「自然結実」ヒガンバナから「種子」を手に入れるには!? #ヒガンバナ
▼今年4回目の「自然結実」ヒガンバナ巡りから2週間がたった。
◆「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2019/10/17) #ヒガンバナ
そのとき採集した161本の花茎は、採集地ごとに海苔の空き瓶で「水栽培」していた。
水もだいぶん濁ってきた。花茎の先の子房部も心持ち膨らみもまし、色づき具合も濃くなってきたように感ずる。
▼今一度、「自然結実」ヒガンバナから完熟「種子」を手に入れるまでのStepを復習しておこう。
◆楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法!!
【Step1】「種子」を手に入れる。
(1) お彼岸の前後にビカンバナが群生しているところをみつけておく。候補地はできるだけ自宅から近くで複数がよい。(9月中下旬)
(2) 「自然結実」している花茎を採集する。花は萎れ葉が目立ちはじめ頃、「自然結実」した花茎は直立していることが多く目立つ。(10月中旬~11月上旬)
(3) 採集した花茎を「水栽培」する。ペットボトルなどに水を入れ、花茎を挿して置く。
(4) 子房部が割れ、黒い「種子」が見えてきたら注意深く観察し、落下したら回収する。(11月中旬~12月上旬)
せっかくの黒い完熟「種子」、ころがってしまい紛失してしまうことのないように注意したい。
▼ついでに次のStepも確認しておく。
【Step2】「種子」を保存する。
(5) 「種子」を1個ずつチャック付きナイロン袋(12×7㎝)に入れる。袋には採集場所、花茎採集日、「種子」回収日をマジックで記入しておく。(11月中旬~12月上旬)
(6) すべての「種子」が回収し終わったら、ナイロン袋をケースに入れ、冷蔵庫で保存する。(12月中旬~)
保存方法については、今後も検討が必要だと思っている。カビに注意!!
▼この方法がベストだとはけっして思ってはいない。
ここ5年ばかりの試行錯誤から生まれた「実生ヒガンバナ実験法」である。もっと多くの事例でよりすぐれた方法が開発されることを願っている。
さて、161本の花茎から、いくつの完熟「種子」を手に入れることができるだろう。
それに今年は、異常なまでに「自然結実」が高頻度に起こっている!!
野には、これから自然に完熟「種子」に向かうヒガンバナが見られことだろう!!
その観察・採集・回収も続けたい!!
今年の今後の展開はひじょうに楽しみだ。o(^o^)o ワクワク
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