2019年秋・私の「クモ学」は今!?(2019/10/24) #クモ学
▼元々不器用な私は二つ三つのことを同時進行で考えることができない。
特に「ばっかり病」を発症しているときは、視野もずいぶん狭くなっている。「ヒガンバナばっかり病」発症中の今などそれである。
そんななか目の真ん前に出現し、
「おい!!忘れとんちがうんか!?」と、注意喚起してくれたやつがいる。
あのジョロウグモだ!!
気づかないわけにはいかなかった。それはほんとうに目の真ん前だ!!ネット端が顔にかかった!!
メスのジョロウグモの向こうには、二匹のオスのジョロウグモがいた。
▼今、旬のクモが二種類いた。
ひとつがこのジョロウグモだ!!
ちょうど4年前、私はラッキーにも目の前でジョロウグモの産卵を目撃した。
さらに超ラッキーなことに、翌年の春、その卵のうから「出のう」し、団居をする子グモたちを見た!!
子グモたちが、バルーニングして旅立つまでの一部始終を観察させてもらった!!
そのすべてを「記録」していた。それが、私の「クモ学」だった。
▼その私の「クモ学」が少しご無沙汰になっていた。
はたして、今年もあのジョロウグモの産卵を目撃できるだろうか?
来年の春には、あのジョロウグモのと特定できる「卵のう」から、子グモたちが出てくるのを見ることができるだろうか?
私はいささか自信があった!!
2013年夏からはじめた私の「クモ学」では、めったに見ることができないものの数々を見せてもらってきた。
ダカラ、きっとまたあらたな「発見」に出会えると!!
▼今、野で出会えるもうひとつの旬のクモとは、ナガコガネグモだ。
「自然結実」ヒガンバナ探索のフィールドワークではよく出会うクモである。
縦に一本の「隠れ帯」が特徴だ。
近づけば異様にネットをゆする。警戒しているのだろうか?
旬の二種類が…と言っていたら、「私を忘れるな!!」とコガタコガネグモが山ぎわで怒っていた!!
時々「クモ学」も面白いものだ!!
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