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本日(2019/01/05)、第212回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼あいかわらず「雲見」定点からの空の定点観察をつづけていた。
 連日青空ばかりがつづいているかに見えたが、「雲のかお」は刻々と微妙に表情を変えていた。
 この「雲見」画像をいっぱいあつめて映像をつくれば面白いものになるかも知れない。

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 私などそれを想像するだけだが、空の探検家・武田康男さんはそれを実現させてしまった。
 それが元日の夕方放映された。
 『富士山 The Great SKY』(BSフジ 4K)
 定点撮影で蓄積された画像は500万枚!!
  その編集作業を考えると気の遠くなってしまう話だ。
 そうしてつくられた映像はすばらしかった!! 感動の連続だった!!
 富士山「雲見」で見たいと思うすべてがここに出てきた!!
 それだけではかった。
 今まで見たことないような「映像」も見せてもらった。

▼本日(2019/01/05)、今年最初のオンライン「寅の日」である。
 2019年の1月のテーマは
 【1月のテーマ】 「寅彦と映画」
 である。
 4C(continue 、challenge、creative 、convivial)が抱負の2019年のはじまりにふさわしいテーマなのかも知れない。第一弾として本日は「映画の世界像」を読む。

◆本日(2019/01/05)、第212回オンライン「寅の日」!!

●「映画の世界像」(青空文庫より)

▼読み始めるなり気づいてしまった!!
 何故に「映画」に関する多くの随筆を敬遠してきたかが。
 もっと正直に言えば、「このテーマ選びは失敗かもしれない。」と思い始めていた。(^^ゞポリポリ
 なぜにかくも難解なコトバがつづくのだ。

そうして、いつのまにか映画と実際との二つの世界の間を遠く隔てる本質的な差違を忘れてしまっているのである。あらゆる映画の驚異はここに根ざしこの虚につけ込むものである。従って未来の映画のあらゆる可能性もまたこの根本的な差違の分析によって検討されるであろうと思う。
  映画の観客は必ずしも学問としての物理学を学んではいない。しかしすべての人間は、皆無意識に物理的力学的に世界像を把握(はあく)する事を知っている。すなわちまず三次元の空間の幾何学に一次元の時間を加えた運動学的(カイネマチカル)の世界を構成し、さらにこれに質量あるいは力の観念を付加した力学的(ダイナミカル)の世界像を構成し、そうして日常の生活をこれによって規定していることは事実である。

?(゜_。)?(。_゜)?
次に行く前に何度も読み返してみるが ?(゜_。)?(。_゜)?

▼半わかりのままであるがとりあえず次にすすめる。
 もうたたみかけるように「映画の世界」に入っていく。

 まず「質量」はどうなっているか。
 次に「空間」はどうなっているか。

そして

「時間」に関する映画の世界の特異性はさらに顕著なものである。そうして映画の驚異の多分な可能性がこれに連関していることは疑いもないことである。

どうやら映画の世界のキーワードは「時間」のようだ。

「時間」に関する映画の特異性が熱く説かれる。

映画の世界では実際に、ある度までは、この時間の尺度が自由に変更されうるのは周知のことである。

そして、私が勝手にこの随筆の本意であろと思うところ出てきた。

 いっそうおもしろいのは時間の逆行による世界像の反転である。いわゆるカットバックの技巧で過去のシーンを現在に引きもどすことが随意にできるのもおもしろくないことはないが、これは言わば「フィルムの記憶」の利用であって、人間の脳の記憶の代用に過ぎない。しかし真に不思議なのはフィルムの逆行による時の流れの逆流である。
 時の逆行によって物の順序が逆になり原因と結果が入り代わるというだけではこの重大な変転の意義は説き尽くされない。  時が逆行しても本質的に変わらないものは、完全な週期的運動だけである。しかし、そんなものは実際の世界にはどこにもない。

 自分でも少しだけ納得できる部分が出てきた。

 これと反対に、現世で予測のできない事がらが逆転映画の世界では確定的になるから妙である。たとえば一本の鉛筆を垂直に机上に立てて手を離せば鉛筆は倒れるが、それがどの方向に倒れるかはいわゆる偶然が決定するのみで正確な予言は不可能である。しかし時を逆行させる場合にはいろいろな向きに倒れた鉛筆がみんな垂直に起き直るから事がらは簡単になる。  時の逆行を現実化する映画の世界は、これと比較することによってわれわれの世界像における「時」の意義を徹底的に理解させるに格好な対照となるのである。

やっと少しだけ (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
最後にはさらに興味深いことを言い出していた。

 映画における「時」について、もう一つ忘れてならないことは、フィルムの記録が連続的でなくて断片の接合から成り立っていることである。
 間欠的でなくてほんとうに連続的な映画は不可能であろうか。少なくもわれわれはまだその不可能を証明することはできない。これができるようになったら、記録の器械としての映画の価値は一段高くなるであろう。

 私は寅彦のこれらのコトバを読みながら、なぜだかあの500万枚もの定点撮影の8K画像から生み出された
『富士山 The Great SKY』(BSフジ 4K)の映像のことを思い出してしかたなかった!!

 どうしてだろう。

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