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41号コウガイビルは4ヶ月を待たずに 消えた!!そして… #コウガイビル

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「居ない!!」  「たしか数日前にその姿を確認したはずなのに…消えた!!」
 そうやっぱり「消えた!!」という表現がピッタリだ!!
 濁った液のなかもしっかり見るが、そのあとかたもなかった!!
 41号コウガイビルは、袋に入って4ヶ月待たずに消えた!!

 はじめて出会ったのはちょうど4ヶ月前の2019/02/20であった。
 少しあたたかかったとは言え、冬真っ只中であった。
 本格的な夏の到来を待たずに消えたのは、「高温」のせいだろうか!?
 あわてて、42号、43号の姿を確認したが、まだ居てくれた。

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▼この「消える」は、なかなかコトバでは人に伝えにくかった。
 またたく間に「とろける」というか、その姿が「かたち」を失ってしまうのである。
 あのダーウィンもそれを記録しくれていた。

 

私は、南半球の各地で、陸生のプラナリアを十二種以上見た。ブァン ディーメンス ランド Van Dimen's Land
で得た若干の標本には、朽木を食わせて、約二ヶ月も生存をつづけさせた。一匹のプラナリアをだいたい相等しい大きさに横断すると、二週間のうちに双方とも完全な体となった。更に、片方が下面に開口を二つとも持ち、従って他の方は開口を一つも持たぬように切ってみた。施術後25日を経て、比較的完全に近かった方は、普通の標本と区別できぬまでになった。片方もその形がいちじるしく大きくなり、そして後端に近く柔らかい細胞集団のうちに透明な空間を生じ、その中には椀のような形の口の原基が明らかに認められた。しかし下面に裂口が開くには到らなかった。赤道に近づいたために、気温の上昇によって、すべての個体を殺すようなことがなかったならば、この最後の段階も構造を完成したに違いない。この実験はすでによく知られているところであるが、一方の個体の簡単な体の一端から、必須の器官がことごとく次ぎ次ぎに生ずるのを見るのは面白かった。プラナリア類を飼うのは極めてむずかしい。生活現象が終われば、一般に見る天然の変化の法則がここにも働いて、体は全体に柔らかくなり、液化する。そのはやさは、他に比べるものもないほどである。(「ピーグル号航海記 上」(岩波文庫)P54より)

 

▼そこで気になってきたのが、ケースの中に居るコウガイビルの赤ちゃんたちだった。
 まだ次の一手をうってはいなかった。
 ケースの外から確認するだけでも、何匹かが蠢いていた。
 フタをとると、そのフタに何匹かが…。
 ケースのなかにも何匹かが… 生きている!!
 エサはどうしたんだろう ?(゜_。)?(。_゜)? 
▼いつものことながら、私の研究は「無手勝流」だった!!
 しかし、次の一手がなかなか思い浮かばない。
 そんなとき思い出したのが、
 ●10年前にコウガイビルの「ふしぎ!?」に導かれて渡辺憲二先生の研究室を訪ねたときのことだ。  
 そこにはたくさんの水生プラナリアが飼ってあった。
 後になって知ったのだが、この研究室こそが「プラナリア研究」の「メッカ」のようなところだったのだ。
 そのとき、プラナリアのエサとして鳥のレバーを与えておられたような!?
 いや牛のレバーだったかな!?記憶が定かではない。
 コウガイビルも別名「陸棲プラナリア」だ。同じ仲間、ひょっとしたら…。

 つぎの一手がかすかに見えたかのような。

 

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