「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2019/09/20) #ヒガンバナ
▼私は偶然にも2013年11月13日、「種子」をつくらないはずのヒガンバナの「種子」をみつけた!!
それもひとつだけというのでなく、いくつもの「自然結実・種子」をそこでみつけた!!
「自然結実」ヒガンバナ群生地の発見だった。
驚くべきその翌年からは他の場所・群生地を含めて、毎年たくさんの「自然結実」種子を手に入れるようになっていた。
さらには、その9個の「種子」の発芽に成功していた。
さて、今年はいくつの「自然結実・種子」を手に入れることができるだろう?
まずは、「自然結実」ヒガンバナ群生地の今が知りたくなって、「彼岸入り」の昨日(2019/09/20)巡ってみた。
天気が悪くなる前にと、朝方よりでかけた。
コースは 「安富」→「夢前」→「福崎」の順番に巡った!!
群生地発見最初の場所「安富」
実り垂れる稲穂とヒガンバナのコラボは、最高の秋の風物詩だ!!
特定の田の畦が、その群生地だった。
ここのヒガンバナもやっぱり少し遅れていた。最盛期までは、あと一週間だろうか!?
昨年ここから採集・回収した「種子」は2個発芽していた。
▼次は、同じ道沿いにある「夢前」である。
ここのヒガンバナは、さらに遅れていた。
「花芽」すらまったく顔を出していない場所がほとんどだった。
スギナいっぱいのなかから、顔を出すヒガンバナ「花芽」がかわいかった。
最盛期には、溝をはさんで真っ赤に燃える松明の行列がみごとな場所もまだまだだった。
くずれかけた崖に、球根(鱗茎)がむき出しになりいくつも転がっていた。
こうして分球によって殖えていくのもまた事実!!
▼最後は、最も身近な「福崎」である。
今年の「初見」はここでしていた。
ここもまた、最盛期までにはもう少し時間が必要なようだ。
溝の水面に映るヒガンバナもなかなかおつなものである!!
道路をはさんで北側も、南側もであった。一本の溝でツナガッテイタ!!
これまでに、いちばん多くの「自然結実」種子を手に入れている場所だ。
さて今年はどれほどの!?
▼昨日の群生地巡りで気づいたことをメモしておく。後日の考察のために
(1) 今年の開花は遅れている!!一週間から10日は遅れている。
・昨年同時期の観察とくらべるとはっきりする。
・なぜだろう!? 花芽ができるころの酷暑 猛暑・残暑 秋雨の遅れ?
(2) 「自然結実」種子が多く採集した場所は、翌年は不作!?
・なんとしても子孫を残したい!!→それが「自然結実」を生む? (単純なシロウトの作業仮説ダ!?)
(3)「自然結実」群生地のヒガンバナは衰退しているように見える。
・これは作業仮説にあわせるための偏見かも知れない。
(4)私のみつけた群生地以外にも、昨年度はお二人の方が、「自然結実」種子をみつけられた!!
・想像する以上に高頻度に「自然結実」はアタリマエ!!
・日本のヒガンバナに今何かが起こっているのかも!?
さあ、次はいつ群生地巡りをしょうかな。
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