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俳句結社「寅の日」への道(1) #traday #寺田寅彦

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落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿(つばき)かな 漱石

修二会の椿の季節が過ぎて、いよいよこの句の椿の季節である。
 例年定例観察の場所としている前の藪の坂道は今年は少し淋しかった。道に覆い被さるように藪からみはみ出してきていたもので、少し手入れして枝が切られたのだ。だから、例年のように坂道をぎっしり数えきれぬほどの落ち椿が…というわけにはいかなかった。それでもなかには確かに「伏せたる」ものもあった。

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 寅彦の「こだわり」は凄かった。師・漱石先生のこの一句の不思議を見逃さなかった。
 ほんとうに「うつ伏せ」になることはあるのか? 
 「仰向き」か?「うつ向き」か?理化学研究所の椿で、自宅の庭の椿で徹底してカウントしてみた。
 そして、ついに論文「空気中を落下する特殊の形の物体-椿の花-の運動について」を書き上げた。
 そんな寅彦が言った。

こんなことは右の句の鑑賞にはたいした関係はないことであろうが、自分はこういう瑣末(さまつ)な物理学的の考察をすることによってこの句の表現する自然現象の現実性が強められ、その印象が濃厚になり、従ってその詩の美しさが高まるような気がするのである。(「思い出草」青空文庫より

▼私はこのエピソードにいたく感動した!!
 寺田寅彦という科学者に惚れ込んでしまった。寅彦のにわかファンになろうと決心した。
 それはちょうど7年前の今頃である。
 
 7年前の今頃は、ちょうどオンライン「寅の日」を構想しているころだった。
 オンライン「寅の日」準備日(2012/03/30)「思い出草」を読んでいるのもそんなせいなんだろう。
 それ以来、椿は私には特別の花となった!!

▼実は「俳句」へのこだわりもこの頃からはじまっていた。
 その頃の「記録」を続けてみてみる。

●「俳句」という科学の方法について(2012/04/26)

●今、「俳句」が面白い!!(2012/04/27)

▼「記録」を読み返していて、自分でも驚いてしまう事実があった!!

 俳句結社「寅の日」 !!

 の文言がすでに「登場」しているのだ!!
 7年前に!!

 そう!!これは「にわかな思いつき」などではなかったのだ!!
 しかし
 逆に言えば、今までと同じ取り組みでは、単なるポンコツの「繰り言」に終わってしまう!?

 ゆっくり 急ごう!!

(つづく)
 
 
 
 

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