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本日(2019/07/04)、第227回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼いつの間やら前の田の稲はずいぶんのびてきた。
 その東を流れる川の水量は、まだ流れているのを確認できる程度だった。(2019/07/03 14:22)

昨日(2019/07/03)午前中には気象庁から次の発表があった。
◆梅雨前線による大雨の見通しについて(気象庁)
できるだけリアルタイムの気象情報に注意を傾けたいものである。
大きな被害が出ないことを祈るばかりだ!!
▼本日(2019/07/04)は、第227回オンライン「寅の日」である。
 7月のオンライン「寅の日」のテーマは

・寺田寅彦「気象入門」八選!!

よりベスト4を順次読んでいくことであった。まず本日は、その第一弾として「颱風雑俎」を読む。

◆本日(2019/07/04)、第227回オンライン「寅の日」!! 

●「颱風雑俎」(青空文庫より) 

▼私は勝手に寅彦が晩年に発表した、「津浪と人間」「天災と国防」「日本人の自然観」をさして寅彦の「防災・減災」三部作と呼んでいた。
 また、最晩年(昭和10年)に発表されたこの「颱風雑俎」を加えれば、「防災・減災」四部作と言えると思っていた。
 警鐘「天災は忘れられる頃来る」の主張は伏線としてしっかり語られていた。
 
 いつものように、「事実」「歴史」「科学的根拠」を次々とあげながら、自らの最も本意とするところに落とし込む手腕はみごとである!!
 私が、寅彦の本意と読み取ったものは「地相術」である!!
 「地相術」についてこう語っていた。

 昔は「地を相(そう)する」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。

 このように建築法は進んでも、それでもまだ地を相することの必要は決して消滅しないであろう。
地震による山崩れは勿論、颱風の豪雨で誘発される山津浪についても慎重に地を相する必要がある。

地を相するというのは畢竟(ひっきょう)自然の威力を畏(おそ)れ、その命令に逆らわないようにするための用意である。

▼主文脈と少し離れるのだが、読むたびに気になって引用させてもらう部分がある。ここだ!!

これは人々の心がけによることであるが、しかし大体において学校の普通教育ないし中等教育の方法に重大な欠陥があるためであろうと想像される。これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪(しかつめ)らしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

 理科教師としては即座に反駁したい気持ちになる。しかし…
 いつかきっちり根拠をもって反駁したい!!
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。

この寅彦の警鐘が84年の時空を超えて響いてくる!!
今一度、耳を傾けてみよう。

大きな被害が出ないことを願いつつ。

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