« 2019年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(2019/03/28) #大賀ハス | トップページ | 俳句結社「寅の日」への道(5) #traday #寺田寅彦 »

本日(2019/03/30)、第219回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

Dscn8924

 

▼寺田寅彦が「雲見」の超達人であることを知ったのは、わりかし最近のことであった。
それを気づかせてくれた随筆が「春六題(六)」である。

日本の春は太平洋から来る。
ある日二階の縁側に立って南から西の空に浮かぶ雲をながめていた。上層の風は西から東へ流れているらしく、それが地形の影響を受けて上方に吹きあがる所には雲ができてそこに固定しへばりついているらしかった。磁石とコンパスでこれらの雲のおおよその方角と高度を測って、そして雲の高さを仮定して算出したその位置を地図の上に当たってみると、…

このさりげない文章のなかに、超達人の巧みの技が語られていた。
ただぼんやりと雲をながめている私の「雲見」とちょっと違っていた!!
「方角」「高度」…(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
Dscn8926

Dscn8945

Dscn8948
▼ 本日(2019/03/30)は、第219回オンライン「寅の日」である。
7年の歩みの最終回である。3月のテーマは
 【3月のテーマ】 寅彦と警鐘「天災は忘れられたる頃来る」 である。その3回目だ。読むのは「小爆発二件」である。

◆本日(2019/03/30)は、第219回オンライン「寅の日」

●「小爆発二件」(青空文庫より)

▼今回の随筆は、まずそれが発表された時期と場所に注目したい。最後にこう書かれていた。

(昭和十年十一月、文学)

昭和十年(1935年)は、寅彦の最晩年である。この年の大晦日12/31に寅彦は亡くなっている。
 最晩年まで警鐘「天災は忘れられたる頃来る」を鳴らし続けてきた。これは、ほぼ最後に書かれたような随筆である。発表されたのも『文学』であるということに注目したい。
 この随筆には、あの有名なコトバが出てくる。

 ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。○○の○○○○に対するのでも△△の△△△△△に対するのでも、やはりそんな気がする。

どんな文脈のなかでこのコトバが出てくるのか。よく見ておきたい!!
「爆発」を身近で実体験したときのリアルな文章はさすがである。
「雲見」の匠の技に近いところも登場する。感心するばかりだ!!
▼7年間、寅彦の文章に繰り返し接してきて、少しだけ寅彦の文脈・展開方法もわかってきた。
本意は、最後の方に集中して登場することが多かった。

しかしそれが新聞に限らず世人の言葉ではみんなただの「爆発」になってしまう。言葉というものは全く調法なものであるがまた一方から考えると実にたよりないものである。「人殺し」「心中」などでも同様である。
しかし、火山の爆発だけは、今にもう少し火山に関する研究が進んだら爆発の型と等級の分類ができて、きょうのはA型第三級とかきのうのはB型第五級とかいう記載ができるようになる見込みがある。

 寅彦がこう書いてから84年の歳月がたった。
 今はどうなっているのだろう!?それが知りたい!!

 少なくも現代の雑誌の「創作欄」を飾っているようなあたまの粗雑さを成立条件とする種類の文学はなくなるかもしれないという気がする。

 寅彦独特のアイロニー!!その意味するところは…!?
 まだまだ寅彦の読み解きは道半ばである。いや、はじまったところなのかも知れない。

 8年目のオンライン「寅の日」もよろしくお願いします。<(_ _)>

|

« 2019年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(2019/03/28) #大賀ハス | トップページ | 俳句結社「寅の日」への道(5) #traday #寺田寅彦 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 2019年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(2019/03/28) #大賀ハス | トップページ | 俳句結社「寅の日」への道(5) #traday #寺田寅彦 »