【再訪】「紅花を追って」(3)~芭蕉と山寺と紅花と、そして…~
▼天童に宿をとっていた。
しかし、宿はほんうにはやく出た。
行動のベースを山形に移すためだ。山形で大きな荷物はコインロッカーに入れて行動開始である。
▼まずは山寺に向かった。
市役所で教えてもらった「日本遺産」認定のタイトルは
◆日本遺産「山寺と紅花」
であった。それをきっちり理解するためには、「山寺」に行く必要があったのだ。
名所であるが、私はまだ行ったことがなかったのだ。
「山寺」の正式な名称は「天台宗宝珠山立石寺」!!
電車で20分ほどでついた。
◆「宝珠山 立石寺」
あれ3(-_^) エ゙ッ? 一昨日仙台から山形にむかうとき気づかなかったのだろうか?
駅に着くなり圧巻の景だ。
「山寺」と「紅花」がどうツナガルのか?
市役所でいただいたパンフレットには立石寺を建立した慈覚大師が最上に紅花を伝えたのではないかというストーリーが紹介されていた。
なかなか興味深い話だ。
▼山寺には,芭蕉のあの有名な句の碑も建っていた。
「芭蕉」ー「山寺」ー「紅花」どうツナガルのか!? その詳細は帰ってから調べるとしても,山寺の山頂の奥の院までは行っておきたかった。
暑かった!!
一昨日の紅花資料館もそうだったが、夏はやってきていた。
「梅雨明け」はやっぱりあの雨で…と思った。そんなことばかり言っておれない。
後の予定もあった。頂上から汗ぶるぶるで下りてきて、すぐ向かいの山寺芭蕉記念館に行った。
あれだけは見て置きたかった。
「紅花屏風」!!こちらがホンモノだった。私の目には複製と区別などわからないが,やっぱりホンモノが見ておきたかった.
◆山寺芭蕉記念館
▼さらにもうひとつここまで来ればどうしても見ておきたいものがあった。
それがあの映画『おもひでぽろぽろ』の高瀬の紅花畑だ。
どこて聞いても「もう遅い!!」と言われた。しかしあきらめきれなかった。
枯れた紅花でも見たかった。どうしても…
最終手段にでた。山寺と高瀬は一駅違うだけだ。山寺の駅からタクシーで紅花畑に寄ってもらい、その後に高瀬駅まで送ってもらうことにした。
皆さんが教えてくださったとおり、もうほとんどが枯れていた。
ところが、奇跡が起きた!!
タクシーの運転手さんは、とんでもないものを偶然見つけてくださった。
9回の裏、ツーアウトツーストライクからの逆転満塁ホームランだ。
ラッキーにも花を摘んでおられる方とも少し話ができた!!やっぱり奇跡は起きた!!
最高の「おもひで」ができた。\(^o^)/
(つづく)
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