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本日(2019/02/22)、第216回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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今朝起きてすぐ外に出ると、久しぶりにみごとな「月暈」を見た!!

 しばらく夜の「雲見」を楽しんだ!!
 でもやっぱり不思議な話だ。
 「月暈」ができるということは、あそこにある雲は「巻層雲」!!
 そして、その正体は小さな水滴でなく、氷晶(氷の粒)だ!!
 車を垂直に走らせることができるなら、10分とかからない距離だ!!
 そこに氷の世界が…!!

 こんなときはやっぱりあの人のあのコトバを借りよう。

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」 

▼本日(2019/02/22)は、あの人の文章を読む日。第216回オンライン「寅の日」である。
  2月のテーマは

  【2019年2月のテーマ】 「寅彦と気象(冬)」

である。冬編の第2弾は「凍雨と雨氷」である。

◆本日(2019/02/22)、第216回オンライン「寅の日」!!

●「凍雨と雨氷」(青空文庫より)

▼寅彦のすばらしいところは、私のような初学者にもわかりやすく巧みな文章で説明してくれているところだ。
 稀有なる「凍雨」「雨氷」についてもわかりやすく説明してくれていた。
 

我邦(わがくに)では岡田博士に従って凍雨の名称の下に総括されているものの中にも種々の差別があって、その中には透明な小さい氷球や、ガラスの截片(せっぺん)のような不規則な多角形をしたものや、円錐形(えんすいけい)や円柱形をしたものもある。氷球は全部透明なものもあるが内部に不透明な部分や気泡を含んでいるものもある。

 次に雨氷と称するものは、過冷却された雨滴が地物に触れて氷結するものである。これが降ると道路はもちろん樹木の枝でも電線でも透明な氷で蔽われるために、道路の往来は困難になり電線の被害も多い。蝙蝠傘(こうもりがさ)の上などに落ちて凍った雨滴を見ると、それが傘の面に衝突して八方に砕け散った飛沫がそのままの形に氷になっている。

▼では、その「凍雨」「雨氷」はどのようにしてできるのだろうか?
 それもくわしく説明してくれていた。

 凍雨と雨氷はほぼ同様な気層の状態に帰因する。すなわち地面に近く著しく寒冷な気層があって、その上に氷点以上の比較的温暖な気層のある場合に起る現象である。
この零度等温線とほぼ並行して風の境界線があり、その以北は北がかった風、以南では南風が吹いている。これは南から来る暖かい風がこの境界線から地面を離れて中層へあがりその下へ北から来る寒風がもぐり込んでいるのだという事は、当時各地で飛揚した測風気球の観測からも確かめられている。そのために中層へは南方から暖かい空気が舌を出したような形になっている。この舌状帯下の部分に限って凍雨と雨氷が降っている事が分るのである。

なるほどである。

 今回、私がいちばん注目したいところが最後にあった!!

 我邦におけるこれらの現象の記録は極めて少数であるらしい。しかし現象の性質上から通例狭い区域に短時間だけしか降らないものだとすれば、降るには降っても気象学者の耳目に触れない場合もかなりあるかもしれない。それで読者のうちで過去あるいは将来に類似の現象を実見された場合には、その時日、継続時間、降水の形態等についての記述を、最寄(もより)の測候所なり気象台なり、あるいは専門家なりへ送ってやるだけの労を惜しまないようにお願いしたい。

なんとスバラシイ提案だ\(^O^)/
98年も前の寅彦の提案である。
昨今、多くの人がスマホを持ち歩いている。
 稀有なる「凍雨」「雨氷」の画像におさめるチャンスも多いだろう。
 現に今、「霜」や「雪の結晶」を写真に撮り報告するプロジェクトも立ち上がっている!!
 
 98年前の寅彦の提案を受けて、「凍雨」「雨氷」の写真を撮って報告しあおう!!

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