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原子論的物質観と授業(7)

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▼33年前の「紅花を追って」の旅の中で手に入れた『山形の紅花』(黒木衛編著 山形市観光協会P15より)のなかに次の文章をみつけていたく感動したのをおぼえている!!
 

花びらの固まりになった花餅500匁を水1斗に一晩漬け,黄色味がでなくなるまで,5回ほど搾ってから・藁灰汁5升に戻して、また搾ると,赤黒い汁が出る。
 これに染め糸を入れて梅酢を加えると,鮮やかに発色する。紅を採って,保存したり口紅にしたりもしたが・灰汁のアルカリ度と梅酢の酸度の加減が極めて微妙で,いい色は冬の真夜中に出たという。

 これぞまさに「中和滴定」ではないか!!
 モノとのつき合いの中から「科学」が生まれ、暮らしの中で生きて働くものこそ「科学」の名に値する!!
▼学習指導要領のなかに、「物質観」=モノの見方・モノとのつき合い方 をさぐることを続けよう。

◆【理科編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 (文部科学省) 

 次は「化学変化とイオン」だった。

(6)化学変化とイオン

 化学変化についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 化学変化をイオンのモデルと関連付けながら,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けること。
イ 化学変化について,見通しをもって観察,実験などを行い,イオンと関連付けてその結果を分析して解釈し,化学変化における規則性や関係性を見いだして表現すること。また,探究の過程を振り返ること。

▼さらに具体的には「ア 水溶液とイオン」「イ 化学変化と電池」と続いた。

(ア)水溶液とイオン

ア◯ 原子の成り立ちとイオン
 水溶液に電圧をかけ電流を流す実験を行い,水溶液には電流が流れるものと流れないものとがあることを見いだして理解すること。また,電
解質水溶液に電圧をかけ電流を流す実験を行い,電極に物質が生成することからイオンの存在を知るとともに,イオンの生成が原子の成り立ち
に関係することを知ること。
イ◯ 酸・アルカリ
 酸とアルカリの性質を調べる実験を行い,酸とアルカリのそれぞれの特性が水素イオンと水酸化物イオンによることを知ること。
ウ◯ 中和と塩
 中和反応の実験を行い,酸とアルカリを混ぜると水と塩が生成することを理解すること。

(イ)化学変化と電池

ア◯ 金属イオン
 金属を電解質水溶液に入れる実験を行い,金属によってイオンへのなりやすさが異なることを見いだして理解すること。
イ◯ 化学変化と電池
 電解質水溶液と2種類の金属などを用いた実験を行い,電池の基本的な仕組みを理解するとともに,化学エネルギーが電気エネルギーに変換
されていることを知ること。

▼それでは、私は「これまで」にどんな授業をやって来たのだろ。

◆【物質とイオン】

 授業のサブタイトルはこうだった。
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 「はじめにイオンありき」これが私のスタンスだった。
 さらに発展しての授業づくりについては、また別途検討してみたい。

(つづく)

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映画『天気の子』を観た!! #天気の子

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▼秋雨前線の影響をうけてぐずついた天気の「雲見」が続いていた。
 姫路に出る機会があり、今話題の映画『天気の子』を観た!!

◆映画『天気の子』

▼あの新海誠監督の最新作!!今、大ヒット上映中!!
 確かに観客はいっぱいだった。
 話題になっているということで、一度は観ておきたいと思っていた。
 特に私の興味は「雲見」に関連してであった。
 【お薦め本】風に特に面白いと思ったこと3つをあげてみる。

(1) アニメーション映像「雲見」が楽しめる!!
(2) リアル「雲見」がより興味深くなってくる!!
(3) 「雲見」と防災・減災をツナグきっかけになる!!

▼「雲見」に特化した感想を少しだけ。
(1) アニメーション映像「雲見」が楽しめる!!
 気象監修にあたられた荒木健太郎さんがパンフレットのなかで、新海監督との出会いは、荒木さんの著書『雲の中では何が起こっているのか』(荒木健太郎著 ベレ出版)を新海監督が読まれたのがきっかけであると語られている。
 新海監督は、気象学についても造詣が深いのである。
 だから、その新海監督と雲研究者・荒木さんがコラボしてつくりあげた「雲見」映像は、ただ迫力あり美しいだけでなく気象学的根拠をも持っていた。
 それがより豊かに魅力的な映像を生み出していた。
 よりドラスティクな積乱雲・かなとこ雲等々 スプライト まで出てくるのにはびっくりだ!!

(2) リアル「雲見」がより興味深くなってくる!!
 映画館から外に出たら、思わず空を見上げて「雲見」をした。
 まだ雨は降り出していなかった。
 いつものリアル「雲見」もより興味深くなっていた。

▼最後にもうひとつだ
(3) 「雲見」と防災・減災をツナグきっかけになる!!  
 物語の中では「異常気象」をあつかっていた。
 我々と「天気」とのつき合いはかぎりなく古い!! これからもまたかぎりなく続く!!
 「大気の物理学実験室」のなかに暮らす我々の宿命デアル!!
 この映画が、「天気」とのつき合い方を考えるきっかけになればいいな。
 いやなりそうな気がする!!

 物語そのものの感想についてあまりふれなかったが、特に後半は手に汗をにぎりながら見入ってしまっていた。 
 たしかに、面白い!! まだの方、ぜひぜひのお勧めだ!!

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原子論的物質観と授業(6)

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▼最近、とても気に入って愛用しているトートバッグがある。
先日の「雲見」の旅にも持って行ってとても便利だった。理科ハウス

◆元素周期表トートバッグ

だ。何が便利と言ってポケットひとつだからどこに入れたか迷うことがない。年をとるとこれってけっこう重要なこと!!
 リュックのようにいちいち背負っていたものを下ろす必要がない。モノの出し入れ超簡単!!
 それにオシャレだ。(私が言ってもあまり説得力ないけれど(^^ゞポリポリ)

 それに、ひまなときは、ぼーっとこの「周期表」ながめているといろんなことがわかってきて面白い!!
 「この世界は、たったこれだけでできているのか!!」
 「Alの階段がここに…!!左は 右は 」
 「金属って多いな!!」
 「周期表は 物質探検の地図 !!」 
 等々
▼「学習指導要領」に見る「物資探検」の課程をつづけよう。

◆【理科編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 (文部科学省)

続けて「(4)化学変化と原子・分子」を見てみよう。
もうここではダイレクトに「原子・分子」を問題としていた。

(4)化学変化と原子・分子  化学変化についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 化学変化を原子や分子のモデルと関連付けながら,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けること。 イ 化学変化について,見通しをもって解決する方法を立案して観察,実験などを行い,原子や分子と関連付けてその結果を分析して解釈し, 化学変化における物質の変化やその量的な関係を見いだして表現すること。
 

▼さらに具体的に次のように続く。

(ア)物質の成り立ち

ア◯ 物質の分解
 物質を分解する実験を行い,分解して生成した物質は元の物質とは異なることを見いだして理解すること。
イ◯ 原子・分子
 物質は原子や分子からできていることを理解するとともに,物質を構成する原子の種類は記号で表されることを知ること。

(イ)化学変化

ア◯ 化学変化
 2種類の物質を反応させる実験を行い,反応前とは異なる物質が生成することを見いだして理解するとともに,化学変化は原子や分子のモデ
ルで説明できること,化合物の組成は化学式で表されること及び化学変化は化学反応式で表されることを理解すること。
イ◯ 化学変化における酸化と還元
 酸化や還元の実験を行い,酸化や還元は酸素が関係する反応であることを見いだして理解すること。
ウ◯ 化学変化と熱
 化学変化によって熱を取り出す実験を行い,化学変化には熱の出入りが伴うことを見いだして理解すること。

(ウ)化学変化と物質の質量

ア◯ 化学変化と質量の保存
 化学変化の前後における物質の質量を測定する実験を行い,反応物の質量の総和と生成物の質量の総和が等しいことを見いだして理解するこ
と。
イ◯ 質量変化の規則性
 化学変化に関係する物質の質量を測定する実験を行い,反応する物質の質量の間には一定の関係があることを見いだして理解すること。

▼「はじめに原子ありき!!」で物質探検を進めるというのが、「これまで」の私の構想だった。
 これまた繰りかえしになるが、これまでの授業をあげてみる。

◆【化学変化】

 物質探検における「地図」=「周期表」は、いつでも目に触れられるところに置いておきたい!!
 物質探検の旅に「地図」=「周期表」は必須!!
 折しも今年はメンデレーフが周期律発見してから150年の記念すべき年だ!!
 
◆国際周期表年2019

 もっと身近に「周期表」を!!

(つづく)

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原子論的物質観と授業(5)

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▼雄花ばかりが目立っていた子規庵のヘチマにも、やっと雌花が目につくようになった!!
雌花の下には将来「ヘチマの実」になる部分が用意されているようだ。
 雄花からの花粉を、雌花の雌しべが受粉し、実になり種子ができる!!
 アタリマエすぎるほどアタリマエの理屈だ!!

 実は「原子論的物質観」と大げさに言う理屈も、アタリマエすぎるほどアタリマエのことなのかもしれない。
▼「学習指導要領」の「物質観」に注目することを続けよう。

◆【理科編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 (文部科学省)

 まず「原子論」「物質観」とダイレクトに関係ありそうな<化学領域>に焦点をあてて見ていく。
 このように最初から領域を分けて考えていくことにも大いに問題があると思うのだが…。
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

(2)身の回りの物質  身の回りの物質についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 身の回りの物質の性質や変化に着目しながら,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けること。 イ 身の回りの物質について,問題を見いだし見通しをもって観察,実験などを行い,物質の性質や状態変化における規則性を見いだして表現すること。
   ここで注目しておきたいフレーズは「身の回りの物質」「見通しをもって観察、実験などを行い」である。

▼続けて、ここでは具体的には3つをあげている。
(ア)物質のすがた
(イ)水溶液
(ウ)状態変化
である。

 (ア)物質のすがた
ア◯ 身の回りの物質とその性質
 身の回りの物質の性質を様々な方法で調べる実験を行い,物質には密度や加熱したときの変化など固有の性質と共通の性質があることを見い
だして理解するとともに,実験器具の操作,記録の仕方などの技能を身に付けること。
イ◯ 気体の発生と性質
 気体を発生させてその性質を調べる実験を行い,気体の種類による特性を理解するとともに,気体を発生させる方法や捕集法などの技能を身
に付けること。

(イ)水溶液 ア◯ 水溶液  水溶液から溶質を取り出す実験を行い,その結果を溶解度と関連付けて理解すること。
(ウ)状態変化 ア◯ 状態変化と熱  物質の状態変化についての観察,実験を行い,状態変化によって物質の体積は変化するが質量は変化しないことを見いだして理解すること。 イ◯ 物質の融点と沸点  物質は融点や沸点を境に状態が変化することを知るとともに,混合物を加熱する実験を行い,沸点の違いによって物質の分離ができることを 見いだして理解すること。

▼めったにない機会なので、少し長く引用させてもらっている。
 読みながらいろいろ考えてみた。
・ここでは「原子・分子」は有効か?
・「見通しをもって観察、実験などを行い」を実現するためには、原子論的物質観が必須では!?
・見えない気体を「物質」として認識するためには?
▼ここの部分で、「これまで」に私はどんな授業してきたのだろう。
繰りかえしになるが、再度見てみる。

◆【物質探検】

◆【気体】

◆【溶解】

◆【三態変化】

(つづく)

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原子論的物質観と授業(4)

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▼一週間に一度、小高いこの場所に登っての「雲見」を定例化しようとしていた。
 我が町を一望できた!!
 俯瞰するところまではいかないが、暮らしている「大気の物理学実験室」をサイドから客観視できるような気がしてくるのだった。
 一週間に一度の「雲見」からもわかった。
 秋は空からやって来ていた!!

 少し「つまらないこと」にこだわる。
 このように「大気の物理学実験室」と言うとき、私たちは「見えない大気」をほんとうに「物質」として認識しているだろうか!?
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▼急がば回れ!!
 私たちの「物質」認識・「物質観」はどのように形成されてきたのか?
 学校教育の場では、どのように形成することをめざしているのか?
 一般にはあまり知られていないかも知れないが、とても参考になる資料(文献)があった。
 誰もが今すぐ目にすることができる。「学習指導要領」である。
 「中学校」【理科編】の最新版をみてみよう。

◆【理科編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 (文部科学省)

▼さっそく「教科の目標」を見てみよう。

  自然の事物・現象に関わり,理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもって観察,実験を行うことなどを通して,自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1)自然の事物・現象についての理解を深め,科学的に探究するために必要な観察,実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。
(2)観察,実験などを行い,科学的に探究する力を養う。
(3)自然の事物・現象に進んで関わり,科学的に探究しようとする態度を養う。

 ここでは、直接的に「物質」というコトバは出てこない。
 あえて言うなら「事物」というコトバが包括してるだろう。
 繰りかえされるキーワードは、「観察、実験」「科学的に探求」である!!
▼次に分野ごとの目標「第1分野の目標」を見てみよう。

 物質やエネルギーに関する事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1)物質やエネルギーに関する事物・現象についての観察,実験などを行い,身近な物理現象,電流とその利用,運動とエネルギー,身の回りの物質,化学変化と原子・分子,化学変化とイオンなどについて理解するとともに,科学技術の発展と人間生活との関わりについて認識を深めるようにする。 また,それらを科学的に探究するために必要な観察,実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。
(2)物質やエネルギーに関する事物・現象に関わり,それらの中に問題を見いだし見通しをもって観察,実験などを行い,その結果を分析して解釈し表現するなど,科学的に探究する活動を通して,規則性を見いだしたり課題を解決したりする力を養う。
(3)物質やエネルギーに関する事物・現象に進んで関わり,科学的に探究しようとする態度を養うとともに,自然を総合的に見ることができるようにする。

 ここに来て「物質」というコトバははっきり出てくるのである。
 「物質やエネルギーに」といつも「エネルギー」とセットで出てくるところにも注目しておきたい。
 (1)では、ついに「原子・分子」というコトバが登場する。
 (3)の「自然を総合的に」に妙に納得するのである。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 頭が混乱してきたときの私の常套手段は、超スローダウンだ!!

(つづく)

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【Web更新8/25】19-34 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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昨朝の朝顔赤くしぼみけり 19/08/24撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-34
週末定例更新のお知らせ
 【再訪】「紅花を追って」の旅からはや一ヶ月だ!!
 またしても、行き先も決めずに列車に飛び乗ってしまいたい衝動にかられる。
 秋風のせいだろうか!?

◆表紙画像集2019 更新  朝顔
 朝顔を見ると、「夏休み」を思い出す。
 その長かった「夏休み」も、はや最終週だ。いや、もう二学期がはじまっているところも多いのだろう。
 門先に朝顔が毎朝いくつも咲いている。
 昨朝の朝顔は赤く萎んでいる!!萎むことによって今朝の青い朝顔をひきたてるが如く!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「原子論的物質観と授業」というなんとも奇妙なシリーズをはじめてしまった。
 はじめるときは、少し意気込んでいた。
 書きながら、ちょっと自分でも「つまらない」と思う瞬間がある。
 ひょっとしたら、途中でやめてしまうかも知れない。(^^ゞポリポリ

◆オンライン「寅の日」 更新!!

 第200回オンライン「寅の日」からちょうど一年だ!!
 自分でも驚いてしまう。
 「思えば遠くへ来たもんだ♪」そんな歌なかったかな。

すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい。
みちはこたえない。
みちはかぎりなくさそうばかりだ。 真壁仁『峠』より

「峠」に立つ一週間がはじまる!!

 

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原子論的物質観と授業(3)

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私の大賀ハス物語は12年目に入っていた。蓮根の植え替えから22週目であった。
 2008年に発芽処理をして以来、今年は最大のピンチ・悲劇に遭遇していた。
 やっと「立葉」が観察池を覆うように林立してきた!!と思ったら、こんどは池の「水漏れ」だった。
 もうひとつ同じ大きさの容器を手に入れ、二重にして今年を乗り切ろうと思っていた。
 少し手伝ってもらって、池を横に浮かそうとした。さらなる悲劇はそのとき起きた!!
 池を完全にうつ伏せにひっくりかえしてしまったのだ。
 立葉はぐちゃぐちゃになってしまった。そして「水漏れ」の原因がわかった。ただ単に栓が抜けかけていただけだった。
 もういちど蓮根を容器に入れ、土を入れ、観察池を復元しようとした。
 来年の春まで、花はあきらめても、せめて蓮根だけでも太らせるために。
▼秋は空からやってきていた。
 それはまちがいない!!
 「青い空」…「レイリー散乱」
 「白い雲」…「ミー散乱」
 こんなコトバだけでわかったつもりになっていた私に、ほんとうに「原子」は見えていたのだろうか!?
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「はじめに原子ありき!!」
で始める

◆【化学変化】

の授業のなかでは繰りかえし次のように言ってきた。
Subtitle

▼こう言ってきた「原子」とルクレチウスの「原子」!!
どこが同じで 
どこがちがうのか!?
少しずつ少しずつ ゆっくり 吟味していこう。

(つづく)

 

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原子論的物質観と授業(2)

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▼昨日(2019/08/23)は、「処暑」だった。
 秋雨前線による雨は間歇的にはげしく降った!!
 瞬く間に門先に小川をつくってしまった。
 やんだと思ったら、またしても「残暑」をたたき落とすように降った!!
 そしていっきょに秋めいていくのだった。
 二十四節気「処暑」とは実にうまくいったものだ。

 それは「科学」!? それとも単なる「偶然」!?
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▼今しばらく問題としようとしているのは、そんな「つまらないこと」だった。
「つまらないこと」で頭にこびりついてしまった寅彦をめぐるひとつのエピソードがあった。
 そのエピソードは大数学者吉田洋一先生が『数学の影絵』(吉田 洋一著 角川選書)のなかに書き残してくれていた。
●「つまらない」こと~寺田寅彦の思い出~ (同書p246)
 吉田先生は学生のころ、たった一度だけ寺田寅彦の講演を生で聴いたことがあるそうだ。そして、その講演の最後の言葉が印象深くその情景を含めて忘れられないという。

 講演の終りのところでも、またちょっと声を大きくされた。「何だか変なこというようですが、どんなつまらないことでも、つまらないといって捨ててしまわないで研究していくと、たいへん面白いことがみつかってくるものです」こういって、ちょっとはにかんだような表情をして退場された。(同書p248) 

▼ルクレチウスは「科学」!? それとも単なる「偶然」!?
 この度の「原子論的物質観と授業」連載のねらいを今一度確認しておく。
 2つある。
(1) 今一度、私自身の「物質観」を吟味する!!
  ~ 「これから」のモノとのつき合い方を考える ~

(2)「ルクレチウスと科学」をより豊かに読み解く!!

▼あれっ!?
 「授業」についてがない。そう今回は「授業」は私の方法であり、それ自体が「ねらい」ではない。
 もちろん「授業」づくりに話が発展すれば、それもまたうれしいことではあるが。
 
 さっそく秋雨前線の雨!!物質「水」を考えてみよう。
 これほど身近にあって、つき合いの深い物質はないだろう。
 物質「水」は、固体・液体・気体に状態変化する。どんな授業をしてきたのだろう。

◆【三態変化】実践DB

 サブタイトルをつけていた。
 「鉄の気体はあるだろうか」
 「酸素の固体はあるだろうか」
 
(つづく)

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原子論的物質観と授業(1)

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▼子規庵の糸瓜の花が次々と咲いている!!
 しかし、なかなか次なるステージに向かわない。考えてみるとこれはアタリマエ!!
 次々と咲いている目立つ花は雄花ばかり。
 雌花は!?とさがすとなんとかいくつかをみつけることができた。
 しかし、雌花の根元がふくらんでくる様子もみられない。
 なぜだろう。?(゜_。)?(。_゜)?
▼「無からはなにも生まれない」とルクレチウスは言った!!
 その真実は、2000年以上の時空を超えて今も不易である。
 
 今、オンライン「寅の日」「ルクレチウスと科学」を読んでいる。
 これまで読んだなかでもいちばん難解であると言っていいほどだ!!
 読み解く期間を一ヶ月延長して、9月の3回も継続することにした。
 難解であることも確かだが、寅彦がかくも熱く語るのもめずらしいことも事実だ。
 そこに何が!?
▼なんとしても、私に可能な限りの読み解きに挑戦したい。

 私の最も効率的かつ有効な学びの方法は「授業」である!!
 
 「授業」を直接的におこなわなくなった今も、これは変わらない。
 「授業」というフィルターを通して、
 今一度 私自身の物質観を問いたい!!

「原子論的物質観」!!
 物質観と言ってすぐさま思い出すコトバだった。
 なんとも、ゴツゴツした大袈裟そうなコトバだ。と言いながらも私もしばしば使ってきた。
 誰が言い出したコトバなんだろう!?
 誰かに教えてもらったコトバなんだろうか!?

 試しにググってみた。
 (゜o゜)ゲッ!! ビックリだ。2番目にヒットしたのは18年も前に書いた自分自身の文章だった。

◆今、なぜ「原子論的物質観」なのか 
 
 しばらく「原子論的物質観と授業」をテーマに連載してみることにする。
(つづく) 

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【Web更新8/18】19-33 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等 更新!!

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仏さん今年も送り葛の花 19/08/16撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-33
週末定例更新のお知らせ
 ずいぶん遅れた週末定例更新のお知らせである。
 一日一エントリーの鉄則に従えば、今朝までずれ込んでしまった。だからと言って、二週間分を一度というわけにはいかない。
 それはまた、一週間に一Web更新の「枷」からはずれてしまうことになる。
 「枷」はより自由度を確保するためには必要!!

◆表紙画像集2019 更新 葛の花
 例年15日の夕方に行う「仏さん」送りが、台風10号の通過で、一日遅れて16日の朝、近くの川で送った。
 帰りに見た線路沿いの土手は、風雨の影響にもめげず 葛が覆い被さっていた。
 ところどころに葛の花が顔を出していた。
 蔓の先はさらにのび高き草木にからまり、「もっと光を!!」と絶叫しているようだった!!
 残暑は続く!!

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)の再検討をいったん終えた。
 あらたなアプリ、資料の活用もふくめて順次更新を続けていきたい。
 自分でも実践の機会があれば、また報告したい!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「ルクレチウスと科学」を読んでいる。
 9月続投も決めた。
 寅彦がここまで熱く語るのにはわけがあるはず!!
 きっとココになにかが…!!
 なかなか難解であることは確かである。
 でも ゆっくり ゆっくり急ごう!!
 
 前の田にトンボの群れが飛び交っていた!!
 秋は確かに近づいている。

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本日(2019/08/21)、第231回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼「雲見」の像の向こうの西の空に青空がやっと見えてきた!!
 そのとき日は沈みはじめていた。
 このまま一日の「雲見」終わるかと思っていた。とんでもなかった!!
 すっかり寝入っていた。ところが真夜中近く、この夏、最大のカミナリにたたき起こされた。
 もうすぐ近くに落雷したのではないかと思わせるものだった。雷雨もすごかった!!
 しばらく真夜中の「雲見」をして再び眠った。

 「雲見」をしながら、つくづくと考えた!!
 2000年以上も前に「万物が原子からできている」なんてどこから発想したのだろう!?
 またまたあの人のコトバを借りよう。
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
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▼本日(2019/08/21)は、第231回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマは「ルクレチウスと科学」である。本日で2回目である。
 一回目で「緒言」を読んだだけだった。そこで、すでに9月も続投を決めた。
 今回は、第一章に焦点をあてて読んでみることにする。

◆本日(2019/08/21)、第231回オンライン「寅の日」!!

●「ルクレチウスと科学」(2)(青空文庫より)

▼正直に言うが、まだ2000年以上前にこの詩が書かれたということが信じられないでいた。
 ポンコツ頭をフル回転させて考えるが、やっぱり納得いかない!!

 現在の物理学における物質不滅則、原子の実在はだれも信ずるごとく実験によって帰納的に確かめられたものである。二千年前のルクレチウスの用いた方法はこれとはちがう。彼はただ目を眠りふところ手をして考えただけであった。それにかかわらず彼の考えが後代の学者の長い間の非常の労力の結果によって、だいたいにおいて確かめられた。これははたして偶然であろうか。私はここに物理学なるものの認識論的の意義についてきわめて重要な問題に逢着(ほうちゃく)する。約言すれば物理学その他物理的科学の系統はユニークであるや否やということである。しかし私は今ここでそういう岐路に立ち入るべきではない。ただルクレチウスの筆法を紹介すればよい。
 

 そこのところが知りたいという気もするのだが…\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
 「ルクレチウスの筆法」に話をすすめよう。

 今日の科学の方法に照らして見れば、彼が「無より有は生じない」という宣言は、要するに彼の前提であり作業仮説であると見られる。もっとも、無から有ができるとすれば、ある母体からちがった子が生まれるはずだといったような議論はしているが、これらは決して証明ではあり得ない事は明らかである。
そしてここに述べられたアルファベットが寄り集まっていろいろな語を作るように、若干の異種の原子がいろいろに結合していろいろのものを作るという彼の考えはほとんど現在の考え方と同様である。のみならずおもしろい事には現在われわれは原子の符号にアルファベットを用い、しかもまたいろいろの物質をこれら符号の組み合わせで表わすのである。これは全然ルクレチウスの直伝である。
 元子によって自然を説明しようとするのに、第一に必要となって来るものは空間である。彼はわれわれの空間を「空虚」(void)と名づけた。「空間がなければ物は動けない」のである。彼の空間は真の空虚であってエーテルのごときものでない。この点もむしろ近代的であると言われよう。
 物質原子の空間における配置と運動によってすべての物理的化学的現象を説明せんとするのが実に近代の少なくも十九世紀末までの物理学の理想であった。そうして二十世紀の初めに至るまでこの原子と空間に関するわれわれの考えはルクレチウスの考えから、本質的にはおそらく一歩も進んでいないものであった。

▼読めば読むほどルクレチウスの凄さが見えてくる!!
 あわせて最初のシロウトの不思議が頭をもたげてくる。
 ついに、にわかには私には理解困難な領域まで話が及んでいく。

しかしもともと相対性理論の存在を必要とするに至った根原は、畢竟(ひっきょう)時に関する従来の考えの曖昧(あいまいさ)に胚胎(はいたい)しているのではないかと考えられる。時間もそれ自身の存在を持たないと言ったルクレチウスの言葉がそこになんらかの関係をもつように思われる。「物の運動と静止を離れて時間を感ずる事はできない」という言葉も、深く深く考えてみる価値のある一つの啓示である。
 ともかくも物質元子に、物体と同様な第二次的属性を与える事を拒み、ただその幾何学的性質すなわちその形状と空間的排列とその運動とのみによって偶然的なる「無常」の現象を説明しようとしたのが、驚くべく近代的である。
 私は近代物理学によって設立された物質やエネルギーの素量の存在がいわゆる経験によった科学の事実である事を疑わないと同時に、またかくのごとき素量の存在の仮定が物理学の根本仮定のどこかにそもそもの初めから暗黙のうちに包含されているのではないかということをしばしば疑ってみる事がある。われわれが自然を系統化するために用いきたった思考形式の機巧(メカニズム)の中に最初から与えられたものの必然的な表象を近ごろになっておいおい認識しつつあるのではないかという気がするのである。ルクレチウスは別にこの疑問に対してなんらの明答を与えるものではないが、少なくも彼は私のこの疑いをもう少し深く追究する事を奨励するもののように見える。
科学は畢竟(ひっきょう)「経験によって確かめられた臆断(おくだん)」に過ぎないからである。
 この論議の中に、熱は元子の衝突運動であるという考えや、元子排列の順序の相違だけで物の変化が生じるというような近代的の考えも見えている。
ルクレチウスが今の科学に照らして最も不利益な地位に置かれるのは、彼がここで地を平面的に考え、「上」と「下」とを重力と離れて絶対的なものに考えている事である。
 この物質量の無限大を論ずる条下に現われているもう一つの重要な考えがある。元子が集合して物を生ずるのは、元子の混乱した衝突の間に偶然の機会でできあがるものであって、何物の命令や意志によるのでもない。そういう偶然によって物が合成されうるためには無限の物質元子の供給を要するというのである。この「偶然」の考えも実に近代の原子説の根底たる統計力学の内容を暗示するように見える。偶然のみ支配する宇宙ではエントロピーは無際限に増大して死滅への道をたどる。

もうピックアップするだけが精一杯で、とてもじゃないがなかみの理解まではいかない。(^^ゞポリポリ
少なくとも今月中ぐらいは反芻作業を繰りかえしてみようと思う。

(つづく)

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ファラデーラボ「ロウソクのかがく」(2)

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▼今回は夏休み特番サマーレクチャーということで、午前中(10時)よりはじまった。
 いつものティータイムは、昼食を兼ねた昼休憩だった。
 その時間もいろんなところで話題が盛り上がっている。それまたエンドレス状態デアル!!
 いつものように、第二部のエントリーがホワイトボードに書き出された。
 午前中講師の成見さんも参加していただいて、ワイワイとにぎやかにはじまった。
▼トップバッターは西川徹さんの『2019おもしろ理科実験』だ。
 今回は、ペーパーの報告だけでなく実験も実演してくださった。アリガタイ!!
 紹介してくださった実験・モノは次のようなものだった。
・ブタンガスのすべり台
・ぷよぷよボールすくい (高吸水性高分子・ポリマー) 水を吸って自分の体重の500~1000倍に
・廃油を利用したロウソク
等々である。実験やモノを見せてもらうだけで終わらないのが、ここの「かがくカフェ」の特長だった。
 あちらこちらから質問が飛びだし、さらには発展実験までやろうとする!!
 このごろ「そこまで!!」の鐘がならされること多くなったな。(^^)V
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▼次が、今やここの定番化しつつある気象予報士・防災士 二宮直樹さんの『10分間 気象の小ネタ』だ。
 ツボを心得た二宮さんの話は、いつもわかりやすく面白い!!
 このミニレクチャーのファン急増である!!  
 今回のテーマは『知っているようでも 正確には説明できない 気象の用語』だ。
・風向とは
・風速と瞬間風速
・降水確率とは?
・天気の決め方
・平年値とは?
・天気予報の発表区域
等々である。とびだす質問にとてもわかりやすく応答していただいた!!
 「何に勘違いしやすいか」「何がわかりにくいか」それを知ってオラレルノダ!!
 ホンモノは面白くわかりやすい!!
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▼続けて大西清美さんからの貴重なモノの「おすそ分け」があった。
・理科ねっとわーくデジタル教材CD(各分野 多数!!) 超貴重!!
・大西さん筆の水墨画の掛け軸 
 こんな貴重なモノばかり「おすそ分け」してもらっていいのかな!? ラッキー(^^)V

 神原優一さんからは、『電気教材』の紹介があった。
 プレゼン用「回路カード」開発の紹介がとても興味深いものだった。
 
 石原諭さんからは本『静電気のふしぎ』(小林卓二著 さ・え・ら書房 1987)の紹介があった。
 静電気の科学史やくわしく実験も紹介されたすばらしい本だ。児童書であるが、静電気を教える教師もぜひ読んでみたい一冊だ!!
 関連して「箔検電器」の「ふしぎ!?」についても話をしてもらった。
 静電気ってほんと奥が深いなー!!

 ほんとうに充実した夏休みの一日となった!!
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ファラデーラボ「ロウソクのかがく」(1)

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▼昨日(2019/08/18)は、ファラデーラボ第104回「かがくカフェ」が行われた!!
 夏休み特番のサマーレクチャーとして開催された。

■サマーレクチャー「ロウソクのかがく」
◆テーマ  サマーレクチャー「ロウソクのかがく」
◆話題提供 成見知恵さん  国際基督教大学高等学校講師

 2年ぶりに成見さんが東京より駆けつけてくださった!!
 大いに盛り上がりとても楽しいサマーレクチャーであった。深謝<(_ _)>
▼あまりにもいっぱい面白いこと、楽しいことがあったので、まだまだ未消化の状態であるが、熱のさめぬ間に第一報として報告しておく。
 成見さんの報告は『カラフル・サイエンスの実践報告』からはじまった。
 あいかわらず楽しい実践報告だ!!
 「物理」苦手人間の私などにはとてもとてもうれしい授業報告だ。
 いっぱい、いっぱいさすが!! と感心することがあったが、昨日いちばん私が感心し、感動したのは
 直角に引っ張るための貼られた 正方形の一枚の色紙だ!!
 これぞカラフル・サイエンスの真骨頂だ!!
 「物理」苦手人間のツボをおさえておられる!!

 ●「乗り出す板・プロジェクト」
 の取り組みも進んできているようだ。
 このプロジェクトを通して、ヒューマンネットワークの輪がどんどん広がっているのが凄い!!
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▼さあ、いろいろ本論の「ロウソクのかがく」だ。
 中学校理科授業、子ども実験教室での実践報告であり、その場での私たちに向けたレクチャーだった。
 こちらでの「カラフル・サイエンス」の哲学は生きていた!!
 成見さんならでは楽しいわかりやすい工夫・アイデアが飛び出してきた。
 もういっぱいありすぎて…(^^ゞポリポリ
 アルミ針金でつくるロウソク立て、カラフルロウソク、放電チャッカマン(?)…
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▼さていよいよメインイベントの「キャンドルメリーゴーランド工作ワークショップ」だ。
 ていねいにひとりひとりの分が準備されていた。
 この準備の労力を考えると感謝あるのみだ!!
 これまた、いろんなところに成見さんならでは楽しい工夫・しかけがあった。
 材料入手のエピソードも面白かった!!

◆「キャンドル・メリーゴーランド」

 これを見せてもらったら、誰でも作らせてもらいたくなるはずだ!!
 あいかわらず超不器用な私はあわや「回らない人間第1号」になるところを成見さんの助っ人で、みごとに回った!!
 うれしかった。\(^O^)/

(つづく)
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2019年9月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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▼我が家の大賀ハス観察池にはじめて蓮の花が咲いたのはちょうど10年前の2009年の夏だった。
 咲いたのは、たった一輪だけだったが、私には大感動であった!!
 2008年に発芽処理をして、その翌年に咲いてくれたのだからなんともうれしかった。
 その年から毎年の蓮根の植え替えをし、毎年いくつもの「あこがれ4日間」見てきた。
 今年は最初からずいぶん様子がちがっていた!!なかなか元気のよい立葉がみられなかった。
 花芽はいくらたっても見られなかった!!
 今年は花をあきらめるにしても、蓮根だけは大きくして来年につなぎたかった。ところが、今年はとことん災難の年だった。
 観察池は、蓮根の植え替えから21週目だった。
 観察池に水をいれてもいれてもすぐ乾いてしまう。どうやら池の容器が水漏れを起こしているいるようだ!!
 大ピンチ(^_^;)
▼2019年9月のオンライン「寅の日」の計画を考える時期がきていた。
 こちらも大ピンチ!! 
 8月のテーマとして、とりあげている「ルクレチウスと科学」はいっこうに進んでいなかった。
 前回でやっと「緒言」を終えただけだった。
 もう一回で、全編を読んでしまうことなど不可能だ。かたちだけは今月かぎりにして、またの機会に再挑戦する方法もあるが、ここはいっきょに最後まで読んでしまいたい!!
 そこで、一ヶ月だけ延長することにする。9月3回も、「ルクレチウスと科学」を読むこととする。

■2019年9月オンライン「寅の日」
◆第232回オンライン「寅の日」 …9/02(月)
◆第233回オンライン「寅の日」 …9/14(土)
◆第234回オンライン「寅の日」 …9/26(木)

▼長編であるので、もう少し詳細に計画をたててみることとする。
とりあえず次回、第231回には、第一章を読んでしまうこととし、9月3回には以下のようにしたい。
・第232回…第二章、第三章
・第233回…第四章、第五章
・第234回…第六章、後記
もちろん、人によって読むスピードもちがうし、興味ある部分、問題意識のありようもちがうだろう。
だから、これはあくまで目安デアリ、9月中はどこを話題にしてもらってもいいです。
 少しでも読んだ感想・意見をぜひおしえてください。<(_ _)>
■2019年9月オンライン「寅の日」

◆第232回オンライン「寅の日」 …9/02(月)「ルクレチウスと科学」(3)(青空文庫より)

◆第233回オンライン「寅の日」 …9/14(土)「ルクレチウスと科学」(4)(青空文庫より)

◆第234回オンライン「寅の日」 …9/26(木)「ルクレチウスと科学」(5)(青空文庫より)

▼寅彦がこの「ルクレチウスと科学」を書いたのは1929年(昭和4)だ。今からちょうど90年前である。
 それから36年たって、戦後1965年(昭和40)に「現代の小中学生」にもルクレチウスは有効であると力説した人がいる。
 板倉聖宣氏である!!
 板倉氏は『少年少女科学名著全集4 宇宙をつくるものアトム』(板倉聖宣他共編 国土社 1965初版)の「解説」(同書p288より)のなかで次のように言っていた。

 ルクレチウスの本は実験的に原子の存在が確認されるよりもはるか大むかしに書かれたものなのに、現代の原子論の考え方とおどろくほど一致しているのです。このことは、現代の小中学生や一般の人々にひとつひとつ実験的な証明を示すことができなくても、生き生きした原子のイメージをえがかせることができる可能性を示しているともいえましょう。そして、ルクレチウスの本は、広い視野から宇宙について正しい見通しをもつような哲学的あるいは詩的な思索が科学にとっていかにたいせつなものであるかということを教えるのに、またとない本であるといえるのです。

 なんと示唆的なコトバでしょう。
 そして、このときのルクレチウスの著訳者はなんとあの国分一太郎氏なのです。

 それからでも54年です。
 21世紀の今、ルクレチウスは有効でしょうか!?

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【お薦め本】『今の空から天気を予想できる本』(武田康男著 緑書房)

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▼ 台風一過の「雲見」もなかなか楽しいものだった!!
 「雲見」の究極のねらいのひとつとして
 防災・減災にツナガル「観天望気」のスキルを身につける!!
 というのがあった。
 昔の人の「観天望気」に技に大いに学びつつ、「雲見」から明日の天気を予想する技術を身につけたかった。
 それが理想であった!!
▼そのねらいにピッタリの本が出た!!
 著者は、このテーマに最もふさわしい空の探検家・武田康男さんだ。

◆【お薦め本】『今の空から天気を予想できる本』(武田康男著 緑書房 2019.08.10)

 さっそく手に入れ読んでみた!!
 これまでにないダイナミックな展開だ!! たいへん興味深い!!

 いつものようにお薦めポイント3つ先にあげておく。
(1) 空を見ながら、その場でレクチャーを受けている気分になる!!
(2) 実体験に基づく解説はわかりやすく説得力をもつ!!
(3) 必ず自分でも空を見ながら明日の天気を予想したくなる!!

▼ひとつずつ少しだけ詳細に。
(1) 空を見ながら、その場でレクチャーを受けている気分になる!!
 少し前になるが私は、富士山5合目で「雲見」のレクチャーを直接受けたことがある。
なんとわかりやすいのだろう!!
なんと説得力ある説明だろう!! 
 それにいたく感動してしまった。
 そのときのレクチャーを「本」というかたちで具現化したのが、これだと思った。
  こんな本ははじめてであった!!
 大胆にも「文字」「矢印」等が写真にダイレクトに書いてあった。
 そのダイナミックな展開が、妙に説得力を持っていた!!
 ここは著者自身の言葉を借りよう。

本書には、そんな天気を予想するための観察アドバイスをたくさん詰め込みました。あたかもその場で指を指して解説しているかのように、大きな写真に文字や矢印を直接書き入れ、見て欲しい場所を示し、そこにふさわしい説明を加えました。
 また、風で雲が絶えず変化していますから、風の流れもわかるように工夫しました。
 これは本書の大きな特色です。(同書p2「はじめに」より)

(2) 実体験に基づく解説はわかりやすく説得力をもつ!!
 空の探検家・武田康男さんのアクティブさにはいつも驚かされる。
「えっ!?いつの間に…」と思うことしばしばである。
興味深い<空>の情報があれば、日本中(いや世界中)どこでもいつでも駆けつける!!
そんな武田さんが長年にわたって撮りためてきた写真を使用しての説明だけに自ずとすごい説得力をもつ。
 単なる理屈だけではない、実際に武田さん自身が自分の目で確かめた「事実」があるのだ。
ここもまた著者の言葉を借りよう。

 このような空の観察方法は、私が数十年間、空を見続けて知ったことです。私の撮った写真に、私がわかったことを具体的に記したもので、その後の天気も、実際に起こったことが基になっています。(同書p2「はじめに」より)

▼ 最後にもっとも肝心なことをひとつ。
(3) 必ず自分でも空を見ながら明日の天気を予想したくなる!!
 この本は「読む」本というより、「見て使う」本だ!! 
 自分で「雲見」をしながら、明日の天気を予想するときに「見て使う」のである。  
 取り上げた<空>は89種
<雲から読む天気>44種の空
<光から読む天気>19種の空
<風から読む天気>13種の空
<季節から読む天気>13種の空
 レアな<空>を取り上げるだけでなく、むしろアタリマエの見慣れた<空>を取り上げてくれているがうれしい!!
 89種あれば似たような<空>は一応網羅していると言えよう。 
 しかし、あなたの暮らす地域独特の<空>もあるだろう。
 この本の真似をして、自分で撮った写真に、説明文、矢印などを書き加えて新しいページを加えれば、著者もすすめる『あなただけの天気の本』ができあがるだろう。
 ぜひ私も挑戦してみたいものだ!!

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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(8)

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▼不気味な夜明けの<空>の「雲見」からはじまった!!
 行き交う雲が忙しなく動き始めた。
 やがて巨大に成長したひまわりも、立っているのが危ぶまれるほど強い風が吹き始めた。
 午後にははげしい雨も…。
 川の水位が増してくるのは、夜間にかけてこれからだと思われた。
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▼こんな日の「雲見」にもたいへん興味深いものがあった。
 各地の「雲見」はどうなっているだろう。
 あの人の住む地の「雲見」はどうだろう!?

 かつて【理科の部屋】では、名物企画に

◆【星空の連帯】

 というのがあった。通称【星連】だ!! 
 実に多くのことを学び、楽しい企画であった。
 次は「雲見」だ!!という思いはずいぶん以前からあった。
 それが、このテキストの最後のよびかけだった。

「5【「雲見」の連帯】を楽しもう!!」

▼すでに動きはじめているものがあった。

◆【理科の部屋】7 「きょうの雲見」

 毎月、minamizaさん方でトピックを立ちあげ、たいへん興味深い「雲見」画像をアップしてくださっている!!
 アリガタイ!!深謝。
 見せてもらうだけでも面白いが、やっぱり自分でも投稿すれば面白さは何倍も膨らむ。
 ゲスト投稿も可能だ!!感想・意見の投稿も…<(_ _)>
▼他に【「雲見」の連帯】にツナガルものとして思いつくものをあげると
 先に紹介した「くもろぐ」の「みんなの雲を見る」だ!!

◆雲識別スマホアプリ『くもろぐ』

 スマホにインストールしておけば、「みんなの雲を見る」でリアルタイムに【「雲見」の連帯】が可能かも。
 もうひとつある。
 
◆24時間ソラをLiVEする番組「SOLiVE24」!!

 こちらの方も、私自身もまだうまく使い切れていないのであるが、可能性は感じている。
 
 【「雲見」の連帯】につながりそうなサイトやアプリの情報を教えて下さい。
 よろしくお願いします。 <(_ _)>


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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(7)

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台風10号の最新情報に注目しておこう!!

◆台風情報(気象庁)

 常に更新して、最新情報に注目しておきたいものだ。
 15日3時時点での大きさは
 「15m/s以上の強風域 東側 600km(325NM) 西側 500km(270NM)」
 だ。単純に考えると、直径は1000㎞を超えている。「大型」である。
 さらに単純に計算すると  高さ(厚さ)/直径=10㎞/1000㎞ の円盤デアル!!
厚さ1㎜直径10㎝(100㎜)のうすいCD盤のような!!

 我らが寺田寅彦は「小爆発二件」のなかで、次のように言った。
 

ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。

▼「雲見」そのものを楽しむことも大切だが、「雲見」の究極のねらいとしては
 防災・減災にツナガル!!
 ということがある。
 今こそ テキスト 「 4 「雲見」と天気の変化」生きてこなければ…

(1) 毎日の天気の変化を「10種雲形」の「雲見」で考えてみよう。
 ・雨が降る前にはどんな雲が見られましたか。
 ・雷が鳴っているときにはどんな雲が見られましたか。
  ・台風が過ぎ去った後は、どんな雲が見られましたか。

▼次は天気図だ!!
(2) 「天気図」を見ながらの「雲見」に挑戦してみよう!!

◆気象庁・天気図(実況・予想)

◆気象庁・日々の天気図

・「天気図」を見ながら明日の「雲見」を予想してみよう。
・「天気図」でどんなときどんな雲が見られるか。ルールをつくってみよう。
  ○作ったルールを使って明日の「雲見」を予想してみよう。
・「日々の天気図」を見ながら、記憶にある「あの日」の「雲見」を想像してみよう。
  明日どんな雲が見られるか予想しながら、「雲見」ができると楽しいですね!!  

▼ここ数日は、台風バージョンに特化した「雲見」ができるといいですね。
 「正当にこわがり」ナガラ 
 まずは防災・減災を第一に考え行動したい!!
 それに役立つ「雲見」でありたいものだ!!

 台風が過ぎ去ってしまった後も含めて「雲見」を続けたいものである。
 台風のときは、多彩な雲に出会える!!
 それはまるで「雲の展覧会」!!

(つづく)
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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(6)

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▼いつもの「雲見」を、飛行機よりももっともっと高い位置からやるというのが次のテーマだった。
「3 宇宙からの「雲見」」
(1) 静止気象衛星「ひまわり8号」からのリアルタイムな「雲見」画像を楽しもう。
 ● 「ひまわり8号」の軌道(位置)を確認しておこう。
  赤道上空  東経 約 (140度)
        高さ 約 (36,000 )㎞
  ※それは地球を直径13㎝とすると地上から(36)㎝ (゜o゜)ゲッ!! 離れている!!
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▼実際にリアルタイムに「ひまわり8号」から送られてくる画像を見てみよう。

◆ひまわり8号リアルタイムWeb

・自分の住んでいるところわかりますか?
・拡大してみよう。
・最新動画を見てみよう!!
「夜明け」は感動ですね!!
・台風10号の情報も見てみよう!!

▼今度は同じ「ひまわり8号」からの「雲見」でも、より日本の上空に絞って「雲見」をしてみよう。

◆気象庁・静止気象衛星画像

・動画でも見てみよう。
・「赤外」画像、「可視」画像、「水蒸気」画像と変えて見てみよう。何がちがうのかな?
・高頻度画像も見てみよう。
・地上からの「雲見」の雲って映っているのかな?
・台風の大きさに注目しよう!!

▼さらに私のお気に入りの「宇宙からの「雲見」2つです。
○今度は、さらに近くの宇宙からの「雲見」画像を楽しんでみよう。

◆ 宇宙から地球を眺める

・この画像はとびっきりきれいですね!! 

○宇宙からの「雲見」画像はデータとして残っています。今度はそれを見てみましょう。

デジタル台風:雲画像動画アーカイブ(全球画像

・地球全体の大気の流れがよくわかって面白いですね!!
・「あのとき」の「雲見」画像をみてみよう!!
・私はこの画像を見るのが大好きです!!
いくら見ていても飽きないですね!!

(つづく)

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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(5)

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▼一日でいちばんきれいな空の「雲見」からはじまって、日が沈むまでの「雲見」は実に多種多様の雲との出会いであった。
 刻々と「雲見」の空は変化していた。
 「十種雲形」に分類しての名前を知ることも大切であるが、ときにはそれ以上に「雲見」とって大切なことがあった。
 それが
 雲の「高さ」デアル!!
▼雲の高さを知るにはいくつかの方法がある。
 まずは「雲」そのものによって知る方法だ。
 <上層>5000m~1万3000m
<中層>2000m~7000m
<下層>地表 ~2000m
「十種雲形」のどの雲が<上層><中層><下層>に属するかを知っておく必要があるが、これもまた慣れデアル!!
 出会った雲に向かって「十種雲形」で名前で呼びかけてやる!!
 必ずそのとき当てずっぽうでいいから「高さ」も言ってやる!! 

 あるとき、きっと気づくはずである。(゜o゜)ゲッ!! そんな「高さ」しかないのか!!
▼最近、雲の「高さ」を知る強力なツール(アプリ)の存在を教えてもらった。
 それは近くに高い山などない地域に住む私にはとても便利なものだった。
 飛行機デアル!!
 飛行機はだいたい高度1万m前後を飛行するものだが、必ずしもそうでもない場合もある。
 リアルタイムに今、上空を飛んでいる飛行機の「高さ」がわかったらどんなに便利だろう!!
 それに応えるアプリがあった!!

◆Flightradar24

 スマホにインストールしておけば屋外でも瞬時にその「高さ」を確認できる。
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▼ただ「高さ」の表示の単位がftだ。
 1ft=0.3048m
換算表を作って置くのも手だが、今必要な情報はもっとザックリとし数値だ。
ダカラ
飛行機の高さ(ft) × 0.3 
10,000ft→ 3,000m=3㎞
20,000ft→ 6,000m=6㎞
30,000ft→ 9,000m=9㎞
40,000ft→ 12,000m=12㎞
で十分デアル!!
「高さ」の「雲さし」を手に入れた「雲見」は益々面白くなっていく。
蛇足をひとつ
「高さ」がわかると次にわかってくるのが「温度」だった!!
Flightradar24の有料オプションでは温度もわかるようだが、そこまで必要ないかも知れない。
 これもザックリと 
 - 0.6℃/100m
 1,000m→-6℃
 5,000m→-30℃
 10,000m→-60℃ 
 あくまで、これは目安だ。
 これがわかるとさらにうれしいことがわかってくる!!
 「雲の正体」だ。
 その雲は 水滴or氷晶!?

(つづく)
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【Web更新8/11】19-32 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等 更新!!

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咲き登り落つるに勝る芙蓉かな 19/08/08撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-32
週末定例更新のお知らせ
 お盆だ!!
 猛暑は続く!! でもどこか秋めいてくるそんな季節だ!!
 「すぎ来しみちはなつかしく」の季節だ!!

◆表紙画像集2019 更新 芙蓉
 毎朝毎朝、次々とピンクの芙蓉の花が咲く。
 夕方に赤く萎む、そして落ちていく。芙蓉の木の周囲には赤い大きな円ができた!!
 それでも、やっぱりピンクの花は青空めざして登り行く!!

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 
 Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)のより具体的「授業」をイメージしながら、“テキスタイル”の作業を繰りかえしている。
 ネットの時代、「雲見」をより楽しむためのツールがいろいろ出てきているのがうれしい!!
 あらためて思う!!
 「雲見」は実に面白い!! 万人のための究極の道楽だ!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 「すぎ来しみち」は、「これから」にどのように有効か!?
 それを追究するのが「整理学」なのかも知れない。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「ルクレチウスと科学」を読み解く作業は遠大である。
 でも あきらめたくない!!
 寅彦がここまで熱く語るのである。きっと、そこに何かがある!!
 
 まだまだ「ばっかり病」「あれもこれも病」の虫がさわぐ!!
あらたな一週間に何が…!?
 

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Twitterはじめて3,610日目に思うこと!!

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▼朝の散策でキヌガサダケ5号、6号、7号 !!3つも連続してみつけてしまった!!
 昨年度に引き続き、いくつものキヌガサダケに出会うことになった。
 発見場所は、昨年とほぼ同じである。
 時期が少し遅めである。昨年は梅雨時であった。
 それにしても、この場所に何が起こっているのだろう?
 キヌガサダケが棲み着いてしまったのだろうか?それなら大歓迎であるが…
▼ひょっとしたら、キヌガサダケはこれまでも出現していて、私が見逃していただけかも知れない。
「見逃す」と言えばたいへんなことを見逃すところであった。
 私は、Twitterを2009/11/23にひょんなことがきっかけではじめた。
 それ以降、ほぼ100日ごとに「Twitterはじめて○○○日目に思うこと!!」とこのblogに「記録」していた。
 それは、ほんとうにほぼ100日ごとであり、数日遅れることはあってもこんなに10日も遅れることはなかった。
 今一度、最初の頃の記録を読み返していると感慨深いものがある!!
 3,610日目ということは、もうすぐ10年だ!!
▼何百日目の頃からだろうか!?
 妙な言葉を使うようになっていた。「Twitter的」である。その心は

  Twitter的=
 「リンク」
 「シェア」
 「フラット」
 「等身大」
 「リアルタイム」
 「アクティブ」  

きわめて独りよがりの、思い入ればかりが先行するコトバである!!
でも、ここに私のネットライフのすべてのスタンスが込められていると自負している。
いやネットライフのみならず、少し大げさに言えば 
これが私の「哲学」であり「生き方」デアル!!
▼Twitterはじめて10年目まで、あと40日あまりだ。
 その間に「Twitter的」に考えて、何に力点を置くべきかを少し考えてみたい。
 
 10年前と言えば、種から育てはじめた大賀ハスが、はじめて一輪だけ咲いた年でもあった。
 あれから10年!!
 今年の大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから20週目。やっと立葉が、本来の勢いをもってたくましく林立していた。
 あいだをのぞいて「花芽」さがすが、みつからない!!
 まあこれでもいいか。蓮根はたくましく育ってくれているのなら…!!
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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(4)

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▼私の場合は、もくもくシールをカレンダーに貼るのは基本的に午前9時ときめている。
 ついうっかりしていて後からということもよくある。
 毎日一枚のシールと決めているが、実際はよく迷うことがある。
 だって、そのとき空にあるのは「10種雲形」のうちの一種類の雲と限らないのだからだ。
 いや、むしろいくつもの種類の雲が見られることが多い!!観察する方向によってもちがう!!
 アタリマエ!!
 また微妙にちがっていて判断に迷うことも多い。
 そんなときは、
 「これを間違ったからと言って、ドウッテコトナイ!! エィヤー!!」
 と貼ってしまう。
▼こんなときとても参考になる面白いスマホアプリがあることを教えてもらった。
  
◆雲識別スマホアプリ『くもろぐ』

である。試しにiPhoneにインストールしてやってみました!!
▼まずは、雲の識別です!!
【この雲なあに?】
 iPhoneで雲の写真を撮ります。このとき判定したい雲をズームアップして撮るのがコツのようです。
 雲がいっぱいごちゃごちゃあるときはAIも迷うようです。やっぱり!!
 「10種雲形」で答えてくれます。
 「雲の通称」(すじぐも等)「雲の状態の説明」「上層・中層・下層」に分けての説明もあります。
 なかなかカシコイです!!
  もちろん自分の目での観察がいちばんですが、とてもいい「雲見」のとも になるかも知れません!!
▼『くもろぐ』には、雲の識別以外になかなか面白い機能がある。
【わたしの雲】
 『くもろぐ』というぐらいだから、「ろぐ」機能があるのだ。つまり撮った雲の写真を「記録」しておていくれるのだ。
 自分だけの「雲日記」をつくることもできるのだ。
 「「雲見」の旅日記」なんていうのも可能なんだ。今度挑戦してみるかな。
【みんなの雲を見る】
 これは自分の撮った雲の写真だけでなく、遠くで『くもろぐ』利用した人の写真も見せてもらえる機能だ。
 天気の変化を「雲見」から考えるときに役に立つかも知れない。
 台風が来たときなど、遠くの空を見せてもらうのもいいかもしれない。
 Webテキストであげているか「5 【「雲見」の連帯】を楽しもう!!」にツナガルかも。
【みんなのいいくも】
 すばらしい「雲見」の「おすそ分け」をしてもらえる!!

まだまだ利用のしかた次第では、「雲見」をより楽しくしてくれるツールにかも o(^o^)o ワクワク

(つづく)
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本日(2019/08/09)、第230回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼先日読んだ『青の物理学』(ピーター・ペジック 著 , 青木 薫 訳 岩波書店)で、次の文章に出会ったとき私は愕然とした!!

青空の謎を解くための道のりは、小さな世界へと向かう旅である。なぜなら、もしも原子が実存しなかったなら、空は青色になりえなかったのだから。空に目を向けるとき、わたしたちは原子論の正しさを証明する証拠のうち、もっとも美しいものを見ているといえよう。(同書p184より)

 正直に言って、私の頭の中で「青空」と「原子論」とはそんなにダイレクトにツナガッテいなかった!!
 あれほど「原子論的物質観を…」と言っておきながら
 「レイリー散乱」と言うコトバでわかったつもりになっていただけかも。
 今一度、私にとっての「原子論」って!? を問うてみたくなってきた。
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▼本日(2019/08/09)、第230回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマは、上記の私自身の課題に沿ったかたちで、勝手にきめさせてもらった。
 長編「ルクレチウスと科学」を読むことにした。
 寅彦がかくも熱くルクレチウスを語ったのか!? 
 その謎解きをすることが、上記の課題に応える途であるとも考えていた。

◆本日(2019/08/09)、第230回オンライン「寅の日」!!
●「ルクレチウスと科学」(1)(青空文庫より)

▼実はオンライン「寅の日」で「ルクレチウスと科学」を読むのはこれで3回目である。
 これまで2回はいずれも一ヶ月かけていた。だから「寅の日」の回数で言えば、5回(日)である。
 ポンコツ頭はますますさび付いてきているのだろうか!?
 寅彦のコトバが頭に入ってくるのに時間がかかる。(^^ゞポリポリ

要するにルクレチウスは一つの偉大な科学的の黙示録アポカリプスである。そのままで現代の意味における科学書ではもちろんありうるはずがない。

 ヨハネは目的の上からすでに全然宗教的の幻想であるのに反して、ルクレチウスのほうは始めから科学的の対象を科学的精神によって取り扱ったものである。彼の描き出した元子の影像がたとえ現在の原子の模型とどれほど違っていようとも、彼の元子の目的とするところはやはり物質の究極組成分としての元子であり、これの結合や運動によって説明せんと試みた諸現象はまさしく現在われわれの原子によって説明しようと試みつつある物理的化学的現象である。

しかし私のここで問題とするところは、現代の精密科学にとってルクレチウスの内容もしくはその思想精神がなんらかの役に立ちうるかということである。ルクレチウスの内容そのものよりはむしろ、ルクレチウス流の方法や精神が現在の科学の追究に有用であるかどうかということである。

実際ルクレチウスに現われた科学者魂といったようなものにはそれだけでも近代の科学者の肺腑はいふに強い共鳴を感じさせないではおかないものがある。のみならず、たとえ具体的にはいかに現在の科学と齟齬そごしても、考えの方向において多くの場合にねらいをはずれていないこの書物の内容からいかに多くの暗示が得られるであろうかという事はだれでも自然に思い及ばないわけには行かないであろう。

▼寅彦のルクレチウスを熱く語る言葉はつづく!!

 十九世紀二十世紀を予言した彼がどうしてきたるべき第二十一世紀を予言していないと保証する事ができようか。今われわれがルクレチウスを読んで一笑に付し去るような考えが、百年の後に新たな意味で復活しないとだれが断言しうるであろうか。

今もしルクレチウスが現代の科学者にとって有効に役立ちうるとすれば、それはまさにこの稲妻の役目をつとめうる点である。

要するに私がかりに、「科学学者」と名づける部類の人々には役に立たないが、「科学研究者」と名づけるべき階級の人々には、このルクレチウスは充分に何かの役に立つであろうと信じるのである。
 一方において私は若い科学の学生にこの書の一読をすすめてもよいと思うものである。

 

そういう学生にとってルクレチウスが確かに一種のヴィタミンの作用を生じうるであろうと考えるのである。

 

とりわけ若い人に「ルクレチウス」を薦めているのが印象的である。
なんと、ここまでで「緒言」が終わっただけである。
 本論はここからである。到底もう一回でおわりそうにない。(^^ゞポリポリ
 なお本論については、あわせて
◆『物の本質について』(ルクレーティウス著 樋口勝彦訳 岩波文庫) を読まれることをお薦めする。
 まだまだ道は遠そうだ!!

(つづく)
 

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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(3)

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「雲見」!!
 アタリマエの言葉だけど、とってもいいコトバだ!!
 大のお気に入りデアル。最初に言ったのは誰だろう!?
 なんとあの宮沢賢治デス!! 賢治は『蛙のゴム靴』(青空文庫より)のなかで「雲見」のことを次のように言っています。

 ある夏の暮れ方、カン蛙ブン蛙ベン蛙の三疋は、カン蛙の家の前のつめくさの広場に座って、雲見といふことをやって居りました。一体蛙どもは、みんな、夏の雲の峯を見ることが大すきです。じっさいあのまっしろなプクプクした、玉髄(ぎょくずゐ)のやうな、玉あられのやうな、又蛋白石(たんぱくせき)を刻んでこさへた葡萄(ぶだう)の置物のやうな雲の峯は、誰(た)れの目にも立派に見えますが、蛙どもには殊にそれが見事なのです。眺(なが)めても眺めても厭(あ)きないのです。そのわけは、雲のみねといふものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)てゐますし、それから春の蛙の卵に似てゐます。それで日本人ならば、丁度花見とか月見とかいふ処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思はせるね。」
「実に僕たちの理想だね。」

ちょうど今の頃の「雲見」ですね。
▼Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』のなかで、
 「2 10種雲形と「雲見」」というのがいちばん大切なところです。
 「雲見」をはじめるとすぐ気づきますが、実にいろいろの雲があります。
 「雲見」のプロたちは、いろいろの雲を世界共通で10種類に分類しました。
  それを「10種雲形」と言います。
  私の主張はこうです!!

たった10種類です!!
最初に覚えてしまいましょう!!
覚えたら使ってみましょう!!使いながら覚えましょう!!
使えるようになったら一生モノ!!

覚えるのに自分でいろいろ工夫してみよう!!
例えば、私はうたをつくってみました。(^^)V

※ 「雲見」のうた(雲家族10のうた)
ケンケン三兄弟に(巻雲 巻層雲 巻積雲)
コウコウ姉妹 (高層雲 高積雲) 
ソウセキ(層積雲) はなれても りっぱに ソウ! セキ! (層雲 積雲)
雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲) 

最後はちょっと昭和歌謡調です(^^ゞポリポリ
あなたも令和版をぜひ…
▼「雲見」をより楽しむとてもうれしいグッズがあります。

◆「もくもくシール」セット

 です。あなたも「もくもくシール」を手に入れてやってみよう!!
使い方の一例をあげておきます。あなたにピッタリの使い方を開発してください。

(1) 一日一枚の「もくもくシール」を手持ちのカレンダーに貼ってみよう。
  「10種雲形」のどれにするかは、ふろくについている「もくもくチャート」を参考にしよう。
  間違っても全然問題ないです。それより続けることが大切です。

(2) シールが貼れたら、今度はその雲に向かって、声に出して「名前」を呼んでやりましょう!!
  
(3) そして、これも「もくもくチャート」を参考にしてその雲の「高さ」を決めてやりましょう!!
   これもおよそでいいです。

(4) きめた時間にできなかったら、別の時間でもかまいません。ともかく一日一回は「雲見」をしましょう。
   ときには後日になってもいいです。ともかくやり続けましょう!!

(5)一ヶ月たったら、その月に貼ったシールの数を雲形別に合計してみましょう。
  月によってちがいがあるかな?
  話あってみよう!!

▼もし途中でやめたら、また「再開」すればいいだけです。
 「雲見」はいつでも待ってくれています。

3ヶ月続けたら、雲は友だちに!!
6ヶ月続けたら、雲と天気が見えてくる!!
一年続けたら、あなたはりっぱな雲博士!!

(つづく)
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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(2)

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▼昨日の「雲見」は朝焼けからはじまった。
 午前中は雲が多かった!!
 今こそチャンスとばかり屋外の作業をした。
 しかし、午後にはやっぱり青空が広く見られるようになった。
 昨日もやっぱり日最高気温は35.7℃まであがり「猛暑日」となった。
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▼青空にぽっかり浮かぶ白い雲!!
 Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』もはじまりは「青空」「白い雲」の高さを問うところからはじめていた。
 「1 上空のようす」
 は、繰りかえしやってきた授業を引きずっていた。
 「雲見」テキストだから、それを独自に考えるべきなのかも知れないが、私は「はじめに」どうしてもこれだけは伝えたかったのだ。
 古い授業記録を見てみる。

◆【授業】1 上空のようす


 13㎝の円では
 「青空」→0.5㎜ !!
「雲」→0.1㎜ !!
 (゜o゜)ゲッ!! それを感じてほしいのだ。
▼後にそれを立体的にイメージするために、<ビックバルーン>を使用したこともある。

◆【授業】上空のようす(2)

  久しぶりにビッグバルーンを家で膨らませてみた!!前に購入しておいた送風機を使えばすぐだった。
 理科室でも圧巻だったが、家でやるとなお圧巻だ!!
<ビッグバルーン>
 13㎝の円の10倍の130㎝(直径)までは膨らませない(ビックバルーン最大120㎝程度と説明書にあり)。
 それでもおおよその感覚はわかる。仮に10倍だとしても
 「青空」→5㎜
  「雲」→1㎜
 なんと低い!!
 「ひまわり8号」は…(゜o゜)ゲッ!!(゜o゜)ゲッ!!
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▼「1 上空のようす」では徹底してこのアタリマエ!!を伝えたいのだ。
 
◎ 雲ができるのは、地上からおよそ(13)㎞あたりまでなのだ!!
◎ 地球は(大気)の着物を着ている。透明で、うすいうすい着物だ!!

 ことあるごとに私たちの暮らす「大気の物理学実験室」の天井は低い!!
 雲は高さ十数㎞までしかできないのだ!!
 大気のわずかな垂直移動が雲をつくる!! 
このアタリマエを繰りかえし繰りかえし…。

(つづく) 

 

 

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Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)(1)

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「兵庫県 福崎 38℃」
 全国ニュースに「福崎」が登場した!!さすがにびっくりである。
 あのアメダスが「記録」したものだろうか。今、アメダスの「記録」で確認したら、日最高気温は37.8 (14:00)となっていた。これはどういうことだろう。?(゜_。)?(。_゜)?
 いずれにしても猛暑中の猛暑であったことは確かだ。どうしてだろう!?
 夕方少し小高いところから、「福崎」をながめてみた。アメダスの位置も確認してみた。
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 最も気温が上がったと思われる時間帯の「雲見」もしてみた。
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▼それにしても「雲見」という自然観察は、最高に楽しいものである。
 いつでも、どこでも、誰でも簡単にはじめることができる自然観察だ!!
 その上、とても暮らしに役立つ!!
 その「雲見」をより楽しむためのWebテキストをながく考えてきた。現在の到達点として試案をPDF版で公開していた。

◆Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)

▼公開したというものの、その後そのままにしてしまっていた。
 ここで今一度、あたらしい資料や具体的教材・実験、参考文献等を加えながら試案の更新を図りたい。
 ときは夏休み!!
 夏休みの「自由研究」で「雲見」に挑戦している人もいるかも知れない。
 そんな人の参考になるようなことがあるなら、それほどうれしいことはない。
▼Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』は5つのpartからできていた。

1 上空のようす
2 10種雲形と「雲見」
3 宇宙からの「雲見」
4「雲見」と天気の変化
5 【「雲見」の連帯】を楽しもう!!

(つづく)

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【Web更新8/04】19-31 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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向日葵やすくと青空背負うなり 19/08/02撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-31
週末定例更新のお知らせ
 

月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。

 なんともうまく言ったものだ。
 山寺で芭蕉に出会ったせいもあるのだろうか、「奥の細道」の足跡をたどってみたくなってきた。

◆表紙画像集2019 更新 向日葵
 元々はみちのくの向日葵。タネを「おすそ分け」してもらって、数年前から育てている。
 今年は、ひときわ大きく育った!!
 坂道の下から見上げていると、すくっと猛暑の青空背負って起ち上がったように見えた!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 サイエンスコミュニケーター9年目の夏は、33年ぶりの「紅花を追って」の旅からはじまった。
 まだまだその余韻を楽しんでいる。
 次は「燐寸(マッチ)を追う」か、「丹生を追う」か大いに迷うところである。

▼Webテキスト『天気の変化』の可能性!?

  昨日教え子の船長の話を聞いた。
 「天気の変化」はもっともっと切実で面白い!!と痛切に思った。

▼オンライン「寅の日」 更新!!
 オンライン「寅の日」の歩みは、8年目の夏をむかえている。
 今年の夏は、ルクレチウスだ!!
 寅彦はなぜルクレチウスを熱く語ったのだろう!?

 旅はつづく
 今週!! 気持ちはどこへ旅立つだろう。
 私自身にもまだそれはわかっていなかった。 

 

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明日(8/5)から「山形花笠まつり」がはじまる!! #紅花

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▼【再訪】「紅花を追って」の旅から帰って一週間が経った!!
 画像も入れ、今一度その4日間をふりかえってみる。

●【再訪】「紅花を追って」(1)~まずは仙台へ~
●【再訪】「紅花を追って」(2)~紅花文化は日本遺産になっていた!!~
●【再訪】「紅花を追って」(3)~芭蕉と山寺と紅花と、そして…~
●【再訪】「紅花を追って」(4)~今回も京都編は最高!!~
●【再訪】「紅花を追って」(5)~成果と「これから」~

▼出会った人の顔を思い出し、交わした言葉のひとつひとつを反芻してみる。
 このうち山形に滞在したのは、実質一日半だけでアル!!
 でも実に濃厚な一日半デアル!!
 仮に33年前の一日を加算しても、たった二日半デアル!!
 それなのになんとも言えぬ「なつかしさ」をおぼえたり、心底愛着がわいてくるのはどうしてだろう!?
 きっと出会った人たちの「やさしさ」にふれたからであろう。
▼もう「半日だけ山形の空気を吸わせてやろう。」と言うことなら、ぜひ明日(8/5)からの山形花笠まつりに参加したいな!!

◆山形花笠まつり  

 花笠の「紅花」を生で見たい!!
 旅で出会った人々にもう一度出会って、ついに「紅花畑」見たよ!!と報告したい。
▼うれしいことにライブ配信もあるようだ。
 少しだけでも「おすそ分け」見せてもらえるかも…o(^o^)o ワクワク

 蓮根の植え替えから、19週目の大賀ハス観察池。
 やっと「立葉の森」の様相だ。しかし、今からでは遅いのだろうな!?
 「あこがれの4日間」にひとつも出会えないなんて10年ぶりぐらいだ。
 なんとか、起死回生の手立てはないものか。
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講演『オンライン「寅の日」の取り組みを通して~今、なぜ寺田寅彦なのか!?~』 #traday #寺田寅彦

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▼私が、はじめて土佐の「寺田寅彦記念館」を訪ねたのは、2012年の夏の終りだった。
 庭に咲くシロバナヒガンバナについて、ひつこく尋ねた記憶がある。
 2012年と言えば、オンライン「寅の日」をはじめた年である。その年の4月からスタートしたのだった。
 この土佐への旅が、オンライン「寅の日」の取り組みと深く関わってくることは当時まだそれほど意識していなかった。
 この旅をきっかけに、「寺田寅彦記念館」を基点にして「土佐の寅彦」を訪ねる旅にはまってしまった!!
 名づけて、「土佐の寅彦」詣!!
 この「土佐の寅彦」詣は、今年の春でついに10回となった。
▼この「土佐の寅彦」詣の参考にさせてもらっている最高のページがあった。
 
土佐の寅彦 寺田寅彦記念館友の会公式HP

 最初の「土佐の寅彦」詣から、このページを参考にさせてもらいながら「ゆかりの地」を巡った。
 「友の会」にも加えてもらった。
 「友の会」の総会、研修会、懇親会にも参加させてもらうようになった。
 いつも、寅彦に関する多くのことを学ばせてもらっている。
 にわかファンの私など、先達会員のお話を聞く度に感動するばかりだ!!
▼昨年の秋の終りにお話を聞いた。
 「来年総会のときに、取り組まれていることについて話をしてくれないか?」と。
 元々人前で話をすることなど苦手な方だ。ましては、現場を離れて月日も経っている。
 おことわりすべきだったが、つい簡単に「わかりました。」返事をしてしまったのだ。
 後でゆっくり考えるとあせってきた。
 あの「友の会」の方々を前にと思うと…(^_^;)
 その後、「まあ自分にできるかぎりのことをお話しして、自分の勉強の機会にしよう。」と思い直し、今年の総会で話をさせてもらった。
 そのときの話を、「友の会」会誌編集部山本さんの方でPDF化してくださっていた。(友の会HP「友の会文庫」より)

◆槲85号「オンライン『寅の日』の取り組みを通して 楠田 純一(平成31年度総会報告)」 /編集部山本 PDF版
  (寺田寅彦記念館友の会公式HP「友の会文庫」より )

 
 今、読み返しみても赤面するばかりだ。(^^ゞポリポリ

▼話の終りの方で、オンライン「寅の日」の「これから」についてふれている。
 Facebook版・サイエンスカフェ「寅の日」の取り組みも少しずつ少しずつすすんできている。
 お恥ずかしいかぎりの話だったが、ひとつの「成果」としてあらたに若い人たちのツナガリができつつあるのがとてもうれしい!!
 
 次回オンライン「寅の日」は、8/9(金)第230回である。


 

 

 

 

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2019年8月(葉月)の俳句「歳時記」!!

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「子規庵」のヘチマに花が咲いた!!
 今年、人生二度目の「子規庵」を訪ねたのは、5月17日だった。
 あの「終焉の間」の前の糸瓜棚が印象深かった。
 子規庵で「発芽しないかもしれないが…」と5粒のヘチマの種子を「おすそ分け」してもらった。
 5月30日に蒔いて、4粒まで発芽した。その後、鉢に植え替えたら東のフェンスを登りはじめた。
 そして、ついに花が咲き始めたのである。昨日の朝の段階で8つの花がみられた。
 糸瓜忌に間に合うようにいくつかの糸瓜を見ることができるだろうか。
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▼さあ、今月も子規を追ってのシロウト修業にはげもう。
 まずは、名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 物音は一個にひとつ秋はじめ 藤田湘子
(2) 新涼の山々にふれ雲走る 今井つる女
(3) 初秋や草をくぐれる水のおと 鷲谷七菜子
(4) 洗ひ場の砥石乾きぬ鳳仙花  日原傅
(5) 道に干す漁網の匂ひ秋暑し 小路紫峽
(6) 佞武多去るくれなゐが去る総て去る 鈴木鷹夫
(7) 父祖の血を騒がしねぶ太鼓打つ 新谷ひろし
(8) 刃に触れて罅走りたる西瓜かな 長谷川櫂
(9) 送り火の法も消えたり妙も消ゆ 森澄雄
(10) 草市に買ひたるもののどれも軽し 安住敦
(11) 鳴き移り次第に遠し法師蝉 寒川鼠骨

▼ 俳句の最も面白いところは、読み手がいかにその一句の世界を広げようと自由ということだ。
 絶対的「名句」はない。
 ひとりひとりにとってちがう「名句」が存在する。
 自分の「名句」を選ぶ作業 =「選句」!!
 今月も恥をかえりみることなく、「選句」に挑戦してみよう!!

【私の選んだ名句ベスト3】
(1) 物音は一個にひとつ秋はじめ 藤田湘子
(2) 新涼の山々にふれ雲走る 今井つる女
(3) 初秋や草をくぐれる水のおと 鷲谷七菜子

 今回はなんかいかにも手抜きみたいだが、やっぱりこうなんである。
「立秋」は8月8日である。
 でも昔から、こうなんである。8月に入ると、「秋風」が吹き始めてしまうのである。

【次点】
(11) 鳴き移り次第に遠し法師蝉 寒川鼠骨

 これがまた迷いどころだった。最終的にここに落ち着いたのは、先日、「山寺」で「蝉の塚」を見たからかも知れない。
▼俳句結社「寅の日」のオオボラも進んでいない!!
 まだまだ「ひとり吟行」ばかりが続くのかも知れない。8月入って最初の「ひとり吟行」でとんでもないものに出会った!!
 キノコの女王=キヌガサダケ!!
 である。昨年に引き続きの出会いデアル。
 昨年はかなりたくさん目撃したので、今年も…!?と。
 少し離れたところに倒れてたキヌガサダケが。誰かが食べようとしたのだろうか?

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2019年8月(葉月)の「雲見」は!?

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▼ 8月(葉月)の「雲見」の予想を立ててみよう。
 その前に、7月(文月)の「雲見」の報告である。
 2019年7月(文月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴  0
・巻雲  1
・巻積雲  2   
・巻層雲  1  
・高積雲  2 
・高層雲  5 
・層積雲  2 
・積雲   8
・層雲   0    
・乱層雲  10   
・積乱雲  0

 なんと言っても目立つのは「乱層雲」10である。観測時間(午前9時)は「高層雲」5で後に雨が降り出したを含めると月の半分は雨が降ったことになる。さすが梅雨である!!次に多いのが「積雲」8とは、夏が来た!!という感じだろうか。
▼8月(葉月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年8月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2018年8月 (気象庁)

 気がかりは3つだ!!
 「猛暑」
 「台風」
 「大雨」
 だ。それらは、もちろん「雲見」と深く関係していた。

▼もうひとつの定番を参考にさせてもらおう。

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

ページをめくる毎に8月を象徴するようなすばらしい「雲見」画像に出会える。
 7月は、あがっていた景に私自身どれほど出会えただろうと見返して見た。
 画像にはようとらえなくても、けっこう見たような。8月はどうだろう!?
今月も画像タイトルだけを引用させてもらう。

「入道雲」
「光芒」
「こぶ状雲」
「雲の峰」
「局地的大雨」
「ブルーモーメント」
「立秋」
「薄明」
「赤富士」
「稲妻」
「スモッグ」
「笠雲」
「猛暑日」
「白い虹」
「ゆきあいの空」

さて、このうちいくつの景に出会えるだろう。楽しみである。
▼7月は、後半にかなり遠方まで、「雲見」の旅をした。
 やはりふだんはアタリマエすぎて気づかないことも、「雲見」の旅をすると「発見」できるから面白い!!
 できれば、水平移動ばかりでなく、鉛直移動もしてみたいが…。なかなか(^^ゞポリポリ
 
 まあ、いずれにしてもこれほど安易・安価な自然観察はない!!
 夏休みだ!!
 若い「雲見」友が増えるとうれしいな。


 


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