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【再訪】「紅花を追って」(5)~成果と「これから」~

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▼【再訪】「紅花を追って」の4日間の旅!!
 全行程を少しずつ思い出しながら、学んだことの反芻作業を繰りかえしている。
【第1日目】福崎(5:17)ー新白河ー仙台
【第2日目】仙台(6:10)ー山形ーさくらんぼ東根ー天童
【第3日目】天童(6:36)ー山形ー山寺~高瀬ー山形ー静岡
【第4日目】静岡(5:01)ー京都ー福崎
いずれの日も始発列車での出発だった。
「青春18きっぷ」をフルに活用し尽くした旅でもあった!!

▼「ばっかり病」の熱のさめぬあいだに、思いつくままの「成果」を挙げておく。

(1)「草木染め」はやっぱり面白い!!
 「草木染め」の面白さにはまっていたころを思い出した。ここにこそ暮らしに密着したホンモノの「化学」があると思っていた。
 生意気にもこれこそが「常民の科学」だ!!と力説もしていた。
  今回の旅でその当時の思いが少し蘇ってきたようだ!!

(2)山は山脈(やまなみ) 旅は人脈(ひとなみ)!!
 今回も実に多くの人にお世話になった。旅を豊かにふくらませてくださったのは出会った人々だった。
 各駅の「観光案内所」の方、市役所の方、「紅の蔵」「紅花資料館」「山寺」「山寺芭蕉記念館」「高瀬紅花畑」等々の方々!!
 なかでもタクシーの運転手さんにはずいぶんお世話になった。
 前回(33年前)にお世話になったタクシーの運転手さんのこともお聞きすることができた。
 高瀬で、いまなお盛りの紅花畑を発見してくださったタクシーの運転手さんには感謝するばかりだ!!
 旅はやっぱり人との出会いだ!! 人脈(ひとなみ)だ!!

(3)「雲見」の旅は最高!!
 うすっぺらい「大気の物理学実験室」の水平移動!!今回は大移動だ!!
 列車の車窓から「雲見」をするだけ。「大気の物理学実験」のさまを観察するだけ!!
 これだけ移動すれば、すべてを観た!!
 「梅雨明け」「大雨」「にわか雨」「雷雨」「青空」「台風」等々
 水平移動しながら気づいた!!鍵は鉛直移動だ!!鍵は「山」だ!!
 上がるとザアザア 下がるとカラカラ はほんとうだ!!

▼最後にもうひとつ あらためて強くそう思ったことがある。

(4)「記録」は物語をつくる!!

 私は33年前の旅を「記録」していた。それをセミパブリックの場に公開していた。
 そのことが、その後のいろんな展開を生み出した。そのページをいろんなところでリンクしてくださり、あらたな情報をくださる方もあっ    た。うれしいかぎりだった!!
 もうリンク切れを起こしているようだが、その断片がこのページに残っていた。
 ◆山形県紅花生産組合連合会「関連リンク」

 今回の旅でも度々これにふれた。話題が大いにふくらみ、あらたな物語がうまれる予感がした!!
 「記録」は物語を生む!!

▼まだまだ「成果」もありそうな気がするが、いったんこれぐらいにしておく。
 思い出したら、また書くことにする。

 今の段階での「こらから」、これも思いつくままにならべるだけならべてみる。

(1)「草木染め」実験に再び挑戦!!

(2) 我が家に「紅花畑」をつくる!!

(3)「藍を追って」の旅はいつ!?

(いったん了)

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

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【Web更新7/28】19-30 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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紅花や訪ねし人の今何処 19/07/25撮影@紅花資料館(河北町)

■楠田 純一の【理科の部屋】19-30
週末定例更新のお知らせ
 まだまだ旅の余韻のなかにいた!!
 いやそれは正しくない。むしろ、「旅の途中にいた!!」と言った方が、事実に近いのかも知れない。
 列車は、少し長めの「停車」をしているだけなのかも。

◆表紙画像集2019 更新  紅花
 1986年8月5日16:40ごろ、私は河北町の「紅花資料館」の前に立っていた。閉館までに時間がなかった。
大急ぎで館内を見せてもらい外に出た。
 そこに一軒の「みやげもの屋」があった。そこにおられたおばさんが、紅花のこといろいろていねいに教えてくださった。
「どうしても紅花畑を見たい」と言うと、近くの紅花畑にわざわざ案内してくださった。
 ずいぶんお世話になった。<(_ _)>
そのときのようすを「記録」していた。
 今回の旅の目的のひとつが、このおばさんにお会いすることだった。そしてそのときのお礼を言うことだった。
 33年の歳月は少し長すぎた。
 店はもう閉じられていた!!建物だけがそこに…。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 旅の途中で、お会いした人に「サイエンスコミュニケーター」の名刺を差出し、何を追いかけようとしているのか?
を簡単に説明してから質問した。
 「それなら…」と興味深い情報を次々と教えてくださった。
 アリガタイかぎりだった。
 この旅も、サイエンスコミュニケーターとしての重要な「仕事」とひとり納得するのだった。
 ナットク (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 高さ十数㎞の「大気の物理学実験室」をひたすら水平移動することにより見えてきたがある。
・大気のわずかな鉛直移動が天気の変化をもたらす!!
・上がるとザアザア 下がるとカラカラ はほんとうだ!!
・地形(山)は、天気の変化の鍵だ!!
 7月のテーマ 寅彦の「気象入門」ももうすぐ終り、8月は「ルクレチウスと科学」一本だ!! 

 もう一週間ぐらい旅はつづくのかも知れない。

 旅から帰って、久しぶりに大賀ハス観察池は、立葉の林ができつつあった。
 蓮根の植え替えから28週目+1日だ。
 ほぼあきらめかけていた「あこがれの4日間」ひとつぐらいはやってくるかも知れない。
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【再訪】「紅花を追って」(4)~今回も京都編は最高!!~

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▼旅の4日目。
静岡駅を出発したのは 05:01 京都駅に着いたのは 10:13 。
京都駅前の電子告知板には「大雨注意報」の文字が映し出されていた。
33年前の「紅花を追って」の旅も、京都編でしめくくられていた。今回も悪天候のなかではあるが、やっぱりこの旅を京都編でしめくくりたかった。
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▼やっぱり最初に行ったところは、駅の観光案内所である。
今回もやっぱりくわしくていねいに教えてもらった。深謝。
大雨が心配だ。急ごう!! 最初に訪れたのは「友禅美術館 古代友禅苑」デアル。
ところが、場所にはそれはなかった!! あったのは

◆古代友禅株式会社

の看板だけだった。玄関からのぞくと「きもの」などの展示もあるようだ。「京友禅染体験工房」の案内もある。
ここで間違いなさそうだ。なかに入って少しお話を聞いた。
「友禅美術館 古代友禅苑」は閉じられたようだ!!(平成24年12月)残念!! 
33年前訪問の話をすると、なかを少し見学させてもらった。
さらにありがたことに友禅染めに関するビデオまで見せてもらった。
ここで出しておられる「友禅Q&A」(古代友禅株式会社)を購入した。
これまでのQ&Aをプロがまとめたものでとてもわかりやすい。
最後に前回くわしく教えていただいた職人のおじさんのことを聞いてみた。元気にご活躍とのことだ。
おじさんに聞いた下絵を描くときに使う「青花」を聞いてみると、「染料店で手に入るのでは」と教えてもらった。
突然の訪問にもかかわらず、ていねいな対応がとてもアリガタイ!!深謝。

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▼「古代友禅株式会社」を出た頃から、いよいよ雨が降り出した。
 雨の中、次なる目的地「田中直染料店」に徒歩で向かう。
 その看板が見えてきたとき、なんともなつかしい気分とワクワク感が蘇ってきたのである!!

◆株式会社 田中直染料店

 なかに入るとワクワク感はさらに増してきた!!
 およそ「草木染め」に関するものはなんでもあった。
 自然染料、染料、媒染剤、布、筆、マニュアル本等々なんでもデアル!!
 私は先ほどの「青花」を聞いてみた。あった!!もちろん手に入れた。
 そのための筆まで買ってしまった。
 「紅花染め」「藍の生葉染め」のマニュアル本、「紅花」(乾花)、「藍生葉染め 木綿助剤セット」「ソーダ灰」などを購入した。     
 分厚いカタログをいただき、会員にもなった!!
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▼田中直染料店でも「紅花」に出会ったが、それは「最上の紅花」でなかった。
 どうしても、「最上の紅花」に京で再会したかった!!
 今回はあらかじめ観光案内所で、ホンモノの「京紅」に出会えそうなところを聞いていた。
 めざすは祇園だ!!
 雨はどんどんはげしく降り出した。小さな傘ではずぶ濡れ状態だ。
 しかし、ここまで来て断念して帰るわけにはいかなかった。
 なかなかバス停がわからない。ここは歩こう!!
 方向はおおよそわかる。尋ねること二度三度、いずれもていねいに教えていただいた!!
 そして、ついにホンモノの「京紅」に
 「最上の紅花」に再会したのだった!!
 雨のなかではあったが、祇園はたいへん賑わっていた。
 突然の訪問にかかわらずていねい対応していただいたのはこのお店だった。

◆よーじや

 およそ風体とは似合わぬ質問にていねいに応えていただき、「それならありますよ!!」と二階に案内していただきホンモノを見せてもらった。
 アリガタイ!!
 「最上の紅花」を使ったよーじや特製の「京紅」ダ!!
 玉虫色がみごとダ

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(つづく)

 

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本日(2019/07/28)、第229回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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うすいうすい「大気の物理学実験室」をひたすら水平移動を続けた!!
 その移動距離はこの4日間で優に2,000㎞を越えているかも知れない。
 移動手段は「青春18きっぷ」にこだわった。
 初日の大雨による事情で「新白河~仙台」新幹線を利用した以外すべて「青春18きっぷ」である。
 早朝より昼も夜もひたすら移動を続けた。
 そして、移動を続けながら「雲見」をした!!
 海も山も川も…そして「空」を…
 「梅雨明け」「青空」「大雨」「雷雨」「台風」…を見た!!
▼本日(2019/07/28)、第229回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは、寺田寅彦「気象入門」八選である。
 その最終回の本日は、ちょっと欲ばりに二つを読む。
 その二つはとてもよく似たテーマであった。
 「海陸風と夕なぎ」 「夕凪と夕風」である。

◆本日(2019/07/28)、第229回オンライン「寅の日」!!
●「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)
●「夕凪と夕風」(青空文庫より)

▼帰宅してから、アメダスで私の暮らすこの地の「一日の風」を確認してみた。
 台風の影響が少しあったかも知れないが、明らかに「海陸風」が確認できるようになっていた。
 なんということだ、私は長くこの地に暮らしながら、この地が「海陸風」の典型の地であることをごく最近まで認識していなかったのだ。
 理科の教師だったのに…(^^ゞポリポリ

 寅彦は「海陸風と夕なぎ」の最初に、とてもくわしくその原理を説明してくれている。
 また「夕なぎ」についてもこう言ってくれていた。

  夏期瀬戸内海(せとないかい)地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。従って風の変わり目の無風が著しく現われるのである。夕なぎに対して朝なぎもあるが、特に夕なぎの有名なのはそれが気温の高い時刻であるがためであろう。
 夕なぎの継続時間の長短はいろいろな事情にもよるが海岸からの距離がおもな因子になる。すなわち海岸から遠くなるほどなぎが長くなるわけである。

なんと当地のことまで…。
▼「夕凪と夕風」のなかでも、「各地の風」について次のように説いてくれていた。
その結果を綜合してみると、それらの各地の風は大体二つの因子の組合せによって成り立っていると見ることが出来る。その一つの因子というのは、季節季節でその地方一帯を支配している地方的季節風と名づくべきもので、これは一日中恒同なものと考える。第二の因子というのは海陸の対立によって規定され、従って一日二十四時間を週期として規則正しく週期的に変化する風でいわゆる海陸軟風に相当するものである。そこで、実際の風はこの二つの因子を代表する二つのヴェクトルの矢の合成によって得られる一本の矢に相当する。

 今回の「雲見」の旅でもあらためて認識した。
このうすいうすい「大気の物理学実験室」でおこるすべての現象は、地形の凸凹の影響を大きくうけるものである!!
というアタリマエのことだった!!

 寅彦も「海陸風と夕なぎ」の最後に、各地の「気象学入門」のすすめを書いてくれていた。

  以上は一通りの理論から期待される事であるが、実際の場合にどこまでこれが当たるか、各地方の読者の中で気象のほうに興味を持たれるかたがたの各自の研究をおすすめしたいと思うのである。

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【再訪】「紅花を追って」(3)~芭蕉と山寺と紅花と、そして…~

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▼天童に宿をとっていた。
 しかし、宿はほんうにはやく出た。
  行動のベースを山形に移すためだ。山形で大きな荷物はコインロッカーに入れて行動開始である。

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▼まずは山寺に向かった。
 市役所で教えてもらった「日本遺産」認定のタイトルは
 ◆日本遺産「山寺と紅花」                    
 であった。それをきっちり理解するためには、「山寺」に行く必要があったのだ。 
 名所であるが、私はまだ行ったことがなかったのだ。
 「山寺」の正式な名称は「天台宗宝珠山立石寺」!!
 電車で20分ほどでついた。
◆「宝珠山 立石寺」
 あれ3(-_^) エ゙ッ? 一昨日仙台から山形にむかうとき気づかなかったのだろうか?
  駅に着くなり圧巻の景だ。
 「山寺」と「紅花」がどうツナガルのか?
 市役所でいただいたパンフレットには立石寺を建立した慈覚大師が最上に紅花を伝えたのではないかというストーリーが紹介されていた。
 なかなか興味深い話だ。
▼山寺には,芭蕉のあの有名な句の碑も建っていた。
 「芭蕉」ー「山寺」ー「紅花」どうツナガルのか!? その詳細は帰ってから調べるとしても,山寺の山頂の奥の院までは行っておきたかった。
 暑かった!!
 一昨日の紅花資料館もそうだったが、夏はやってきていた。
 「梅雨明け」はやっぱりあの雨で…と思った。そんなことばかり言っておれない。
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 後の予定もあった。頂上から汗ぶるぶるで下りてきて、すぐ向かいの山寺芭蕉記念館に行った。
 あれだけは見て置きたかった。
 「紅花屏風」!!こちらがホンモノだった。私の目には複製と区別などわからないが,やっぱりホンモノが見ておきたかった.

◆山寺芭蕉記念館

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▼さらにもうひとつここまで来ればどうしても見ておきたいものがあった。
 それがあの映画『おもひでぽろぽろ』の高瀬の紅花畑だ。
 どこて聞いても「もう遅い!!」と言われた。しかしあきらめきれなかった。
 枯れた紅花でも見たかった。どうしても…
 最終手段にでた。山寺と高瀬は一駅違うだけだ。山寺の駅からタクシーで紅花畑に寄ってもらい、その後に高瀬駅まで送ってもらうことにした。
 皆さんが教えてくださったとおり、もうほとんどが枯れていた。
 ところが、奇跡が起きた!!
 タクシーの運転手さんは、とんでもないものを偶然見つけてくださった。
 9回の裏、ツーアウトツーストライクからの逆転満塁ホームランだ。
 ラッキーにも花を摘んでおられる方とも少し話ができた!!やっぱり奇跡は起きた!!
 最高の「おもひで」ができた。\(^o^)/

(つづく)

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【再訪】「紅花を追って」(2)~紅花文化は日本遺産になっていた!!~

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▼昨日(2019/07/25)は、できるだけ朝早く仙台から山形に向かった。 (仙台発6:10)
  山形が近づくにつれて晴れてきた!!アリガタイ!!
  一昨夜の大雨は、「梅雨明け」への兆しでもあったのだろう。
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▼ついに山形駅に着いた。
 33年ぶりだった。いつかいつかと思っている間にこんなに月日がたってしまった。  前回のように、紅花のプランタンはなかったが、花笠まつりの花笠がみごとに飾られ迎えてくれた。(実は花笠まつりの花笠も紅花に大いに関係アリ!!) 
 33年前のリプレイすることからはじめた。
 駅の「観光案内所」に訪ねてみた。
 「紅花に関することならどんなことでも…」と。今回もやっぱり有力情報をいっぱいもらった。ネットの時代とは言え、駅の「観光案内所」は、最も有力な情報ステーションだった。教えていただいた情報に基づいて動き出す前にひとつどうしても訪ねて行きたいところがあった。山形市役所である。
 33年前には市役所の物産課の方にずいぶんお世話になった。市役所の受付でそのことをお話すると、山形市商工課観光部山形ブランド推進課を案内された。
 ブランド推進課の方には忙しいなか時間をさいてくださり、今回もとてもくわしい興味深い話をたくさんしてくださった。
 なかでも最も興味深かったのは 

 「山寺と紅花」ということで紅花文化が日本遺産に認定された!!

 ◆日本遺産「山寺と紅花」

 ということだ。スバラシイ\(^o^)/
 今回もまた市役所にお世話になってしまいました。深謝!!
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▼次に訪れたのが

◆「山形まるごと館 紅の蔵」

 であった。江戸時代、城下町山形の繁栄を支えた紅花。今も、蔵などの当時を物語る財産が街に点在する。それを生かした現代の「山形の魅力」情報発信基地がここだ。
 先日までは、「紅花に関するイベント」もあったそうだ。今は、「こけし展」をやっておられた。ここでもまたくわしくていねいに教えていただいた。
 ここでは、市役所で教えていただいた日本遺産の話に加えて

●山形の「最上紅花」が日本農業遺産に認定された!!

ということも教えていただいた。最上紅花の種子と紅花グッズを少々手に入れた。
「来年はぜひもう少し早めに…」と言われていた。

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▼次に向かったが

◆紅花資料館(河北町)

前回は、時間的余裕がなくじっくり見学できなかったが、今回はじっくり堪能させてもらった。スバラシイ\(^o^)/ 
 紅花のことならなんでもわかる最高にして唯一の資料館である。
 なによりうれしかったのはあこがれの「紅花畑」に出会えたことである。
 少し朱くなりかけていたが、紅花は最高に美しかった!!
  併設する売店の方にもずいぶんお世話になった。深謝。
 お世話になったと言えば、お二人のことが気になっていた。
 前回訪問したときにずいぶんお世話になったお二人だった。お一人は資料館の前の駐車場のところにあるお店のおばさんである。
 前回閉館まぎわにここにやってきて、いろいろお話を聞かせてくださりお世話になった。店はもう閉まっていた。
 もうお一人は、ここから東根の駅まで送っていただいたタクシーの運転手さんだ。
 今もお元気で活躍されているされていると聞いた。(教えていただいた運転手に感謝)

 まだまだ出会い・発見はいっぱいある!!
 後ほど画像を添付するときに追加したい。
 まずは熱のさめないあいだに…

 (つづく)
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【再訪】「紅花を追って」(1)~まずは仙台へ~

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▼33年ぶりの「紅花を追って」の【再訪】の旅ととことん「雲見」にこだわる旅とどちら優先させるかに迷っていた。
 少し欲張りな私は迷うばかりであった。
 長い旅になるだろう。だから、旅を続けながら考えてみよう。
 いつものように「無手勝流」出たとこ勝負でいこうと最終的に決めたのは旅立つ前日だった。 
▼もうひとつこだわっているものかあった。
 「青春18きっぷ」だった。
  早朝始発列車(福崎5:17)に乗れば、いったいどこまでいけるだろう。
  最上の紅花にどこまで近づけるだろう。
  当初は福島まで予定していた。しかし、翌日の行動を考えると仙台の方がふさわしかった。調べてみてわかった。
 仙台着 23:22  !!
 ぎりぎりセーフだ.
 なんと料金は12,640円だ。「青春18きっぷ」料金1,1850円をたった一日で越えてしまうではないか!!
 ▼なんというタイミングのよさだ。
  近畿地方は「梅雨明け」のもようという。
 「雲見」の旅にはちょっと自信があった!
 「雲見」というのは、天井までわずか十数㎞の「大気の物理実験室」を水平に移動するのである。
 およそ「失敗」などなかった。見る雲すべてが,観察できるものすべてが大気の物理実験の結果であった。
 事実、いろいろの「雲見」をすることになるのである。
  伊吹山の近辺で空は明るくなってきた。
 まるで「梅雨明け」を追いかけるように北上していった。
 いつも見る新幹線からの「富士山」とちがう「富士山」がゆっくりと見えると楽しみであった。
 残念ながら雲いっぱいだった。(:_;)
 しかし、ゆっくりゆっくり見ることができた。
  いつの間にやら東京はすぎてしまっていた。 
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▼時間だけはたっぷりあった。
 「雲見」に飽きてきたら本を読んだ。
 旅の予習をかねて、久しぶりに引っ張り出してきた
 ●『色を染める 藍と紅』(大竹三郎著 大日本図書 1983.1.20)
 を持ってきていた。
 大竹先生のこのシリーズ「日本の科学・技術ものがたり」は実に面白い!!
 この本もそうだった。
 33年前に「紅花を追って」旅をしていたころ、なぜ「草木染め」にはまっていたか!?
 そのすべてがここに書いてあった。納得だ(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン
 とってもいい旅の予習になった。 
  読み終えたころにはとっくに東京をすぎていた。

 旅は順調に進んでいるかに見えた。 
 事態が急変したのは新白河に着いたときからだった。
 郡山~福島間で大雨で列車が大幅に遅れてしまったようだ。
 出発時刻の20:06をいくら過ぎても事態は変わらなかった。
  復旧の見通しはたたないという。
 「青春18きっぷ」長時間乗車記録更新の挑戦はおあずけである。
 自然災害だ。そんなこと言っている場合ではない!!
 代替案が出された。乗車券だけ購入すれば新幹線利用可能だという。
 予定より早めに仙台着いた。

 なにかいろんなことが起こりそうな予感のする旅の一日目であった。 

(つづく)

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【Web更新7/21】19-29 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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灸花唾つけて甲すえにけり 19/07/20撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-29
週末定例更新のお知らせ
 「大暑」過ぎた!!
 激しい雨が降った!!「梅雨明け」近しを教えてくれるように。
 「梅雨明け10日」をねらって旅立とうと思う。

◆表紙画像集2019 更新 灸花(やいとばな) ヘクソカズラ
 道ばたの草に絡みつくヘクソカズラが目立つ季節となった。
 それにしてもヘクソカズラとは、なんともかわいそうなネーミングだ。
 まだしも灸花の方がましだ。
 花ひとつをつまみとり、中央の濃い紫色のところに唾をつけて、そっと手の甲に置いてみる。
 60年以上前の昔の「夏休み」が蘇ってくる!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 8月は再び、長編「ルクレチウスと科学」を読む。
 寅彦がかくも熱くルクレチウスを薦めたのはなぜだろう!?
 今一度、自らの物質観を問い返してみよう!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「サイエンスコミュニケーター」を名のりはじめて9年目の夏!!
 いかなる展開が待ち受けているのだろうか!?
 まずは33年ぶりの【再訪】「紅花を追って」の旅に出よう。
 みごと紅花畑を見ることができるだろうか。

 相矛盾する2つの持病「ばっかり病」と「あれもこれも病」!!
 この夏、どんな発症の仕方をするのだろう!?
 o(^o^)o ワクワク

  


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ファラデーラボ「原子・分子のかがく」!!(2)

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▼二部の発表を私は勝手に「共愉の科学」と呼んでいる!!
 共に愉しむ科学=「共愉の科学」である!!
 愉しむテーマは、第二部がはじまるまで誰にもわからなかった。
 第一部が終り、ティータイムに入る。
 そのときホワイトボードに発表者各自が記入する、そのときはじめてみな知るのデアル!!
 最近の二部の充実ぶり、濃厚さはなみではなかった!!

 二部のトップは上橋さんの工作3点である。
 上橋さんの発表は久しぶりだと言うことだが、まったくそんな気がしなかった。
 いつも見せてもらうものがインパクト強すぎて印象深いものばかりだからだろう。
 今回もみんな感動の声をあげていた!!
 スゴイ!!凄すぎる!! 
 ネットでも見せてもらうことができる。
(1)スイッチ入れても入れても切られる「くたびれスイッチ?くたばれスイッチ!!」
(2)影は何色?(赤・緑・青の光が作る影)
(3)超音波ウキウキマシン
 詳しい原理・からくり、すばらしい工夫をじっくり繰りかえし見せてもらうのはこちらのblogがいい!!
 動画もあるのでうれしい!!
 でもやっぱり生で目の前で見せてもらうのが一番だ!!次はぜひ「あなた」も…(^^)V
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▼次もまた凄かった!!
 最近、定番化しているホンモノの気象予報士 二宮直樹さんのミニレクチャーだ。
 二宮さんは「小ネタ」と言われるが、とんでもない!!私たちにはもっとも知りたい「大ネタ」ばかりだ。
 毎回感心してしまう。その道のプロとはなんでこんなにうまいの!?
 シロウトの最も知りたいところを、的確にわかりやすく話してくださった。 
 今回のテーマは「気象観測と数値予報」!!
 資料の見せ方も実にうまい!!
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▼西川さんの「2019おもしろ理科実験」の報告は、たいへん興味深いものだった。
 一人暮らしのご老人対象(30人)に開催された「理科実験教室」の報告だ。
 「アルコールロケット」「花火の原理(炎色反応)」「ブタンガスの滑り台」「粉塵爆発」「水蒸気パワー」「さかさふうせん」「サラダ油でアロマキャンドルをつくろう」等々に取り組まれていた。
 いつもあらたなことに挑戦していかれる西川さんからは大いに学びたい!!
 
 西宮の釜渕さんからは、モリアオガエルについての報告を受けた。
 釜渕さんの学校には、飼育観察するための設備もあるそうです。すごいですね。
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▼石原さんからは、簡単な「フーコーの振り子」、なんでも簡単に測れるデジタル「テスター」を見せてもらいました。
 いつもあたらしい教材を紹介してもらえるのはとてもアリガタイ!!
 
 円尾さんからは、変わりダネ生きもの、自作・手作り教材各種の紹介があった。
 こんなスグレモノ教材を「おすそ分け」していただけるというから なおアリガタイ!!

さて、次は「あなた」が発表してください。!!
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ファラデーラボ「原子・分子のかがく」!!(1)

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▼昨日は第103回ファラデーラボかがくカフェである。
 毎月興味深いテーマで展開されているのだが、今回は最近私自身があらためて興味を持ちはじめている「原子論」に関わるテーマということで興味津々であった。

第103回ファラデーラボかがくカフェ
●テーマ 「原子・分子のかがく」
●話題提供 森本雄一さん(かがく教育研究所)

▼最初に、森本さんより、
◆『物の本質について』(ルクレーティウス著 樋口勝彦訳 岩波文庫)
等の紹介をしながら、原子論の有効性について話された。
 また、今回の3つの工作ワークショップの概要説明があった。
▼まずひとつめの工作ワークショップは
「発砲スチロール分子模型作り」である。
・着色した発泡スチロール球を使って、窒素と酸素の1億倍の分子模型を作り、空気のイメージを可視化します。
いうのだった。着色した発砲スチロールは森本さんが準備してくださっていた。
 大量に発砲スチロール球を着色するノウハウも話されていた。ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 この作業に特化した「発泡スチロールカッター」の紹介もあった。実際に使わせてもらうと驚くほどスグレモノ!!
 よくぞここまで考えたものだ。
 作業が終わってからであったが、楠田からアプリ「もしも原子がみえたなら」を紹介させてもらった。

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▼つづけて
「BB弾原子模型作り」をやり、その作業を通して見えてものを、かなり深くまで解説してもらった。
「垂直抗力」もここから解き明かそうという提言や、森本さんの持論の「力学論」の深い話も聞いた。
 私には、もう少し時間をかけた反芻作業が必要なようだ。
 最後にやった作業は「ビー玉原子模型モビール作り」だ。
 長年の取り組みから生まれたいろんな工夫・アイデアが詰まった作品である。
 身近にぶらさげて置いておいて「原子構造」を感じるインテリアになるかも。(^^)V
(つづく) 
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【再訪】「紅花を追って」は可能か!? (4) #紅花

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「紅」はまったく色褪せていなかった!!
 33年前の「小さな旅」で、京都祇園で手に入れた、「最上の紅花」で作られたという「紅」は今も輝いていた。
 入れていた箱の方は、もうボロボロになっていた。
 しかし、貝のなかの「紅」はそのままに…。
▼今一度、これを手に入れるまでのプロセスをふり返ってみる。
◆「紅花を追って(2)京都編」
●京都駅「観光案内所」
●「友禅美術館一古代 友禅苑」(3Fで聞いた職人さんの話は最高!!)
●「田中染料店」
●京都祇園化粧品店
▼このときの「小さな旅」では、ひとつの「流儀」を決めていた。
 まずあいさつした後、できるだけていねいに
 「私はなぜ今ここにいるのか?」
 「最上の紅花を追って旅をしていること」
 を伝えた。
 そうすると誰もがあたたかく接してくださり、とても興味深い情報をいっぱいいただいた!!アリガタイ!!
 京都祇園では、高価な「口紅」を、わざわざ包装をといて見せて下さった。
 今、思い出しても感謝するばかりだ。深謝<(_ _)>
▼秋田一山形一河北町(谷 地)一酒田一京都!!
 実質2日間だけの紅花を追っての「小さな旅」!!
 そのとき巡った地を33年ぶりに訪ねたい。あわよくば出会った人にも「再会」したい。
 こんな夢物語は実現するだろうか。
 計画を立てようとするが、なかなか「山形」→「京都」がうまくツナガラナイ(^_^;)

 紅花畑をネットで検索してるうちに面白い情報をみつけた。
 映画『おもひでぽろぽろ』(1991年)
 「小さな旅」から5年後だ。
 そこに登場する紅花畑にも行ってみたくなった!!
(つづく)
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 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから17週目。まだ、ひとつとして「花芽」は見られない。
 「あこがれの4日間」は、今年はひとつも出会えないのだろうか。
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2019年8月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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▼雨は降り続いていた!!
 しかし、大賀ハスの葉はいっこうに濡れる気配はなかった。
 葉の上に落ちた雨粒はコロコロと転がり、中央に集結する。中央に集結した雨粒は巨大な「水たまり」となり丸まってゆらゆらとしている。
 「水たまり」は徐々に巨大化して、臨界点に達すれば葉が傾き、丸ごと転がり落ちる。
 転がり落ちる周期を見ていたら、自ずと雨の強さがわかるというものだ!!
 雨の日のなかなか面白い景だ!!
 それにしてもやっぱり「ふしぎ!?」だ。雨粒はかくもみごとにハスの葉の上を丸まって転がるのか!?
 「表面張力」!!
 「ロータス効果」!!
 言葉だけでわかったつもりになるのでなく、今一度自分の頭で「ふしぎ!?」を吟味すること!!
 それを「科学研究」というのかも知れない。
▼2019年8月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期である。
 8年目になる今年度は、7年間のオンライン「寅の日」の取り組みから生まれた定番選を読むことからはじめた。
・4月、5月 寺田寅彦「科学(理科)教育」十選
・6月    寺田寅彦「俳句入門」十選
・7月    寺田寅彦「気象入門」八選
という具合に。
 8月は少しちがった切り口で、読んでいきたい。8月は2回ある。

■2019年8月オンライン「寅の日」
◆第230回オンライン「寅の日」 …8/09(金)
◆第231回オンライン「寅の日」 …8/21(水)

▼ではちがった切り口とはどういうことだろう。
 今までは、比較的よく読まれた定番随筆を読んできたが、今度はあまり読まれることはないかもしれないが、とても興味深いものを読んでいきたい。あまり読まれないわけとして長編であることがあげられるものがいくつかある。
 そのなかでも、私が今一番気になっている長編が、「ルクレチウスと科学」である。そのなかにこんな言葉があった。

要するに私がかりに、「科学学者」と名づける部類の人々には役に立たないが、「科学研究者」と名づけるべき階級の人々には、このルクレチウスは充分に何かの役に立つであろうと信じるのである。
 一方において私は若い科学の学生にこの書の一読をすすめてもよいと思うものである。

 寅彦はなぜかくも熱くルクレチウスを語ったのか!?
 若い「科学研究者」にルクレチウスを読むことを薦めたのか!?
 寅彦はちょうど90年前にこれを書いた。90年の時空越えて今も有効だろうか?
 夏休みいっぱいを使ってじっくり読んでみよう。
■2019年8月オンライン「寅の日」

◆第230回オンライン「寅の日」 …8/09(金)「ルクレチウスと科学」(1)(青空文庫より)

◆第231回オンライン「寅の日」 …8/21(水)「ルクレチウスと科学」(2)(青空文庫より)

▼うれしいことに最近オンライン「寅の日」にコメントをいただくことが増えている。
 オンライン「寅の日」で、はじめて寺田寅彦を知ったという若い人に出会った。うれしいかぎりである!!
 多くの人と一緒に寅彦を読んでいるんだという実感は最高に楽しい!!
 ちょうど8月は夏休みだ!!
 私もじっくりとルクレチウスに再挑戦してみたい!!
 
 

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【再訪】「紅花を追って」は可能か!? (3) #紅花

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▼変なものを大切に保存していた!!
 33年前の「小さな旅」の途中で飲んだ缶ビールの空き缶である。
 上面の蓋は取ってしまって、しばらく筆立てとして使用していた記憶がある。
 それだけ私にとってこの「小さな旅」は永く記憶に残したいものだったのだろう。
 この缶ビール一本はさぞ美味しかったのだろうな!!
▼ところでいつどこで飲んだのだろう!?
 もう一度、「小さな旅」をふり返ってみる。
◆「紅花を追って(1)山形・最上編」
 今、読み返してみても驚くばかりだ。
 この「無手勝流」の旅は、数々のラッキーに恵まれ、ついにはあこがれの「紅花畑」に行き着いていた。
▼もう少し、詳しくそのプロセスを追ってみる。
●駅の「観光案内所」
●市役所(物産課)
●物産館
●再び「観光案内所」
●河北町(谷地)
●「紅花資料館」
●紅花畑
●東根駅に向かうタクシー
●東根 →酒田
 
 どこでもすばらしい人との出会いがあった!!
 まちがいなく、この人たちが「紅花畑」に連れて行ってくれたったのや!!
 33年ぶりに訪ねたら、誰かに「再会」することあるかな!?
 あの缶ビールはどこで買ったのだろう?
 酒田に向かう列車のなかで、ひとり乾杯したのだろうか。( ^_^)/□☆□\(^_^ )
▼さて、この「小さな旅」を33年ぶりに再現するとなると大問題がある。
 「酒田」から次の目的地「京都」へ向かうのに夜行列車「日本海」を使った。
 台風でたまたま臨時列車が出ていた。
 どこまでもこの旅はラッキーづくしだった。
 
 今、夜行列車 ?(゜_。)?(。_゜)?
 どうして「京都」へ移動すればいいのだろう!? ほんとうに便利になったのかな!? 

(つづく)
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【再訪】「紅花を追って」は可能か!? (2) #紅花

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▼そのころに読んでいただろうと思われる本を本棚から探しだしてみた。
 かなり散逸していた。もう処分したものもあるのかもしれない。
 とりあえず探しだしたものをならべてみる。

●『紅と藍』(真壁仁著 平凡社カラー新書 1979.4.9)
●『紅花幻想』(真壁仁著 山形新聞 1981.2.15 )
●『色を染める 藍と紅』(大竹三郎著 大日本図書 1983.1.20)
●『草木染野帖』(大場キミ著 求龍堂 1983.1.10)

▼そもそもなぜ「紅花」だったのだろう!?
 当時かなり「草木染め」にはまっていた。今も鮮明に記憶する実験があった!!
 先の『色を染める 藍と紅』(大竹三郎著 大日本図書 1983.1.20)に登場する
◆『タマネギの皮の実験』(同書 p15)
だ。
 驚きだった!!あのタマネギの皮で布が染色されるなんて!!
 媒染剤は台所にある焼きミョウバンだ。
 あまりに面白かったので、科教協の「お楽しみ広場」でTシャツを染めてお店を出したこともある。
▼近くの藍染めをやっておられるところにも出かけて行ったこともある。
 ともかく、「草木染め」ばっかり病はかなり進行していたようだ。
 「草木染め」の究極として、「藍」と「紅花」に行き着くことは必然だったのかも知れない。
▼そこまで「草木染め」に熱くなっていたのは、そこにもうひとつの「科学」を、暮らしの中に生きるホンモノの「化学」をみつけたからだろう。そのころ多用していたキーワードが「常民の科学」だ。
 それに関連する一文を残していた。

◆「常民の科学」を授業に 

(つづく)

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【再訪】「紅花を追って」は可能か!? (1) #紅花

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▼梅雨の晴れ間は続いた!!
 青空いっぱいの「雲見」を楽しんでいると、むしょうに「雲見」の旅に出たくなる!!
 鉛直方向に移動すれば十数㎞で天井の「大気の物理学実験室」!!
 水平方向にどこまでも何処までも移動して「雲見」をするのである!!
 ただただ列車の車窓から「雲見」をするのみの旅!!
▼とんでもない企画を思いついた。
 この「雲見」の旅と33年前の小さな旅のジョイント!!
 その小さな旅とは
◆「紅花を追って(1)山形・最上編」
◆ 「紅花を追って(2)京都編」
である。
 1986.8.4夕方~8.6夕方までの実質2日間だけの小さな旅は、その後の人生において大きな意味をもつ旅となった。
 この旅を今一度再現してみたくなったのだ。
▼「雲見」の旅と兼ねるとなると、移動手段が問題となる。
 33年前は、JR秋田駅から出発していた。完全再現なら、どんな手段があるのか?
 飛行機からの「雲見」も魅力だ!!
 列車からの「雲見」の旅を兼ねるのなら、「青春18きっぷ」利用も検討してみたい。
▼とても興味深いサイトをみつけた!!
●青春18きっぷ検索(ジョルダン)
 気儘に「出発駅」「到着駅」を入力して楽しんでみる。
 これだけでもけっこう面白い!!

 さて何時出発するか!?
 「梅雨明け10日」がねらいめかな。o(^o^)o ワクワク

(つづく)
 

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本日(2019/07/16)、第228回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼「海の日」
 梅雨晴れ間の一日だった!! 
 青空に白い雲!!このアタリマエが妙にうれしかった。!!
 10種雲形すべてが登場するのか、と思うぐらい次々といろんな雲が登場した。一日中、アタリマエの「雲見」を楽しんだ!!
 ときに飛行機雲が、その高さを明示してくれた。
 それにしてもやっぱり「ふしぎ!?」だ。この薄っぺらな「大気の物理学実験室」のなかで何が起こっているのだろう?
 アタリマエの「雲見」は何を教えてくれているのだろう?
 我らが寅彦先生は、この謎解きをどう語ってくれていたのだろう。
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▼本日(2019/07/16)は、第228回オンライン「寅の日」である。
 7月テーマは、寺田寅彦「気象入門」八選を順次読むことである。
 本日は、その第二弾、名著中の名著「茶わんの湯」を読む。

◆本日(2019/07/16)、第228回オンライン「寅の日」!!

●「茶わんの湯」(青空文庫より)

▼今回の「茶わんの湯」は、数ある寅彦の随筆のなかでも、最も多くの人に読まれた随筆だろう。
 私自身も、「国語」の教科書に登場して最初に読んだ寅彦の作品である。
 元々があの鈴木三重吉が創刊した児童文学雑誌『赤い鳥』に記載されたものであり、子どもから大人まで楽しめる名作である。
 「科学読み物」最高傑作!!と言えよう。
 
 出だしはこうだ。

  ここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。ただそれだけではなんのおもしろみもなく不思議もないようですが、よく気をつけて見ていると、だんだんにいろいろの微細なことが目につき、さまざまの疑問が起こって来るはずです。ただ一ぱいのこの湯でも、自然の現象を観察し研究することの好きな人には、なかなかおもしろい見物(みもの)です。
 

 一杯の茶わんの湯から語りはじめ、「大気の物理学実験室」で起こる不思議のすべての謎解きをしてくれていた。
 それはみごとなものだった。
  あの中谷宇吉郎は、次のように語っていた。(「「茶碗の湯」のことなど」中谷宇吉郎 青空文庫より

  恐しいもので、この「茶碗の湯」を数行よみかけたら、これは寺田先生以外には誰も書けないものだとすぐ直観された。それは、文章の良い悪いなどの問題では勿論なく、また内容が高級で表現が平易であるなどということを超越したものであった。強いて言えば、それは芸が身についた人の芸談にあるような生きた話であった。
「茶碗の湯」は全部で、印刷にして六頁(ページ)くらいの短いものである、しかしその中には、先生が一杯の熱い湯のはいった茶碗を手にして、物理学の全体を説き明かして行かれる姿が出ていた。
 
 これまたみごとなものだ。これほどの解説はないだろう。
▼そのひとつひとつの謎解きについては、自分でぜひ味わってみてほしい!!
 きっと うまい!!と膝をたたくこと屢々であろう。
 最後に、
 
茶わんの湯のお話は、すればまだいくらでもありますが、今度はこれくらいにしておきましょう。

 と締めくくられると、もっともっとお話を聞きたい気分になるのである。

 今回、ぜひぜひお薦めしたい【お薦め本】がある。
◆【お薦め本】『科学絵本 茶わんの湯』(文:寺田寅彦 解説:髙木隆司/川島禎子 絵:髙橋昌子 窮理舎)

「茶わん湯」のすべてがわかる科学絵本である!!

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【Web更新7/14】19-28 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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梅雨晴や花穂の先よりひと滴 19/07/12撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-28
週末定例更新のお知らせ
 あれよあれよという間に7月半ばである。
 毎日が「夏休み」のような生活になっても、やっぱり夏休みの計画を立てるのは楽しい。
 たとえそれが計画倒れになろうとも…o(^o^)o ワクワク

◆表紙画像集2019 更新 ヨウシュヤマゴボウ
 梅雨空はまだまだ続きそうだ。
 そんななかでも、ふっと青空が広がる日がある。「梅雨晴」である!!
 真夏に向けて、たくましく花穂をのばすヨウシュヤマゴボウ。
 花穂の先から水滴がひとつぶ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【お薦め本】の紹介が続いている。
 すばらしい本と出会うことは なんとも人生を楽しくしてくれる。
 その本の世界を少しだけ「おすそ分け」してもらった気分になる。アリガタイ!!

◆ 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」 更新!!
 宇多川榕庵・久米通賢・川本幸民につぐターゲットはきまっていた。
 清水誠である。燐寸産業を牽引し続けた実業家であり、すぐれた科学技術者!!
 梅雨が明けたら動き始めよう!!

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 今年のコガネグモは21号まできた。
 しかし、同時に登場しているわけではない。ネットを巨大にし、張る場所もだんだん高くなっていく。
 自身の体も大きくなりやがて消えていく。今、現在継続観察中は6匹だ!!
 消えたあとの「追跡観察」をぜひしてみたいものだ!!

◆【ヒガンバナ情報2019】 更新!!
 実生ヒガンバナ実験は、秋のお彼岸を過ぎてからの「出葉」を待つばかりだ。
 今年の3つの鉢を加えて、9鉢ある。
 今秋はいくつから「出葉」してくるだろう!?

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!

 今年は、徹底して私自身の「自由研究」にこだわる。
 子規庵のヘチマ観察もそのひとつに加える。
 元気のいいヘチマにたいして、毎年定番の大賀ハス。
 蓮根の植え替えから16週目だというのに、まだ花芽はひとつとしてみられない。(/_;)
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 さあ一週間過ぎれば「夏休み」だ o(^o^)o ワクワク
 計画をゆっくり急ごう!!

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【お薦め本】『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』(盛口 満著 岩波ジュニア新書)

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▼アンテナが低くなっているなあ~ (/_;)
 正直そう思った。こんなことがあったからだ。
 前回の【お薦め本】『クマムシ調査隊、南極を行く!』 (鈴木 忠 著 岩波ジュニア新書 )を読み終えて、表紙カバーのうらを見てはじめて知った。
 ゲッチョ先生こと盛口満さんの新刊が出ていたのである。私は『僕らが死体を拾うわけ』以来、ずっとずっとゲッチョ先生の大ファンである。
 あのユーモアたっぷりの等身大の文章、そしてすばらしいあのスケッチ画!!あこがれてしまう。
 それにあることが理由で勝手に親近感を持ってしまっていたのである。
 そんなゲッチョ先生の新刊を知らなかったなんて、やっぱり…。
▼さっそく、その新刊を手に入れた。

◆ 【お薦め本】『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』(盛口 満著 岩波ジュニア新書 2018.12.20)

なんと昨年末にもう出ていたのである。
 これまではどちらかというと生物関係の本が多かったので、ゲッチョ先生の化学は興味津々だった。
 パラパラとページめくっただけでわかった!!
 これは絶対に面白い!!あのスケッチ画、実験のイラスト画も冴えている!!
 ゆっくりゆっくり楽しみながらと思うが、次が読みたくなってしかたない!!
 そんな面白さだ。ヤバイ (^^ゞポリポリ)
 お薦めポイントも、ダラダラと長くなってしまいそうだ。 
 先に、3つにしぼってあげておこう。

(1) 授業の理想のかたちがココにある!!
(2) 化学実験の面白さがココにある!! 
(3) 化学という学問の本質がココにある!!    

▼では、ダラダラ文をはじめよう。
(1) 授業の理想のかたちがココにある!!
  これはゲッチョ先生が沖縄の夜間中学校でやった化学の授業15時間の授業記録である。
  こんな面白い授業記録ははじめてだ!!
  サブタイトルがそのスタンスをよくあらわしていた。
 「おばあと学んだ理科授業」デアル。けっして「おばあの学んだ…」デワナイ!!
 学んだのは生徒であるおばあだけではない。いやむしろ教師自身なのかも知れない。
 このあたりについては、的を射たゲッチョ先生自身の言葉を借りよう。少し長くなるが、ヘタな紹介をするよりやっぽど説得力あるから。

 でも、僕がこの本を書こうと思ったわけは、ちゃんとある。もし化学に苦手意識がある人がいるとしたら、この本で紹介したような「地点」から、化学について見直すことができるんじゃないかということだ。だってこの本は、一度も化学を勉強したことがない人たちの化学との出会いの記録なのだから。  それに、本文を読むとわかると思うのだけれど、夜間中学校の生徒たちは、僕らとはちがった経験知を持っている人たちだ。つまり、夜間中学校の生徒たちは、本や学校から得たのではない知識とは、どんなものかということを僕たちに教えてくれる存在だ。  僕と、(その多くは)おばあちゃんたち(沖縄風にいえば、おばあたち)との授業の輪に、読者のみなさんも一緒に入って、あれこれ考えてみてほしい。沖縄の言葉では、「いらっしゃい」を「めんそーれ」と言う。   では、みなさんがこれまで持っていた「化学」のイメージと、ちょっと違う化学の世界へ「めんそーれ」!(同書ⅷ「はじめに」より)

(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン納得である。
これ以上の紹介文はないだろう。後は私の「蛇足」デアル!!
ココにこそホンモノの「授業」がある!!
ココにこそホンモノの「授業記録」がある!!

(2) 化学実験の面白さがココにある!!
「目次」より15時間の授業内容のタイトルを引用させてもらう。
[1時間目] 料理から化学――肉じゃがをつくる
[2時間目] 身近な実験――ロウソクの化学
[3時間目] 化学反応――ホットケーキはなぜふくらむの?
[4時間目] たたくと延びる――金属の3大性質
[5時間目] 電気を通す液体――コーラって電気を通す?
[6時間目] 金属と金属じゃないもの――世界の3大物質
[7時間目] 塩と砂糖はどうちがう?――「とける」と,「燃える」
[8時間目] 砂糖の仲間――カロリーゼロのひみつ
[9時間目] イモの思い出――デンプンのいろいろ
[10時間目] デンプンの仲間――こんにゃくをつくる
[11時間目] タンパク質をさぐる――小麦粉からガム
[12時間目] 牛乳の不思議――コロイド
[13時間目] 油は油と混ざる――油の仲間調べ
[14時間目] 石けんをつくろう――油とアルカリ
[15時間目] 化学は「もの」の学問――くらしの知恵とのかかわり

 現場を離れて少し時間が経ってきているが、これまでの経験から[7時間目]までぐらいの実験はおおかた想像できた。
 事実、私が中学校の授業でやってきた実験も多く登場してきた。(それは、それでうれしかったが)
 でもちがっていた!!
 一見似ているだけでその実験の持つ意味は、ゲッチョ先生の授業に完全にカスタマイズされていた!!
 いやもっと言えば、おばあ向けに完全にカスタマイズされていた!!
 もっとすごいと思ったのは、一時間のなかで次なるあらたな化学実験が生まれていることだ。
 後半の化学実験は、ゲッチョ先生のいや、おばあたちの独壇場だ!!
 読ませてもらいながら、こちらまで o(^o^)o ワクワクドキドキだ!!
 化学実験ってほんとうに面白いな!!

▼語りすぎはむしろ逆効果と思いながらも続けてしまうのである。
 これが最後だ。
(3) 化学という学問の本質がココにある!!    
 ここもヘタな言葉連ねるより著者自身の言葉を借りよう。

 最後の授業で口にしたように、夜間中学の授業は、生徒の皆に教えていることよりもずっと多くのことを、僕が生徒たちから教わった。くり返しになるけれど、僕が夜間中学校で化学分野を扱いながら強く思ったのは、化学は本来「もの」を扱う、くらしに密着した学問だということだ。  化学式や計算など、それを理解し、扱うことで、深くわかることがたしかにある。  でもその前に、僕はまず、さまざまなものとかかわって生きてきたことに立ち返りたい。  ふだん口にしている「化学」や「科学」といった言葉から押し出されてしまっていることがないか、ふり返ってみる必要があるように僕は思う。(同書p211「あとがき」より)

 おみごと スバラシイ!!
 益々ゲッチョ先生の大ファンになってしまう。
 最後に「蛇足」の「蛇足」をひとつ。
 私は最初に「あることが理由で勝手に親近感を持ってしまっていたのである。」と書いた。その「あること」とはこういうことだ。
 この著書の最後の方に、著者自身も書いておられるように、著者の父は「盛口襄先生」だ。(『実験大好き!化学はおもしろい』盛口襄著 岩波ジュニア新書)
 化学教育の大先達だ!!
 私も若い頃いっぱいいろいろ教えてもらった。化学教育に関する著書も多くあるが、詩集も出しておられた。
 あこがれの先生の詩集ということで、その詩集にサインをお願いしたら、こころよく応じてくださった。
 その詩集を今、書棚からひっぱりだしてきた。
 「高知 第一ホテルにて 一九八七年八月三日 盛口襄」
 もう32年も前の話だ。
 言いたいのはそこではない。その詩集にそのとき先生からいただいた今はもう色茶けしまった実験プリントが三枚はさんであった。「バケツ電池」「セロファン電池」等の面白い実験の数々が紹介してあった。
  そして、そのプリントの端に先生の言葉を私がメモしていた。
「ものの声を聞け」
 と。

 今は亡き 盛口襄先生はこの本を読んできっと誰よりも大喜びだろう!!

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実生ヒガンバナ第3の発芽・発根はまちがいかも!?(2019/07/12) #ヒガンバナ

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▼昨秋に「自然結実」ヒガンバナから採集、回収した34個の種子をつかって、実生ヒガンバナ実験を実施中だった。
 第3の発芽・発根を喜んだのは2019/06/03だった。
 第3の発芽・発根には特別の意味があった。
 実は第1、第2は同じ日に同じ場所(安富)から採集した種子だった。第3はちがっていた。採集した日も場所(福崎)もちがっていた!!
 第3の発芽・発根は、「自然結実」種子の発芽・発根をアタリマエに近づける有力な証拠となった。
▼ところが、最初に「発芽・発根かも!?」と気づいたときから変化がないのである。
 緑の部分も現われないし、成長していっている様子もないのである。
 第1、第2についてはすでに植木鉢に植え替えていた。(2019/06/11)
 種子をよく見ていると、少し白っぽくなっている。ひょっとしたらカビってきているのかも知れない。
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▼もう待ちきれない!!
 これ以上待っても事態は悪化するばかりかも知れない。
 ここらでカップから出して、土ポットごと植木鉢に植え替えることにした。
 土ポットの底もしっかり見たが、第1、第2のように長く伸びた根はみられなかった。(/_;)
▼私はまだまだ完全にはあきらめていなかった。
 秋になれば、この植木鉢から「出葉」してくるかも知れない。
 まだまだ結論づけるのははやい!!

 それにしてもあの「白いもの」はなんだったのだろう!?
 ほんとうに「発芽」の事実はあったのだろうか!?
 「ふしぎ!?」はまだまだつづく。
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次はマッチの始祖・清水誠を追え!! #マッチ

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「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」では、「これから」の課題として5つのことをあげていた。
(1) 「日本燐寸工業会」訪問!!
(2) 初めて工業的にマッチの生産を始めた人(マッチの始祖)・清水誠を訪ねる旅!!
(3) マッチ製造工場の見学!!
(4) 学校現場でのマッチ使用状況の調査!?
(5) ミニテキスト試案『マッチ』!!
▼どれも並行しながらの取り組みになるかと思うが、この夏、特に
(2) 初めて工業的にマッチの生産を始めた人(マッチの始祖)・清水誠を訪ねる旅!!
に焦点をあててみたい。
 これまでに宇多川榕庵(津山)、久米通賢(坂出)、川本幸民(三田)と追いかけてきた。
 清水誠を追うには!?
 これまでもずいぶん利用させてもらってきた
◆マッチの歴史(「マッチの世界」 日本燐寸工業会)
から「清水誠」をピックアップしてならべて見る。

●1845 (弘化2)年 12月25日、燐寸(マッチ)開祖、清水 誠(しみず まこと)、金沢に生れる。
●1875 (明治8)年 4月、清水 誠、東京霞ヶ関、吉井友実卿私邸において黄りんマッチの試作に成功。
●1876 (明治9)年 9月、清水 誠、4月に東京三田四国町に設立したマッチ製造所「新燧社(しんすいしゃ)」を東京本所柳原町に移転し、安全マッチの本格的製造を開始。
●1877(明治10)年 第1回内国勧業博覧会に於いて、新燧社製安全マッチが鳳紋賞牌(ほうもんしょうはい)を受賞。
●1878(明治11)年 7月、清水 誠は大蔵卿大隈重信の依頼で糖業研究のため再渡欧中、再度マッチの研究に入り、スウェーデン式安全マッチの製造法視察のためスウェーデン、イェンシェピング工場を見学。
●1879(明治12)年 4月、清水 誠はスウェーデンから帰国後、渡欧中に全焼した工場を再建し、スウェーデン式安全マッチに倣ったマッチの生産を始める。
 清水 誠が全国唐物商を網羅し「開興商社」を設立。国産マッチの販売機関とする。
●1888(明治21)年 9月、清水 誠が連軸マッチ(ブックマッチ)の特許取得(第556号摺附木)。ブックマッチの嚆矢。
          12月、新燧社、倒産。清水 誠は金沢に隠退。
●1896(明治29)年 10月、清水 誠、摺附木軸排列機の特許を取得し、全国に販売。
●1897(明治30)年 清水 誠、尼崎にマッチ工場「旭燧館」の設立を申請し、新燐寸軸排列機の特許も得てマッチ事業へ貢献を果たす。
●1899 (明治32)年 2月8日、清水 誠、逝去、享年数えで55歳。8月、東京亀戸天神境内に「紀功碑」建立。

▼こうしてみると、清水誠という人物が明治期においてマッチ産業を牽引してきたことがわかる。
 その人物像は!?
 科学者・清水誠は!?
 どこを訪ねればその詳細はわかるのか。とりあえず3つの場所を設定してみた。
(1) 「マッチの祖清水誠先生顕彰碑」(金沢・卯辰山)
(2) 「新燧社」跡地の碑 (東京・都立両国高等学校校庭?)
(3) 東京亀戸天神境内の「紀功碑」
▼もうひとつ興味深いゆかりの地が近くにあった。
(4)「金星過日測檢之處」(兵庫県・諏訪山)
マッチとは直接関係ないが、清水誠が科学技術に長けた才能をもっていたかを物語っている。

さて、どの順番に巡るか? 
それは いつになるか?しばし思案してみる。

(つづく)

 
 
 

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アプリ『もしも原子がみえたなら』を体験した!!

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「原子論的物質観!!」
 今となっては懐かしさすら覚えるコトバである。
 物質の世界を探検するときの最強のアイテムと思っていた。
 事実、物質の「ふしぎ!?」に出会ったとき、これを使えば「目から鱗!!」だった。
 だからずっとずっと使い続けていた!!
 物質探険の授業を構想するときも、まずこれを考えた。
▼ところが、最近になって
 「私はほんとうに原子論をわかっていたのだろうか!?」
 「わかったつもりになっていただけでは (^_^;)」
 と自信をなくしかけていた。それは『青の物理学』を読んだこととも深く関係していると思っていた。

 そんななか、FBの友人に次のアプリの存在を教えられた。
◆シミュレーション版『もしも原子がみえたなら』(原作・監修 板倉聖宣 企画・制作 宍戸哲広 小林眞理子)

▼もちろん、元は仮説実験授業研究会の授業書『もしも原子がみえたら』である。
 そのシミュレーション版ということになる。
 主文脈はそのままである。
 シミュレーション動画が、けっこう楽しい!!
 温度を上げたり下げたりして、分子運動の様子を自在に見るのも面白い!!
 「温度って!?」も自然と話題になって来そうだ。
 「空気と水のシミュレーション集」もなかなか使えそうだ。

▼「原子論的物質観」って、「これから」の私の暮らしのなかで、どう有効なんだろう!?
 いやほんとうに有効なんだろうか!?
 あらたに「目から鱗!!」はやって来るだろうか!?

 物質の「ふしぎ!?」に出会い
 「もしも原子がみえたなら」と思ったなら、このアプリ立ちあげてみようと思う。
 きっとなにかヒントをもらえるにちがいない。

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今年のコガネグモも18号まで来た!!(2019/07/09) #クモ学

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▼私のシロウト「クモ学」は、2013年7月9日の朝、偶然一匹のコガネグモの狩りを目撃したことにはじまる。
●コガネグモの「狩り」を見た!!
 私は恥ずかしながら、コガネグモの狩りを生で見るのはこれがはじめてであった。
 そればかりか、こんな近くにコガネグモが居ることすらもこの年はじめて知ったのである。
 その年以来、毎年、連続して家の近くで何匹ものコガネグモと出会ってきた。
 今年も昨日の朝現在、18匹ものコガネグモと出会ってきた。
▼この時期のコガネグモはネットも高いところに張り、図体もずいぶん大きくなっていた。
 18匹のうち今現在も継続観察中は8匹だ。
 そのなかでいちばん大きいのは13号である。格好の「狩り場」を手(脚!?)に入れたのだろう。
 大きなネットの端の方をみていると、小さな「やつ」がいた!!
 オスのコガネグモ!?だろうか。
 そう言えば、まだコガネグモの産卵は目撃してはいなかった。
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▼17号は、家からすぐ近くの土手に登場した。
 18号は、藪ノ下の遠い遠いところだ!!
 ひょっとしたら、竹と竹のあいだに巨大なネットをつくるのかも知れない。
▼この7年の間の「クモ学」のなかで、数々の「ふしぎ!?」を保留してきたが、今なお最大の「ふしぎ!?」は

 なぜ今までこんな近くに暮らしているコガネグモに気づかなかったのだろう!?

ということだ。
 2013年になって突然として出現したわけがないだろう。
 それ以降毎年見ているのだから…。
 やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
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「子規庵」のヘチマにネットを張った!!(2019/07/08)

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二度目の「子規庵」訪問は2019/05/17だった。
 そこで私は、5粒のヘチマの種子を「おすそ分け」してもらった。
 ダメ元覚悟でその種子を2019/05/30に蒔いてみた。
▼なんとそのうち4粒が発芽した。
 あれよあれよという間に発芽したヘチマは成長していった。
 大きな植木鉢に植え替え、コンクリートの壁沿いに4鉢をならべた。
 つるが巻きつくことを想定して棒も立てかけた。
 しかし、ヘチマは想定外の展開を見せてくれた。
 棒など無視して、垂直のコンクリートの壁をよじ登りはじめたのだ!!
 (゜o゜)ゲッ!!
 どういうことだろう!?
 コンクリートの壁にあいた小さな穴!!
 そこにらせん状ひげの先を突っ込んでみごとなクライミングをはじめてしまったのである。
▼はやくネットを張って、「子規庵」のりっぱなヘチマ棚に及ばないまでも活動の場をつくってやりたかった。
 昨日やっとそれができた!!
 それにしても、この植物のドラスティクな展開を見ていて思った。
 植物も生きている!!
 はほんとうだ。
 さらには、もう35~36年以上前の
●「つる植物」は「ずる植物」の授業
 をも思い出した。
▼こうして考えてみると、自然界には「自由研究」ネタなんてゴロゴロころがっている。
 そんな気がしてくるのである。
 今いちど、「アカソナキヤ」と唱えてみよう!!
ア タリマエ を当たり前として流さずに
カ ンガエテミルト けっこう「ふしぎ!?」なことはいっぱいある。 
ソ ウイエバ そのこと教科書に、本に、Webにあったような。
ナ ントナク でいい。その「ふしぎ!?」に予想をたててみよう。
キ ットコウナルハズ の私の仮説をたててみよう。
ヤ ッパリ そうだったか!!となれば、これは大発見だ。

 「糸瓜忌」に間に合うようにひとつでもヘチマの実ができるかな!?o(^o^)o ワクワク

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【Web更新7/7】19-27 「コウガイビル」を追う 等 更新!!

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合歓の花くぐりて先の鳥居かな 19/07/06撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-27
週末定例更新のお知らせ
 「ゆっくり行く者は遠くへ行く!!」
 どこかの国のコトワザだったような。なんでも「ゆっくり」な私は、手前勝手に自分に都合よく解釈して、このコトバをとっても気にいっている。
 「ゆっくり 急ぐ!!」といっしょに。

◆表紙画像集2019 更新 合歓の花
 合歓の花を見ると思い出す景があった。
 この季節になると合歓木は垂れ下がるばかりに枝をのばす。その枝の先にやさしい合歓の花が咲く。
 それをくぐるようにして過ぎると、先に真っ赤な鳥居が見えてくる!!
 それは確かに出会ったことのある景だった。
 藪ノ下の合歓の花の先にも…!?

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 10年以上にわたる「コウガイビル」の「ふしぎ!?」研究。
 それは道楽研究の典型のようなものだった。しかし、本人はいたって真剣だった。
 それは、究極の「ふしぎ!?」
 「生命とは!?」
 にツナガル気がするからである。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 またまた、毎月の「雲見」「歳時記」だけの更新になってしまっている。
 突破口をみつけた気がしたのだが…
 これこそ ゆっくり 急ごう!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【お薦め本】のピッチがあがってきた。
 今の私にできるサイエンスコミュニケーターとしての重要な「仕事」に思えてくるから不思議だ。
 次なる本も読み始めたが… 
 いやいや ゆっくり ゆっくり行こう!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 7月テーマは、寅彦の「気象入門」だ!!
 次回は7/16(火)、読むのはあの名著「茶わんの湯」である。

 毎日が「夏休み」のような生活をしながらも、この季節となるとどこか気忙しくなってくる。
 身にこびりついた職業病のようなもの!!
 こんなときは あのコトバを口のなかで唱えてみる。
 「ゆっくり行く者は…」と。
 

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42号コウガイビルはエサなしで2ヶ月 生きのびた!!そして… #コウガイビル

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▼私が人生で42号コウガイビルに最初に出会ったのは、ちょうど今から2ヶ月前の「立夏」だった!!
 42号コウガイビルは10年以上になる「私のコウガイビル研究史」(ちょっと大げさかな(^^ゞポリポリ)において特別の意味をもつ一匹となった。
 みつけたとき、体内に卵をもっており、袋に入れてからそこに産卵したのだった。
 「それこそが、コウガイビルの卵だ!!」と教えてもらい、多数の複合卵の発見につながるきっかけとなった。
 さらには、そこから生まれた多数の赤ちゃんと出会うことにもなったのだから。
▼だからそんな特別の42号には、少しでも長く生きのびてほしかった。
 袋を冷蔵庫から出した。
 直射日光にあてるのはできるだけ短時間にしたかった。
 最初はかたまって、袋にへばりついていた。動きはなかった!! 
 しばらくするとあのイチョウの葉のような逆三角形の頭(笄・こうがい)をヒラヒラさせながら伸びていった!!
 生きている!!
 まちがいなく2ヶ月の飢餓に耐えて生きている!!
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▼袋の中に忘れてならないものがあった。
 黒い球=卵だった!!
 これこそが私が目にした最初のコウガイビルの卵だった。
 これをきっかけにずいぶんいろんなことがわかりはじめていた。
 まだまだ現段階では、作業仮説の部分もあるが…。
(1)コウガイビルは黒色の卵をうむ。(最初は白かった)
(2)卵はプラナリアと同様、「複合卵」であり、そこから複数のコウガイビルの赤ちゃんが出てくる。
(3)5月上旬~6月頃に卵をうむ。(まだまだサンプルが少なすぎるが…)
(4)赤ちゃんコウガイビルも低温下では、ある程度の飢餓に耐えることができる。
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▼まだまだ「ふしぎ!?」は続くが、あらたな展開になっていることは確かだ!!
 それにしても、ずっとずっと不思議に思っていることがある。
 同じ仲間のプラナリアがあんな「人気者」なのに我らがコウガイビルはなんで ?(゜_。)?(。_゜)?
 「キモイ!!」ばかり強調されて
 あのダーウィンだって、興味をもって飼育していたというのに!?
 どこの家の庭先にもいるだろうに!?
 プラナリア研究はいろいろあっても、コウガイビル研究はなぜ少ないの!?
 (プラナリアへの少しねたみも入っているのかな(^^ゞポリポリ)

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから15週目だった。
 例年なら、とっくに「あこがれの4日間」はやってきているだろうに。
 立葉は立ったというものの弱々しい。しっかりした立葉が立ってこそ、その側に花芽が顔を出すだろうに。
 心配だ!!
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コウガイビル研究は「大失敗」か!? #コウガイビル

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そして一匹もいなくなってしまった!!
 大ショックである。あんなにたくさんいたコウガイビルの赤ちゃんは、すべて完全に消えてしまったのである。
 思案ばかりせずに、次の一手をと考えて、プラナリア飼育にならって、牛レバーを与えたのが2019/06/26だった。
 ダメモトの一手だった。
▼次の一手をうったことで、若干安心していた。
 牛レバーがお気に召さなければすぐさま撤去するつもりでいた。
 しかし、異変に気づいたのは2019/07/02だった。そのときはもう時遅し!!
 それでも、一匹ぐらいはと牛レバーを撤去し様子を見た。
 昨日は、フタをとると腐った臭いがしていた。アンモニア臭だろうか?
 あんなにたくさんいた赤ちゃんコウガイビルはあとかたもなく全滅してしまった!!
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▼コウガイビルの「ふしぎ!?」を追いかけだして10年!!
 はじめてコウガイビルの卵と出会い、そこから生まれ出た多数の赤ちゃんコウガイビルを見ることができた。
 私のコウガイビル研究に新展開が!!
 と喜び期待したのに。 (/_;)
▼「大失敗」か!?
 いや、次の一手をうたなければ見えてこなかったこともいっぱいある。
 ここは徹底して、「記憶」せずに「記録」しておこう。

 「これから」に関係するかもしれないひとつの事実がある。
 43号が残していった卵をミズゴケのうえに置いて観察をつづけている。そのケースのなかに小さなミミズを発見したのだ。
 そんなものを入れたつもりはなかった!!
 ミズゴケを入れたときに入ってしまっていたのだ!!
 そうか!!
 「エサを与えなければ…」とあせっていたのは、私の勝手な取り越し苦労かも!?
 自然界にはいっぱい私に見えていない「エサ」があるのかも。
 次に赤ちゃんに出会うまでに、新たな戦略をねっておこう!!
 
 どんな研究にも「大失敗」なんてないのかも!?
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【お薦め本】『クマムシ調査隊、南極を行く!』 (鈴木 忠 著 岩波ジュニア新書 )

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▼私は、この10数年のあいだに自分のこれまでの「生きもの観」を決定的に変えてしまうような驚異の生きものと3種類と出会った。
 クマムシ・コウガイビル・ゲホウグモである。それも3種類とも遠く離れた場所ではなく最も身近な我が家の庭で出会ったのである。その事実が驚きを倍加してくれていた。
 クマムシへの興味のはじまりは、二冊の本との出会いからはじまった。その二冊とは
・『クマムシを飼うには』(鈴木忠・森山和道著 地人書館)
・『クマムシ?!小さな怪物』(鈴木忠著 岩波科学ライブラリー)
である。2008年の夏の終りである。この本に出会ったときのことをblogに記録していた。
 二冊とも実に面白かった。私は、すっかりクマムシに夢中になってしまった。この世界最強の生きものが、私の足元にも暮らしていると思うとなんともわくわくしてきた。どうしても、私自身の目で確かめたいと思った。
 しかし、じっくりと観察する時間もないまま時が過ぎていった。
●2010年夏 【理科の部屋】オフ(神戸)で、理科ハウスさんにその場で採集したクマムシを見せてもらった。深謝<(_ _)>
●2011年夏  校庭・我が家の庭でも、アタリマエにオニクマムシをみつけることができるようになった。
●2012年 夏  『クマムシはあなたの近くにもきっといる!!』と呼びかけていた。
 呼びかけてもなかなかすぐには信用してもらえなかった。
 実際にさがすのに時間がかかり、「これがクマムシですよ!!」と即座に見せることができないことにジレンマを覚えていた。
 そんなとき、究極の観察方法を思いついた!!
 「乾眠」を利用するのである。一度採集したクマムシを「乾眠」させておき、「さあ、観察だ!!」というとき、水をかけるのである。それこそ、数分もすれば、ゴソゴソ動き始めるである。
●2012 年 秋 クマムシが「乾眠」から目覚める瞬間を見た!!
 究極の「乾眠」観察法にたどり着いてから、私のクマムシ熱は少し冷めたかに見えた。
 実はここまでが前置きだ。いやはやなんとも長い長い前置きである。(^^ゞポリポリ
▼先日、偶然に、私にとってはじめてのクマムシ本二冊の著者である鈴木忠さんが本を出されたと知った。それも南極にまでクマムシを追っかけられての本だという。見逃すわけにはいかなかった。
 さっそく入手してみた。

【お薦め本】『クマムシ調査隊、南極を行く!』 (鈴木 忠 著 岩波ジュニア新書 2019.6.20 )

 ひと言で言えば「うまい!!」だ。 
 11年ぶりに出会う鈴木忠さん文章はやっぱり冴えていた!!
 いかにクマムシのこととは言え、「調査報告」などと最初は思っていた。まったくちがっていた!!
 読み始めたら滅茶苦茶面白いのだ!!
 またまた長くならない間にいつものお薦めポイントは3つをあげておこう。
(1) 南極クマムシ調査隊の一員にしてもらった気分になる!!
(2)「記録」することの面白さを教えてくれている!!
(3) 仲間と共に「研究」することの愉しさを語っている!!

▼今回のお薦めポイント3つは、深く関係しツナガッテイタ!!まず
(1) 南極クマムシ調査隊の一員にしてもらった気分になる!!
  ちょっと後ろ向きの話から始めるが、私の年齢から判断しても、今から南極大陸にでかけることは、いくら奇跡が起きてもまずないだろう。たしかに、人の話を聞いて行ってみたいと思ったこともあったが…。
 しかし、この本を読んでいるといつしか夢の南極に出かけ、南極クマムシ調査隊の一員に加えていただいた気分になるのだ。
 不思議だ!?なんでそんな気分になったのだろう?
 どんな「しかけ」「からくり」になっているのだろう?その謎解きをするのが、この本を紹介する私自身のひとつの目的でもある。

 「おもな登場生物」は、最初に紹介がある。 
「ツジモト隊員」「ナカイ君」「ヒラノさん」「ミウラさん」「私(スズキさん)」「クマムシ」 今このように書き写していて気づいた。  ずっと不思議に思っていたひとつの謎解きができた!! 
 なんで名前がカタカナ表記に統一されているのか?(゜_。)?(。_゜)?
 「おもな登場人物」でなく「登場生物」なんだ!!
  著者スズキさんにとって、みんなが「クマムシ」と同格なんである。「クマムシ」同様に観察される側に回っていたのだ。
 こんなユーモアたっぷりな「しかけ」がいたるところにあった。
 本文のなかに名前が出てくる度に、顔写真付きで紹介されている「登場生物」のページをひらいて確認していると、いつしか「登場生物」は旧知の友だちのように思えてくるから不思議だった。
 「あのツジモトさんが言うのだから…」
 「きっとあのナカイ君が助けてくれる!!」
 「ミウラさんならああ言っていてても配慮してくれる」
 等々
 いつの間にやら、気づけば勝手に夢の南極へ行き、クマムシ調査隊の一員にしてもらっていた。 
 ポンコツの私の場合はどこまでも仮想体験を楽しむだけであるが、若い読者の場合であれば、「未来」をシュミレーションをしてうんと楽しめるはずだ。ジュニア新書にあげているのはそんな意味もあるのだろう。

(2)「記録」することの面白さを教えてくれている!!
 ログ(log)には元々「航海日誌」という意味があると聞いたことがある。語源は「丸太(ログ)」を流して、船の速さを測ったところからきているとも。(Web log=blogだとblogはじめたころ教えてもらった。)
 これはまさに南極「航海日誌」ログだった!!
 
気象情報(風向・風速・気温・気圧・天気)、毎回の食事メニュー、各自の健康状況、雑談、トイレ、等々。なんでも「記録」されていた。特に興味深かったのは毎回の食事メニーの話だ。
 誰がどんな腕前の持ち主か、プロの「南極料理人」は!?
 一見どうでもいいような「記録」がとても、この本をとても面白くしていた。
 忘れならない「記録」もあった。
 それはスズキさんと、ユリちゃん(娘さん)+サナエさんのメールのやりとりの「記録」だ。絶妙のタイミングでメールの「記録」が挟みこまれていた。
 状況説明するのに「メール」を利用するなどほんとうにうまい!!
 それから忘れてならない「記録」は写真だ。
 表紙には写真点数「157点!!」とアル。膨大な量である。すごいのは量だけではない、本文ストリーにあわせてイメージをリアルに膨らませてくれるているのだ。(口絵、本文挿入とあちこちに散らばっているのはどうして!?最後にはこれも楽しみになったので、これも「しかけ」のひとつ?)
この本を書く大元になったスズキさんの「日誌」の現物がぜひ見てみたい!!「写真集」も!!
「記録」をツナグとこんな面白い物語になるだ!!
 
▼またまた「蛇足」が長くなってしまっている。
(3) 仲間と共に「研究」することの愉しさを語っている!!
なんか肝心の南極のクマムシのことについてあまりふれなかったが、「クマムシ」研究についても、とてもくわしくわかりやすく語ってあった。南極の「クマムシ」研究の歴史についてもたいへん興味深い話が紹介されていた!!
 スズキさんがやっと南極産のオニクマムシに出会ったときのことも熱く語られていた。
 あらためてスズキさんのクマムシ愛に感動した!!
 読んでいるうちに、昔懐かしい学生時代の「研究室」のことを思い出した。
   
この本を読んだ若い読者のなかからツジモトさんやナカイ君そしてスズキさんの後を継ぐ
「 研究者」がきっとうまれるのだろう。
 
 この夏、久しぶりにクマムシ熱が再燃するかも知れない。そんな予感がしてきた。
 
 
 

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本日(2019/07/04)、第227回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼いつの間やら前の田の稲はずいぶんのびてきた。
 その東を流れる川の水量は、まだ流れているのを確認できる程度だった。(2019/07/03 14:22)

昨日(2019/07/03)午前中には気象庁から次の発表があった。
◆梅雨前線による大雨の見通しについて(気象庁)
できるだけリアルタイムの気象情報に注意を傾けたいものである。
大きな被害が出ないことを祈るばかりだ!!
▼本日(2019/07/04)は、第227回オンライン「寅の日」である。
 7月のオンライン「寅の日」のテーマは

・寺田寅彦「気象入門」八選!!

よりベスト4を順次読んでいくことであった。まず本日は、その第一弾として「颱風雑俎」を読む。

◆本日(2019/07/04)、第227回オンライン「寅の日」!! 

●「颱風雑俎」(青空文庫より) 

▼私は勝手に寅彦が晩年に発表した、「津浪と人間」「天災と国防」「日本人の自然観」をさして寅彦の「防災・減災」三部作と呼んでいた。
 また、最晩年(昭和10年)に発表されたこの「颱風雑俎」を加えれば、「防災・減災」四部作と言えると思っていた。
 警鐘「天災は忘れられる頃来る」の主張は伏線としてしっかり語られていた。
 
 いつものように、「事実」「歴史」「科学的根拠」を次々とあげながら、自らの最も本意とするところに落とし込む手腕はみごとである!!
 私が、寅彦の本意と読み取ったものは「地相術」である!!
 「地相術」についてこう語っていた。

 昔は「地を相(そう)する」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。

 このように建築法は進んでも、それでもまだ地を相することの必要は決して消滅しないであろう。
地震による山崩れは勿論、颱風の豪雨で誘発される山津浪についても慎重に地を相する必要がある。

地を相するというのは畢竟(ひっきょう)自然の威力を畏(おそ)れ、その命令に逆らわないようにするための用意である。

▼主文脈と少し離れるのだが、読むたびに気になって引用させてもらう部分がある。ここだ!!

これは人々の心がけによることであるが、しかし大体において学校の普通教育ないし中等教育の方法に重大な欠陥があるためであろうと想像される。これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪(しかつめ)らしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

 理科教師としては即座に反駁したい気持ちになる。しかし…
 いつかきっちり根拠をもって反駁したい!!
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。

この寅彦の警鐘が84年の時空を超えて響いてくる!!
今一度、耳を傾けてみよう。

大きな被害が出ないことを願いつつ。

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2019年7月(文月)の俳句「歳時記」!!

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▼昨日(2019/07/02)の朝、まだショボショボ雨が降りつづいていた。
 ほんのわずかな瞬間だけやんでいた。今だ!!朝の散策に出よう。
 今でなければ撮れない景もあるはずだ!!
 みつけた!! いや気づいたというのが正確かも。
 藪の下に 雨に濡れたネムノキの花が…!!
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▼今月も瞬間の景をとらえる修業だ!!
 まずは今月も名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) ぬけうらを抜けうらをゆく日傘かな 久保田万太郎
(2) 拝みたる位置退きて瀧仰ぐ 茨木和生
(3) 滴りのきらめき消ゆる虚空かな 富安風生
(4) 起ち上る風の百合あり草の中 松本たかし
(5) 夏館古き時計を疑はず 岩田由美
(6) 葛餅の黄粉の上を蜜すべる 上野章子
(7) 宇陀に入るはじめの橋のねぶの花 山本洋子
(8) たゝみたる日傘のぬくみ小脇にす 千原叡子
(9) 日盛や椰子にをさまる椰子の影 福永耕二
(10) 引くときの音を大きく土用波 宇多喜代子
(11) 沖雲の白きは白しサングラス 瀧春一

▼ 私にとっての俳句修業の第一歩!!
 今月も恥をかえりみることなく、「選句」に挑戦してみよう!!

【私の選んだ名句ベスト3】
(7) 宇陀に入るはじめの橋のねぶの花 山本洋子
(6) 葛餅の黄粉の上を蜜すべる 上野章子
(10) 引くときの音を大きく土用波 宇多喜代子

【次点】
(4) 起ち上る風の百合あり草の中 松本たかし

 シロウト「選句」は、自分でもおかしいほどコロコロかわる。昨日の朝のネムノキの花との出会いはいっぺんに逆転してしまった。
どれもがさすが名句だ。こう書く次の瞬間にも…(^^ゞポリポリ

▼「雲見」の旅とあわせて、ひとり吟行に出たい。
 どの方面に…!?
 子規庵のヘチマは驚くべきことにコンクリートの壁をのぼりはじめた。
 なんともたくましく。
 俳句結社「寅の日」への道も加速していきたい。

 


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【Web更新6/30】19-26 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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泥はねてなほ眩しけり半夏生 19/06/28撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】19-26
週末定例更新のお知らせ
 2019年の折り返し点を過ぎた。今年の抱負=4C作戦はどこまで来たのかな!?
(1)継続(continue コンティニュー)
(2)挑戦(challenge チャレンジ)
(3)創造(creative クリエイティブ)
(4)共愉(convivial コンヴィヴィアル)
 しばし立ち止まる。
 そして
 「みちはかぎりなくさそうばかりだ。」

◆表紙画像集2019 更新 半夏生
 本日(2019/07/02)が偶然にも夏至から11日目の「半夏生」。
 植物の「半夏生」は、もうすっかり我が家に居着いてしまった。ピッタリこの季節になるとみごとに葉が半分白く化粧する!!
 車が行き来する道の一段下がった溝の側に植えていた。
 水たまりができ、車が泥をはねる。
 それでもなお白さは眩く輝くばかりだった。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 参加した「かがく」カフェの報告をする。
 【お薦め本】の紹介文を書く。これらが、サイエンスコミュニケーターとしての私の「仕事」と認識していた。
 これらの「仕事」をしていると、いつも自分自身に問いかけることになる。
 私にとって「科学」って!?

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!

 2019年・私の「自由研究」の総括テーマはふたつ
●「動きながら」(旅をしながら)
●「より身近に」
だ。計画をたてるこの時期がいちばん楽しいな。o(^o^)o ワクワク

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 この10年がかりの「ふしぎ!?」追跡は、あらたな展開の気配がする。
 謎解きが想定外の展開をみせるとき、生きものの面白さを痛感する。
 さて、次は…!!

「ひらけくるみちはたのしい。」

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2019年7月(文月)の「雲見」は!?

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▼6月(水無月)が終わった。2019年も半分が過ぎたということである。
 7月(文月)の「雲見」の予想を立ててみよう。
 その前に、6月(水無月)の「雲見」の報告である。
 2019年6月(水無月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴  2
・巻雲  2
・巻積雲  2   
・巻層雲  4  
・高積雲  1 
・高層雲  1 
・層積雲  5 
・積雲   9
・層雲   0    
・乱層雲  3   
・積乱雲  1

 なんと言っても目立つのは「積雲」9である。「梅雨入り」が記録的な遅さであったことを物語っているのかも知れない。
 はたして、これは7月の雲見にどのように影響するのだろうか?
▼7月(文月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年7月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2018年7月 (気象庁)

 やはりいちばんに思い出すのが、あの西日本豪雨である。
 今年はどうなんだろう!? 遅かった「梅雨入り」は「梅雨明け」にどう影響するのだろう?
 台風は? 本格的な夏の到来はいつからだろう?
 もくもくシールは何が多いのだろう!?
▼もうひとつの定番を参考にさせてもらおう。

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

ページをめくる毎に7月を象徴するようなすばらしい「雲見」画像に出会える。
今月も画像タイトルだけを引用させてもらう。

「天の川」
「山開き」
「ホタル」
「問答雲」
「天気雨」
「集中豪雨」
「夏兆す」
「梅雨寒」
「梅雨明け十日」
「御来迎」
「つるし雲」
「ベール雲」
「夏の飛行機雲」
「雲の影」
「熱帯夜」
「大夕焼」

いいなぁー!!このうち何枚の景に出会うことができるだろう。
一枚でも近いものを画像におさめることできるかな。
▼今年の「自由研究」の総合テーマのひとつに
●「動きながら」(旅をしながら)
をあげているのだから、「雲見」の方もぜひとも、「雲見」の旅に出たい!!
 しっかりした「目的地」があっての旅でなくてもよい。
 薄い薄い「大気の物理学実験室」を水平に移動してみるのである。
 どんな「雲見」の景と出会えるだろう!?
 考えるだけでもわくわくしてくる話だ。 o(^o^)o ワクワク


  

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