第42号コウガイビルに出会った!!(2019/05/06) #コウガイビル
▼それは「立夏」の昼前のできごとであった。
購入してきた肥料などを東の畑に運ぶように言われていた。その作業をしているときだった。
肥料を地面に直接置くのもなんなので、下敷きになるものを探していた。そのときたまたま適当な板ぎれを近くで見つけた。
その板ぎれをめくってみて仰天 (゜o゜)ゲッ!!
あいつが居るではないか!!咄嗟にはわからなかった。少し、動き始めた!!
イチョウの葉のような、逆三角形の頭!!
コウガイビルだ。私の人生、42番目に出会ったコウガイビル!!
第42号コウガイビルだ。
▼作業中断!!
カメラとナイロン袋、ピンセットをとりに走る。急がねば逃走(走るのではないが、けっこう速い)してしまう。
なんとか間に合った。
ちょっと今までとは何かがちがう。背中に三本のスジがあるようにも見える。
ひよっとしてオオミスジコウガイビル!?
もうひとつ「ふしぎ!?」があった。体の真ん中あたりの白い膨らみは何!?
卵 ?(゜_。)?(。_゜)? それとも…?
▼第1号コウガイビルと偶然出会ってからもう10年以上経つ。
これがとんでもない不思議な生きものであることに気づいてきた。教えられることもたくさんあった。
さりとて、私に特別な研究方法があるわけではなかった。
ただナイロン袋に少量の水に入れ、そのなかでエサなしで飼育(!?)ときおり観察するのみだ。
高温苦手はわかっているので、ナイロン袋は農業用冷蔵庫(10℃前後)に入れている。
▼ほんとうに卵だろうか?
オオミスジコウガイビルだろうか?
私の唯一のそして最高の参考文献をひっぱり出してきた。
◆『プラナリアの形態分化~基礎から遺伝子まで~』(手代木渉、渡辺憲二著、共立出版 1998.3.25)
14.陸産プラナリア,コウガイビルの種類・生態並びに形態分化 (p259 白澤康子・牧野尚哉)
たしかに産卵はクロイロコウガイビルでは5~7月、オオミスジコウガイビルでは6~8月 と書いてある。
ではどのようにして産卵にいたるか ?(゜_。)?(。_゜)?
私にはまだまだわからないことばかりだ。
昨日(2019/05/07)、ナイロン袋を外に出して観察してみた。
あの白いかたまりは外に出ているように見える。はたして、そのかたまりは?
| 固定リンク
コメント