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2019年8月(葉月)の俳句「歳時記」!!

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「子規庵」のヘチマに花が咲いた!!
 今年、人生二度目の「子規庵」を訪ねたのは、5月17日だった。
 あの「終焉の間」の前の糸瓜棚が印象深かった。
 子規庵で「発芽しないかもしれないが…」と5粒のヘチマの種子を「おすそ分け」してもらった。
 5月30日に蒔いて、4粒まで発芽した。その後、鉢に植え替えたら東のフェンスを登りはじめた。
 そして、ついに花が咲き始めたのである。昨日の朝の段階で8つの花がみられた。
 糸瓜忌に間に合うようにいくつかの糸瓜を見ることができるだろうか。
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▼さあ、今月も子規を追ってのシロウト修業にはげもう。
 まずは、名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 物音は一個にひとつ秋はじめ 藤田湘子
(2) 新涼の山々にふれ雲走る 今井つる女
(3) 初秋や草をくぐれる水のおと 鷲谷七菜子
(4) 洗ひ場の砥石乾きぬ鳳仙花  日原傅
(5) 道に干す漁網の匂ひ秋暑し 小路紫峽
(6) 佞武多去るくれなゐが去る総て去る 鈴木鷹夫
(7) 父祖の血を騒がしねぶ太鼓打つ 新谷ひろし
(8) 刃に触れて罅走りたる西瓜かな 長谷川櫂
(9) 送り火の法も消えたり妙も消ゆ 森澄雄
(10) 草市に買ひたるもののどれも軽し 安住敦
(11) 鳴き移り次第に遠し法師蝉 寒川鼠骨

▼ 俳句の最も面白いところは、読み手がいかにその一句の世界を広げようと自由ということだ。
 絶対的「名句」はない。
 ひとりひとりにとってちがう「名句」が存在する。
 自分の「名句」を選ぶ作業 =「選句」!!
 今月も恥をかえりみることなく、「選句」に挑戦してみよう!!

【私の選んだ名句ベスト3】
(1) 物音は一個にひとつ秋はじめ 藤田湘子
(2) 新涼の山々にふれ雲走る 今井つる女
(3) 初秋や草をくぐれる水のおと 鷲谷七菜子

 今回はなんかいかにも手抜きみたいだが、やっぱりこうなんである。
「立秋」は8月8日である。
 でも昔から、こうなんである。8月に入ると、「秋風」が吹き始めてしまうのである。

【次点】
(11) 鳴き移り次第に遠し法師蝉 寒川鼠骨

 これがまた迷いどころだった。最終的にここに落ち着いたのは、先日、「山寺」で「蝉の塚」を見たからかも知れない。
▼俳句結社「寅の日」のオオボラも進んでいない!!
 まだまだ「ひとり吟行」ばかりが続くのかも知れない。8月入って最初の「ひとり吟行」でとんでもないものに出会った!!
 キノコの女王=キヌガサダケ!!
 である。昨年に引き続きの出会いデアル。
 昨年はかなりたくさん目撃したので、今年も…!?と。
 少し離れたところに倒れてたキヌガサダケが。誰かが食べようとしたのだろうか?

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