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本日(2019/07/28)、第229回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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うすいうすい「大気の物理学実験室」をひたすら水平移動を続けた!!
 その移動距離はこの4日間で優に2,000㎞を越えているかも知れない。
 移動手段は「青春18きっぷ」にこだわった。
 初日の大雨による事情で「新白河~仙台」新幹線を利用した以外すべて「青春18きっぷ」である。
 早朝より昼も夜もひたすら移動を続けた。
 そして、移動を続けながら「雲見」をした!!
 海も山も川も…そして「空」を…
 「梅雨明け」「青空」「大雨」「雷雨」「台風」…を見た!!
▼本日(2019/07/28)、第229回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは、寺田寅彦「気象入門」八選である。
 その最終回の本日は、ちょっと欲ばりに二つを読む。
 その二つはとてもよく似たテーマであった。
 「海陸風と夕なぎ」 「夕凪と夕風」である。

◆本日(2019/07/28)、第229回オンライン「寅の日」!!
●「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)
●「夕凪と夕風」(青空文庫より)

▼帰宅してから、アメダスで私の暮らすこの地の「一日の風」を確認してみた。
 台風の影響が少しあったかも知れないが、明らかに「海陸風」が確認できるようになっていた。
 なんということだ、私は長くこの地に暮らしながら、この地が「海陸風」の典型の地であることをごく最近まで認識していなかったのだ。
 理科の教師だったのに…(^^ゞポリポリ

 寅彦は「海陸風と夕なぎ」の最初に、とてもくわしくその原理を説明してくれている。
 また「夕なぎ」についてもこう言ってくれていた。

  夏期瀬戸内海(せとないかい)地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。従って風の変わり目の無風が著しく現われるのである。夕なぎに対して朝なぎもあるが、特に夕なぎの有名なのはそれが気温の高い時刻であるがためであろう。
 夕なぎの継続時間の長短はいろいろな事情にもよるが海岸からの距離がおもな因子になる。すなわち海岸から遠くなるほどなぎが長くなるわけである。

なんと当地のことまで…。
▼「夕凪と夕風」のなかでも、「各地の風」について次のように説いてくれていた。
その結果を綜合してみると、それらの各地の風は大体二つの因子の組合せによって成り立っていると見ることが出来る。その一つの因子というのは、季節季節でその地方一帯を支配している地方的季節風と名づくべきもので、これは一日中恒同なものと考える。第二の因子というのは海陸の対立によって規定され、従って一日二十四時間を週期として規則正しく週期的に変化する風でいわゆる海陸軟風に相当するものである。そこで、実際の風はこの二つの因子を代表する二つのヴェクトルの矢の合成によって得られる一本の矢に相当する。

 今回の「雲見」の旅でもあらためて認識した。
このうすいうすい「大気の物理学実験室」でおこるすべての現象は、地形の凸凹の影響を大きくうけるものである!!
というアタリマエのことだった!!

 寅彦も「海陸風と夕なぎ」の最後に、各地の「気象学入門」のすすめを書いてくれていた。

  以上は一通りの理論から期待される事であるが、実際の場合にどこまでこれが当たるか、各地方の読者の中で気象のほうに興味を持たれるかたがたの各自の研究をおすすめしたいと思うのである。

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