうに大地が動いているように思えてくるから不思議だ。(いや実際に動いているだが…(^^ゞポリポリ) 
 六甲山・神戸の大地の動きをわが庭でのできごとように語る觜本さんの話は面白い!!

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▼最後に森本さんより連絡・報告が
 その前に
 <日食観察シート 森本さん>
 12/26の「部分日食」にあわせて、「日食観察シート 2枚組」の配布があった。アリガタイ!!
 続けて、
 今、ノーベル化学賞をされた吉野彰さんが、最初に読んだ科学の本ということで一躍注目をあつめているファラデーの『ロウソクの科学』!!そのファラデーのクリマスレクチャー!!
 そのホンモノそっくり実演がファラデーラボ六甲で行なわれる。その案内があった。

◆「ロウソクの科学」講演のご案内 

 ファラデーラボ次回以降の予定は

◆自然とかがくの学び舎 「ファラデーラボ」

 を参考にしてください。<(_ _)>

  
 

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ファラデーラボ「科学マジックの世界・・科学小ネタ集パート2」(1)

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▼ずっと楽しみしていたファラデーラボのクリスマスレクチャーが昨日(2019/12/08)あった。
 
■第108回ファラデーラボかがくカフェ クリスマスレクチャー
●テーマ:「科学マジックの世界・・科学小ネタ集パート2」
●話題提供:北野貴久さん(神戸村野工業高等学校 理科教諭)

▼今年もゼイタク極まりないクリマスレクチャーだった。
 時間にすれば4時間あまりの時間だが、なかみの充実ぶりは丸一日、いや以上に何日もかけてやったほどであった。
 結論から言うと、私のポンコツ頭と手はパニック状態にあった。(^^ゞポリポリ
 今朝から少しずつ少しずつ反芻作業をくりかえしている。
 まだ、まだ未消化の部分も多いが、できるだけリアルタイムの報告ということであげていく。
▼全国で人気の実験ショー展開する北野さんのことだから、たっぷり楽しい小ネタを紹介してもらえるものと期待していた。
 実際はその期待をはるかに越えて、面白小ネタが次々と紹介された!!
 とりあえず、順番にならべてみる。
(1) アズキ糸電話
(2) ロウソクのバックドラフト実験(北野さんの「ロウソクの科学」)
(3) 「魔法の葉っぱ」
(4) NASAテスト
(5) タコあげ
(6) プチガリガリトンボ
(7) PPバンド竹とんぼ
(8) 「エッヘン」「ペコペコ」エジソン
(9) お札パズル
(10) ティシュ落下傘(パラシュート)
(11) iPhone電卓マジック
(12)ストーリーパズル
(13) 正三角形パズル
(14) 「芝坊主」(プレゼント)
(15)「100円玉12枚の高さは!?」
(16)紙ひもで割り箸切断!!
(17)うさちゃん遠心力!!
(18) 禁断の「予言」マジック!?
(19) 食紅「火山噴火」!!
(※ 庭瀬さんのメモも参考にさせてもらった。<(_ _)> 私が勝手にネーミングしてしまったのもあるスミマセン <(_ _)>)

なんとなんと19連発だ!!
 いや、もっとあったかも知れない。
 時間があればまだまだ出てきそうだった!!
▼凄い!! 凄すぎる!!
 いったいこんな楽しいアイデアはどこから生まれるか!?  
 それこそが「ふしぎ!?」だった!!
 19連発共通することはなんだろう? これまた勝手に3つを考えてみた。

●Y(安い!!) 小ネタの材料はすべて安い!!ほとんど100円ショップで手に入る。北野さん言う「そのほうが、ここでは適している」と。

●K (簡単!!) 手の込んだネタは、小ネタの趣旨に反する。超不器用な私には少し手こずることもあったが、基本的にはみんな簡単!!

●K(感動!!) どれもが、最後は「おおー!!」と、感動の歓声があがっていた!!みんなの笑顔があった!!

 あわせてYKK!!(シャッター会社でない(^^ゞポリポリ)
 名づけて YKKの19連発!!
 最高のお気に入りは「(10) ティシュ落下傘(パラシュート)」だ。
 さっそくやってみた。 私にもうまくいった(^^)V
 持ちネタにいただこう。  
 北野さん いっぱいいっぱいありがとうございました。<(_ _)> 

(つづく)

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【理科の部屋】30年史に向けて!!(2) #30thrika

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▼「底冷え」のする朝だった!!
 しかし、蓮根の植え替えから37週目の大賀ハス観察池には氷は張っていなかった。
 この大賀ハス観察池にも長い「歴史」があった。
 「歴史」のはじまりは、2007.8.26 【理科の部屋】科学史セミナーin姫路 」にあった。
 このとき、大賀ハス保存会の阪本さんから、3粒の大賀ハスの実をおすそ分けしてもらった。
 これがすべてのはじまりだった!!

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▼【理科の部屋】30年史に向けての取り組みを少しずつ続けよう。
 まずは、<【理科の部屋】の活動>に、思いつくままにプロットしていこう。
 繰りかえし言うが、これはあくまで私が関わったこと中心の極私的「歴史」である。

 「大賀ハス観察池」の「歴史」を続けよう。
 実(種子)を手に入れた翌年の2008.5.16 理科ハウスはオープンした!!
 そのオープンを祝して、私は「大賀ハス」種子入刀!!のセレモニーを行なった。
 それから10年!!たしかな歩みがあった!!
 そして、理科ハウスは今年の5.16リニューアルオープンしたのだ。
まずこれは絶対にプロットしておかねば

・2019年 5/16 理科ハウス リニューアルオープン!!

▼少し、月日をさかのぼろう。
 オンライン「寅の日」の取り組みでもあらたな展開があった。
 それも、プロットしておきたい。

・2019年 3/9 Facebook版・サイエンスカフェ「寅の日」スタート!!

・2019年 4/21 寺田寅彦記念館友の会で「 オンライン「寅の日」の取り組みを通して~今、なぜ寺田寅彦なのか!?~」を語る。

・2019年 9/19 俳句結社「寅の日」発足!! 

▼これまた長い長い取り組みである「ヒガンバナ研究」にあらたな展開があった。


・2019 10/14 Facebook版「日本ヒガンバナ学会」がスタート!!

 

 まずは、これらを【理科の部屋】30年史年表にプロットしてみよう。

 

(つづく)

 

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本日(2019/12/07)、第240回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼「大雪」
 11回目の「土佐の寅彦」詣の旅から2週間がたとうとしている。
 しかし、まだまだ旅の余韻のなかにいた。
 寺田寅彦邸の庭の草花・樹木
 友の会のみなさんとの会話
 あの寺田寅彦の銅像
 種崎の海岸
 等々 まざまざと蘇ってくるのだった!!
 そして 銅像のあのコトバも
 
 「ねえ君 ふしぎだと思いませんか」

▼朝起きて、久しぶりに復活した「寅彦珈琲」を入れた!!
 そう、本日(2019/12/07)は、第240回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは
 「中谷宇吉郎に「寅彦」を読む!!」
 である。オンライン「寅の日」8年目にして、はじめてである。寅彦以外の随筆を読むのは。
 第一弾として読むのは「指導者としての寺田先生」(中谷宇吉郎 青空文庫より)である。

◆本日(2019/12/07)、第240回オンライン「寅の日」!!

●「指導者としての寺田先生」(中谷宇吉郎 青空文庫より)

▼「中谷宇吉郎 雪の科学館」で宇吉郎の「年譜」を見ていて、あらためて気づいた。
 恩師・寺田寅彦が亡くなったのは、宇吉郎35歳のときである!!
 実に若い!!若き科学者宇吉郎にとって「寅彦」とは!?
 これが、今月のテーマである。この随筆は、寅彦が亡くなった(1935.12.31没)翌年の3月に書かれている。
 
 宇吉郎が師・寺田寅彦を敬愛していたかがわかる文章がつづく。

 若い仲間の集りにありがちなこととして、時には情熱的な興奮をもって誰かの行為に対して批難がましい話をするようなこともあった。そのような話が先生の耳に入ると、よく先生は、「相手の人の身にもなって考えなくちゃ」といわれたものであった。そのような一言半句にも先生は極めてプラクチカルな指示を与えられた。相手の身になって一応考えて見ることによって、つまらぬ心の焦燥を霧消させ得た経験はその後(ご)限りなくある。
また時には先生は極めて抽象的な言葉を用いられることもあった。その時にも「それから時々根に肥料(こやし)をやる事も忘れないで」と附加された。そのような言葉にも実は前から十分にその意味を理解し得るような準備はさせて戴(いただ)いてあったのである。それは、雑誌ばかり読まずに時々本も読むこと、そして出来たら専門以外の本も読むことを折に触れて注意されてあってのことである。

▼今月のテーマにそって、この随筆を第一弾として選んだのにはわけがあった。
 あのコトバがはじめて登場する随筆だからであった!!

 そして先(ま)ず均質一様と考うべき空気の中を、何故(なぜ)わざわざあのように遠廻りをして火花が飛ぶか、そして一見全く不規則と思われる複雑極まる火花の形に或る統計的の法則があるらしいということを不思議がられたそうである。「ねえ君、不思議だと思いませんか」と当時まだ学生であった自分に話されたことがある。このような一言(ひとこと)が今でも生き生きと自分の頭に深い印象を残している。そして自然現象の不思議には自分自身の眼で驚異しなければならぬという先生の訓えを肉付けていてくれるのである。

「ねえ君、不思議だと思いませんか」のコトバがどんな文脈のなかで登場してきたのかがよくわかる!!
「天災は忘れた頃来る」然り
師・寺田寅彦を「寅彦」たらしめているのは、実は中谷宇吉郎なのかも知れない。
 もうひとつだけ引用させてもらおう。

 

先生の流儀は、或る現象の研究には、先ずその現象自身をよく「見る」というのである。

  
 

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【理科の部屋】30年史に向けて!!(1) #30thrika

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▼師走の朝。
 タンポポの綿毛に霜がおりていた!!
 まわりの草たちも霜のフリルをつけていた!!

 午後。
 綿毛たちは冷たい北風にのって旅に出た!!
 どこに着地しただろう。
 うまくいのちをツナグことできるだろうか!?
 自然は私が考えるよりはるかにしなやかでたくましいものなのかも!?

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▼2019年も残すところ25日ばかりとなってきた。
 どことなくあわただしい気分になるのが、師走!!
 そんななか少し未来のことを含めて、「歴史」のことを語ってみたい。
 【理科の部屋】満26歳の誕生日から、はや2週間近くなる。
 【理科の部屋】25周年記念オフを機につくった【理科の部屋】25年史年表を更新しておきたい気分になった。
 未来年表の意味もこめて。

◆【理科の部屋】30年史年表 

 まずは、2023年までの年表の枠だけをつくってみた。
▼あとは枠なかに、起こった「歴史」をプロットしていく作業だ。
 3つの項目枠があった。
 ひとつめが
●【理科の部屋】の活動
 今さらであるが【理科の部屋】というのは不思議なコミュニティである。
 従来の組織や団体・グループとは少しちがう。【理科の部屋】メンバーといってもはっきりしていない。
 自分がメンバーと思っている人はきっとそうなのである!!
 だから、ここで<【理科の部屋】の活動>と言っても、これはあくまで私が知る範囲のことであり、私が関わったことが中心の話デアル!!
▼次が
●日本理科教育史・他
 ここはもう少しpublicな話しである。
 とは言え、狭い視野の私のとらえた「歴史」であり、
 もっともっと広い視野にたった「日本理科教育史」が語りはじめられることを切に願うところである!!
 今こそ!!

 もうひとつが
●インターネットの歴史
 【理科の部屋】はパソコン通信の時代に出発した。
 これまでの「歴史」をみてもわかるように、【理科の部屋】はネットの進化と深く関わっていた。
 【理科の部屋】はネット世界の「不易流行」追い続けていた!! きっとこれからも!!

 さあ、少しずつ少しずつプロットをはじめよう!!

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ヒガンバナ完熟「種子」の回収はまだ続いていた!! #ヒガンバナ

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▼玄関を出て109歩先にあった「自然結実」ヒガンバナ!!
 花茎の先から完熟「種子」がこぼれ落ちそうになったので、11月30日(土)に花茎ごと採集して「水栽培」をしていた。
 「なかなかこぼれ落ちないな!?」と、じっくり観察してみると、花茎の先の三叉になったところにちょこっとのっていた。
 「目玉オヤジ」から「目玉ちょうちん」状態になっても、なかなかこぼれ落ちないのもあった。

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▼そう、まだまだヒガンバナ完熟「種子」の回収は、まだまだ続いていたのだ。
 花茎採集場所、採集日、「種子」回収日ごとに、こぼれ落ちた「種子」をナイロン袋に入れる。
 これまで使っていたケースでは入りきらない!!あらたに近くにあった飼育ケースに入れていっていた!!
 最終的な集約はまだしていない。
 しかし、袋の数から考えても優に200個をこえているだろう!!

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▼現段階で確かに言えることが、2つある。
 ひとつは
●「自然結実」ヒガンバナの花茎を「水栽培」して、完熟「種子」を手に入れる方法は正しい!!
 「水栽培」の水をこまめに替えたりする必要はない!!
 ただただ容器に水を入れ、採集した花茎を挿しておくだけだ。
 花茎はやがて枯れ、完熟「種子」はこぼれ落ちてくる!!
 それを回収すればいいだけだ!!
▼もうひとつは
●今年のヒガンバナは「異常」なまでに、高頻度に「自然結実」していた!!
200個を越えるであろう完熟「種子」がその証拠だ!!

 この膨大な数の完熟「種子」を使っての実生実験方法はあらたな課題だ。

 「ヒガンバナに何が起こっているのか!?」の謎解きまだまだ続く!!

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子規庵の糸瓜から「へちまたわし」を!? #子規庵 #糸瓜

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▼もう師走に入って、三日もたってしまっていた!!
 遅れに遅れて子規庵の糸瓜を収穫したのは、先月の21日だった。
 なんと私はせっかく収穫した糸瓜をそのまま放置してしまっていた!!
 ここから、「へちまたわし」をつくりたいとは思っていた。
 しかし、いろいろあってまとまった時間もとれないまま昨日になってしまっていた。
▼「へちまたわし」をつくるのははじめての経験だった。
 ネットで調べたり、友人に聞いたりしていた。
「においがすごい!!」という話も聞いていた。
 それが少し決断を鈍らせた原因かも知れない。(^^ゞポリポリ
 図書館で二冊本を借りていた。
・『へちま』(吉見律子さく かがくのとも特製版 福音館書店)
・『ひょうたん・へちま』(森 善夫著 家の光協会)
 特に前者は面白い!!「へちまたわし」づくりに私を誘ってくれた!!
▼ネットで調べていると、「におい」の少ない炊き込む方法もあるようだが、今回は昔からの「水漬け」法をとることにした。
 ちょうど大賀ハス観察池用の大きな水槽がひとつあまっていた。
 そこへ、もうすでに枯れてしまっていた一本をのぞき、12本の糸瓜を入れた。
 これもまた、たまたま蓋にふさわしい円い木片があったので上からかぶせた。
 水を張ると糸瓜は浮かんできた。
 そこで、蓋のうえにもうひとつのプラスティク桶を置き、そこに水をいれ「重石」とした!!
 これで完了である。
 こんな簡単な作業なら、もっとはやくやればよかったな。
▼さあ、はたして「へちまたわし」まで行き着くことはできるだろうか!?
 もうひとつの興味は、子規庵の糸瓜の「種子」である!!
 元々は今年の5月に子規庵を訪れたときに「おすそ分け」してもらった5粒の「種子」がすべてのはじまりだった。
 ここからうまく「種子」を取り出せたら、今度が私が「おすそ分け」する番である!!
 それも楽しみである。o(^o^)o ワクワク

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2019年12月(師走)の俳句「歳時記」!!

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▼寺田寅彦は「季題」(季語)について、「日本人の自然観」のなかで、次のように言っている。

短歌俳諧(はいかい)に現われる自然の風物とそれに付随する日本人の感覚との最も手近な目録索引としては俳諧歳時記(はいかいさいじき)がある。
私のいわゆる全機的世界の諸断面の具象性を決定するに必要な座標としての時の指定と同時にまた空間の標示として役立つものがこのいわゆる季題であると思われる。

「季題」の必然をみごとに語っている!!さすが我らが師匠だ!!
▼さあ、今月も俳句修業にはげもう!!
 まずは、いつものように名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 毛糸編みつづけ横顔みせつづけ 右城暮石
(2) 山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏
(3) 何もかも知つてをるなり竈猫 富安風生
(4) わが影のさして色濃き冬菫  右城暮石
(5) 水鳥やむかふの岸へつういゝ 惟然
(6) 漂へる手袋のある運河かな  高野素十
(7) 悲しみの灯もまじる街クリスマス 堀口星眠
(8) 赤が黄を黄が青を呼ぶ灯の聖樹 鷹羽狩行
(9) うつくしき羽子板市や買はで過ぐ 高浜虚子
(10) 知りつくす抜け裏さびし年の市 長谷川春草
(11) 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる 森澄雄

▼ 私の俳句修業の第一歩は、勝手気ままなお気に入り「選句」である。
 
【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏

(11) 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる 森澄雄

(4) わが影のさして色濃き冬菫  右城暮石

【次点】

(3) 何もかも知つてをるなり竈猫 富安風生

 それにしても迷ってしまう。
 選句の作業中にもコロコロかわる!!
 「冬至」「雪嶺」「冬菫」「竈猫」!!たしかに寅彦の言うとおりだ。季題(季語)によっていっきょに景が起ち上がって来る!!
 次点に入れた「竈猫」など、この一語で逆転してしまった。
▼さて、先日の11回目の「土佐の寅彦」詣の機会を、俳句結社「寅の日」の立ち上げの日としたいと思っていた。
 しかし、そのことを口にする勇気はなかった。
 いただいた資料のなかには、寅彦の俳句が登場していたのでチャンスではあったが…。(^^ゞポリポリ
 さあ、次の機会をねらおう。
 
 12月もひとり吟行を続けよう!!
 「雲見」もかねて遠出も考えたいな!!
 どんな「季題」に出会うだろう。o(^o^)o ワクワク
 
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【Web更新12/1】19-48 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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土塀より溢れ出したる紅葉かな 19/11/30撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-48
週末定例更新のお知らせ
 いよいよ師走である。
 あと4回の週末定例更新で2019年52回の更新が終わる。
 「更新」と大げさに言うほどのことでもない。
 日々更新のblogをページにリンクするだけのこと!!
 表紙のページの写真を貼り替えて、一句を添えだけのこと!!
 唯一の自慢できるコンセプトは、
 「誰でもできることを、誰もやらないほどに続けること!!」

◆表紙画像集2019 更新 紅葉
 紅葉のスポットが、TV・ネットで連日紹介されている。
 もっと身近にないものだろうかと、少し歩いてみた。
 あった!!
 家から数分歩いたところにあるお寺の土塀から、「これでもか!!」と言わんばかりに、紅葉が溢れ出ていた!!
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「寅の日」三昧の一週間であった。
 「土佐の寅彦」詣で、寺田寅彦記念館友の会の人と話すたびに、まだ私の知らない「寅彦」を発見するのだった!!
 どこまでも面白い「寅彦」!!
 12月は、中谷宇吉郎の語る「寅彦先生」に耳を傾けてみよう。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 もう少し「かたち」になりはじめたら、その意義を語り始めよう。
 今は粛々と…。

 「もういくつねると…♪」
 おしりを限定されると少しあせる気にもなるが、
 やっぱり
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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2019年12月(師走)の「雲見」は!? #雲見

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▼12月(師走)がはじまった。
 12月の「雲見」の予想をする前に、11月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   11 
・巻雲    1
・巻積雲   0  
・巻層雲   2
・高積雲   3
・高層雲   1
・層積雲   4
・積雲    6
・層雲    0   
・乱層雲   1  
・積乱雲   1

 集約して驚いてしまった。(゜o゜)ゲッ!!
 「快晴」11だ!!「積雲」6を加えるとなんと17日にもなる。
 逆に雨は「乱層雲」1+「積乱雲」1 たった2日である。これは原則午前9時現在の天気に限定しての話だ。
 それにしても、ある程度の傾向をあらわしていることは確かである。
 「快晴」11は、もくもくシールはじめて以来の記録かもしれない!!
▼では12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年12月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2018年12月 (気象庁)

 西高東低で等圧線「縦縞」の日が増えてくるだろう。
 すでに「初氷」はあった。
 「初雪」はいつだろう? 師走寒波はいつごろやってくるのかな?
 どんよりと低い雲の「雲見」になるのかな?
▼もうひとつの「雲見」の景に関する「定番」を参考にさせてもらいながら、12月の景を予想してみよう。

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

 例によって画像のタイトルのみ引用させてもらう。

「寒空」
「海鳴り」
「地球影」
「初氷」
「紅富士」
「寒波」
「山茶花梅雨」
「波の花」
「ふたご座流星群」
「冴える」
「けあらし」
「冬の月」
「黄昏」
「初雪」
「陽炎」

 一枚一枚の画像を見ながら、12月の空の景をイメージしてみる。
 はたして、このなかのいくつの景に出会うことができるだろう!?
 私もシャッターをおしてみたい!!
▼師走の「雲見」の旅!!
 それはこれまであまり考えたことがなかった。
 しかし、今年の師走は考えてみようと思っている。
 やはり、追いかけるのは「雪」だろうか!?

 大賀ハス観察池には、一昨日すでに「初氷」がはっていた。
 蓮根の植え替えから、36週目の昨日は氷はなかった。師走一ヶ月のうち何日ぐらい氷をみることができるだろう。
 この冬、再度「ストロー氷」にも挑戦してみたいな!!

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