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サイエンスコミュニケーター宣言(405)

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▼私はこのアタリマエにいささか困惑していた!!
 2月も終りだというのに

 あの「立春の卵」はまだ倒れていなかった!!

 今年は変なところに立ててしまったのだ。
 ここは通路、実はいちばん最初に立ててすぐ倒れしまった。
 「でも大丈夫!!ほらすぐ立つよ。」
 と同じ場所に立ててしまったのだ。一ヶ月になろうとするのにいっこうに倒れる気配はない!!
 アタリマエだけどちょっと困るんだ。ここは通路!!
 そのうちクレームが… (^^ゞポリポリ
▼さあ2月終りだ。サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」確認は今日までとしよう。
 第4の「座標軸」に行く。

(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!

 寅彦は言った

 自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。

「科学上の骨董趣味と温故知新」(青空文庫より)

と。
 「あらたな理科教育コミュニティ」と言っても、まったく新しいことばかりを意味しない。
 私にとっては、今なお【理科の部屋】は古い事であり、新しい事なんである。

◆【理科の部屋】7

 2019/01/05にオープン化して、リニュアルした【理科の部屋】7がはじまっていた。
 誰でもいますぐ閲覧できる。
 自分が必要とする情報がなければ、自ら情報を発信して欲しい。
 「あなたがノックするところがドアです。」
 「情報は発信するところに集まる。」
 は不易です。

▼最後の「座標軸」に行こう。

(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 私は少し大げさに言うが、今、これが「これから」の理科教育のためにももっとも大切な作業だと思っている。
 すべての分野にわたっての「日本理科教育史」なんていうと大事業だ!!
 そんなことを言うと、個人の作業では無理である。
 でも個人にも今すぐできることがある。
 自分が関わってきた部分の「歴史」を等身大に記録するのである。
 できれば少しばかりセミパブリックな場にオープンにしておくことだ。
 そんな意味で私は次の年表をつくっている。

◆【理科の部屋】25年史年表 

 これも「30年史年表」に向けて少しずつ更新していきたい。

▼もうひとつ気になる「歴史」があった。

◆現代理科教材発展史!! 

 今や「定番」となってしまった実験や教材が、どんな過程を経て生まれてきたのか。
 どのように多くの人のアイデア・工夫が蓄積されて今日のかたちになったのか。
 その「歴史」である!!

 今こそ、これを「記録」しておく必要がある!!

 それを試みたいくつかの足跡を残していた。

◆現代理科教材発展史「スライム」

◆現代理科教材発展史「究極のクリップモーター」


 「現在地」の確認がすんだら次は…
 さあ、3月だ!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

 
 

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サイエンスコミュニケーター宣言(404)

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「はたけのくわがた」(和歌山・西牟婁)というのもなかなかの観察眼である!!

 『日本植物方言集成』には「ほしのひとみ」だけでなく、「はたけのくわがた」(和歌山・西牟婁)というのがあった。
 畑にどんどん自分のフィールドを拡げていくホシノヒトミを地面に這いつくばって観察してみるとナルホドと納得した!!

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▼続けて2つ目の「座標軸」で、「現在地」を確認してみよう。

(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。

 ここではかなり明確になりつつ目標ができていた。
 オンライン「寅の日」7年の歩みから生まれてきた企画だった。

◆サイエンスカフェ「寅の日」 企画!!

 ここに焦点化することにより、具体策を検討していきたい。
 いつ!?
 どこで!?
 どのように!?

▼少し急ごう。三つ目の「座標軸」に行く。

(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!

 もう直接的に授業にはかかわっていなかった。
 しかし、

 サイエンスコミュニケーション最前線は、現場の理科の授業である!!
 理科教師は、最前線のサイエンスコミュニケーターである!!

 このことは自分が「サイエンスコミュニケーター」を名のりだしてから変わらぬ不易の事実。
 それは今も。

▼私は、とりわけ中学校「理科」の授業にこだわっていた。
 2016年にはこれまでの取り組みを次のようにまとめた。
 ここにすべてがある。これ以上でもこれ以下でもない!!

私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程を構想する!!
◆新・中学校「理科」を構想する(2016年版)

 もちろん完成ではない。
 「エサなし」で385日生きのびたコウガイビルが教えてくれた。

 「生きる」とは更新しつづけること!!

と。

(つづく)

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サイエンスコミュニケーター宣言(403)

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▼空は朝から「やわらか」かった!!
 そんな表現があるのか私は知らない。
  春はこの「やわらかい」空からやって来ると思っていた。

 夕方少し高いところから町を一望した。
 やっぱり「やわらかい」と感じた!!

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▼「現在地」の確認つづけよう。
 第一「座標軸」をもう少し具体的につづけよう。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!

 道楽的「科学」の具体例と言われて、すぐに思い浮かぶものが2つあった。
 ひとつは

◆燐寸(マッチ)一本 化学の元!!

である。どこまで来ていたのか、今一度見直してみた。
 「これから」を5つ考えていた。

(1) 「日本燐寸工業会」訪問!!

(2) 初めて工業的にマッチの生産を始めた人(マッチの始祖)・清水誠を訪ねる旅!!

(3) マッチ製造工場の見学!!

(4) 学校現場でのマッチ使用状況の調査!?

(5) ミニテキスト試案『マッチ』!!

▼もうひとつもずいぶん昔からの取り組みだ。

◆丹生を追う

 これまた「これから」に向けていくつかのアクションを考えていた。

(1) Webページ『「丹生」を追う』の充実を図る。

(2) 『「丹生」を追う』旅に出たい!!
(a) 奈良・桜井市、宇陀市
(b) 伊勢
(c) 大分・宇佐
(d) 全国各地の丹生神社・丹生の地名が残るところ
(e) 全国の水銀鉱山跡
等々

(3) 「水銀(Hg)文化」を追跡する!!

▼「やわらかい」空を見ながら考えた。
・「雲見」の旅!!
・燐寸(マッチ)を追う旅!!
・丹生を追う旅 !!
「お水送り」「二月堂修二会(お水取り)」はもうすぐだ!!

 先日「青春18きっぷ」だけは準備した!!
 さあ「やわらかい」空に誘われて…!!

(つづく)

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【Web更新2/24】19-08 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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修二会の花付け待ちて椿哉 19/02/22撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】19-08
週末定例更新のお知らせ
 もうすぐ2019年2月が終わるんだ。口のなかで4つのCを唱えてみる。

(1)継続(continue コンティニュー)

(2)挑戦(challenge チャレンジ)

(3)創造(creative クリエイティブ)

(4)共愉(convivial コンヴィヴィアル)

◆表紙画像集2019 更新 椿
 「椿」というとすぐさま連想するふたつの椿があった。
 ひとつは
 「落ちざまに虻を伏せたる椿かな 漱石」である。寅彦も気になってしかたなかった椿だ。
 もうひとつは
 「二月堂修二会(お水取り)の椿の造花」である。韃靼の翌朝、二月堂で見たその椿が忘れられない。
 造花の椿の花付けは2月27日のはずだ。
 もうその準備はでき、それを待つだけなんだろう。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 一ヶ月かけて、8年目オンライン「寅の日」の展望をしてみよう。
 3月テーマは「寅彦と警鐘「天災は忘れられたる頃来る」」である

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 5つの座標軸で、私の「現在地」を今一度検証してみる。

◆【ヒガンバナ情報2019】 更新!!
 まだまだ先の長い私のヒガンバナ研究である。あらたな参考文献ができたのはうれしい。
 いつか直接お話を聞いてみたいな。

◆コウガイビルを追う 更新!!   41号コウガイビルとの出会いは何をもたらしてくれるだろう。
 「エサなしで生きのびる」新記録は生まれるだろうか!?

 さあ、2月最後の一週間がはじまる。
 3月の準備をはじめよう。まずは… o(^o^)o ワクワク

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サイエンスコミュニケーター宣言(402)

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▼季節は確実に前に進んでいた。
 あの紅梅はすっかり満開である!!

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 蓮根の植え替えから48週目の大賀ハス観察池も「水温む」!!
 さあ、あと一ヶ月で、今年度の蓮根の植え替えである。やっぱりもっと大きな観察池の方がいいな。
 検討してみよう。

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▼「サイエンコミュニケーター宣言」のタイトルで書くのはずいぶん久しぶりだ!!
 サイエンスコミュニケーター宣言(401)はいつだろうと見たら、なんと2018/07/06 だった。
 もう8ヶ月ぶりになろうとしていた。
 まあ、タイトルはけっこう気まぐれにつけているので、なかみ的には関連することはいっぱいあげていたので、けっこうツナガッテイルと思っているが。

 このタイトルで記事を書き出して、まもなく8年が終わる。
 今一度あの5つの「座標軸」で自分の「現在地」を確認しておくこともムダにはならないだろう。
 5つの座標軸とは

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

である。
▼あらためてみると、自分でも気恥ずかしくなってくるほど仰々しい「座標軸」だ(^^ゞポリポリ
 まあひとつずつゆっくり行こう。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!

 そもそも道楽的「科学」って!?
 少しポンコツの繰り言を…。
 私は昔から、キャッチコピー的に「○○の科学」というコトバを勝手につくり使ってきた。
 時系列をはずして 思いつくままに挙げてみると

・「常民の科学」
・「ファラデーの科学」
・「デクノボーの科学」
・「萃点の科学」(熊楠)
・「高いレベルの科学」
・「等身大の科学」

…そして究極が
・「私の科学」

▼ここ数年でも多用するの「○○の科学」が大きく変化してきた。
 もっとも気に入っていた「等身大の科学」は「私の科学」に変遷し、さらには今最も気に入り多用しているのは

 「共愉の科学」!!

 である。
 英語では「covivial science」。そんなコトバあるのかな!?
 私はそれを知らない。
 もう少し平たく言えば「共に愉しむ科学」である。
 「科学」本来の意味を内包したコトバだと思うのだが。

 「共愉の科学」こそ、現時点で私の道楽的「科学」追究の到達点である!!

(つづく)

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【お薦め本】ヒガンバナ(曼珠沙華)と日本人 ~日本人の曼珠沙華との交流~( 樽本 勲 著MyISBN - デザインエッグ社)

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▼私は栗田子郎先生に薦めてもらってこの論文を読んだ。

◆樽本勲著「ヒガンバナと日本人」
雑誌「農業および園芸」連載 1回(91巻3号、2016)~15回(92巻6号、2017)

そのときのことを記録していた。
この論文の出だしがとても気に入っていた。

 著者は大学在職時に、ヒガンバナ属植物(Lycoris)を研究テーマの一つとして取り上げ、博士論文2件、修士論文3件などの指導をさせて頂いた。最初の目的は“冬のヒガンバナ”、すなわち冬に青々と葉を茂らせ、寒冷季に球根を太らせるヒガンバナの光合成能力に注目し、そのDNAを利用して寒冷気候帯の作物の生産向上を図れないかというものでした。

▼ヒガンバナに関するあることを検索していてこの論文を元に本になっていることを知った。

◆【お薦め本】ヒガンバナ(曼珠沙華)と日本人 ~日本人の曼珠沙華との交流~( 樽本 勲 著MyISBN - デザインエッグ社)

である。さっそく手に入れ読んでみた。
 やっぱり面白かった!!
 お薦めポイント3つ

(1)ヒガンバナ渡来の謎解き物語が面白い!!

(2)日本文化としてのヒガンバナ拡散の不思議を追う!!

(3)ヒガンバナと俳句の世界への誘い!!

▼気に入ったところだけ少し詳細に

(1)ヒガンバナ渡来の謎解き物語が面白い!!

 この本の本意を「まえがき」で語ってしまっていた。

 日本人の曼珠沙華への関心は高いのです。その関心の高さはどの程度かというと、日本への渡来、利用に関する書籍等が多い植物は1番がイネ、2番がサツマイモ、3番目がジャガイモですが、日本への伝播に限ってはジャガイモと曼珠沙華はほぼ匹敵するほどの書籍・資料があります。主要な食用植物や園芸植物でない曼珠沙華になぜそれほどの関心があつまり、また多くの書籍類があるのでしょうか。(同書p3より)

この素朴な疑問を解き明かすために、先の論文を書き

 曼珠沙華の渡来について①いつの時代に(when)、②何処から(where)、③誰が(who)、④何の目的で(why)もたらされたかを調べ、結論として室町時代に仏教新宗派臨済宗の伝教と普及に資するために曼珠沙華が伝播させたと論述しました。また⑤どのように日本で分布したか(how)や⑥日本文化への影響など論じました。(同書p3より)

 この謎解きをやっていくとき忘れてはならない事実があった。 
 日本のヒガンバナは3倍体(2n=33)で種子をつくらず、分球(球根(鱗茎)が分かれる)によってのみ殖えるという事実である。(これに待った!!をかけることができるか?というのが私の実生ヒガンバナ実験の挑戦なのだが)
 ヒガンバナ渡来の謎は、ヒガンバナ研究最大の謎であった。
 すでにいくつもの有力な仮説がたてられていた。
 筆者はすでに迷宮入りした難事件の謎を解く名探偵のように、その豊富な資料・文献(有力な証拠)を駆使して真実に迫っていく。それはまるで名探偵物語かハラハラドキドキの推理小説を読むように面白い!!
 まず「自然分布説」の3つの仮説
 (1)陸続き生き残り説 (2)渡り鳥起因説 (3)球根海流漂着説
 を次々とこれまでの先行研究も参考にくずしていく!!
 「休眠性がある生命のタイムカプセル」=「種子」をつくらないのはつらい!!

 「自然分布説」が無理であるなら「人為分布説」ということになる。
 いくつかの「人為分布説」の仮説がこれまでにも出ていた。
 たとえば
(1)縄文中期に渡来人によりもたらせられ、半栽培段階に食用植物として栽培されたという仮説
(2)弥生時代稲作と共に渡来したという仮説 
(3)万葉集「壱師」=曼珠沙華とする仮説
 等々である。
 それらを次々と具体的資料をあげながら可能性を否定していく。
 おみごと!!
 としか言いようがない。
 たとえば(1)を否定するのに「冬季8ヶ月間の栽培による曼珠沙華の球根重量の増加 浅尾・前田(2009)」(p24より)のデータ等をあげて、「このように低収量の曼珠沙華を食用作物として植えるだろうか」と疑問を呈する。
 このように用意された証拠はきわめて具体的で説得力をもつ。

 そして、最終的に

  「結論として室町時代に仏教新宗派臨済宗の伝教と普及に資するために曼珠沙華が伝播させた」

 と論じています。


(2)日本文化としてのヒガンバナ拡散の不思議を追う!!
 渡来の不思議に次ぐ次なる不思議は、不稔性のヒガンバナがどのようにして広がっていったのかである。
 ここでも著者の謎解きの推論はさえていた。
 特に興味深いと思ったのは、江戸時代のお伊勢参り(お蔭参り、抜け参り)とヒガンバナの里名の急増を関連づけてひとつの推論をたてているところだった。

 講から選ばれて代参して者は伊勢神宮のお札を持ち帰るだけでなく、村への新農作物と新品種の種苗、新農業技術情報や諸文化を持ち帰ることも重要な任務だったようです。これを曼珠沙華について見れば、四季を問わず球根が採種できるので、農民百姓は見逃さず球根を掘取り各地に持ち帰ったと想像されます。(同書p97より)
 

 その結果がヒガンバナの拡散にツナガリ、里名が急増していったことなると仮説を立てていた。お伊勢参りという大民族移動と関連づけたところが実に面白い。
 具体的な数値等(人口と参詣者数)あげての説明には説得力がある。

 忌み嫌われものとしての歴史はどこからはじまったのだろう!?
 
▼少しちがった角度から

(3)ヒガンバナと俳句の世界への誘い!!
 この本がとても気に入ったのは、ヒガンバナと俳句の関係をかなり本格的に語っているところだった。それは著者自身の第一の趣味が「俳句」であることとも大いに関係あるのだろう。
 第三章のはじまりに、子規と漱石の曼珠沙華を詠んだ句があがっていた。

 「草むらや土手あるかぎり曼珠沙華 子規」
 「曼珠沙華あっけらかんと道の端 漱石」 

 実にいい!!
江戸期に不人気だった「曼珠沙華」という季語を、子規は戦略的季語として多用したのでないかというのが著者の仮説だった。
事実、子規は「曼珠沙華」を多く詠んでいた。

子規としての秀逸の句ではないですが、曼珠沙華の赤さ、花の多さ、秋の趣を写生として詠んでいて、子規が因襲悪弊から脱却を図ろうとする強い意図が感じられます(同書p111より)

この後
・子規の曼珠沙華は明治期の小説、詩歌へ受け継がれた
・大正~昭和の短歌を季語「曼珠沙華」が先導
・曼珠沙華の俳句は大正、昭和に満開になった
へと続くドラスティクな展開もたいへん興味深い!!
その章のしめにもってきた二句も印象深い!!

「つきぬけて天上の紺曼珠沙華 誓子」

「西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 澄雄」

最後に著者自身の詠んだ句もあげておきたい。(同書p155より)

 曼珠沙華の近句(樽本いさお):
ものによる赤の好き好き曼珠沙華
戦いとは信ずることや曼珠沙華  
曼珠沙華摩訶曼珠沙華曼荼羅袈

ヒガンバナファンならぜひぜひ読んでみよう。
あの「ふしぎ!?」が解決するかも知れない。

益々ヒガンバナ(曼珠沙華)の魅力に気づくにちがいない!!

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本日(2019/02/22)、第216回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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今朝起きてすぐ外に出ると、久しぶりにみごとな「月暈」を見た!!

 しばらく夜の「雲見」を楽しんだ!!
 でもやっぱり不思議な話だ。
 「月暈」ができるということは、あそこにある雲は「巻層雲」!!
 そして、その正体は小さな水滴でなく、氷晶(氷の粒)だ!!
 車を垂直に走らせることができるなら、10分とかからない距離だ!!
 そこに氷の世界が…!!

 こんなときはやっぱりあの人のあのコトバを借りよう。

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」 

▼本日(2019/02/22)は、あの人の文章を読む日。第216回オンライン「寅の日」である。
  2月のテーマは

  【2019年2月のテーマ】 「寅彦と気象(冬)」

である。冬編の第2弾は「凍雨と雨氷」である。

◆本日(2019/02/22)、第216回オンライン「寅の日」!!

●「凍雨と雨氷」(青空文庫より)

▼寅彦のすばらしいところは、私のような初学者にもわかりやすく巧みな文章で説明してくれているところだ。
 稀有なる「凍雨」「雨氷」についてもわかりやすく説明してくれていた。
 

我邦(わがくに)では岡田博士に従って凍雨の名称の下に総括されているものの中にも種々の差別があって、その中には透明な小さい氷球や、ガラスの截片(せっぺん)のような不規則な多角形をしたものや、円錐形(えんすいけい)や円柱形をしたものもある。氷球は全部透明なものもあるが内部に不透明な部分や気泡を含んでいるものもある。

 次に雨氷と称するものは、過冷却された雨滴が地物に触れて氷結するものである。これが降ると道路はもちろん樹木の枝でも電線でも透明な氷で蔽われるために、道路の往来は困難になり電線の被害も多い。蝙蝠傘(こうもりがさ)の上などに落ちて凍った雨滴を見ると、それが傘の面に衝突して八方に砕け散った飛沫がそのままの形に氷になっている。

▼では、その「凍雨」「雨氷」はどのようにしてできるのだろうか?
 それもくわしく説明してくれていた。

 凍雨と雨氷はほぼ同様な気層の状態に帰因する。すなわち地面に近く著しく寒冷な気層があって、その上に氷点以上の比較的温暖な気層のある場合に起る現象である。
この零度等温線とほぼ並行して風の境界線があり、その以北は北がかった風、以南では南風が吹いている。これは南から来る暖かい風がこの境界線から地面を離れて中層へあがりその下へ北から来る寒風がもぐり込んでいるのだという事は、当時各地で飛揚した測風気球の観測からも確かめられている。そのために中層へは南方から暖かい空気が舌を出したような形になっている。この舌状帯下の部分に限って凍雨と雨氷が降っている事が分るのである。

なるほどである。

 今回、私がいちばん注目したいところが最後にあった!!

 我邦におけるこれらの現象の記録は極めて少数であるらしい。しかし現象の性質上から通例狭い区域に短時間だけしか降らないものだとすれば、降るには降っても気象学者の耳目に触れない場合もかなりあるかもしれない。それで読者のうちで過去あるいは将来に類似の現象を実見された場合には、その時日、継続時間、降水の形態等についての記述を、最寄(もより)の測候所なり気象台なり、あるいは専門家なりへ送ってやるだけの労を惜しまないようにお願いしたい。

なんとスバラシイ提案だ\(^O^)/
98年も前の寅彦の提案である。
昨今、多くの人がスマホを持ち歩いている。
 稀有なる「凍雨」「雨氷」の画像におさめるチャンスも多いだろう。
 現に今、「霜」や「雪の結晶」を写真に撮り報告するプロジェクトも立ち上がっている!!
 
 98年前の寅彦の提案を受けて、「凍雨」「雨氷」の写真を撮って報告しあおう!!

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2019年3月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦 #コウガイビル

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(゜o゜)ゲッ!! うそだろう!?
 私は一瞬、自分の目を疑った!!
 
 近づいて行ってじっくりとそいつを見た!!
 ヌメヌメしたその皮膚、そしてなにより 逆三角形でイチョウの葉のような頭!!
 間違いない!! コウガイビルだ!!
 私が人生で41番目に出会った 41号コウガイビルだ!!

 確かに昨日の朝はあたたかった。それに霧が濃く、水分たっぷりだった。
 それにしても、「雨水」越えたばかり、こんな時期に出会ったコウガイビルははじめてであった。
 この「ふしぎ!?」な生きものに最初に出会ってから、もう10年以上歳月がたった。
 その間に出会ったコウガイビルは40匹!!
 環境も少し変わったのでもうあいつには出会うことはないと思っていただけに驚く同時に最高にうれしかった!! 
 いつものように、少量の水とともにナイロン袋のなかにいれた!
 さて今度はいつまでのつきあいとなるだろう!?
 「385日」の記録は更新できるだろうか!?

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▼さて、3月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期がきている。
 3.11が近づいてきた。あれからはや8年!?もう8年!?
 3月のテーマはやっぱりあの寅彦の警鐘だろう。

 【3月テーマ】「寅彦と警鐘「天災は忘れられたる頃来る」」

 3月は3回ある。

■2019年3月オンライン「寅の日」

◆第217回オンライン「寅の日」 …3/06(水)
◆第218回オンライン「寅の日」 …3/18(月)
◆第219回オンライン「寅の日」 …3/30(土)

▼では何を読むか?
 7年の歩みから、寺田寅彦「防災・減災」十選!!をきめていた。
 そこから定番中の定番、3作品を選んだ。
 「津浪と人間」 「天災と国防」 「小爆発二件」 である。
 律儀に繰り返す自然に対しては、こちらも繰り返し繰り返し…である!!

■2019年3月オンライン「寅の日」

◆第217回オンライン「寅の日」 …3/06(水) 「津浪と人間」(青空文庫より)

◆第218回オンライン「寅の日」 …3/18(月)「天災と国防」(青空文庫より)

◆第219回オンライン「寅の日」 …3/30(土) 「小爆発二件」(青空文庫より)

▼3月が終われば、2012年4月からはじまった7年の歩みが終わる。
 7年間に読んだ寅彦の随筆は95編になる。
 
 驚くべきは95編いずれもが今日的であることだ!!
 けっして古くはない。いやむしろ寅彦の方が先を行っているのかも知れない!!
 そしてなにより 面白い!!

 8年目を構想・展望しながら…。


 
 

 


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【Web更新2/17】19-07 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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ホシノヒトミ足元に小宇宙かな 19/02/16撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】19-07
週末定例更新のお知らせ
 「雨水」も過ぎた!!
 なんとも律儀に時は過ぎていくことか。
 はやくも今年になって7回目のWeb更新だ。

◆表紙画像集2019 更新  ホシノヒトミ(オオイヌノフグリ・イヌノフグリ)
 『日本植物方言集成』(八坂書房)によれば、「イヌノフグリ」のことを千葉(柏)では、「ほしのひとみ」と呼んでいたらしい。なんともスバラシイネーミングである!!
 「イヌノフグリ」などよりも、その花のようすを表現したものだ。そもそも「イヌノフグリ」とは花の後の実のことを言ったものだ。
 これを知ってから、やっぱり花は「ホシノヒトミ」と呼ぶようにしている。
 『日本植物方言集成』をあけたついでに他にはと見ていると、「はたけのくわがた」(和歌山・西牟婁)というのがあった。昔の人の観察眼に恐れ入るばかりだ。

 同じ視点で詠んだ俳人がいた。「客観写生」を唱えた虚子である。さすがである!!

 

犬ふぐり星のまたゝく如くなり 高浜虚子
 

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「これから」を考えるなかから生まれた私の寺田寅彦「活用」法。
 その究極のかたちのひとつ
 ・サイエンスカフェ「寅の日」 
 さらに具体案を8年目がはじまるまで検討したい。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【お薦め本】も、ファラデーラボ等も同じくこちらにリンクした。
 こちらの方も、今一度「現在地」を確認しておきたいものだ。

 「啓蟄」「春分」までには何をこそ…。
 ゆっくり 急ごう!!

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ファラデーラボ「電池の歴史と魅力」は面白かった!!(2)

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▼「あれっ、今日はこれだけ!?」
 と最初に思ったのは大きなまちがいだった!!

 ファラデーラボ「かがくカフェ」では、第一部が終わってティタイムに入ると、前にホワイトボードがたてかけられ、そこに第二部で発表・報告する人が自分でテーマを書き込むことになっている。
 当日のそのときまで誰が何を発表・報告するか誰も知らない。
 当日までのお楽しみなんだ!!
 
 一昨日も最終的にはホワイトボードはいっぱいになり、最後はいつものように時間はたらなくなりうれしい悲鳴だった!!

 私はこのファラデーラボ「かがくカフェ」の第二部が大好きだ。
 自分のこれまで知らなかった「私の科学」と出会えるから!!
 あらたな「共愉の科学」が生まれるから!!

▼トップバッターは岡田さんの「ミカドアゲハ」だった。
 聞いたことない蝶の名前だった。
 「偶然に出会って…」なんてとんでもない話だった。
 興味津々の岡田さんの「科学」が続いた!!

 続いて大西さんが、いつものように「不要品をもらってください」と、いつものお宝の「おすそ分け」があった。
 今回は、各種薬品が多かった。
 これまでどんな教材研究をされてきたかを物語る貴重な品々であった。

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▼続いて芝原さんが「プロジェクト学習」について発表された。
 (゜o゜)ゲッ!! 中学生がこんなすごいこと学習しているの!?
 驚くばかりであった。
 発表を聞くうちに「そのことに興味を持っている中学生だからこそ、求める高いレベルの科学があるのかも知れない。」と思えてきた。

 觜本さんからは、ほんとうに長いあいだ取り組んでおられる「とびまつの森の会」の報告とそこから発展しての須磨FRS「自然環境サミット2019」の紹介があった。
 そこにはいつもアクティブな 私の「科学」があった!!

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▼森本さんの方からは、わけあって大量に入手した「とけやすいミョウバン」の紹介と「おすそ分け」があった。
 結晶作りにはこちらタイプが絶対お薦め!!
 森本さんの「静電気」教材開発物語はまだまだつづく。
 「回路カード」関連の教材開発物語もまたとどまることを知らない。本日のメインテーマ「マイクロスケール実験」と関連して、これは「使える!!」と思える新ネタが続々と…

 最後に円尾さんが「いろいろ」の紹介があった。
 円尾さんの「科学」の守備範囲は広い!!
 「狩り」「自然観察」「安価入手教材」「手作り教材」等々どこまでも
 さらにくわしくは

 ◆マル爺の実験室

に行ってみよう。
 リクエストすれば、「こんなのあったら」教材も作ってもらえるかも!!アリガタイ!!


 ファラデーラボ「かがくカフェ」次回は、「8周年企画」(3/10)であるo(^o^)o ワクワク

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ファラデーラボ「電池の歴史と魅力」は面白かった!!(1)

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▼ずっと楽しみにしていたファラデーラボの「かがくカフェ」があった。

■第98回かがくカフェ「電池の歴史と魅力」
 第1部
 テーマ  「電池の歴史と魅力」
 講師    佐藤美子さん (四天王寺大学教育学部准教授)

である。何が楽しみといって、まずは「実験」だ!!
 佐藤さんはずっと「マイクロスケール実験」の先駆的な取り組みをされていた。 
 だから、きっと今回も実際に自分でも「実験」させてもらえるのだろうと楽しみだったのである。o(^o^)o ワクワク

▼期待通りというか、いやそれをはるかに上まわって実に面白かった!!
 まずは「電池の歴史」から話がはじまった。
 「電池」というものが、多くの人々(科学者)の知恵と工夫から生まれたものであることを熱く語られた。
 単にその「歴史」を知るというだけでなく
 「では、それを自分の手でもやってみたい!!」
 という「実験」へのモチベーションを高めてくれた。うまいなー!!
 最初に一人ひとりやらせてもらった「実験」はこうだ。

【実験1 ガラス容器とポリスポイトを用いた簡易ダニエル電池】

 実際にやらせてもらい、一人ひとりが自分で体験できる「マイクロスケール実験」の威力を実感した!!
 自分の手でやってみてこそ見えてくる世界があった!!
 特にそれを実感したのが
 <実験2>半透膜(ビスキングチューブ)の役割を考えよう。
だった。
 半透膜の窓をプラスチック板でふさぐとほんとうにプロペラは止ったのだ!!
 (゜o゜)ゲッ!! ほんとうに ?(゜_。)?(。_゜)?
 何度も何度も自分でやってみた。

 見えるはずのない「イオン」が見えたような気がした!!

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▼次の実験もまた面白かった!!

【実験2 鉛蓄電池(パックテスト容器・ボタン電池使用)】 

 これまた自分でやってみてこそわかることがいっぱいあった!!
 蓄電していくときブクブクと泡がでていた。
 目の前で起こっているからこそ「この気体は!?」となる。
 ボタン電池の工夫も凄い!!
 使用する容器もこれまでの実践から進化しつづけていることを、これまた熱く語られた。
 目の前にその装置があるだけに、その話も説得力を持っていた。
 ナットクだ!! (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

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▼最後の実験もまた楽しいものだった。

【実験3 身近なもので備長炭電池をつくろう】
 
 お馴染みになった「備長炭電池」であるが、これまた「マイクロスケール実験」に取り入れられていた。
 これなら、ほんとうにひとりひとり実験することも可能だ。
 だからこそ見えてくるものが… 
 実験後のアルミホイルをみたらほんとうに小さな穴が…!!

 「ダイコン電池」などもやらせてもらった。

 最後に「マイクロスケール実験」「授業のデザイン・実践」ついての呼びかけがあった。
 アリガタイ!!

 2時間はあっという間だった!! 深謝<(_ _)>

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オンライン「寅の日」7年の歩みから(21) #traday #寺田寅彦

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▼いつもの「雲見」の空に虹が…!!
 風はまだまだ冷たい
 しかし、足元に着実に「光の春」が。

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 蓮根の植え替えから47週目の大賀ハス観察池のなかにも…。

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▼今一度、繰り返してみよう。
 「これから」にむけての私の寺田寅彦「活用」法!!

「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」

(1) 「正当にこわがる」ため

(2) 「科学」の面白さ・醍醐味を愉しむため

(3) あらたな道楽の「科学」をみつけるため

▼具体的な構想でひとつ見えてきたものがある。
 それが

◆サイエンスカフェ「寅の日」!!

・フィールドワークの拠点
・俳句結社「寅の日」の句会、吟行
・私の「科学」から「共愉の科学」へ!!
・寺田寅彦「科学教育」研究会!?
・オフライン「寅の日」

いつどこで!?

▼迷ったら「原点」へ!!
 それが鉄則だ。そもそも「寅の日」とは、コレだった。

 寅彦は高嶺俊夫と親交を深めるなか面白いことをやっていたようだ。 一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。(中略)学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山慶太著 中公新書)P15より)

 90年の時空を超えて、「寅の日」が現代に蘇る!!
 手法はもっといろいろあっていい!!

(つづく)

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オンライン「寅の日」7年の歩みから(20) #traday #寺田寅彦

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▼私の究極の道楽は

 賢治の「雲見」!!
 と
 寅彦の「宇宙見物」!!

 だと言い続けてきた。最近になって少し修正した。
 今さらであるが、寅彦もまた「雲見」の超達人であることに気づいたのだ。
 だから、究極の道楽は

 賢治と寅彦の「雲見」!!

 と修正する必要があるのかも知れない。
 それにしても「雲見」とは、安上がりで奥の深い道楽だ!!
 いつもの場所に立って空を見上げているだけだ。
 春が空からやってきていると感じた。

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 午後になって「光の春」をみつけた!!

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▼私の寺田寅彦「活用」法を続けよう。
 「これから」に向けての第三弾は

(3) あらたな道楽の「科学」をみつけるため

である。寅彦の「雲見」に関連して寺田寅彦「気象入門」八選をつくっていた。

寺田寅彦「気象入門」八選 !!

(1) 颱風雑俎 6

(2) 茶わんの湯 5

(3) 夕凪と夕風 4

(4) 海陸風と夕なぎ 4

(5) 春六題 3

(6) 凍雨と雨水 1

(7) 伊吹山の句について 1

(8) 自然現象の予報 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)


▼忘れてはならない寅彦に教えてもらったもうひとつの道楽があった。
 「俳句」という「科学」の方法である!!
 まだ入口のあたりをウロウロしているだけだが、寺田寅彦「俳句入門」十選もつくってしまった。

寺田寅彦「俳句入門」十選 !!

(1) 俳句の精神 6

(2) 天文と俳句 6

(3) 俳諧の本質的概論 4

(4) 思い出草 3

(5) 俳句の形式とその進化 1

(6) 伊吹山の句について 1

(7) 子規の追憶 1

(8) 俳諧瑣談 1

(9) 夏目漱石先生の追憶 1

(10) 連句雑俎 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)

▼こちらの道楽については、2つの夢(野望)まで語ってしまっていた。
(1) 俳句結社『「寅の日」の会』結成!!
(2) 『「寅の日」の会』で吟行、句会を実施する!!

である。
 今考えてみると俳句結社『「寅の日」の会』ってなんかもたもたしたネーミングだな。
 昨日提案のサイエンスカフェ「寅の日」にあわせてスッキリと

 俳句結社『寅の日』!!

 で行くかな。はじまらないうちから軌道修正とは…(^^ゞポリポリ

 さて…!!

(つづく)

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オンライン「寅の日」7年の歩みから(19) #traday #寺田寅彦

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このアタリマエ!!
 そのアタリマエがやっぱり不思議でならなかった!!

 もう2月もなかば、
 2月に入ってすぐ立てた今年の「立春の卵」は、今もアタリマエに立っていた!!

 卵の表面の凸3点でつくる底面の三角形のなかに、重心から下ろす垂線が入っておれば、アタリマエに立つ。
 他に力が加わらないかぎり静止物体は静止しつづける!!
 アタリマエすぎるほどアタリマエのこと。
 でもやっぱり「ふしぎ!?」だ!! 

私の寺田寅彦「活用」法を続けよう。
 第二にあげたのは次だった。

 (2) 「科学」の面白さ・醍醐味を愉しむため

 オンライン「寅の日」7年間で、読んだ92編のうち特に「科学・科学(理科)教育」に関連するものは64編あった。圧倒的な多さだ。
 しかし、少し視点を変えれば92編すべてが「科学」に関連していた。
 寺田寅彦のことを人はよく「文理融合の人」と言う。
 私は反対だ!!

 寅彦の軸足はいつも「科学」にすえられていた!!

 と確信している。

▼寅彦の「科学・科学(理科)教育」に関連する随筆を読み解くキーワードは

「ねえ君、不思議だと思いませんか」 

だった。
 とりわけ「科学(理科)教育」に焦点をあてて寺田寅彦「科学(理科)教育」十選をつくってみた。

 寺田寅彦「科学(理科)教育」十選!!

(1) 科学者とあたま 7

(2) 研究的態度の養成 5

(3) 雑感(「理科教育」より) 5

(4) 科学上の骨董趣味と温故知新 4

(5) 物理学実験の教授について 3

(6) 方則について 1

(7) 物理学の応用について 1

(8) 知と疑い 1

(9) 疑問と空想 1   

(10) 科学に志す人へ 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫) 

▼十選つくっただけでは意味がない。
 「活用」しなければ面白くない。やっぱり私がいちばん興味あるのは寺田寅彦「科学(理科)教育」十選である。
 
 ここからは「これから」に向けた思いつき提案である。

(1) この十選を集中して一緒に読むような機会、オフをやりたい!!

(2)名づけて「寺田寅彦「科学教育」研究会」 !!なんともかたいな(^^ゞポリポリ

(3)サイエンスカフェ「寅の日」 !!では…

(4)日時・場所は…

(5)参加資格は十選のうちひとつでも読んだことのある人!!

 さらなる具体案はやりながら考えると言うことで…。

(つづく) 

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オンライン「寅の日」7年の歩みから(18) #traday #寺田寅彦

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▼たしかに紅梅のほころびの濃度は濃くなってきている!!
 足元のホシノヒトミは一斉に瞬きはじめた!!

 春はやっぱり確実に進行している。
 継続する作業 ゆっくり 急ごう。

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オンライン「寅の日」の「これから」に焦点をあてて 言わば
●私の寺田寅彦「活用」法
を語りはじめようとしていた。第一にあげたのは

(1) 「正当にこわがる」ため

だった。「正当にこわがる」は、「小爆発二件」から引用した。

 ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。○○の○○○○に対するのでも△△の△△△△△に対するのでも、やはりそんな気がする。

▼すでに私は今までに読んだ随筆のなかから、寺田寅彦「防災・減災」十選をつくっていた。

寺田寅彦「防災・減災」十選!!

(1) 日本人の自然観 8

(2) 天災と国防 7

(3) 津浪と人間 6 

(4) 颱風雑俎 6

(5) 地震雑感 3

(6) 神話と地球物理学 3

(7) 流言蜚語 1

(8) 小爆発二件 1

(9) 災難雑考 1

(10)静岡地震被害見学記 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)

▼「これから」のオンライン「寅の日」のなかでも繰り返しこれらを読んでいくことはもちろんのことである。
 さらに加えて寅彦の警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」に真摯に耳を傾ける意味でも、もう少しアクティブな企画も考えてみたい。
 たとえば

・フィールドワークとオフライン「寅の日」!!

・その道の専門家と一緒に寅彦を読み解く!!

 さらに具体的企画はやりながら考えていきたい。

 春は進んでいく!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!


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【お薦め本】『世界は変形菌でいっぱいだ』(増井真那著 朝日出版社 )

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▼私はここ10年ばかりの間に、これまでの生きもの観を大きく変える3つの「ふしぎ!?」な生きものに出会ってきた。

・巧みな糸技を目の前で披露してくれた「ゲホウグモ」
・水をかけたら「乾眠」からみごとに目覚めた「クマムシ」
・エサなしで385日も生きのびた「コウガイビル」

である。
 どれもこれもがビックリの生きものたちだった。
 なんと言ってもいちばん驚いたのは、この3つの「ふしぎ!?」な生きものどれにも、最も身近である我が家の庭で出会ったことである。
 そう、私はこの「ふしぎ!?」生きものたちとずっとずっと一緒に暮らしてきていたのだ。 

 この3つの生きものに出会う前から存在だけは知っていて、ぜひ仲良くしたい生きものがいた。
「粘菌」である!!
これははじめて南方熊楠を田辺、熊野に訪ねたころからはじまっていた。
あの熊楠をあそこまで夢中にさせた生きもの=「粘菌」に興味が湧かないはずはなかった。「動物の世界」の授業びらきに、コウガイビルとともに話題にあげたりもしていた。

▼しかし、まだこの生きものとの本格的なつき合いははじまっていなかった。
 「もうそろそろちゃんと出会ってみたいな。」と思いはじめてていた矢先に偶然出会ったのが、今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『世界は変形菌でいっぱいだ』(増井真那著 朝日出版社 2017.11.10)

 ちょっと読み始めたらやめられなくなった!!
 とっても読みやすくわかりやすい。絶対に【お薦め本】にあげてみたくなる本だった。
 著者は書いた当時なんと16歳!!
 それがまたスバラシイ!!若い感性がこの「ふしぎ!?」な生きものをとらえた。
 教えられること満載だ!!

 興奮のあまり話があちらこちらに飛び回りそうな予感がする。(^^ゞポリポリ)
 そこでいつものようにお薦めポイント3つを先にあげておく。

(1) 変形菌の「キレイ」「フシギ」「カワイイ」が満載だ!!
   
(2) 最高の「変形菌入門書」だ!! 

(3) 科学研究の面白さ・醍醐味のすべてを教えてくれている!!

▼ひとつずついこう。

(1) 変形菌の「キレイ」「フシギ」「カワイイ」が満載だ!!

 こんにちは、増井真那です。  ぼくは変形菌が大好きです。     今16歳で変形菌と10年間いっしょに暮らしながら研究を続けています。  (中略)  この本では、ぼくが変形菌とすごした10年間に  見たこと、体験したこと、知ったこと、考えたこと  ー「キレイ」や「フシギ」や「カワイイ」についてお話しします。  (同書p3より)

 こんな文章からはじまった。なんともこの等身大の語り口調がうれしい!!
 これはまさに真那君と変形菌の10年間の交遊ドキュメントだった。
 真那君の日常の写真、研究生活のドキュメント写真、そして真那君自身が撮影された「変形菌」の写真等々すべてがすばらしかった。写真、図に添えられたコメントもとてもわかりやすい!!
 それにつられるように次へ次へとページをめくってしまっていた。
 気がついたらすっかり「変形菌」の虜になり、今度は自分の眼でもそれを確かめたいと思うようになっていた。

(2) 最高の「変形菌入門書」だ!! 
 真那君の文章はとてもわかりやすかった。
 専門用語を使うときにも必ずシロウトにわかるようにくわしく解説してくれていた。
 たとえば、私は恥ずかしながら、まだ熊楠の「粘菌」と「変形菌」のちがいがよくわかっていなかった。その説明をわかりやすくこう書いてくれていた。

変形菌?粘菌? 「粘菌」って聞いたことありますか?  たぶん、変形菌よりも粘菌のほうが、なじみのある人が多いのではないでしょうか。ここまで、当然のように「変形菌」と話してきましたが、変形菌イコール粘菌と考えてもらって大丈夫だと思います。   「粘菌」と呼ばれたことがある生物は3つあって、変形菌はそのひ1つ。あと2つは細胞性粘菌と原生粘菌です。変形菌は「真正粘菌」と呼ばれることもあります。整理すると、「変形菌イコール真正粘菌」で、「変形菌は粘菌のなかま」です。(同書p51より)

 「ソウダッタノカ!!」「わかった!!」(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 それにしてもうまい説明だ!!

 こんなくだりもある。

 このように変形菌には4プラス1、合計5つの姿があります。もちろんどれも変形菌です!変形菌好きの人は、変形体派と子実体派に分かれるって聞いたことがあります(胞子派とか粘菌アメーバー派は聞いたことないな……そういう人いますか?ぼくは最近、胞子っておもしろいな~って思い始めたんですけど)。(同書p46より)

 これまたうまい!!なにかツボを心得ている!!
 例をあげればきりがない。
 それほど、シロウト・初学者にとてもやさしい「変形菌入門書」なのである。
 
▼どこまでも等身大に語る「変形菌の世界」!!
 面白いかぎりである。最後にいこう。

(3) 科学研究の面白さ・醍醐味のすべてを教えてくれている!!
 シロウト・初学者にやさしい「変形菌入門書」だからと言ってけっしてそのレベルをさげてはいない。
 むしろホンモノの「科学研究」とはこんなものだと教えてれているようだった。
 第3章 ぼくの変形菌生活
第4章 変形菌と暮らしてぼくはいろいろ考えた
第5章 変形菌の「自他」の研究
を圧倒される思いで読んだ。

 とりわけ第5章の「研究」には興味津々だ。
 最後に「ーあとがきにかえてー変形菌がぼくにくれたもの」で、10年間の変形菌研究生活をふり返って次のように語っていた。

 みなさんに支えられて研究が進むたびに、ぼくは学会やコンテストなどで成果を発表してきました。「発表をすると知識が増える。人とのつながりが増える」ということは新鮮な驚きでした。変形菌や生物の研究者だけでなく、本当にさまざまな分野の方々と出会い、議論ができる。それが刺激になるし、楽しくてしかたないということにも気づきました。 研究友だちも増えました。生物だけでなくいろいろな分野に夢中な子がいっぱいいて、研究を続けていると、またどこかで会える。それもうれしいことでした。  こうしたつながりは、気がついたら日本中、そして今では海外にも広がっています。(同書p150より)

 こんなの読んでいるとすっかり真那君のファンになってしまう。
 いつかどこかで直接、真那君のレクチャーを受けたいものだ。

さあ、今年の夏は、第四のこの「ふしぎ!?」な生きもの=「変形菌」と出会うことができるだろうか!?
o(^o^)o ワクワク

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「雪は天から送られた手紙である」!!

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▼なんとも皮肉な話である。
 「春の雪そつと着地し消えにけり」
 と詠んだ翌日の雪は、すぐに消えるどころか、次々と降り続き、そのヒガンバナをスッポリと埋めてしまったのである。
 「わかったふうなこと言うな!!」と天に叱られた。そんな気分だった(^^ゞポリポリ
 つくづくと思う。

 天のことはやっぱり「ふしぎ!?」だらけだ。

▼降り続ける雪を見上げていると、あの中谷宇吉郎の有名なコトバを思い出した。

「雪は天から送られた手紙である」

 なんともうまく言ったものだ!!
 さすが、世界に先駆けて人工雪の実験に成功した「雪博士」だ!!

 久しぶりにその大元の文章を読みたくなった。

◆「雪」(中谷宇吉郎 青空文庫より) 

 なんともアリガタイかぎりだ。こんなものがすぐさま読めるなんて…深謝<(_ _)>
 さてその大元の文章をみつけた!!最後の最後に出てくるのだった。

 このように見れば雪の結晶は、天から送られた手紙であるということが出来る。そしてその中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれているのである。その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究であるということも出来るのである。

▼開けたついでにいろいろ読ませてもらっていると実に興味深いことがいっぱい書かれていた。
 なかでも「附記」に書かれた文章は「さすが…!!」と思わせるものだった。

しかしわれわれが日常眼前に普通に見る事象の悉(ことごと)くが、究めれば必ず深く尋ねるに値するものであり、究めて初めてそのものを十分に利用することも出来、またもし災害を与えるものであればその災害を防ぐことも出来るのである。それ故に出来るだけ多くの人が、まず自分の周囲に起っている自然現象に関心を持ち、そしてそこから一歩でもその真実の姿を見るために努力をすることは無益な事ではない。すべての事柄について一般的の知識の向上は、必ず後日そこから優れた成果が出て来る土台となるものである。このことは繰返し言ってよいことであろう。

▼あれよあれよと言う間に雪は、今季最高の「大雪」となってしまった。
 家の周辺の雪のある景!!
 これが今季最後のチャンスかも知れない。
 
 そう思うとカメラぶら下げてウロウロするのだった。

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【Web更新2/10】19-06 【ヒガンバナ情報2019】 等 更新!!

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春の雪そつと着地し消えにけり 19/02/10撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】19-06
週末定例更新のお知らせ
 あのウメサオタダオが『知的生産の技術』の「日記のすすめ」のなかでこう言っていた。
 
 

「「自分」というものは、時間とともに、たちまち「他人」になってしまうものである。」

 
「日記というものは、時間を異にした「自分」という「他人」との文通である」

 ポンコツ度増すにつれて「他人」になるスピードが加速されているように感じる。(^^ゞポリポリ

◆表紙画像集2019 更新 春の雪 ヒガンバナ
 昨日の朝、生野峠を越えて市川沿いに雪が少しこぼれ落ちてくることを予想していた。
 まだ薄暗い夜が明けきらぬ段階で予想どおり、わずかな雪がそっと先端が少し黄色くなってきたヒガンバナの葉にそっと着地した。
 着地したかと思ったらすぐ消えてしまった。

◆【ヒガンバナ情報2019】 新設!!
 信じられないような話だが、【ヒガンバナ情報】のページは、ホームページ開設と同時にはじまったから、なんと22年目になる。
 Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版 2013.09.01解説版)の方もリンクぎれになっているところ少し修復した。
 このテキストの改訂版も検討したいものだ。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「これから」に焦点をあて、私の寺田寅彦「活用」法を具体的に語っていきたい。
 それをもって原初なる問い「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」の私の答えとしたい。

 さて、今週はなにに出会うかな?
 「他人」になってしまわないあいだに「記録」しておきたいものだ!!

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本日(2019/02/10)、第215回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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「生野峠越えるときは弁当忘れても傘忘れるな!!」

 親から伝え聞いた数少ない天気コトワザのひとつである。
 生野峠からはき出してくる冷たい風と雲をみていると、今こそ使えるのでは!?と思った。
 それを確かめてみたかった。
 3年前の夏に訪れた生野のアメダス測候所のことを想い出した。

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 さっそく、今、「アメダス生野」の記録を見た。
 どうやら昨日夜遅くから少し降っているようだ。

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▼本日(2019/02/10)は、第215回オンライン「寅の日」である!!
  2月のテーマは

  【2019年2月のテーマ】 「寅彦と気象(冬)」

 である。これまでも気象関係の随筆をとりあげることかがしばしばであったが、今回は冬場の気象をテーマとしてあげてみる。その一回目の今日は「伊吹山の句について」を読む。

◆本日(2019/02/10)、第215回オンライン「寅の日」!!

●「伊吹山の句について」(青空文庫より)

▼結論から先に言う。
 この随筆はスバラシイ!!あらためて読んでたいへん気に入ってしまった。
 1924(大正13)年、寅彦数え47歳のときの作品である。
 関東大震災に遭遇した翌年であり、寅彦が理化学研究所の研究員になった年でもある。
 この後亡くなるまでの10年の寅彦のスタンスを象徴するような作品である。

 

おりおりに伊吹(いぶき)を見てや冬ごもり

という芭蕉の一句からはじまった。

 

私がこの句に対して特別な興味を感じたのにはもう一つの理由がある。学生時代の冬休みに、東海道を往復するのに、ほとんどいつでも伊吹山付近で雪を見ない事はなかった。神戸(こうべ)東京間でこのへんに限って雪が深いのが私には不思議であった。

私にも大いに共感するところがあった。
新幹線の車窓からながめる伊吹山を思い出した。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

さあ、ここから寅彦の謎解きがはじまる。

冬季における伊吹山(いぶきやま)地方の気象状態を考える前には、まずこの地方の地勢を明らかにしておく必要がある。琵琶湖(びわこ)の東北の縁にほぼ平行して、南北に連なり、近江(おうみ)と美濃(みの)との国境となっている分水嶺(ぶんすいれい)が、伊吹山の南で、突然中断されて、そこに両側の平野の間の関門を形成している。伊吹山はあたかもこの関所の番兵のようにそびえているわけである。大垣(おおがき)米原(まいばら)間の鉄道線路は、この顕著な「地殻(ちかく)の割れ目」を縫うて敷かれてある。
 
 問題の句を味わうために、私の知りたいと思った事は、冬季伊吹山で雨や雪の降る日がどれくらい多いかという事であった。それを知るに必要な材料として伊吹山および付近の各地測候所における冬季の降水日数を調べて送ってもらった。  

なんとアクティブな!!
▼少し結論を急ぐ。

 以上の事実を予備知識として、この芭蕉の句を味わってみるとなると「おりおりに」という初五文字がひどく強く頭に響いて来るような気がする。そして伊吹の見える特別な日が、事によると北西風の吹かないわりにあたたかく穏やかな日にでも相当するので、そういう日に久々で戸外にでも出て伊吹山を遠望し、きょうは伊吹が見える、と思うのではないかとまで想像される。そうするとまたこの「冬ごもり」の五字がひどくきいて来るような気がするのである。

 ここにこそ、寅彦の本意がある。
 少し謙虚に

これはむしろ学究的の詮索(せんさく)に過ぎて、この句の真意には当たらないかもしれないが、こういう種類の考証も何かの参考ぐらいにはなるかもしれないと思って、

とは言ってはいるが、ここにこそ寅彦の主張がある。
 その主張は最晩年まで続くのだった。

 昨日(2019/02/09)、蓮根の植え替えから46週目の大賀ハス観察池の水面には氷も雪もなかった。 
 今朝先ほどから、生野峠からの雪がチラチラとこぼれ落ちてきた。
 明るくなったらどうなっているだろう。

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オンライン「寅の日」7年の歩みから(17) #traday #寺田寅彦

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▼生野峠の向こうは雪だろうか!?

 あの鎌田浩毅氏が、寺田寅彦についてたいへん興味深いことを言っていた。

アウトリーチに関する私の修行は今も進行中であり、寺田が残してくれた試行錯誤の記録は知恵袋となっている。彼の専門と思想を引き継ぐ者として、これからも寺田寅彦を「活用」していきたいと思う。(「寺田寅彦を「活用」する」鎌田浩毅『科学者の目、科学の芽』(岩波書店)P174より)

▼ずいぶん駆け足になったが、オンライン「寅の日」7年の歩みをふりかえってみた。
 そのひとつの成果として、
・寺田寅彦「科学(理科)教育」十選!!
・寺田寅彦「防災・減災」十選!!
・寺田寅彦「俳句入門」十選!!
・寺田寅彦「気象入門」八選!!
等をつくってみたりした。

▼オンライン「寅の日」は、この4月から8年目に入る。
 今度は、それまでに「これから」に焦点を当てて語ってみたい。
 原初なる問いとして

「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」

というのがある。オンライン「寅の日」はじめた当初から何度も繰り返してきた問いであった。
 現時点でのその問いかけに答えることこそ、「これから」を語る第一歩となるだろう。
 ざっくりと3つの答えを用意した。

(1) 「正当にこわがる」ため

▼詳細は後回しにしよう。続けよう!!

(2) 「科学」の面白さ・醍醐味を愉しむため

(3) あらたな道楽の「科学」をみつけるため

まずは、今はこう言い切ってしまおう。更新の可能性大であるが…
 これを鎌田氏流に言えば

 これが私の寺田寅彦「活用」方法である!!

(つづく)

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実生コヒガンバナの植え替えをした!!(2019/02/07) #ヒガンバナ

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私は久しぶりに見るコンガンバナの姿に驚いた!!
 葉はずいぶん長く伸びた3枚になっていた。(19.0㎝、18.0㎝、17.0㎝)
 なにより驚いたのは地下にあってずっとみることなかった鱗茎だ!!
 ラグビーボールのようなかたちに長細く育っていた。
 全長は4~5㎝あった!!
 その下に10㎝に達すような根が伸びていた!!

 あの一粒の種子が4年近くのあいだにここまで育ったのだ!!
 私にはこのアタリマエが不思議でならなかった。

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▼私のヒガンバナ研究を語るとき、この「実生コヒガンバナ物語」を語ることははずせなかった。
 このコヒガンバナとの出会いがなければ、ここまで実生ヒガンバナにこだわっていなかったにちがいない。
 またまた「私のヒガンバナ研究・その後」(『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』所収)から「実生コヒガンバナ物語」を引用してみる。

3 コヒガンバナの種子の「発芽」「出葉」に挑戦  

 どんな「研究」でも同じスピードで展開していくわけではない。ひとつの「発見」「出会い」で、急激に加速されることがあるのである。
私のヒガンバナ研究においては次の2つのことがそれであった。

(1)「自然結実」ヒガンバナ群生地の発見!!(2013.11.13)
(2)大量のコヒガンバナ種子の入手!!(2014.10.26)

 コヒガンバナは、ふつうに見られる日本のヒガンバナとちがって2倍体(2n=22)だと言われている。従って、「種子」をつくってアタリマエのヒガンバナなのだ。
ほんとうだろうか!?
どうしてもそれを自分で確かめてみたかった。そのためには「種子」が欲しかった!!
ずっと念じておれば叶うものである。
 51個ものコヒガンバナの「種子」を友人からゆずってもらったのだ。
 さっそく2015年の春、種子から育てる実生実験に取り組んだ。

そしたら、ほんとうに次々と「発芽」(発根)して来たのだ。
 そして、なんと最終的に49個の種子が「発芽」したのである。

 発芽率49/51=97.6%。

 さらに驚くことがあった。春に発芽したものを土の中に眠らせた。
そして、秋をむかえた。今度は土の中から葉が出てきたのである。
 そして、最終的に「出葉」したのは41個あった。

 出葉率41/49=83.7%!!

 51個の種子から「出葉」まで辿り着いたのは41個である。 

 41/51=80.3% !!

 ほんとうにコヒガンバナは2倍体だ。このアタリマエがうれしかった!!
気をよくした私は2015年末から面白いプロジェクトをはじめた。
 名づけて
◆「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクト
である。
 私一人で育てて行くのでなく、出葉したコヒガンバナを何人かに「おすそ分け」して育ててもらうというプロジェクトだ。
 出葉を何年か繰り返し、鱗茎を太らせ、何年か後に花茎をのばし花が咲く日がくることを夢見てのプロジェクトだ。何人かで取り組めば、私ひとりでは無理でも誰かが成功するかも知れない。
その花は、またきっと種子をつくるだろう。
そしたら、また多くの人が「コヒガンバナは2倍体」に納得するだろう。
 それは何年先だろう!?

▼前回に実生コヒガンバナを観察し記録を残しているのは、2018/10/10である。
 それから4ヶ月!!
 実生コヒガンバナはそのときからくらべてもずいぶん成長していた。
 元々植木鉢に植え替えていたひとつを加えて17株が成長していた。
 葉三枚…3
 葉二枚…12
 葉一枚…2
 
 もうずっとずっと大きな植木鉢に植え替えたいと思っていた。
 しかし、なかなか踏ん切りがつかなかった。
 多数植木鉢、置く場所等を考えると、正直煩わしさもあった。(^^ゞポリポリ

▼昨日ついにその決断にいたった。
 大きく成長した鱗茎を見ていると、
 「なぜもっと早く植え替えをしてやらなかったのだろう!?」と反省するばかりだ。\(__ ) ハンセィ

 植え替えた植木鉢、元々の植木鉢を加えて17個ならべてみると圧巻だった!!
 はたしてこのなかから、花茎をのばし花を咲かせるコヒガンバナはでてくるだろうか。
 それは何年後だろう!?
 その花はきっと「種子」をつくるだろう。
 
 そのとき私は心底「コヒガンバナは2倍体」を納得するだろう。

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今年も実生ヒガンバナ実験を開始した!!(2019/02/06) #ヒガンバナ

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▼昨日(2019/02/06)冷蔵庫から、2018年晩秋に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナ種子34個を取り出した。
 今年は暖冬のようだ。異様にあたたかかった立春すぎて少しは逆戻りしたとはいえやっぱりあたたかい。
 例年より少し早めであるが、実生ヒガンバナ実験を開始することにした。
▼これまでの試行錯誤の取り組みから実生実験方法に勝手に名前をつけていた。

◆楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法!! 

である。これまた「私のヒガンバナ研究・その後」(『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』所収)から引用してみる。

◆楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法!! 

【Step1】「種子」を手に入れる。
(1) お彼岸の前後にビカンバナが群生しているところをみつけておく。候補地はできるだけ自宅から近くで複数がよい。(9月中下旬)
(2) 「自然結実」している花茎を採集する。花は萎れ葉が目立ちはじめ頃、「自然結実」した花茎は直立していることが多く目立つ。(10月中旬~11月上旬)
(3) 採集した花茎を「水栽培」する。ペットボトルなどに水を入れ、花茎を挿して置く。
(4) 子房部が割れ、黒い「種子」が見えてきたら注意深く観察し、落下したら回収する。(11月中旬~12月上旬) 

【Step2】「種子」を保存する
(5) 「種子」を1個ずつチャック付きナイロン袋(12×7㎝)に入れる。袋には採集場所、花茎採集日、「種子」回収日をマジックで記入しておく。(11月中旬~12月上旬)
(6) すべての「種子」が回収し終わったら、ナイロン袋をケースに入れ、冷蔵庫で保存する。(12月中旬~)

【Step3】「種子」を発芽・発根させる。
(7) 保存して置いた「種子」を冷蔵庫から出してくる。(2月~3月中旬)
(8) 「種子」を一粒ずつ「タネまき土ポット」(市販品)にまく。そのとき採集場所、花茎採集日、種子回収日の記録されたナイロン袋は工夫をしてつけておく。
ポットを入れる容器は、プリンの空容器等を工夫する。
(発芽、発根だけであれば適当な容器に濡れたティシュを敷いて床としても可)
(9) 発芽・発根を観察する。(~5月中旬)

【Step4】植木鉢に植え替える。
(10) 発芽してから、小さな鱗茎がふくらみ緑の部分が消えかかるまで観察して、土ポットごと植木鉢に植え替える。使用する土は市販の「花・野菜栽培用土」で可。(~6月中旬)

【Step5】「出葉」を観察する。
(11) 植木鉢の土のなかから葉が出てくるのを観察する。(9月中旬~) 
(12)翌年の春、葉が枯れるまで観察する。
※もしその年に「出葉」しなくても植木鉢はそのままにしておく。

【Step6】花茎がのびてきて花が咲くのを待つ。
(13) 【Step5】の「出葉」観察を何年間か繰り返し花茎がのびてくるのを待つ。
(14) 花茎がのびてきて開花すれば、実生実験は成功!! \(^O^)/
以上である。


 
▼この方法に従い「【Step3】「種子」を発芽・発根させる。」の作業である。
 前日(2019/02/05)から、市販の適当な容器を準備しその中に土ポットを入れ、あらかじめ水を入れておいた。
 水を入れると土ポットはふやけて少し大きくなっていた。
 昨日(2019/02/06)には、種子を蒔く準備は完全にできていた。
 後は土ポットのまんなかに種子を置き、種子を入れていたナイロン袋は識別札代わりにはさんでおいた。
 これで、もし発芽すれば、どこでいつ採集した種子かがわかるようにした。
▼この方法は正解なのか、私は知らない!!
 後になれば、こうすればよかったのにという方法がみつかるかも知れない。
 「保存方法」についてもこれがベストかどうかわからない。
 多くの人の試行錯誤で、よりすぐれた方法がみつかればうれしいかぎりだ。

 さあ、このなかから「発芽」「発根」する種子はいくつでてくるだろう。
 楽しみである。o(^o^)o ワクワク

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実生ヒガンバナは今!!(2019/02/05) #ヒガンバナ

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▼久々に木陰で、「実生ヒガンバナ」実験中の植木鉢6つを日当たりのいいところに引っぱり出してきた。
 2014年採集した自然結実「種子」の実生実験中の鉢3つ、
 2016年採集した自然結実「種子」の実生実験中の鉢3つ である。
 
 前回観察記録を残しているのが2018/10/11であるから、およそ4ヶ月ぶりということになる。
 ずいぶん成長したものだ。
▼ここで自分の整理のためにも、6つの鉢の経緯をふり返ってみる。
 「私のヒガンバナ研究・その後」(『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』所収)から少し長くなるが引用してみる。

2 「自然結実」ヒガンバナ種子の「発芽」「出葉」に成功  2014年に新しい群生地も発見しアタリマエのようにみつけるようになった「自然結実」ヒガンバナ種子。しかし、このときは「完熟」種子であっても少し「種子」ときめつけることに躊躇していた。 少し遠慮して「種子もどき」とよんでいたときもある。

正真正銘の「種子」ならば、発芽して育ち一人前のヒガンバナになるはずだ。

では実験だ。種子から育てる実生実験だ!!

 2014年採集した30個の種子のうち翌春に発芽したのは3個だけだった。

 発芽率は3/30=10.0% 。

 けっして高い発芽率ではなかった。しかし、はじめて「発芽」を見たときの感動は大きかった。「発芽」は同時に鱗茎の赤ちゃんのようなものつくった。そして根もできた。
これは「発根」と言った方がその様子をよく表わしているのかも知れない。

 2015年採集した63個ついては、保存に失敗しカビ等にやられてしまった。残念ながらひとつも「発芽」(発根)することはなかった。

 2016年採集した73個については、翌春に3個が「発芽」(発根)。

 正確には3個の種子は他のところで育ててもらうこととしたので、発芽率は3/70=4.3%ということになる。

実生実験に取り組むなかで知らなかったもうひとつの「戦略」に出会った。

春に「発芽」(発根)したビガンバナは、そのまま成長して葉を出してくるのではなかった。いったん地下に眠り、秋にふつうの一人前のビカンバナが「出葉」してくる時期に「出葉」して来るのである。

 ヒガンバナの生長は二段構え、 春 「発芽」(発根) 秋「出葉」 !!

 私にはこれもまたみごとなヒガンバナの「戦略」に見えてくるのであった。
 知ってしまえば、アタリマエ。 でもやっぱりはじめてそれを自分の眼でたしかめたときは感動であった。

・2015年の秋 3つの「出葉」を見た。        

・2017年の秋 1つだけの「出葉」を見た。

▼もう少していねいに観察してみる。
 2014年採集した「種子」を使った実生実験、やっぱり「出葉」している鉢はひとつだけだった。
 葉は2枚になっていた。
 長さを測ってみた16.5㎝と15.5㎝である。
 2016年採集した「種子」を使った実生実験の方も「出葉」している鉢はひとつだけだった。
 こちらも葉がずいぶん長く伸びていた。
 16.0㎝あった。
 いつごろ枯れ始めるのだろう。
 今年の秋にも「出葉」してくるだろか!?
▼ここから花茎が伸びてきてみごとなヒガンバナの花を咲かせるのは何年後だろう!?
 そのときはほんとうに来るのだろうか!?
 その花は再び「種子」をつくるのだろうか!?
 
 気の長い話だ。
 メンデルの8年ははるかに越えることになるかも…。

あえて
(つづく)
と書いておこう。

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【理科の部屋】7がスタートして一ヶ月!! #【理科の部屋】

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▼鉄塔の足元にある「アメダス」が気になって仕方なかった。
 なんともあたたかい立春の朝だった。
 こんな日の「雲見」は、可能なかぎりやっておいて【理科の部屋】7の「きょうの雲見」に報告したいと思った。
 それはとても愉しい作業だった。
 なにも特別の「雲見」である必要はなかった。
 遠く離れたあの人の「雲見」の「おすそ分け」画像だと思うと見ているだけで愉しい!!

 かつて【理科の部屋】には、【星空の連帯】という人気企画があった。
 これが実に面白く大いに盛り上がった。その「雲見」版がコレ!!

 これは、言わば【「雲見」の連帯】だ!!

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▼その【理科の部屋】7がオープン化してスタートしてからちょうど今日で一ヶ月だ。

◆【理科の部屋】7(サイエンスフォーラム)

 「きょうの雲見」「季節のたより」等でにぎわっている。
 閲覧数は、【理科の部屋】6とくらべると格段に増えてきた。
 うれしいかぎりである。

▼【理科の部屋】オープン化のいちばんのねらいはできだけ多くの人との「響きあい・学びあい・高めあう」ことだった。
 最初の「出会い」の機会が増えたということではオープン化はアリガタイ!!
 一歩も二歩も前進である。

 レスポンスはゲストでもできる。
 一言でもレスポンスすれば益々愉しくなることまちがない!!
 かつてwelcomeメッセージでも言い続けてきた。
 自分にとって面白そうな話題がなかったら、あなたがあらたなトピックをたちあげてください。
 【理科の部屋】はいつも

 「あなたがノックされるところがドアです」

 情報は発信するところに集まる!!

▼あらたな時代にはあらたな【理科の部屋】がある。
 【理科の部屋】の「不易流行」は

ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!

ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

です。
 常にあらたな【理科の部屋】が創造されることこそ、【理科の部屋】の「不易」です。

 あなたの発信であらたな【理科の部屋】を!!
 
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【Web更新2/03】19-05 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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紅梅の走り一輪参上哉 19/02/02撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】19-05
週末定例更新のお知らせ
 「立春」だ!!
 「暦の上では」は春がはじまるが…とおきまりの文句ではじめようとして、この異変に気づいた。 
 ほんとうに春のような温かさだ。
 いつもの温度計で気温を見た。(゜o゜)ゲッ!!「9.6℃」
 何かの間違いかとアメダスで確かめた。
 アメダスはもっとすごかった「現在 10.8℃」と!!どうして?(゜_。)?(。_゜)?

 「暦の上では」を甘く見てはいけない。
 八十八夜、二百十日、二百二十日も今日からカウントがはじまる!!
 起算日!!
 ここにけっこう「科学」があるのだ。

◆表紙画像集2019 更新 紅梅
 東の畑の紅梅のつぼみがほころびはじめた。
 スタートは一斉だった。
 やっぱりここにも「走りもの」がいるようだ。
 走りの一輪がはやくもゴールしたようだ。
 雨がやんだら後続が次々となるのだろう。
 さて、いくつの紅梅が…!?

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 7年の歩みを駆け足でふりかえり、「これまで」の概要をまとめた。
 ひとつの試みとして、これまでに読んだ随筆から厳選して
 分野毎に 寺田寅彦「○○○」十選 もつくってみた。
 「これから」を語りはじめようと思う。
 そして、今一度、問いかけてみよう。

 今、なぜ寺田寅彦なのか!?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 今月の「雲見」「歳時記」にふれただけだ。
 寝かしっぱなしになっているWebテキスト試案の試案、もうそろそろWebページ化しなければ日の目を見ないうちに「お蔵入り」になってしまう。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 平成最後の「立春」!!
 この「立春」の前後に、全国でどれほど人が、「卵を立てる」というこの小さな実験に挑戦するだろう。
 「卵を立てる」は教えてくれる!!
 「科学とは!?」を


 さあ、今日は何の起算日とするかなo(^o^)o ワクワク 

 

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今年も「立春の卵」を立てた!! #立春の卵

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「立春に卵を立てる」
 この小さな小さな実験をめぐって、今から72年前の1947(昭和22)年立春に科学者、マスコミを巻き込んで大騒動があったと言う。
 その顛末の一部始終をあの中谷宇吉郎が巧みな文章で記録してくれていた。

◆「立春の卵」(中谷宇吉郎 青空文庫より)

 さすが人工雪を世界で最初につくった科学者・中谷宇吉郎である。
 理屈をこねまわすだけでない。自分でも立春以外にも実際に卵を立てていた。
 そして、いつ、誰がやっても 「卵は立つ」のがアタリマエ!!
 を立証してくれていた。
▼私は、この小さな実験が大好きだった。
 家庭でも今すぐやれる実験として大のお気に入りだった。
 何度何度も挑戦するうちに、絶対に成功する秘訣・コツを会得した!!
 そのヒントは、中谷宇吉郎の文章にあった。
 つるつるに見える卵の殻の表面にも小さな凸凹がいっぱいあった。
 水平なテーブルの上に卵を立てようとしたとき、この凸凹の凸が問題だった。
 凸ひとつではない。
 凸3つで底面の三角形を描く。卵の重心から垂線を下ろし、それが三角形の内に入っていれば必ず立つ!!
 まずは凸3点をみつけること!!
 私はこれを「三点主義」と名づけた!!

 今年の小さな実験の挑戦は、例年よりはやかった。
 2月に入るなり、家にあった赤・白卵を使ってはじめた。
 久しぶりに「三点主義」「三点主義」「…」と繰り返し唱えながらやってみた。
 卵はアタリマエに立った。
 今年から新しい場所での実験になった。どこでもアタリマエに…。
 一度立った卵は、翌日になっても立ち続けていた。

▼2015年の立春の前日、つまり「節分」にも同じ実験に挑戦した。
 私は座敷机の上に赤白5つの卵を立てた。
 実験はそれで終わらなかった。

 私はこの小さな実験をギネス級の「世紀の大実験」にしてしまった!! 
 
 少し大げさに言いすぎ(^^ゞポリポリ
 特別に何かをしたというのでなく、一度立った卵をそのままにしておき観察しつづけたのである。
 5つの卵、最後の卵か倒れたのはそれから191日目であった。
 その間、一日として欠かすことなく、毎日一度は画像におさめ、それに一口コメントをつけてツィートしつづけた。 倒れたときにはその卵のなかみを検証する実験もおこなった。
 その全ての「記録」がこちらである。

◆【立春の卵】191日の軌跡

この191日の記録は破られることはあるだろうか!?
今なっては、そのことへの期待の方が大きい。

▼いつでも誰でもすぐ挑戦できるこの小さな実験!!
 
 いつ誰がやっても「卵は立つ」ダカラこれは「科学」ダ!! 

これを自分の手で立証してみよう。
この機会にあなたもぜひ…!!

 中谷は「立春の卵」の最後にこう言っていた。

 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。

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 蓮根の植え替えから45週目の大賀ハス観察池。池からはみ出たハスの枯れ葉にみごとな霜がついていた。

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2019年2月(如月)の俳句「歳時記」!!

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「俳句」という「科学の方法」を採用する ?(゜_。)?(。_゜)?
 なんともわけのわからぬことを言い出したものだ。
 自分のことながら呆れてしまう。
 でも本人はいたって本気である。

 俳句結社『「寅の日」の会』への道のりは遠い!!
 しかし、道のりの遠さは立ち止まる理由にはならない!!
 ゆっくり 急ごう!!

 2月がはじまった。
 そこかしこに2月がこぼれていた。
▼今月も名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 梅白しまことに白く新しく 星野立子
(2) はなみちてうす紅梅となりにけり 暁台
(3) 晴れぎはのはらりきらりと春時雨 川崎展宏
(4) 針といふ光ひしめき針供養 行方克巳
(5) 春寒や議事堂裏は下り坂 尾池和夫
(6) 薄氷の岸を離るる光かな 皆川盤水
(7) きりもなく釣れて公魚あはれなり 根岸善雄
(8) まんさくの花びら縒を解きたる 仁尾正文
(9) 並びゐて日向日陰のクロッカス 本井英
(10) 一枚の餅のごとくに雪残る 川端茅舎
(11) 乾きつゝふかみどりなる和布かな 高浜年尾

▼さすが「名句」だ!!
 どうしてこんなにうまいのん!?
 そんな名句のなかからの「シロウト選句」、今月も続けよう。

【私の選んだ名句ベスト3】

(10) 一枚の餅のごとくに雪残る 川端茅舎

(6) 薄氷の岸を離るる光かな 皆川盤水

(8) まんさくの花びら縒を解きたる 仁尾正文


【次点】

(1) 梅白しまことに白く新しく 星野立子


 すばらしい!!
 その「観察眼」に驚くばかりだ。

▼ひとり「吟行」、「句会」ならできないこともない。
 本意ではないが、できるところから取りかかるというのも作戦のひとつだ。

 ゆっくり行く者は遠くへ行く!!
 それを信じて 
 選句の次なるStep 「俳句もどき」を詠んでみよう。

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2019年2月(如月)の「雲見」は!?

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▼はやくも平成最後の1月(睦月)は過ぎてしまった。
 2月(如月)になった。
 今月はどんな「雲見」になるだろう!?
 
 その前に2019年1月(睦月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   4
・巻雲   1
・巻積雲   0 
・巻層雲  2 
・高積雲  1 
・高層雲  5 
・層積雲  5  
・積雲   8
・層雲   0     
・乱層雲   5   
・積乱雲  0

 「積雲」8、「層積雲」「高層雲」「乱層雲」5 こんな数だけでなんとなく1月の空が思い出せるから不思議だ。

▼2月(如月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年2月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2018年2月 (気象庁)

 こうしてみるとよくわかる。
 昨年の冬はほんとうに厳冬だったんだ。「記録的大雪」のコトバも目立つ。
 今年はどうだろう。
 やっぱり「暖冬」なんだろうか!?
 「雲見」はどうなるだろう。

▼今年から「雲見」の予想は次の

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

を参考にさせてもらっている。
 これが実にいい!!
 その月に見られそうな典型的な「雲見」の景をイメージしておいて「雲見」をするのだ。
 今月もあがっている具体的な景のタイトルだけ引用させてもらおう。

「御神渡り」
「立春寒波」
「日脚伸ぶ」
「極寒」
「風花」
「氷柱」
「月明かり」
「冬雲の明かり」
「南岸低気圧」
「砂塵嵐」
「春の三日月」
「アイスモンスター」
「光の春」
「春めく」
「太陽柱(サンピラー)」

 写真をじっくり見せてもらいながら、これらの景をインプットしていく!!
 なんとも楽しいひとときだ。
 さあ、これらのうちいくつの景と出会うことができるだろう。

▼昨年に引き続き、「Wコップの氷」の実験をやっている。
 やっぱり昨年と冷え込み具合がずいぶんちがう。
 それは「根毛氷」の生え方を見ていてもよくわかる。

 「ストロー氷」をもう一度見ることはないのだろうか!?

 私には「御神渡り」よりも、ずっとずっと不思議だったのだが。

 2月も「雲見」の旅にいっぱいでかけたいな。
 どんな「雲見」が待っているだろう。o(^o^)o ワクワク

 

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