2019年版・授業びらきを構想する!!(5)
▼年度はじめだからこそやりたい「授業」がある!!
いつからはじめてもかまわない、いつからでも充分楽しい。
でも、やっぱり 年度初めからがいちばんいい!!
そんな「授業」がある。
年間を通して「観察」して欲しいことの「呼びかけ」などがそれである。
▼そのひとつとして「雲見」がある。
学年は問わないが、「気象」の単元のある中学2年生はぜひぜひである。
あと高校生、大学生でもお薦めである。
「防災・減災」を語る前に、我々はどこに暮らしているのかを意識しよう!! 我々は「大気の物理学実験室」のなかにに暮らしている!! この実験室は、きわめて薄っぺらい!!
実験室では一日たりとも、いや一刻たりとも休むことなく実験がおこなわれている。
この実験の結果、可視化されたものが「雲」だ!!
「雲」を観察する「雲見」は、自然観察事始めだ!!
▼「雲見」はきわめて簡単である!!
いつでも、どこでも 空を見上げて「雲」を観察するだけだ。
何も特別の準備はいらない。もちろん面白くなってくれば写真を撮ったりするのはいっそう楽しくなるが。
最初にぜひやりたいことがある。
雲には「十種雲形」と言って、10種類の雲の名前があるだ!!
それを憶えてしまおう。
教科書・資料集、ネットなどを参考にして10種類の雲形を見てみよう。
●覚えるのに自分でいろいろ工夫してみよう!!
例えば、こんなつくってみた。
※ 「雲見」のうた(雲家族10のうた)
ケンケン三兄弟に(巻雲 巻層雲 巻積雲)
コウコウ姉妹 (高層雲 高積雲)
ソウセキ(層積雲) はなれても りっぱに ソウ! セキ! (層雲 積雲)
雨 雨 ふれ ふれ ラン!ラン! (乱層雲 積乱雲)
▼覚える最高の方法は毎日使ってみることだ!!
毎日空を見上げて、雲の名前を十種雲形で呼んでみることだ。
まちがってもたいした問題ではない。使いつづけることの方がうんと大切なんだ!!
その日の「日記」に、カレンダーにその日に見た雲の名前を書いてみよう。
そんな「雲見」をより楽しくしてくれるグッズがある。
「もくもくシールセット」
である。
雲の名前で呼んだら、もうひとつやってみたいことがある。
その雲の「高さ」をおよそでいいから言ってみて欲しい。
これまたまちがってもなんの問題もない、そのうちでいい!!
雲の名前を覚えたら、これは一生使える!!一生モノだ!!
3ヶ月続けたら、雲は友だちに!!
6ヶ月続けたら、雲と天気が見えてくる!!
一年続けたら、あなたはりっぱな雲博士!!
(つづく)
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