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【Web更新12/30】18-52 新・クラウド「整理学」試論 等 更新!!

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葉牡丹の渦それぞれに巻きにけり 18/12/27撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-52
週末定例更新のお知らせ
 blog1更新/日、Web1更新/週はここ何年もつづいている私の習慣だ。
 今年も週末定例更新は52回を数えることになった。
 毎日一度のblog更新も貫くことができた。\(^O^)/
 ただし、今日は例外である。今日2回目の更新をしておく。

◆表紙画像集2018 更新 葉牡丹
 したがって表紙画像も52枚目ということになる。
 52枚の写真をながめながら、撮ったときのこと思い出していた。
 今年最後は悩みに悩んだ結果、庭の葉牡丹とした。
 例年どおり「おすそ分け」してもらったものだ。
 りっぱなものを、アリガタイ!!深謝<(_ _)>
 じっとながめているとこのアタリマエに気づいた。
 それぞれに渦が巻いている!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 これまた恒例化してきている
 ・【私の重大ニュース2018】
 ・【私の読んだ本・ベスト15】2018!!
 ・【私の撮った写真・ベスト5】2018!!
で、2018年をふりかえり「記録」してみた。
ウメサオの「ものごとは、記憶せずに記録せよ」の命に従って…。

◆オンライン「寅の日」 更新 !!
 今朝の211回まで来た。
 来年は242回までいく予定である。
 来年もよろしくお付き合いのほどお願いします。<(_ _)>

▼もうひとつ欠かさず報告をつづけていることがあった。
 一昨日(2018/12/29)、大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから40週目を迎えていた。
 池の水面は凍り、そこにうっすらと雪がのっていた {{ (>_<) }

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では、今年もお付き合いくださったみなさんありがとうございました。
よいお年をお迎えください。<(_ _)>
 

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本日(2018/12/31)、第211回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼昨日の朝は、冷たいみぞれが降っていた。
 まだ薄暗い竹藪のなかで、藪柑子の赤い実がひとつふるえていた。

 「藪柑子」は寺田寅彦が随筆等で愛用した筆名のひとつである。
 その寅彦は、1935年(昭和10)12月31日、転移性骨腫症で数え58歳で亡くなった。
 だから本日は寅彦の命日。今から83年前である。

▼本日(2018/12/31)は、第211回オンライン「寅の日」である。
 寅彦の命日にあわせた特番オンライン「寅の日」である。読む随筆も決めていた。
 「日本人の自然観」である。
 第2回オンライン「寅の日」で読み、さらに2012年の大晦日に読んで以来ずっと大晦日には特番でこれを読み続けてきた。だから今回は8回目になる。

◆本日(2018/12/31)、第211回オンライン「寅の日」!!

●「日本人の自然観」(青空文庫より)


▼ともかく長文である。
 何度読んでもいっきょに読み解くことは難しい。
 しかし、なにかを感じる!!
 寅彦の息づかいを!!熱い語り口調を!!
 この作品は、寅彦が亡くなった年の10月に発表されている。

 私はこれを寅彦最期の熱きメッセージ!!「遺言」と受けとっている!!

 とは言っても、人は自分の「文脈」においてしか他人の「文脈」を読み解くことしか出来ない。
 今年、私の「文脈」レセプターが反応したのはここだった!!

 農業者はまたあらゆる職業者の中でも最も多く自然の季節的推移に関心をもち、自然の異常現象を恐れるものである。この事が彼らの不断の注意を自然の観察にふり向け、自然の命令に従順に服従することによってその厳罰を免れその恩恵を享有するように努力させる。
 津々浦々に海の幸(さち)をすなどる漁民や港から港を追う水夫船頭らもまた季節ことに日々の天候に対して敏感な観察者であり予報者でもある。彼らの中の古老は気象学者のまだ知らない空の色、風の息、雲のたたずまい、波のうねりの機微なる兆候に対して尖鋭(せんえい)な直観的洞察力(どうさつりょく)をもっている。長い間の命がけの勉強で得た超科学的の科学知識によるのである。それによって彼らは海の恩恵を受けつつ海の禍(わざわい)を避けることを学んでいるであろう。

私は私の「文脈」において、これらを「常民の科学」と呼んでいた!!

▼これからあくなき挑戦をしていくことについても、ヒントを与えてくれていた。

これらの詩の中に現われた自然は科学者の取り扱うような、人間から切り離した自然とは全く趣を異にしたものである。また単に、普通にいわゆる背景として他所から借りて来て添加したものでもない。人は自然に同化し、自然は人間に消化され、人と自然が完全な全機的な有機体として生き動くときにおのずから発する楽音のようなものであると言ってもはなはだしい誇張ではあるまいと思われるのである。


 さあ、これで今年のオンライン「寅の日」は終りです。
 今年お世話になったみなさんありがとうございました。
 来年もよろしくお願いします。<(_ _)>

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【私の撮った写真・ベスト5】2018!!

▼2018年もあと2日!!
 今年も恒例のこの作業をやってみよう。
 
 2018年一年間のblogを見ながら、今年撮った写真のベスト5を選ぶ!!

 「下手な鉄砲も」方式で撮りまくった写真は膨大なものになる。blogにあげたものだけでもかなりの数になる。
 そこから「お気に入り」のベスト5を選ぶとなると、これまた迷うばかりだ!!
 写真の出来不出来よりも、思い入れの強さが問題となるかも…(^^ゞポリポリ

▼前口上はこれぐらいにしてはじめよう。

 【私の撮った写真・ベスト5】2018!!

【ベスト1】 偶然にもとんでもないものを観察してしまった。「ストロー氷」!!

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【ベスト2】 ひよっとして「吊るし雲」!? 台風12号がいつもちがう方向から近づいていた。

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【ベスト3】 キノコの女王「キヌガサダケ」!!今年はいっぱい見たぞ!? 

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【ベスト4】 エサなしで385日も生きのびた36号コウガイビル最期の姿!!

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【ベスト5】 ついに寅彦の銅像 建つ!!「ねえ君、ふしぎだと思いませんか」

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▼作業進めていて気づいた。
 アタリマエだけど【私の重大ニュース】とみごとにリンクしていた!!
 
 だから、これぞ2018年の「記録」そのもの!!

 2019年は何を撮れるだろう。 o(^o^)o ワクワク

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【私の読んだ本・ベスト15】2018!!

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▼今年もあと3日だ!!
 これまた恒例化してきた【私の読んだ本・ベスト○○】をリストアップしてみる。
 リストアップするのは、今年一年の間に【お薦め本】としてあげたもの15冊である。

 順番はあくまでこのblogに書き込んだ順番である。

▼でははじめてみる。

【その1】 【お薦め本】『雪と氷~水の惑星からの贈り物~』(片平孝著 PHP研究所)
 雪と氷の写真がきれいだった。
 ひょっとしたら、この本が「ストロー氷」「根毛氷」を誘発したのかも知れない。

【その2】 【お薦め本】『ファラデー 実験科学の時代』(小山慶太著 講談社学術文庫)
 まだ未解決の疑問があった。 
 ファラデーは『ロウソクの科学』(1860年)でロウソクに何を使って火をつけたのだろう!?
 という疑問である。そのころから『マッチ一本 化学の元!!』もはじまっていたのかも知れない。
 ファラデーはやっぱりすごい!!

【その3】 【お薦め本】『おーい、コンペートー』(中田友一著 あかね書房)
 実に面白い!!
 今年、金平糖にはまったのはこの本の影響大である。オンライン「寅の日」200回達成記念オフでは著者の中田友一先生にお目にかかってお話を聞くことができた。\(^O^)/

【その4】 【お薦め本】『世界でいちばん素敵な 雲の教室』(荒木健太郎著 三才ブックス)
 今年も一年大いに「雲見」を楽しんだ。その「雲見」をゆたかにふくらませてくれる本だった。
 動画と連動しての解説が私にはとてもありがたかった。

【その5】 【お薦め本】『蘭学者 川本幸民』(北 康利著 PHP研究所)
 「マッチを追う旅」のなかで出会った本だ。
 はじめて本格的な「マッチ」「ビール」をつくり、「化学」というコトバをはじめて使った川本幸民はマルチな科学者だった。川本幸民の全体像がわかるとともに、そのころの時代背景と「科学」がよくわかった。

【その6】 【お薦め本】『ジャガイモの花と実』(板倉聖宣著 楠原義一画 福音館)
 板倉聖宣先生は、今年の2/7に逝かれた。合掌
 ジャガイモの花と実がみられる季節になってこの本をひっぱりだしてきて読んでみた。
 すばらしい!!
 この本は「科学読み物」の金字塔である。

【その7】 【お薦め本】『宮沢賢治の元素図鑑』(桜井 弘著 化学同人)
 四ヶ浦弘先生に『実験で楽しむ宮沢賢治・サイエンスファンタジーの世界』を見せてもらうまで、賢治と化学の関係を深く考えていなかった。宮沢賢治の作品に登場する45種もの元素のことがくわしくわかる。
 きっと今一度周期表ながめてみたくなる本だ。

【その8】 【お薦め本】『いきいき物理マンガで実験』(奥村 弘二 マンガ・著 日本評論社)
 自分が今、「実験教室」を開け と言われたぜひともテキストとして採用したい本だ。
 今となってはスタンダードになったあのおもしろ実験の工夫が、マンガでくわしくわかる。
 
【その9】 【お薦め本】『科学のミカタ』(元村有希子著 毎日新聞出版)
 今なおまだ結論にいたっていない疑問がある。
 この本の「ミカタ」はどちら ?(゜_。)?(。_゜)?
 「見方」 or 「味方」 (・_・)......ン?
 科学を「味方」ニツケルとは…

【その10】 【お薦め本】『異常気象 天気のしくみ』(武田康男・監修 学研プラス)
 自由研究参考文献に最適!!
 付録のDVDは天気を初歩から勉強するのにとてもいい!!私にもアリガタイ!!

【その11】 【お薦め本】『せきらんうんのいっしょう』(荒木健太郎/作 小沢かな/絵 ジャムハウス)
 気象絵本!!
 あらたな分野の開拓になるかも知れない。
 とてもわかりやすい!!わかりやすいからこそほんとうの減災・防災にツナガル!!

【その12】 【お薦め本】『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』(かがく教育研究所発行 2018.7.30)
 多種多様なる「私の科学」の展開が楽しい!!
 かがく教育研究所とファラデーラボ 7年の歩みがわかる!!
 今、かがく教育を語る人 必読!!

【その13】 【お薦め本】『空の探検記』(武田康男著 岩崎書店)
 【理科の部屋】25周年記念オフでは、空の探検家・武田康男さんにミニ講座をやっていただいた。
 なんともゼイタクな企画であった。4K画像を見せてもらいながら生解説は最高だった\(^O^)/
 そのときにもこの本を紹介してもらった。
 実際に手に入れて、ページをめくってみたら感動の連続だった。
 空の探検家・武田康男さんのすべてがつまっていた。ぜひ一家に一冊だ!!

【その14】 【お薦め本】『いきいき物理マンガで冒険』(マンガ・著 奥村弘二 日本評論社)
 『いきいき物理マンガで実験』(奥村 弘二 マンガ・著 日本評論社)の姉妹編。
 マンガであることをフルに活かした本だ。
 わたしのような物理苦手の大人にもアリガタイ!!

【その15】 【お薦め本】『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書 蒲池明弘著)
 私に『「丹生」を追う』を再燃させてくれた本だ。
 来年はこの本を持ってどこに出かけようかな o(^o^)o ワクワク
 
▼このようにして【お薦め本】を書き続けてきて、最近うれしいことが起こっている。
 それは著者ご本人、またはその出版社からメール等の連絡をもらうことが増えてきていることだ。
 Twitterでリツイートして拡散してくださる場合もある。
 さらにうれしいのは、著者ご本人にお会いする機会が出てきたことだ。
 
 来年はどんな本に出会えるかな。
 楽しみである。 o(^o^)o ワクワク

 


 

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【私の重大ニュース2018】(3)

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▼さらに【私の重大ニュース2018】をつづける。

【その7】 我らが寺田寅彦の銅像が建つ!!

・寅彦の銅像を訪ねて(1)
・寅彦の銅像を訪ねて(2)
・寅彦の銅像を訪ねて(3)
 
 近くで銅像を建てることにご尽力されてきた人たちを見てきただけに我がことのようにうれしい\(^O^)/
 寺田寅彦は、ながくオンライン「寅の日」を続けてきたせいだろうか、勝手に「身内」に思えてしまうのだった!!
 これでまたひとつ高知を訪ねたときの楽しみがふえた。
 銅像の前に立って聞いてみよう。あのコトバ!!
 「ねえ君、ふしぎだと思いませんか」
 
【その8】 私の新しいラボ(研究室)完成!!
 ラボと言うには少し貧弱だが、新しい「研究」のためのスペース(空間)ができた。
 アリガタイ!!
 さて、そこで何を…o(^o^)o ワクワク

【その9】 ファラデーラボで「共愉の科学」を楽しんだ!!
 毎月ファラデーラボで行われる「かがく カフェ」は実に楽しい。
 ふつう二部構成でおこなわれる。
 第一部の講師のお話はとても面白い!!今まで知らなかったことを知り実に楽しい。

 それに加えて第二部で参加者それぞれが披露される報告・実験が今とても面白い!!
 私は、それを勝手に共に愉しむ科学=「共愉の科学」と呼んでいる。

 それぞれの「私の科学」が「共愉の科学」に変わる瞬間!!それが最高に面白い!!
 
【その10】 『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』の発行!!
 そのファラデーラボの企画運営を行っているのが「かがく教育研究所」だ。
 昨年から、私はそこの「研究員」に加えていただいている。<(_ _)>
 その研究所が
 かがく教育研究所とファラデーラボ 7年の歩み をまとめて研究紀要を創刊した!!

 実にゆたかな「私の科学」が展開されている!! 
 必読だ!!
 
 私も「私のヒガンバナ研究・その後」を書かせてもらった。深謝。

まだまだありそうな気がするが、ここまでとする。
一年間お世話になったすべての方に感謝します。来年もよろしくお願いします。<(_ _)>

さあ、2019年はどんな出会いがあるだろう。o(^o^)o ワクワク
 
(了)
 
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【私の重大ニュース2018】(2)

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▼【私の重大ニュース2018】をつづける。

【その3】 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」を本格的にはじめる!!

 マッチのページをつくることは長年の夢だった。
 宇田川榕庵、久米通賢、川本幸民を追う旅は実に面白かった!!
 気づいた!!  
「マッチの歴史」は日本近代「化学」の歴史そのものである。
「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」は本当だ!! 
 マッチを追う旅は今はじまったばかりだ。さあ、これから…!?

▼やはり長年追い続けるものがあった。
 「丹生」である。

【その4】 「丹生」を追う の「これまで」をまとめる。

 32年間にわたる取り組みを少し「整理」してみた。
 やっぱり丹生は面白い!!
 「これから」も少し見えてきた。楽しみがまたひとつふえた。o(^o^)o ワクワク

▼「ふしぎ!?」はいつも唐突にやってくる。

【その5】 Wコップの氷の実験で「根毛氷」「ストロー氷」を見た!!

 この実験は、ほんとうの偶然からはじまった。
 今年いちばんの「ふしぎ!?」実験だ。
 なかでも特に不思議に思ったのは、「ストロー氷」だ!!
 それをなんと2回も見るとは (゜o゜)ゲッ!!
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼ 長年の「ふしぎ!?」の記録が更新された!!

【その6】 36号コウガイビルはエサなしで385日も生きのびた!!

 「コウガイビル」を追う のページがその顛末のすべてを記録していた。
 私がこの「ふしぎ!?」のかたまりような生きものにであったのは、2008.11.14の朝である。
 もう10年にもなる。
 10年間で出会ったコウガイビルは40匹だ。
 はじめて出会ったコウガイビルは、エサなしで261日生きのびた!!
 長いあいだこの記録は更新されることはなかった。
 10年目の今年、ついにその記録が更新された。
 それも大幅更新である。
 36号コウガイビルは、385日も生きのびたのだ!!
 自らのからだを食べながら、385日も「再生」を繰り返したのだ!!
 生きるとは
 「再生」を繰り返すこと!?

(つづく)  
 

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【私の重大ニュース2018】(1)

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▼2018年(平成30)のカウントダウンをはじめる!!
 ここのところ、私のなかでは恒例としてきた【私の重大ニュース】でこの一年をふりかえってみる。
 重大ニュースは十大ニュースでもあった。
 
▼2018年を語るとき、まずはこの大きなオフをあげておく必要があるだろう。

【その1】 【理科の部屋】25周年記念オフは最高に楽しかった!!

・【理科の部屋】25周年記念オフは最高に楽しかった!!(1) #25thrika
・【理科の部屋】25周年記念オフは最高に楽しかった!!(2) #25thrika

 100周年を迎えたナリカでの25周年記念オフは最高に楽しいものだった。
 全国から多くの方が駆けつけてくださった。なかには20年ぶりに再会した方もおられた。
 それが不思議なことに一言二言言葉を交わせば20年の時空を超えてしまうのだった。
 お世話になったみなさんに大大感謝である。<(_ _)>

▼それを機に自分のかかわったことを中心に【理科の部屋】25年史年表をつくってみた。

◆【理科の部屋】25年史年表
 
 25年!!四半世紀だ!!
 それぞれの方の25年があった。
 今回お会いできなかった方々、ぜひぜひ

 【理科の部屋】30周年記念オフ(2023年11月23日)!!

 でお会いしましょう。

▼さて、もうひとつ記念すべきオフを実施した年でもあった。

【その2】 オンライン「寅の日」200回達成記念オフは最高に面白かった!!

・「金平糖博物館」は最高に面白かった!!(1)
・「金平糖博物館」は最高に面白かった!!(2)

 中田友一先生のお世話になって、とても面白いオフになった。
 東京から名古屋まで駆けつけてくれた中学一年のS君の参加に感動した!!
 S君の「金平糖研究」は、家で金平糖づくりに挑戦するまで進んでいた。また、ぜひお会いしたいなあ!!

 ほんとうにオフとは楽しいもんだ!!

 情報は発信するところに集まる!!
 情報は交叉するところに生まれる!!

をあらためて確信した一年だった。

(つづく)

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【Web更新12/23】18-51 「丹生」を追う 等 更新!!

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切り株のたまり水しむ冬田かな 18/12/22撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-51
週末定例更新のお知らせ
 「平成最後の…」
 このコトバが繰り返される!!そう言われるといつもと同じはずなんだが、なんだか名残惜しく感じる今日この頃である。
 今年もラスト一回の週末定例更新を残すのみとなった。

◆表紙画像集2018 更新 冬田
 めずらしく植物の景ではない。
 冬田というのは表情のないのが特徴かと思っていたら、そうではないようである。
 水たまりができているあたりはなにか「生きもの」の存在を感じる。
 稲株がプランクトン観察のために最適な採集場所であったことを思い出した。

◆「丹生」を追う 更新!!
 32年間にわたる「丹生」を追う旅を、「これまで」というかたちで5回に分けてふり返ってみた。
 「これから」も語ってみた。
 やっぱり面白い!!
 なんでも大げさに言うと笑われるかも知れないが、
 「丹生」を追う は私のライフワークのひとつだ!!


◆オンライン「寅の日」 更新!!
 今年のオンライン「寅の日」も、大晦日の特番を残すのみとなった。
 大晦日は寅彦の命日である。特番で読むのは決まっていた。
 「日本人の自然観」である。
 ゆく年・くる年を寅彦で!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 ファラデーラボ・クリスマスレクチャーの様子を2回にわたって報告している。
 今、思い出すだけでもワクワクしてくる。o(^o^)o ワクワク
 来年はどんな!?

 さあ、あと一週間!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!! 

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本日(2018/12/24)、第210回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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「柳田國男」
この名前をよく使わせてもらってきた。遠くへ出かけたときは
「あの民俗学の柳田國男の生誕の地・福崎からやってきました…」
という具合に、そうすると
「ああ行ったことある!!」
とか、最近だと「あのカッパの池の…」という返事がかえってきたりする。
 特別に民俗学の勉強をしたこともないし、柳田國男の著作物をたくさん読んだわけでもない。
 利用させてもらっている関係で興味だけはあった。
 南方熊楠に興味をもったり、庄司和晃先生にお出会いできたのも柳田國男のおかげかもしれい。
 もちろん「常民の科学」という勝手な造語にはまっていたのも…
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 あれだけ全国を飛び回っていた柳田國男は、「地図」をどのようにながめていただろう!?
 寺田寅彦が生まれたのは、柳田國男の3年後の1878年(明治11)であった。

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▼本日(2018/12/24)は、第210回オンライン「寅の日」である。 
 12月のテーマは次のようにしていた。

 【12月のテーマ】 「寅彦と「科学の方法」」

 である。ホンモノの「科学の方法」はするどい!!
 ふだん何気なく使っている「地図」についても、そのすばらしさをきっちり教えてくれていた。
 本日、第二弾として読むのは「地図をながめて」である。

◆本日(2018/12/24)、第210回オンライン「寅の日」!!

●「地図をながめて」(青空文庫より)

▼最初からこうはじまった。

「当世物は尽くし」で「安いもの」を列挙するとしたら、その筆頭にあげられるべきものの一つは陸地測量部の地図、中でも五万分一地形図などであろう。一枚の代価十三銭であるが、その一枚からわれわれが学べば学び得らるる有用な知識は到底金銭に換算することのできないほど貴重なものである。

 さらに強調してこう言っていた。

それだけの手数のかかったものがわずかにコーヒー一杯の代価で買えるのである。

寅彦がこう言ってから84年!!今はどうなんだろう? 調べてみた。

◆一般財団法人 日本地図センター

・2万5千分1地形図 …350円(3色刷)、427円(多色刷)
・5万分1 地形図   …375円(4色刷)

(゜o゜)ゲッ!!なんと今も「コーヒー一杯の代価」ではないか!!

▼もっともそのもののほんとうの価値は使い手によってきまる!!
次のように指摘していた。

 もっとも物の価値は使う人次第でどうにもなる。地図を読む事を知らない人にはせっかくのこの地形図も反古(ほご)同様でなければ何かの包み紙になるくらいである。

「しかし」である!!

しかし「地図の言葉」に習熟した人にとっては、一枚の図葉は実にありとあらゆる有用な知識の宝庫であり、もっとも忠実な助言者であり相談相手である。  今、かりに地形図の中の任意の一寸角をとって、その中に盛り込まれただけのあらゆる知識をわれらの「日本語」に翻訳しなければならないとなったらそれはたいへんである。等高線ただ一本の曲折だけでもそれを筆に尽くすことはほとんど不可能であろう。それが「地図の言葉」で読めばただ一目で土地の高低起伏、斜面の緩急等が明白な心像となって出現するのみならず、大小道路の連絡、山の木立ちの模様、耕地の分布や種類の概念までも得られる。

私も「地図の言葉」に少しでも習熟したいものだ。まだまにあうかな (^^ゞポリポリ

 自分は汽車旅行をするときはいつでも二十万分一と五万分一との沿線地図を用意して行く。遠方の山などは二十万分一でことごとく名前がわかり、付近の地形は五万分一と車窓を流れる透視図と見比べてかなりに正確で詳細な心像が得られる。

 少し真似をしてみるかな。
 
 「小浜」「遠敷」「桜井」…あたりをまず手に入れ、「丹生を追う」旅にでるかな。
 いつか柳田國男を真似て「丹生物語(序章)」が書けたらと夢物語をひとつ。(^^ゞポリポリ

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『「丹生」を追う』のこれから #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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『「丹生」を追う』はどこまで!?
 こんな面白いこといつまででもやり続けたい。
 とは言っても体力的にも限界はあるだろう。それを考えればやはり ゆっくり急ごう!!

 「これまで」をふまえて「これから」を考えてみたい。

▼思いつくままに「これから」を列挙してみる。
 
(1) Webページ『「丹生」を追う』の充実を図る。
 まずはすぐさま可能なことからはじめてみよう。
・参考文献等の紹介
・参考になりそうなページのリンク集
・関連施設、研究機関等の一覧

 ぜひぜひ情報をよろしくお願いします。<(_ _)>

▼次はやっぱりこれだ!!

(2) 『「丹生」を追う』旅に出たい!!
(a) 奈良・桜井市、宇陀市
(b) 伊勢
(c) 大分・宇佐
(d) 全国各地の丹生神社・丹生の地名が残るところ
(e) 全国の水銀鉱山跡
等々
 あげればきりがなく候補地が出てくる。
 これまでに行った場所も、繰り返し訪れてみたい!!
 ゆっくり ゆっきり 急ごう!!

▼元々の興味に焦点をあててみよう。

(3) 「水銀(Hg)文化」を追跡する!!
 先の『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書 蒲池明弘著)に、蒲池氏はたいへん興味深いことを書いていて( ゜o゜)ハッとさせられた。

高校の化学の授業で習った元素の周期表では、水銀は80という原子番号を与えられ、79番の金のすぐ右に置かれています。水銀と金が隣り合っていることに“世界の秘密”めいたものを感じてしまいます。(同書 p174より)

 (゜o゜)ゲッ!!なんということだ。
 恥ずかしながら、私はこの事実を意識的にとらえていなかった。
 「周期表を物質探検の地図帳に!!」とあんなに繰り返し主張してきていながら(^^ゞポリポリ
 
 それだけではない。水銀(Hg)はきわめて不思議な金属なんだ。
 人類が最初に目にした金属単体かも知れない。
 金属文化を語るなら、まずは「水銀文化」を語る必要が。
 金属Hgにこだわる 物質探検の一部として 追跡をつづけよう。!!

 蓮根の植え替えから39週目の大賀ハス観察池。冬至の朝はあたたかった。水面にはくっきりと花茎の姿が映っていた。

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【お薦め本】『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書 蒲池明弘著) #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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『「丹生」を追う』はやっぱり面白い!!面白すぎるほど面白い!!
 完全な自画自讃モードである。(^^ゞポリポリ
 32年間にわたる謎解きの顛末を5回に分けて急ぎ足でふり返ってみての実感である。

少しネタばらしをしておく。
 なぜ唐突に「「丹生」を追う」のこれまで を書く気になったかというと、「丹生」=「朱」に関する一冊の本を読んだからである。
 この本の存在はFBの友人に教えてもらった。私のこれまでの『「丹生」を追う』とみごとにリンクしていた。 
 やっぱり私と同じように、丹生を追う人がいる!!
 その道の先達がいる!!とてもうれしかった!!
 
 よし!、私も「これまで」をまとめておこう!!

 となったわけである。

▼その本が、今回の【お薦め本】である。

◆ 【お薦め本】『邪馬台国は「朱の王国」だった』(文春新書 蒲池明弘著 2018.7.20)

 「丹生」を追い続けてきた私には、読まないわけにいかない一冊だった。
いつものように他人への【お薦め本】として紹介すると言うより、今回は私自身のための「覚え書き」という方が正しいだろう。

とりあえずいつものようにお薦めポイント3つあげておく。

(1) 多分野をツナイデの謎解きが面白い!!

(2) 現地に足を運んでの大胆な「仮説」は、説得力をもつ!!

(3) これまでの『「丹生」を追う』を加速してくれる!!


▼少しくわしくひとつずついく

(1) 多分野をツナイデの謎解きが面白い!!
 表紙の帯には、次のように記されていた。

・なぜ神武天皇は九州南部から近畿(奈良)へ向かったのか。
・なぜ邪馬台国の候補地は奈良と九州が有力なのか。
・なぜ世界的にも巨大な古墳が奈良周辺で多く造られたのか。
・なぜ奈良にヤマト王権が誕生したのか。
・なぜ伊勢と大分・宇佐に巨大な神社があるのか。
・なぜ宇佐八幡宮は奈良の大仏造立に協力したのか。
・なぜ若狭で「お水送り」の儀式がおこなわれているのか。
・なぜ全国に「丹生神社」や「丹生」という地名があるのか。
 ーその謎を解くカギは「朱」にあった。

 8つの「なぜ!?」がならんでいた。
著者は以前新聞社経済部に勤められていたそうだ。前著に『火山で読み解く古事記の謎』(文春新書)などがあり、歴史や神話にかかわる著述活動を展開されているそうだ。多方面のことに関して豊富な知識をお持ちのようだ。
 面白いと思うのは、まったく異なる方面の知識ツナイデ謎解きをしていかれるところだ。
 謎解きに挑戦するのは、先にあげた8つの「なぜ!?」だけでなかった。
すべての謎が、「丹生」=「朱」でツナガッテいくのは圧巻である!!

(2) 現地に足を運んでの大胆な「仮説」は、説得力をもつ!!

邪馬台国とヤマト王権。日本の歴史のはじまりに見えるこのふたつの古代国家は、朱(辰砂しんしゃ)という鉱物の採掘とその輸出によって繁栄した「朱の王国」だったー。(同書P5より)

 「はじめに」の文章は、こんな大胆な「仮説」からはじまった。
この「仮説」に私はまったく違和感をおぼえなかった。「丹生」を追い始めてから、古代史に興味を持ち、シロウトながら描いてきた「作業仮説」と一致するからだ。
 しかし、輸出のことまでは頭が及んでいなかった。
 著者は、けっして文献等をだけを参考にするでなく、徹底して現地に足を運んでいた。
 そして、現地に立ってみて「仮説」の検証をしようとしていた。
 当然、それだけ「仮説」は説得力を持ってくるのだった。
 大いに見習いたいところである。

▼そして、最後に

(3) これまでの『「丹生」を追う』を加速してくれる!!
 私にとっては、これが一番大きい!!
 これまでの『「丹生」を追う』のなかでは訪れなかった場所も多く出てきた。
 まずは、その場所を訪れることから再開してみたい。

 そのときはこの本を携えて…。

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『「丹生」を追う』のこれまで(5) #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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▼はじめて東大寺二月堂修二会(「お水取り」)を見た(2012年)感動はなかなかこれだけではおさまらなかった。
 「お水」とは!?
 そして「お水取り」の「お水」はどこから!?
 「お水送り」とはどんなものなんだろう!? この目で確かめたい!!
 2013年春、ついに若狭に「丹生」を追って旅に出ていた。

●•若狭に「丹生」を追う。(1)

●•若狭に「丹生」を追う。(2)

●•若狭に「丹生」を追う。(3)

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▼「お水取り」「お水送り」と2年連続して見て、「ばっかり病」は少し沈静化したかにみえた。
 しかし、まだどうしてもくすぶるものがあった。
 「お水取り」を見たと言っても、修二会・火祭りの方を見たのであり、3/12深夜から3/13明け方に「若狭井」で行われる「お水取り」本番は見ていなかった。 
 これがぜひとも見たい!!この気持ちは抑えることが出来なかった。
 2015年春、再び修二会に向った。今度は3/12に。

●東大寺修二会「お水とり」を見た!!(1)

●東大寺修二会「お水とり」を見た!!(2)

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▼さらに「ばっかり病」はエスカレートしていった。
 2016年春。
 とんでもない旅を思いついた。
 3/2若狭の「鵜ノ瀬」から送られた「お水」は、10日を経て奈良の「若狭井」で汲み取られる。
 これをひとつの旅で体験することはできないだろうか!?

 この旅で「お水取り」の起源に関する「仮説」はよりリアルになってきた!!

●若狭の「お水送り」へ!!

●若狭から奈良の「お水取り」へ!!

●「お水取り」とは!?

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▼32年前の生徒の夏休みの自由研究にはじまった「丹生」を追う旅は、「お水送り」「お水取り」まで来た。
 思えば遠くまで来たもんだ!!
 しかし、「ふしぎ!?」の謎解きは終わったわけではない。
 まだまだ「序章」すらはじまっていないのかも知れない。

 私の「丹生」巡礼の旅はまだまだ続く!!

 しかし、 『「丹生」を追う』のこれまで は いったんここまでとする。

(了)

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2019年1月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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「あなたの趣味は?」
 今となっては聞かれることもない質問に答えだけは用意していた!!
 ちょっとカッコつけて

 『賢治の「雲見」 と 寅彦の「宇宙見物」 です!!』

 と。

 もううん十年前ならもっとカッコつけて
 『「映画」です!!』
 なんて言っていたころがある。なにもわからないのにわかった風をしてシロウト「映画論」を熱く語っていた。
 思い出すだけでも赤面することしきりである。(^^ゞポリポリ

▼はやくも来年2019年1月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期だ。
 我らが寅彦も、「映画」にはまっていた!!(私なんかとまったくレベルがちがうが)
 「映画」に関する随筆も多く書いている。
 「映画」と「寺田物理学」の関係を論ずる人もいた。
 だからずっと気にしていた。いつかはと思いつつ、ちらっとみて、その手強さに敬遠していた。
 だから200回越える今まで一度も直接「映画」に関する随筆は読んでこなかった。
 新年を迎える1月だ。
 ここはひとつ大きな挑戦をしてみるつもりでテーマを次のようにしてみる。

 【2019年1月のテーマ】 「寅彦と映画」

1月は3回ある。

■2019年1月オンライン「寅の日」

◆第212回オンライン「寅の日」 …1/05(土)
◆第213回オンライン「寅の日」 …1/17(木)
◆第214回オンライン「寅の日」 …1/29(火)

▼とは言ってみたものの、どれを見ても難解な用語がいっぱい飛び出してくる。
 また「映画」は時代背景を色濃く映し出している。だから、今の時代に読めばピンとこないことも多い。
 さっそく愚痴からはじめてしまった。
 気を取り直し、
 「途中で断念してもいいではないか」
 「かじりかけにしておいて、また時期をおいて何度もやれば…」
 と自分をなぐさめてみる。
 どれも長文ばかりだ。なかでもできるだけコンパクトにまとまった文をと、次の3つにきめた。
 「映画の世界像」 「映画時代」 「映画芸術」 である。

■2019年1月オンライン「寅の日」

◆第212回オンライン「寅の日」 …1/05(土) 「映画の世界像」(青空文庫より)

◆第213回オンライン「寅の日」 …1/17(木) 「映画時代」(青空文庫より)

◆第214回オンライン「寅の日」 …1/29(火) 「映画芸術」(青空文庫より)

▼2012年4月よりはじめたオンライン「寅の日」は、来年の4月で8年目に入る。
 来年の大晦日には第242回を迎える予定である。
 「よくぞここまで…」と、自分でもあきれてしまう!!

 なぜだろう!?
 ここまで続けてこれたのはどうしてだろう!?

 わけはきわめて簡単だった!!
 
 寅彦はいつ読んでも、何度読んでも 面白い!! 
 
 だった。
 来年もよろしくお付き合いください<(_ _)>


 さあ、今日の「雲見」「宇宙見物」は…!?
 

 


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【Web更新12/16】18-50 「丹生」を追う 等 更新!!

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枯草や下りの列車の過ぐるなり 18/12/14撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-50
週末定例更新のお知らせ
 まだまだ「ファラデーラボ・クリスマスレクチャー2018」の余韻のなかにいた。
 そのときに手に入れたモノ、撮った写真などをみながら、ひとつひとつの反芻作業を続けている。
 当分これで楽しめそうだ。

◆表紙画像集2018 更新 枯草 
 川沿いの土手にも、播但線の線路沿いにも枯草が目立つ。
 ときに花盛りよりも美しく見えたりする!!
 下りの列車が枯草をゆらして通り過ぎていった。
 「青春18きっぷ」って冬季も発売されているんだ。
 まだ冬季は未体験だった。

◆「丹生」を追う 更新!!
 久しぶりにこのページを更新した。
 32年前の小さな小さな「ふしぎ!?」からはじまった「丹生」を追う旅はまだまだ続いていた。
 「これまで」をふり返っていると、「丹生」を追う はやっぱり面白い!!
 物語はまだまだ「序章」にすぎないのかも知れない。
 どこまで行けるだろう。
 「これから」が楽しみであるo(^o^)o ワクワク

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 12月テーマは、「寅彦と「科学の方法」」だ!!
 こんなときいつも思い出すのは、鎌田浩毅氏の
 「寺田寅彦を「活用」する」の一文だ。
 私にとって、寺田寅彦を「活用」するとは!?
 
◆【ヒガンバナ情報2018】 更新!!
 34個の種子は冷蔵庫に眠らせた。
 こんな保存方法がベストなのかはわからない。実生実験の方法も「楠田式実生実験方法」が正しいのか私にはわからない。ともかく今は事例をふやしていくしかない。
 ヒガンバナゲノムがあきらかになったとき、「何が起きているのか!?」のほんとうがわかって来るのかも知れない。
 
さあ、あらたな一週間ははじまっている。
師走の一週間は短い!!


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ファラデーラボ・クリスマスレクチャー2018は最高!!(2)

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▼楽しい工作教室ではじまったファラデーラボ・クリスマスレクチャー2018は益々ヒートアップしていった!!

◆第2部 12:00~
      クリスマスパーティ
        ランチタイム
        近況報告
        プレゼント交換

 恒例になった「プレゼント交換」!!
 これが実に楽しく面白い!! 

 プレゼントのモノに絡めて「私の科学」を熱く語るのだ!!

 具体的なモノがあるだけに話が説得力をもつ。
 いつも顔をあわしているあの方の「私の科学」に驚き、感嘆する!!
 そして、妙に納得する。 (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

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▼なんとゼイタクな!!
 まだまだ続いたのだ。

◆第3部 13:30 
     参加者の発表・交流会
     ゲスト 土肥健二さん(広島)
・ どなたでも実験・観察、授業実践、話題提供などを、
   参加者のみなさんに紹介していただく時間です。
 ・ 物品配布・販売も歓迎です。

 まずはゲストの土肥健二さんの時間だ。
 またまたプロフェショナルの登場だ!!その巧みの技に一同感動だ!!
 
 発泡スチロールをうすくうすくスライスして、
 マイbirdをつくり飛ばす!!
 それを飛ばす特製グッズまであるとは…!!

 ファラデーラボのなかは、しばし幼児園のフリータイムに!!

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 感動したひとみの奥にはハートマークが…(^^)V

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▼まだまだ続いた!!
 ふだんなら第二部のこの時間が私は大好きだ。
 上橋さんの最新作、3つも紹介された。
 ついつい自分でも手をだして見たくなるのだった。
 
 自分でも工作を体験させてもらったあとだけに、いつもにまして上橋さんの「アイデア・発想・巧みの技」(もっと別のピッタリの表現が思いつかない(^_^;))に一同感動した!!

 紹介してもらった3つは次のものだった。

(1) 単相誘導モーター(コンデンサ方式)

(2) ぶらんこ装置(ソレノイド&リードスイッチ利用)

(3) ぶらんこ大車輪人形 (手動式)

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▼発表はまだまだ続いた!!
 時間がいくらあっても足りない!!うれしすぎる悲鳴だ!!
 紹介してない人スミマセン<(_ _)>

 「私の科学」から「共愉の科学」へ!!

 これぞファラデーラボのクリスマスレクチャー!!
 来年はあのファラデーも参加してくれるかな。

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ファラデーラボ・クリスマスレクチャー2018は最高!!(1)

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▼今年も楽しみにしていたファラデーラボのクリスマスレクチャーが実施された。

◆第96回かがくカフェ クリスマスレクチャー

 今年は午前中から実施され内容も三部構成で充実していた。
 と言うより、盛りだくさんで面白すぎる!!
 楽しすぎてうれしい悲鳴だ!!

▼そのすべてを「記録」し報告することは私には無理だが、そのほんの一部を気がむくままに綴っておく。
 まず第一部だ!!

◆第1部 10:00~
      テーマ 電気工作ワークショップ「ぶつからない車」
      講師  上橋智恵さん(かがく教育研究所)

●「ぶつからない車」

 今やいろんなところで大人気の「ぶつからない車」!!
 いよいよ私もつくらせてもらう番が来た\(^O^)/
 上橋さんに講師なってもらって工作するのはこれで3度目だった。
 その都度、驚き感動した。
 完成するのはいつも最終ランナーだったが…

▼いつもできあがった作品を生で見せてもらうのも感動的だ。
 でもそれにも増して実際に工作教室でものつくらせてもらうと
 上橋さんの すばらしさ!!凄さ!!
 が実感できる。特に次のふたつを強く感じた。

(1) 用意周到な準備!!

(2) はじめて工作する人間に配慮した工作マニュアル・説明!!

 これは初回から感じていたことだが、今回再度痛感した。
 もうそんな機会はなくなってしまったが、理科教師として大いに見習いたいことばかりだ!!
 到底このレベルには及ばないが、実験準備などに多くの時間をさいてきた身としては、この「準備」が如何にスゴイモノがわかる。後で聞いたお話では「ぶつからない車」は500セット以上ひとりで準備されたという。
 スゴイ!!スゴスギル!!
 それだけではない。
 (2)だ。不器用で理解のゆっくりな私のような人間には痛切に アリガタイ!!
 最後には、《動かなくなったり止らなくなったらときは》のミニマニュアルまで配られた。
 ナントイウ ソコマデ!!スバラシイ!!
 
 この工作教室がなぜ子どもから大人までいろんなところで大人気なのか、そのヒミツが少しわかったような気がした。

▼さらにこれに加え、今回強く感じ感動したことがある。

(3) 深い理解がみごとなレクチャーをつくりあげている!!

 みんなが完成したところで(私もなんとか(^^ゞポリポリ)、「なぜ、車はとまるのか?」のレクチャーがあった。
みんなで「予想」を立ててから、考えてみる。
 それはみごとなレクチャー(講義・授業)だった。
 上橋さんはその道のプロ!! 知識も技術も半端でない!!
 プロだからこそ、実現するレクチャーだ!!
 「ホンモノはわかりやすい!!」の鉄則はここでも生きていた。
 それに加えて…!!

 あのマイケル・ファラデーは晩年まで、クリスマスレクチャーにこだわつづけたという。
 クリマスレクチャーの実験は最高級のものでなければと…。
 ひょっとしたら…

(つづく)

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『「丹生」を追う』のこれまで(4) #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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▼ネットの時代、SNSの時代になっても私の『「丹生」を追う』はつづいた!!
 ネットを活用することによって入手できる情報も広範囲に及んだ。
 また同時に、ふだんの生活では考えられないよう専門家たちとの交流もはじまった。
 とても有用な情報が次々と集まりはじめた。それは感動ですらあった。

 たとえば、非常に興味深い地図をネットで知り合った地元のKUMAさん紹介してもらったことがある。

◆産総研 「地球化学図 Hg」

である。
 ここに、先の『丹生の研究』の「丹生の分布ならびに参考地点」の地図を重ね合わせるとみごとに重なるのである。アタリマエのことであるが、感動であつた!!
丹生(硫化水銀)=朱の産地は、水銀の産地でもあるのである。
中央構造線との重なりもみごとである。そうだ活断層と水銀の産地のつながりこれもまた興味深い事実であったのだ。
▼2011年になってやっと自由に動ける時間が出来た。
 『「丹生」を追う』を再開できると思うと、ワクワク気分だった。
 まずは最初のターゲットは 奈良・「東大寺の大仏」だった。

 あの巨大な大仏を目の前に見ながら、 例の『古代の朱』(松田壽男著 ちくま学芸文庫)の次の一文を思い出していた。

水銀五に対して錬金一の割合でアマルガムをつくり、これを仏体の表面に塗る。そのあとで炭火で水銀を蒸発させてしまうと、純金が銅の肌にくいこむように、しっかりと附着する。なんとすばらしい化学の応用ではないか。これをアマルガム鍍金とよぶ。(上記書P35)

 どれほどの水銀が必要だったのだろう。
 その水銀はどこから!?
 水銀公害は!?

▼「東大寺の大仏と水銀」!!
 このテーマをより興味深いものにしてくれる情報を手に入れた!!
 それは、Twitterで知り合った作家・寮美千子さんの論文だった。

◆「東大寺修二会「お水取り」の起源に関する仮説」(寮美千子)

 実に興味深い仮説である。みごとな謎解きである!!

▼どうしても「東大寺修二会「お水取り」に行ってみたくなった。
 ついに2012年の春、実際に行ってみた。

●ついに東大寺二月堂修二会(「お水取り」)に行った!!

●ついに東大寺二月堂修二会(「お水取り」)に行った!!(2) 

 1261年のあいだ一度も休むことなく続けられているこの「不退の作法」に魅了されてしまった。
 「韃靼」の響きが長く長く耳に残った。

 これが以降、「お水取り」に通うはじまりとなった!!

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(つづく)

 蓮根の植え替えから38週目の大賀ハス観察池。
 厚い雲が冷え込みを緩和してくれたのか、氷は張っていなかった。

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『「丹生」を追う』のこれまで(3) #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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▼完全に「丹生ばっかり病」を発症した私は、自らの浅学無知は省みることなく「古代史」に興味を持ちはじめていた。

◆朱(丹生)を追え(3)(「地下茎」第42号P9-11)

 少しでも関係しそうに思うと新聞の切り抜きをやっていた。
 そして、大胆にも持論を力説していた。(^^ゞポリポリ

 「邪馬台国は朱を産出した中央構造線上にある!!」
と。
▼けっこうアクティブでもあった。
 さしたる知識もないまま「丹上山」へ向かい
 「丹生の朱土」も発見していた!!

 今なら、さしずめまずはネット検索だろうと調べてみたら次のページをみつけた。

◆神戸の北端 丹生山に古代の赤「朱土・辰砂」を訪ねる

▼アクティブさはさらに加速していった。
 そして、ついには四国に「中央構造線に丹生を追う」旅に出たのであった。

◆ 丹生(朱)を追え (「地下茎」第45号P13-16)

この報告の最後には次のように記していた。

* このあと、『ついに発見!池田でA.Tを』『本場(?)の藍畑へ』
『ついに見たぞ!朱の製造遺跡』と続きます。乞うご期待!!

しかし、その後、その報告はされることはなかった。

▼歳月が流れた。
 私は「丹生を追う」のこれまでを短い「科学よみもの」にまとめた。
 これが、当時の私の到達点でもあった。

◆科学よみもの『古代の「朱」が語るもの』

でもここで終わらなかった。
まだ続きがあった。

(つづく)

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『「丹生」を追う』のこれまで(2) #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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「情報は発信するところに集まる!!」
はそのころからの真実だった。
 私は取り憑かれたように「丹生!!」「朱!!」とことあるごとに叫びまくっていた。

◆朱(丹)を追え(2) (「地下茎」第41号P7-11)

 不思議なもので、そうして語っていると、今まで気にもとめなかった新聞記事やテレビ番組が気になりだした。
少しでも「丹生」「朱」「水銀」などに関係する言葉がでてくれば反応した。
 「丹生・山田の里」の記事を今も残していた。
▼こういうときに同じ不思議を追う先行者がいるということはうれしいことだ。
 同じように「丹生」を追う人がいた。それも半端ではなかった!!
 私よりかなり先を行っていた。
 奈良の中谷隆夫さんである。

◆奈良の博物学・水銀ものがたり(第1部) 中谷隆夫著

◆水銀利用の歴史にちなんで(第2部) 中谷隆夫著

 今読み返してもワクワクドキドキしてくる迫真のドキュメントレポートだ。
 中谷隆夫さんは、奈良の桜井市にお住まいだった。あるとき、お家の前に大きな穴があいた!!
「どうして!?」からはじまる水銀ものがたりは面白すぎる。
 今から考えてみると、このあとの私の「「丹生」を追う」は、このレポートに大きく影響を受けたと言える。
▼シロウトのこわくて面白いのは、専門家からすると、とんでもないことをツナゲテ考えてしまうことだ。

昭和59年(1984年)5月30日午前9時39分!!

 私が「丹生」にはまる2年前だ。
 山崎断層系断層・護持暮坂断層が動いたのだ!!(「山崎断層地震」)
 最初の「仁豊野」(にぶの)は、この断層の近くにあった。
 
 「断層」→「断層破砕帯」→「ガレ場」→「熱水性鉱床」→水銀鉱床(朱、辰砂)

 (゜o゜)ゲッ!!なんというヒヤク!!

▼そのヒヤクを先行者は強く否定されなかった。
 むしろ話は、もっと豊かに膨らんでいった。

 「断層」と言えば、超一級の断層があった。
 中央構造線だ!!

 中央構造線と水銀鉱床の関係についても「水銀ものがたり」にはふれられていた。
 
 話はますますふくらんでいく。
 ならば「中央構造線へ…」

(つづく)

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『「丹生」を追う』のこれまで(1) #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg

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▼なんでもゆっくりな私には、ゆっくりゆっくり長く時間をかけて追いかけているいくつかの不思議がある。
 もう時間が経ちすぎて、最初の「ふしぎ!?」すら忘れてしまいそうなものもある。
 最初は夢中で追いかけたものの、その「序章」にもいけなかった物語もある。
 また「序章」ははじまったものの、いつまでも「序章」のあたりをウロウロして次の展開が見えてこない物語もある。
 このまま放置して終わるのは、少しモッタイナイ!?
 そんな気分になったりするのは、ポンコツ度増してきている証拠かも知れない。(^^ゞポリポリ

▼そんな長時間かけて追いかけてきた「ふしぎ!?」に

◆「丹生」を追う

がある。
 このページをつくったときの「まえがき」に次のように記していた。

 もうどれほどになるだろう。古代の朱(硫化水銀)=丹生を追いはじめて・・・。 「活断層と水銀」「水銀の歴史」「金属と人間の歴史」「鉱山の歴史」「自然と人間」「古代の政(まつりごと)と朱」「…」といくらでも知りたくなる、調べてみたくなることが飛び出してきそうな、不可思議な物質「丹生」。

 ここは、シロウト人間がいつもの無手勝流で、この「丹生」を追いつづけるものがたりのページである。 (01/02/04 (日))

 こう書いてからでも17~18年の時が流れようとしていた。
▼そもそものこの「ふしぎ!?」のはじまりはこうだ。
 今から32年ほど前(1986年)の、生徒の夏休みの自由研究にはじまる。
当時勤務していた学校の校区に「仁豊野」という地名のところがある。その地名は「二(丹)+フ(生)+ノ(野)」に由来するというのがその自由研究の主旨だった。郷土研究家に聞き取りをそれをまとめたものらしかった。
「丹」が生まれる地だというのである。
 丹とは硫化水銀=朱である。
私は、面白いと思った!自分でも確かめたくなってきた。それ以来「丹生」を追うことをはじめたのである。

 そのときの驚き・感動の顛末を「記録」していた。

◆朱(丹)を追え 1 (「地下茎」第40号P6-9)

▼今、自分で読み返してみてもワクワクしてくるのだ!!o(^o^)o ワクワク
 そのときの感動が32年の時空を超えて蘇ってくるのだった。

 それを契機に私は2冊の貴重な本を手に入れた。

●『丹生の研究~歴史地理学から見た日本の水銀~』(松田壽男著 早稲田大学出版刊 1970.11.15初版)
 当時も高価であったが、今古書で調べてたらとんでもない値段がついていた。
 手に入れて以降、今日まで、ずっと「丹生を追う」バイブルとしてきた。

●『古代の朱』(松田壽男著 ちくま学芸文庫 2005.1.10)
 先の自由研究のネタ本だ。当時は廃刊になっていたが、2005年に「ちくま学芸文庫」として再刊された。
 前著『丹生の研究』のエッセンス!!まだ手に入るハズ!!

(つづく)

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本日(2018/12/12)、第209回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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朝焼けは雨!!

 今から思えばそれを教えてくれていたような空であった。
 それにしてもよく冷え込んでいた。
 大賀ハス観察池の古蓮の葉には霜が降り、水面には氷が張っていた!!

 確かに竹藪からはみ出た山藤にはいくつもの実がぶら下がっていた。
 残念ながら、私は寅彦の観たという現象をまだ目撃したことがなかった。

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▼本日(2018/12/12)は、第209回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは次のようにしていた。

 【12月のテーマ】 「寅彦と「科学の方法」」

 寅彦の観察眼はするどかった。
 するどい観察眼での自然観察からはじめて、それを「科学」に高めていく手法は感心するばかりだ。
 そのお手並みを拝見させてもらおう。
 第一弾はその「藤の実」だ。

◆本日(2018/12/12)、第209回オンライン「寅の日」!!

●「藤の実」(青空文庫より)

▼出だしの文章からわかる、季節はちょうど今頃のことである。

昭和七年十二月十三日の夕方帰宅して、居間の机の前へすわると同時に、ぴしりという音がして何か座右の障子にぶつかったものがある。

 なんと音の正体は「藤の実」であるというのだ。そしてこう考察する。

 それにしても、これほど猛烈な勢いで豆を飛ばせるというのは驚くべきことである。書斎の軒の藤棚から居室の障子までは最短距離にしても五間(けん)はある。それで、地上三メートルの高さから水平に発射されたとして十メートルの距離において地上一メートルの点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。

さらに

あの一見枯死しているような豆のさやの中に、それほどの大きな原動力が潜んでいようとはちょっと予想しないことであった。

と言われると、こちらまで
「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
という気分になる。また、ここまでで終わらないのが寅彦だった!!

この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの藤豆(ふじまめ)のはじける機巧を研究してみると、実に驚くべき事実が続々と発見されるのである。しかしこれらの事実については他日適当な機会に適当な場所で報告したいと思う。

それは予告だけでなかった。この翌年

◆論文「藤の種子の自然放散機構について」(1933年昭和8)

と発表されるのだ!!スバラシイ\(^O^)/

▼これまだこの随筆の入口だった。本意はまだまだ先にあるようだった。

それはとにかく、このように植物界の現象にもやはり一種の「潮時」とでもいったようなもののあることはこれまでにもたびたび気づいたことであった。

さらに銀杏の葉がいっときに落葉するのを観察して

なんだか少し物すごいような気持ちがした。何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。

と書いていた。寅彦がこう書いて85年!!
 現代の科学者なら、この現象をどう読み解くのだろう。
 「アポトーシス」なんていう言葉使うのかな!?

 たいへん興味深い提案もしていた。

 この現象の生物学的機巧についてはわれわれ物理学の学徒には想像もつかない。しかし葉という物質が枝という物質から脱落する際にはともかくも一種の物理学的の現象が発現している事も確実である。このことはわれわれにいろいろな問題を暗示し、またいろいろの実験的研究を示唆する。もしも植物学者と物理学者と共同して研究することができたら案外おもしろいことにならないとも限らないと思うのである。

 このような世界に不案内な私には、85年経った今、この提案が実現しているのかよく知らない。
 くわしい方にぜひ教えてもらいたいものだ。

 しばらくは藤の実の観察を続けてみようと思う。

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「自然結実」ヒガンバナの種子34個を回収!! #ヒガンバナ

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▼「自然結実」ヒガンバナ群生地めぐりで採集した花茎を海苔の瓶、ペットボトルに水を張り「水栽培」をしていた。
 この状態で、花茎の先の子房部が割れて、「目玉オヤジ」状況になるのを待っていた。
 黒々とした完熟種子が、「目玉オヤジ」からこぼれ落ちたら、それを回収するということにしていた。
 一昨年まで屋外でやっていた。昨年と今年は種子が紛失を恐れて、最終的に屋内に持ち込んだ。
 そのためであろうか。
 なかなか種子はこぼれ落ちなかった!!
 昨日(2018/12/10)は待ちきれずにそれらを強制回収をした。
▼回収した種子はチャック付きナイロン袋に入れた。
 ナイロン袋には、花茎採集日、完熟種子回収日、採集場所を記しておいた。
 採集場所毎に机の上にならべてみた。
 
 すべてで34個となった!!

その内訳は

【2018年】34個

【安富】…17個 花茎採集日毎の内訳(10/9…2、10/20…15)

【夢前】… 0個 

【福崎】…16個 花茎採集日毎の内訳(10/9…2、10/20…13、11/6…1)

【自宅の庭】…1個 花茎採集日毎の内訳(10/24…1)

 特徴的なのは【夢前】が0であることだ。
 夢前に群生地をみつけてはじめてのことである。なにか変化が起きたのだろうか!?

▼「自然結実」群生地発見以降の6年間を今一度ふり返ってみよう。

【2013年】10個以上正確には不明 「安富」群落発見で喜んでしまい散逸

【2014年】30個 「夢前」群落発見、「安富」群落なし

【2015年】69個 「福崎」群落発見、「福崎」63個が目立つ

【2016年】73個 再び「安富」33個が目立つ

【2017年】31個 「福崎」20個が目立つ

▼もはや「偶然」でないことはあきらかだ!!
 今年の取り組みで最高にうれしかったことは

 「自然結実」ヒガンバナを確認したのは私だけではなかった!!

 ことだ。以前から知り合いのお二人が実際に「自然結実」ヒガンバナを確認された!!
 お一人は、ネット上に画像を公開された。
 もうお一人には、採集した現物を生でみせてもらった\(^O^)/

 もはや「自然結実」ヒガンバナは「科学」になりつつある。
 メンデルは8年間だった!!

 来年春の「実生実験」まで冷蔵庫で眠ってもらうことにした。

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【Web更新12/09】18-49 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」 等更新!!

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枯芙蓉枝折れてなほ極めけり 18/12/08撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-49週末定例更新のお知らせ
 師走の風が吹いている!!
 平成最後の師走の風が…
 「平成最後の」
 が枕詞になってしまった!! 今日この頃だ。それしても この30年は…

◆表紙画像集2018 更新 枯芙蓉
 今年はめずらしく、晩秋に枯れた芙蓉の枝をかなり短く刈り取ってしまった!!
 刈り取ったはずの枝が、残った枝にはさまっていた。
 芙蓉は芙蓉!!
 枯れても、枝折れても、いろ喪っても 美を極めていた。

◆ 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」 更新!!
 それは実に唐突にやってきた。
 「マッチばっかり病」の再々発症である。
 どこに向うのか?、それは私にもわからない。
 「これは面白い!!」と思えることをとことん追いかけるのみである。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 2冊の【お薦め本】をここにリンクしてしまった。
 【お薦め本】を書くこととサイエンスコミュニケーターとしての「仕事」がどうツナガルのか!?
 私にはツナガッテ見えるのだが。

さあ 師走だ。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

 
 

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【お薦め本】『いきいき物理マンガで冒険』(マンガ・著 奥村弘二 日本評論社)

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「ボーっと生きてんじゃねえよ!」(Don’t sleep through life!)
が、今年の流行語大賞のトップテン入りした。\(^O^)/
 「チコちゃんに叱られる」は今、最高に面白い!!。
 その番組の決めセリフがこれだ!!

 ときに物理問題も登場する。
 いつだったか
 「タイムマシンがないのはなぜ?」と言う問題が出されたことがある。
 答えは「実はね。もう出来ている。」という話になり、新幹線、映画「猿の惑星」へと話が進んだ。
 そして出た!!

 アインシュタインの「相対性理論」からの説明!!

▼チコちゃんに叱られのを覚悟で、白状するが私はまだ、この「相対性理論」というやつを腹の底から「わかった!!」という気持ちになったことがない。
 もう死ぬまで無理かも知れない。(^^ゞポリポリ
 そんな私にちょっとだけ希望をもたせてくれる本と出会った。
 それが今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『いきいき物理マンガで冒険』(マンガ・著 奥村弘二 日本評論社 2018.10.25)

 以前に紹介した『いきいき物理マンガで実験』の姉妹編だ。 
 
▼話がとんでしまわないうちに、お薦めポイント3つをあげる。 

(1)「物理を学びたくなる本」である!!

(2)徹底してわかりやすくしたstoryある冒険物語である!!

(3)「物理をやり直してみたい」大人に最適!!


(1)「物理を学びたくなる本」である!!
 本書の「はじめに」(同書p2より)説明があった。

「じゃあマンガを読むだけで物理がわかっちゃうの?」
「いやあこの本は学習マンガじゃないから…」
「この本でめざしたのは「物理を学ぶ本」じゃなくて「物理を学びたくなる本」なんだ」

 ナルホドだ。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 確かに物理が大の苦手な私も、「これはどういうことだったかな?」と別の本を読もうとしたり、ネットで調べたりしかけたのだから、著者の意図は成功したと言えるだろう。


(2)徹底してわかりやすくしたstoryある冒険物語である!!
さらに「はじめに」(同書p2より)から引用させてもらうとこうだ。

「小学生にも読みやすいように 小3以上で習う漢字にはルビをふったんだ」
「九つの物理法則が登場する九つの世界へ」
「あるときは異世界 あるときは過去の世界」  
「ハラハラドキドキたっぷり笑ってちょぴり感動の冒険物語」


ただ単に漢字にルビをふったり、イメージしやすいマンガで描いたりしているだけでなく、そこにはstory(物語性)があるからとてもわかりやすく面白い。
「物理の面白さ」をなんとか伝えたい!!
という著者の意気込み伝わってくるというものだ。

▼最後が私には最も意味のあるお薦めポイントだ。

(3)「物理をやり直してみたい」大人に最適!!
著書は「おわりに」次のように書いた。

また、「物理をやり直してみたい」と思っている大人の方にも、この本をぜひ読んでいただきたいと思っています。ぼく自身の経験でもありますが、教科書で物理を一からやり直すのはハードですね。でも「物理学は自然現象をこんなふうに捉えているのか」というイメージができるだけで、物理の学習はずっと簡単になるし、モチベーションも上がります。この本が、そういう方々の一助になればと願っています。
(同書p173より)

今度、チコちゃんが「物理問題」を取り上げるまでに、もう一度読み直しておこう!!


 蓮根の植え替えから37週目の大賀ハス観察池、いつでも「初氷」を観察できるように水をたっぷりはった。
 スタンバイ OKだ!!

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ファラデーは「ロウソク」にどのようにして火をつけたのか!? #マッチ

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▼今年もクリスマスが近づいて来た!!
 クリスマスと言えば、思い出すのがファラデーのクリスマスレクチャー『ロウソクの科学』だ。
 『ロウソクの科学』は、1860~1861年にファラデーが青少年のために行ったものだ。
 とても面白い実験の数々が登場する。
 その実験の一部でも実際にやってみると面白いかも知れない。

 アリガタイことに、私たちはその「記録」を読むことができる!!
 
▼『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』を次にすすめるにあたり、私にはどうしても置き去りにしておけない未解決な「ふしぎ!?」があった。
 
(7) ファラデーは『ロウソクの科学』(1860年)で何を使ってロウソクに火をつけたのだろう!?   
・『ロウソクの科学』第一講~第六講をていねいに見るが、マッチが見あたらない?
・「安全マッチ」は使えたのか!? 微妙 (・_・)......ン?

 「それはマッチを使って…」だろうと私も簡単に考えていた。
 そこで、できるだけていねいに『ロウソクの科学』(ファラデー著 竹内敬人訳 岩波文庫)を読み返してみた。
 なんと不思議なことに「マッチ」という言葉が見当たらないのだ。
 
 原本ではどうなんだろう ?(゜_。)?(。_゜)? 

▼今一度、「ロウソクの科学」の前後のマッチの歴史をふりかえってみよう。
マッチの歴史(マッチの世界 日本燐寸工業会)より)

●1805 年 フランスのJ.シャンセルが浸酸(しんさん)マッチ、即席発火箱(French Fire Machines )を発明。
●1827 年 イギリスの薬剤師J.ウォーカーが摩擦マッチ、ウォーカーマッチ(Friction Lights )を発明し、販売。
●1831 年 フランスの化学者C.ソーリアが黄りんマッチを発明。
●1845 年 オーストリアのA.V.シュロッターが赤りんの精製に成功。
●1851 年 イギリスのオールブライトが純度の高い赤りんで作られた赤りんマッチを第1回ロンドン万国博覧会に出品。
●1855 年 スウェーデン、イェンシェピング社のJ.E.ルンドストレームがスウェーデン式安全マッチを発明、特許取得。
●1860年 ファラデー クリスマスレクチャー『ロウソクの科学』
●1865 年 イギリスのブライアント・アンド・メイ社が安全マッチを製造、販売。

問題はかなり焦点化されてくる。

ファラデーが「安全マッチ」を使ったかどうか!?

だ。

それにしても不思議だ。

 あんなに「ロウソク」についてくわしく話をしているファラデーが、「マッチ」についてはふれていないのはどうしてなんだろう!?

(8) マッチの語源は『蝋燭の芯』という意味である。
・ロウソクとマッチの関係は?

とも関係するのだろうか?

▼この機会にもう一度マッチの種類について復習をしておこう。

(10) 燐寸(マッチ)には4つのタイプがある!!
 (a)初期型「黄燐マッチ」
 (b)改良型「黄燐マッチ」
 (c)赤燐を用いた分離型「安全マッチ」
 (d)どこで擦っても発火できる「硫化燐マッチ」

ファラデーが使ったのはどれ!?
それとも別の…

 私のこだわりの「ふしぎ!?」は今年のクリスマスまでに少しでも解決するだろうか。
誰か教えて…<(_ _)>

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『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』のこれから!! #マッチ

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カチカチ!!『火の用心 マッチ一本 火事のもと !!』
 は師走の夜の風物詩。
 いや田舎では「カチカチ!!」でなく、「カンカン!!」の鐘の音だったような。
 いずれにしても、古い古い昔の話だ。

 『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』は、もちろんこの『火の用心 マッチ一本 火事のもと !!』からきている。
 我ながらうまく言ったものだ、と自画自讃してみる。


▼さてその『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』のこれからである。
 風呂敷広げるだけ広げまくったという感もあるが…(^^ゞポリポリ

 マッチ専門店『マッチ棒』でいただいた資料をみながら考えてみる。
 ところで、ここのマッチのゆるキャラ「モンキーマッチ」がとっても気に入ってしまった!!

◆マッチのキャラクター「モンキーマッチ」公式PV♪

は一度聞くと忘れられない!!
なぜか聞く度に元気が出てくるんだ!!

▼ここから、いつも参考にさせてもらっている

◆•マッチの歴史(「マッチの世界」 日本燐寸工業会)

のことについて、「日本燐寸工業会」に連絡してみたことがある。
 実にていねいに対応していただいた。
 不明だったこともいくつか知った。
 今度は実際に訪ねて行って、資料を前にさらにくわしいことを教えてもらおうと思っている。

▼思いつくままに当面の「これから」を列挙してみる。

(1) 「日本燐寸工業会」訪問!!

(2) 初めて工業的にマッチの生産を始めた人(マッチの始祖)・清水誠を訪ねる旅!!

(3) マッチ製造工場の見学!!

(4) 学校現場でのマッチ使用状況の調査!?

(5) ミニテキスト試案『マッチ』!!

等々

ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』はどこまで!?(2) #マッチ

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「ばっかり病」にも利点があった!!
 病に「利点」とは不思議な話であるが、病であるがゆえに見えてくるものがあった。
 「ばっかり病」を発症しているときは、きわめて視野が狭い。
 それは逆に言えば、いらぬ雑なることを排して、純粋にそのものを焦点化できる。
 
 マッチばっかりに固執し、焦点化することによって、見えてくるツナガリがあった!!

▼宇田川榕庵、久米通賢と多くの人の世話になりながらの「日本のマッチ」を追う旅は、とても面白い展開となってきていた。私は完全に調子にのっていた(^^)V
 次なるターゲットは、川本幸民だった。
 ここでも私は、想像以上の成果をあげたのだった。

(18) 川本幸民の資料・文献は三田ふるさと学習館にある。川本幸民は郷土のほこりだった!!

(19) 川本幸民がつくった燐寸(マッチ)ついては、『川本幸民の 遠西竒器述 解読』(足立元之編著 NPO法人歴史文化財ネットワークさんだ 2010.4.10)にとてもくわしくわかりやすく書かれていた。
 もちろんこの段階では「黄リンマッチ」である。
 なんとうれしいことに、学習館の方のはからいで著者の足立先生と電話でお話をさせてもらった!!
 

▼ここで今一度、日本のマッチの歴史を「マッチの歴史(「マッチの世界」 日本燐寸工業会) 」を参考に三人の科学者についてピックアップしてみる。


●1837 (天保8)年
・ 宇田川榕庵(ようあん)が欧州の文献を参考にマッチについての記述もある化学書『舎密開宗(せいみかいそう)』を著す。

● 1839 (天保10)年
・ 高松藩士、久米通賢(くめつうけん)栄左衛門がドンドロ附木、吹弾子(雷汞(らいこう)マッチ)を発明。史実としてはわが国最初の国産マッチの発明。

●1848 (弘化4)年
・兵庫県加古郡横谷村(現在の三田市)出身の蘭学者、川本幸民(かわもと こうみん)が黄りんを使ったマッチの試作に成功。

宇田川榕庵、久米通賢、川本幸民を訪ねる旅でだいぶんその「マッチの歴史」が見えてきた!!
三人ともマッチだけでなかった。

(20) 宇田川榕庵、久米通賢、川本幸民はいずれもが最先端のきわめてマルチな科学者だった!!
 
▼これらの事実からもつくづく実感することがある!!

(21) 「マッチの歴史」は日本近代「化学」の歴史そのものである!!

(22) 「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」は本当だ!! 

 このふたつが、現段階の「結論」である。
 まだまだ旅はつづく!!

(つづく)

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『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』はどこまで!?(1) #マッチ

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もうあきらめた!!
 私の相反する2つの持病の完全治癒は不可能である!!
 かくなるうえはこの2つの持病とうまくつき合っていくしか方法はなかった。
 「ばっかり病」!!
 と
 「あれもこれも病」!!

▼今年になって、急激に再発症してきた「ばっかり病」に「マッチばっかり病」がある。
 6月の後半から、いろいろの「あれもこれも病」にまぎれて、すっかり忘れてしまうところだった。
 ところが先日、それを思い出させてくれるひとつの文章に出会った。
 その文章は、今月号の『科教協 ニュース』(No.711 2018・12・1(12月号))にあった。

◆『シリーズ実験観察91 マッチは、擦り方の訓練だけなんてもったいない~マッチは文明の利器、楽しく遊びながらマッチの科学を学ぼう! 菅原正志』 

 実に興味深い報告・提案である。
 納得も共感もできる。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 そう言えば私も…と、「マッチばっかり病」を思い出した次第だ。
マッチ専門店『マッチ棒』で手に入れ、そのままになっていたマッチの数々をラボの机のうえにならべてみた。
 たったそれだけの作業をしているだけで、自覚症状に気づいた!!

 「マッチばっかり病」再々発症を!!

▼ポンコツ頭、再々「整理」のため、「これまで」を繰り返してみよう。
 
◆『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』

 半年以上前に番号付けをしていたそのままに列挙してみる。

(1) 「マッチ一本 化学の元 !!」プロジェクトは7年前から頭のなかで「醸成」したきたこと。

(2) なぜ今、私は「燐寸(マッチ)」に注目するのか!?
・理科室のマッチが今、「風前の灯火」だ!!
・こんなすぐれもの「教材」の火を消してはならない!!
・マッチでなければできなない理科実験がある!!
・「より簡単に」「より安全に」の歴史は近代化学の歴史である!!
・マッチづくりは誇りある姫路の地場産業だ!!全国生産の7~8割がココで!!

(3) マッチの歴史(「マッチの世界」 日本燐寸工業会) はココできまりだ!!アリガタイ!!

(4) THE MAKING (101)マッチができるまで (サイエンスチャンネル 科学技術振興機構) マッチはこのようにしてつくられる!! わかりやすい貴重なビデオである!!  

(5) 「マッチの火をつける」だけでもりっぱな実験デアル!!
 くり返しになるが、これを私は大いに強調しておきたい。「実験の安全性」とあわせて指導すれば、充分一時間楽しめる実験である。子どもたちには大人気だ!!

(6) ぜひとも「マッチ」を使用したい実験(中学校を中心に)

(a) 水でマッチに火をつける。(過熱水蒸気の実験)

(b) 流れる食塩でマッチに火を!!(【三態変化】より)

(c) FeとSの「化合」は発熱反応であるを、マッチで確認する!!(【化学変化】より)

(d) 「気体」確認にマッチを使用する。水素の燃焼はマッチで!!

等々 まだまだいっぱいありそうだ!!
ともかく理科の授業でも
マッチ棒一本からはじまる化学の世界!!
を大いに楽しみたいものだ!!

(7) ファラデーは『ロウソクの科学』(1860年)で何を使ってロウソクに火をつけたのだろう!?   
・『ロウソクの科学』第一講~第六講をていねいに見るが、マッチが見あたらない?
・「安全マッチ」は使えたのか!? 微妙 (・_・)......ン?

(8) マッチの語源は『蝋燭の芯』という意味である。
・ロウソクとマッチの関係は?

(9) 小箱マッチには平均44本のマッチ棒が入っている!!
    実際に数えてみると多い少ないアリ!! 

(10) 燐寸(マッチ)には4つのタイプがある!!
 (a)初期型「黄燐マッチ」
 (b)改良型「黄燐マッチ」
 (c)赤燐を用いた分離型「安全マッチ」
 (d)どこで擦っても発火できる「硫化燐マッチ」

(11) 『マッチ売りの少女』が売ったのは、「安全マッチ」でなく改良型「黄燐マッチ」である可能性が高い!!

(12) マッチ専門店「マッチ棒」にマッチ情報のすべてがある!! 

(13) 宇田川榕庵が『舎密開宗』(せいみかいそう 1837年)で燐寸についてふれていた!?
・「第百三十章 燐の燃焼性」おそらくこの部分だろう。

(14) 津山洋学資料館に宇田川榕庵に関する資料がいっぱいある!!
・榕庵はきわめてマルチに活躍していた!!

(15) 『舎密開宗―復刻と現代語訳・注 (1975年)』 (講談社 宇田川 榕菴 (著),田中 実 (著))は面白い!!
・ついに手に入れてしまった!!

(16) 久米通賢が「わが国最初の国産燐寸(マッチ) 」(1839年 天保10年)を作っていた。!!
・雷汞(らいこう)マッチは「黄燐マッチ」ではなかった!!

(17) 鎌田共済会 郷土博物館に久米通賢の資料が集中してあった!!必見!!

(つづく)
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【お薦め本】『空の探検記』(武田康男著 岩崎書店)

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▼朝からずっと雨のなかの「雲見」だった。
 それでも、雨の日は雨の日なりの「雲見」があった。
それが面白いと思った。

 こんな身近な定点からの「雲見」をはじめるきっかけになった一冊の本があった。
 それが
 『雲のかお』(武田康男著 小学館文庫 1998.10.1)
である。
この本には、各季節、各月の特徴的で魅力的な雲の写真が多数紹介されていた。
 美しい!!
 すごいと思った。なかでも印象的だったのは「雲の日記」のページだった。

新しい季節の予感を漂わせ、

毎日、違う顔で

通り過ぎてゆく雲たち。

そんな空の下で、

わたしたちは暮らしています。
(同書P129)

のコトバから始まり、365日一年間(1997年4月~1998年3月)の定点からの「雲見」画像が記録されていたのである。
 私はこれにいたく感動した!!
 「自分でも少しでも真似がしたい!!」と思った。
 それが毎日の「雲見」のきっかけだった。
 その裏表紙には次のようにむすばれていた。

 ときには忙しい毎日を忘れて、お気に入りの雲を探してみませんか。もう一度、雲を楽しみたくなった人へ。《空の展覧会》への招待状を贈ります。

▼その招待状からちょうど20年!!
 先日の【理科の部屋】25周年記念オフでは超スペシャル企画として、「空の探検家」武田康男さんのミニ講座があった。
 美しい4K画像を見せてもらいながらの奥の深くて、とてもわかりやすい話は最高に面白かった!!
 感動することしきりであった!!
 
 そこで紹介された本が今回の【お薦め本】である。
 
◆ 【お薦め本】『空の探検記』(武田康男著 岩崎書店 2018.11.30)

 図書館用にと少し堅牢につくってある。少し高価かと思ったが、お話を聞いたあとだけにどうしてもそれを手元に置きたかった。Amazonで注文したらすぐ届いた。

▼開けてみて感動した!!
 実にすばらしい。これは絶対に【お薦め本】にあげたいと思った。
 少し興奮してしまっているので、うまくこの本のすばらしさを伝えることができないかも知れないが、書いてみたい。
 最初にいつものようにお薦めポイントを3つあげる。(同じようなことで重なってしまうが、どうしても書いておきたいだ!!)

(1)「空の探検家」武田康男のすべてがここにある!!

(2)子どもたちが最初に出会う「空」の本として最高!!

(3)すべての人にとって、今、最も魅力的な「空の探検」への招待状!! 
 

(1)「空の探検家」武田康男のすべてがここにある!!
「空の探検家」という文章は次のようにはじまった。

小学生のころ、家への帰り道に、大きな流れ星(流星)を見ました。 (中略) それらすべてを自分の目で見てみたいと思ったぼくは、百歳までの行動計画を立てました。 そうして毎日、星空を見上げるうちに、日がしずんでいくときや、夜があけていくときの空の雲にも、美しさや不思議さがあることを発見しました。 おとなになったぼくは、いつしか、空の探検家になっていました。(同書p4より)

 「空の探検家」というのは、後にも先にも唯一武田康男さんだけが正式に名のれるらしい。
 武田さんのフィールドは国の内外問わず地球規模だった。第50次日本南極地域観測越冬隊員として活躍したことでも有名である。
 私が武田さんのいちばんすごいと思うところは、次に見えてくる「空」を「予想」して、動くことである。夜昼もない、遠く離れているか近くかも問題でない。
 その「空」が見られるとなればどこにでも飛んでいく!!
そうして撮りためた画像は膨大である。そのなかから厳選し、お宝画像が大公開だ!!
 各メディア(TV、新聞など)で取り上げられたとっておきの一枚も含まれている。 

(2)子どもたちが最初に出会う「空」の本として最高!!
 子どもたちが最初に出会うものだからホンモノでありたい。
 超一級のホンモノに触れさせたい!!
 これはどんな分野においても言えることだ。
 武田さんの撮った画像は、それに応えるものばかりだ。
 『雲のかお』で私が感動した365日一年間定点「雲見」の記録もあった。
・空の365日(2005年3月~2006年2月)(p30より)  

また長年「空の探検」を続けるなかで体験したこと記した
・探検ノート 1~10 
は、今から探検をはじめようとする子どもたちとっては最高の誘いのコトバとなるだろう。

▼最後の

(3)すべての人にとって、今、最も魅力的な「空の探検」への招待状!!
 (2)と大いに重なってしまうのだが、子どもたちにとっていい本は、私たち大人にとってもいい本である。
 それはここでも通用した。
「さいごに」(p173より)は次のように書いてあった。

空にはふしぎなこともまだたくさんあります。

自分で観察したり、さらに調べたりして、

あなたなりの「空の探検」をしてみてください。

 この本は20年前の『雲のかお』風に言うならば

 すべての人にとって、最高の《空の探検》への招待状である。

 学校の「図書室」、一般の「図書館」はもちろんのこと、
 一家に一冊 ぜひぜひの お薦めだ!!
 子どもから大人まで誰もが永く永く愉しめる一冊だ!!

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【Web更新12/02】18-48 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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蕊まぶしとなりの庭の山茶花かな 18/12/01撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-48
週末定例更新のお知らせ
 【理科の部屋】25周年記念オフから10日である。
 まだまだその余韻を愉しんでいた!!
 少し思い出しては (^^)V
 やっぱり理科は楽しい。人に会って学ぶのは最高に面白い!!

◆表紙画像集2018 更新  山茶花
 私の家には山茶花はない。
 しかし、毎日見るおとなりの庭には、よく手入れされた山茶花の木がある。
 毎年、となりの家のかたより このみごとな花を楽しませてもらっているのかも知れない。
 師走の光に蕊がまぶしかった!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のりはじめて、8年目!!
 「やっと」である。
 少し自分のやりたいことが見えてきた!!
 
 またまた5つの座標軸をひっぱり出してくる。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 この「挑戦」、中途半端なまま放置している。
 もう少しカッコつけて言えば、「醸成」させているのである。
 見える「かたち」にするのが、今の課題である!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 今年の大晦日もオンライン「寅の日」特番(大晦日は寅彦の命日)だ。
 読むのは「日本人の自然観」である。
 
◆【ヒガンバナ情報2018】 更新!!
 「自然結実」ヒガンバナの完熟種子を完全回収のときが近づいている。
 はたして今年は何個 !? 

まったく別の作業をしていてもふっと思い出すあのひとの「あのコトバ」がある。
ゆっくり ゆっくりと 反芻してみる。
「そう言うことだったのか!!」と今さら気づく!!
今度あったら聞いてみよう。 (._.) φ メモメモ


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2018年12月(師走)の俳句「歳時記」!!

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冬のヒガンバナ!!
 師走に入って庭の定点ヒガンバナは益々元気にひかり輝いていた。
 この姿を観察してこそ植物「ヒガンバナ」を観察したことになる!!
 毎年観察していてもやっぱり感動してしまう。
 
 植物「ヒガンバナ」の一年をかけてのみごとな戦略に!!

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▼季節は本格的に冬に向う。
12月(師走)も名句を楽しませてもらおう。

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 堅炭をもて堅炭を割りにけり 野田別天楼
(2) 一本はうしろ姿の冬木立 和田耕三郎
(3) 教会と枯木ペン画のごときかな 森田峠
(4) 囲みたる焚火の主を誰も知らず 大類つとむ
(5) 棚吊ればすぐ物が載り十二月 岡本差知子
(6) かいつぶりさびしくなればくゞりけり 日野草城
(7) 冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男
(8) 冬の浪炎の如く立ち上り 上野泰
(9) スリッパの数見事なり忘年会 右城暮石
(10) 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本眸
(11) また一つ風の中より除夜の鐘 岸本尚毅


▼名句のなかから、さらにシロウトの「お気に入り」を選句してみる。
 これまたなかなか楽しい作業である!!
 こんな楽しみ方があるから、俳句が好きだ!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(7) 冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男

(11) また一つ風の中より除夜の鐘 岸本尚毅

(10) 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本眸

【次点】

(2) 一本はうしろ姿の冬木立 和田耕三郎

 選句のときに作者の名前を見て選ぶのは邪道らしい。しかし、今回はその邪道で選んでしまった。(^^ゞポリポリ
 ベストワンに選んだ「中村 草田男」は私にとって特別な存在である。
 なぜか心に響いてくるものがあるのだ!!

▼景を「5・7・5」で詠むことが、きわめてすぐれた自然観察の方法である。
 それを教えてくれたのもやはり寺田寅彦だった。
 
 今月もどんな景に出会い、どんな句が詠めるだろう!?
 シロウトの悪戦苦闘がつづく。
 それはまた最高にゼイタクな喜びでもある。

 蓮根の植え替えから36週目の大賀ハス観察池はすっかり干上がっていた。
 昨日の午後、ホースで水をいっぱい入れた。
 これで「初氷」もしっかり観察できるだろう。さて、それはいつだろう!?

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2018年12月(師走)の「雲見」は!?

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▼さあいよいよ平成最後の師走だ。
 師走はどんな「雲見」になるだろう!?
 
 その前に11月(霜月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   2
・巻雲   1
・巻積雲   3 
・巻層雲  4 
・高積雲  7 
・高層雲  3 
・層積雲  3  
・積雲   5
・層雲   0    
・乱層雲   2   
・積乱雲  0

 「高積雲」7 「積雲」5 が目立つ。
 私には巻々三兄弟(「巻雲」「巻積雲」「巻層雲」)の合計8の方が印象にある。


▼12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年12月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2017年12月 (気象庁)

 師走と言えば、「初雪」「初氷」はいつだろ!?
 「暖冬」といううわさだがほんとうだろうか。
 では、「雲見」はどうなるのだろう。天気図の「縦縞」が目立ってくるのはいつごろだろう。
 そのとき、空はどんな顔を見せてくれるのだろう。

▼もう少しローカルにいこう。
ひとつは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

だ。
 やっぱりそうだ。
 「暖冬」はほんとうのようだ。さっそくあたたかい日々が続きそうだ。
 「西高東低」のおきまりの気圧配置も少ないようだ。
 
もうひとつも よりローカルに迫ってみよう。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 雨温図によれば、12月は一年中で1月に次いで降水量が少ない。
 ナラバ どんな「雲見」になるのだろう!?
 
 師走ナラデワの「雲見」はあるだろうか。

▼【理科の部屋】25周年記念オフでは、「空の探検家」・武田康男さんのミニ講座を受けた。
 さらには、「もくもくシール」の理科ハウスも同席されていた。
 私の「雲見」人生にとっては超スペシャルのオフになった。
 
 あまりにいっぱいありすぎて、この「雲見」そのものことを話題としなかった。
 モッタイナイ!!ことをしてしまった(^^ゞポリポリ

 まあ、これはこれからも毎日「雲見」を楽しみ続けるということで取り返していきたい。
 そんなにいきがることでもないが。

 「雲見」は私の究極の道楽だ!!
 
  

 

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