「雪は天から送られた手紙である」!!
▼なんとも皮肉な話である。
「春の雪そつと着地し消えにけり」
と詠んだ翌日の雪は、すぐに消えるどころか、次々と降り続き、そのヒガンバナをスッポリと埋めてしまったのである。
「わかったふうなこと言うな!!」と天に叱られた。そんな気分だった(^^ゞポリポリ
つくづくと思う。
天のことはやっぱり「ふしぎ!?」だらけだ。
▼降り続ける雪を見上げていると、あの中谷宇吉郎の有名なコトバを思い出した。
「雪は天から送られた手紙である」
なんともうまく言ったものだ!!
さすが、世界に先駆けて人工雪の実験に成功した「雪博士」だ!!
久しぶりにその大元の文章を読みたくなった。
なんともアリガタイかぎりだ。こんなものがすぐさま読めるなんて…深謝<(_ _)>
さてその大元の文章をみつけた!!最後の最後に出てくるのだった。
このように見れば雪の結晶は、天から送られた手紙であるということが出来る。そしてその中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれているのである。その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究であるということも出来るのである。
▼開けたついでにいろいろ読ませてもらっていると実に興味深いことがいっぱい書かれていた。
なかでも「附記」に書かれた文章は「さすが…!!」と思わせるものだった。
しかしわれわれが日常眼前に普通に見る事象の悉(ことごと)くが、究めれば必ず深く尋ねるに値するものであり、究めて初めてそのものを十分に利用することも出来、またもし災害を与えるものであればその災害を防ぐことも出来るのである。それ故に出来るだけ多くの人が、まず自分の周囲に起っている自然現象に関心を持ち、そしてそこから一歩でもその真実の姿を見るために努力をすることは無益な事ではない。すべての事柄について一般的の知識の向上は、必ず後日そこから優れた成果が出て来る土台となるものである。このことは繰返し言ってよいことであろう。
▼あれよあれよと言う間に雪は、今季最高の「大雪」となってしまった。
家の周辺の雪のある景!!
これが今季最後のチャンスかも知れない。
そう思うとカメラぶら下げてウロウロするのだった。
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