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庭の定点ヒガンバナも「自然結実」か!?(2019/10/23) #ヒガンバナ

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▼「つまらない」ことで思い出す一文があった。
 その一文は『数学の影絵』(吉田 洋一著 角川選書)のなかにあった。
●「つまらない」こと~寺田寅彦の思い出~ (同書p246)
 吉田先生は学生のころ、たった一度だけ寺田寅彦の講演を生で聴いたことがあるそうだ。そして、その講演の最後の言葉が印象深くその情景を含めて忘れられないという。「つまらない」というコトバを聞くと必ずこの一文を思い出すのだった。

 講演の終りのところでも、またちょっと声を大きくされた。「何だか変なこというようですが、どんなつまらないことでも、つまらないといって捨ててしまわないで研究していくと、たいへん面白いことがみつかってくるものです」こういって、ちょっとはにかんだような表情をして退場された。(同書p248) 

「ヒガンバナが実をつけて種子をつくる!!」
 興味ない人にとっては、それは実に「つまらない」話だ!!
 でもやっぱり私は言い続けるのだ!!

 今年のヒガンバナに異変が起こっている!!
 例年以上に高頻度に「自然結実」している!!

▼庭の定点ビガンバナA~Fをそのつもりで、じっくり観察してみる。
 やっぱりそうだ!!
 長年観察をつづけてきたが、こんなのはじめてだ!!
 特にびっくりしたのは、東京から引っ越ししてきた植木鉢のCだ。
 まちがいなく子房部がふくらみ「自然結実」向かっていた!!
 20年以上継続観察をつづけているAにも異変が起こっていた。現段階で4つの「自然結実」に向かう花茎をみつけた。
 現段階で「自然結実」に向かっていると確認できるものまとめてみると次のようになる。
 A…4
 C…1
 D…3
 E …1
 なんと合計9つにもなる。これまでもひとつふたつの「自然結実」を見ることはあった。
 しかし、こんなのははじめてである!!
▼「ふしぎ!?」の押し売りほど興ざめなことはない。
 それを充分承知のうえで、でもやっぱりわたしはこの「つまらない」ことにこだわってしまうのである。
 そして、問いかけてしまう。

 あなたのまわりのヒガンバナはどうですか?
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

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