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本日(2019/07/16)、第228回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼「海の日」
 梅雨晴れ間の一日だった!! 
 青空に白い雲!!このアタリマエが妙にうれしかった。!!
 10種雲形すべてが登場するのか、と思うぐらい次々といろんな雲が登場した。一日中、アタリマエの「雲見」を楽しんだ!!
 ときに飛行機雲が、その高さを明示してくれた。
 それにしてもやっぱり「ふしぎ!?」だ。この薄っぺらな「大気の物理学実験室」のなかで何が起こっているのだろう?
 アタリマエの「雲見」は何を教えてくれているのだろう?
 我らが寅彦先生は、この謎解きをどう語ってくれていたのだろう。
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▼本日(2019/07/16)は、第228回オンライン「寅の日」である。
 7月テーマは、寺田寅彦「気象入門」八選を順次読むことである。
 本日は、その第二弾、名著中の名著「茶わんの湯」を読む。

◆本日(2019/07/16)、第228回オンライン「寅の日」!!

●「茶わんの湯」(青空文庫より)

▼今回の「茶わんの湯」は、数ある寅彦の随筆のなかでも、最も多くの人に読まれた随筆だろう。
 私自身も、「国語」の教科書に登場して最初に読んだ寅彦の作品である。
 元々があの鈴木三重吉が創刊した児童文学雑誌『赤い鳥』に記載されたものであり、子どもから大人まで楽しめる名作である。
 「科学読み物」最高傑作!!と言えよう。
 
 出だしはこうだ。

  ここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。ただそれだけではなんのおもしろみもなく不思議もないようですが、よく気をつけて見ていると、だんだんにいろいろの微細なことが目につき、さまざまの疑問が起こって来るはずです。ただ一ぱいのこの湯でも、自然の現象を観察し研究することの好きな人には、なかなかおもしろい見物(みもの)です。
 

 一杯の茶わんの湯から語りはじめ、「大気の物理学実験室」で起こる不思議のすべての謎解きをしてくれていた。
 それはみごとなものだった。
  あの中谷宇吉郎は、次のように語っていた。(「「茶碗の湯」のことなど」中谷宇吉郎 青空文庫より

  恐しいもので、この「茶碗の湯」を数行よみかけたら、これは寺田先生以外には誰も書けないものだとすぐ直観された。それは、文章の良い悪いなどの問題では勿論なく、また内容が高級で表現が平易であるなどということを超越したものであった。強いて言えば、それは芸が身についた人の芸談にあるような生きた話であった。
「茶碗の湯」は全部で、印刷にして六頁(ページ)くらいの短いものである、しかしその中には、先生が一杯の熱い湯のはいった茶碗を手にして、物理学の全体を説き明かして行かれる姿が出ていた。
 
 これまたみごとなものだ。これほどの解説はないだろう。
▼そのひとつひとつの謎解きについては、自分でぜひ味わってみてほしい!!
 きっと うまい!!と膝をたたくこと屢々であろう。
 最後に、
 
茶わんの湯のお話は、すればまだいくらでもありますが、今度はこれくらいにしておきましょう。

 と締めくくられると、もっともっとお話を聞きたい気分になるのである。

 今回、ぜひぜひお薦めしたい【お薦め本】がある。
◆【お薦め本】『科学絵本 茶わんの湯』(文:寺田寅彦 解説:髙木隆司/川島禎子 絵:髙橋昌子 窮理舎)

「茶わん湯」のすべてがわかる科学絵本である!!

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