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【Web更新11/12】18-45 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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虻たちの代わり番子や花八手 2018/11/10撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-45
週末定例更新のお知らせ
 「喪中あいさつ」の届く季節となった。
 時間は遡行しない!!
 あらためて考えてしまう。今年45回目のWeb更新のお知らせである。

◆表紙画像集2018 更新 花八手
 例年のことであるが、西の庭の八手の花が咲き始めた。
 小春日和のなか、虻、蠅が大集合だ。これだけの虻、蠅は今までどこにいたのだろう!?
 それが不思議だ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!! ここのところしばらくあの作業をやっていない。
 5つの座標軸で、自分の「現在地」を検証する作業だ。
 5つの座標軸とは
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
である。
 確かなことがひとつある。【理科の部屋】25周年記念オフまであと10日である。

◆【ヒガンバナ情報2018】 更新!!
 「自然結実」ヒガンバナの完熟種子、現在まで8個回収した。
 さあ、はたして今年は何個まで回収できるだろう。
 今日(11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!!
 5年前の今日(2013/11/13)、「自然結実」ヒガンバナの群落を発見したのだ。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月のテーマは【理科の部屋】誕生月にちなんで、「寅彦と理科教育」である。
 数々の理科教育関係の随筆をのこしてくれている。
 そのいずれもが今なお有効である。きわめて今日的である!!
 アリガタイ!! 

 いつも口癖のように唱えてきた 「ゆっくり 急ぐ!!」
 どうもここのところ「ゆっくり ゆっくり!!」
 後半の「急ぐ!!」ができなくなりつつある(^^ゞポリポリ

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ファラデーラボ「静電気のかがく」!!(2)

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▼二部の充実ぶりもまたすごかった!!
 9名もの発表・報告があった。時間配分に苦慮するといううれしい悲鳴だ。
 一部のテーマ「静電気」に関連するものから順番にやっていった。

 最初に私が報告させてもらった。ずいぶん古い実践を報告させてもらった。(30年近く前の実践だ。)
実はそれはWebにも残していた。

◆新「電気」発見ものがたり

 この実践でのいちばんのポイントは「~ひとり一個のネオン球をもって~」だった。
 その「ネオン球」について、一部の石原先生にも教えもらった。
 あのヒューズ型のネオン球(管)が手に入らなくなってしまったようだ!!
 それがお気に入りだったのに…(/_;)

▼古い話の次は最先端の話だ。
 上橋さんが「静電気」関連5つの手作り工作作品を見せたもらった。
 一同 
 美しい!!スゴイ!!の連発である。見せてもらったものを上橋さんのページ

◆智恵の楽しい実験・工作 メニュー

から拾ってみる。

(1)<静電気実験> ピンポン玉の静電気振り子

(2) <静電気実験> 静電気モーター(フランクリンモーター) (正電荷・負電荷ともに利用)

(3) <静電気実験> 静電気かけっこボール (ムーアのモーターの応用)

(4) <静電気実験> 静電気ダンス (正電荷・負電荷ともに利用)

もういちどあらためて各ページを見せてもらった。
これまでの経緯、詳しい作り方、工夫点、その理論等々とてもくわしく書かれている。
「静電気」とはなんと奥が深いのか!!
動画もあるので、完成品の動きも楽しめる。どれもこれも必見だ!!

でもやっぱり ほんとうの面白さは、目の前で<生>で見るにかぎる!!
そのためにもファラデーラボへ足を運ぼう!!

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▼まだまだ「静電気」話題が続いた。
 「+-判定器」って何?
 「バンデクラフ」が持ち込まれ、「人間発電」「電気人間」「電気リレー」等々の実験をみんなでワイワイガヤガヤと楽しんだ!!
 かつての科学サロンでも、このように「静電気」を愉しんだのかな。
 これぞファラデーラボ「かがく」カフェの真骨頂かな。

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▼「静電気」以外の話題も次々と続いた!!
 「CDこまの1つ」
 「前線の説明について」
 「光の三原色合成実験セット」
 「ISS」
 「いろいろ」
 等々
 ここのところ毎回同様の報告をしているが

 ここには間違いなく「共愉の科学」がある!!
 今度はあなたが…!!

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ファラデーラボ「静電気のかがく」!!(1)

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▼昨日は、ファラデーラボ第95回「かがくカフェ」の日だった。

◆第95回かがくカフェ 「静電気のかがく」

 その案内状には、次のように書かれていた。

秋が深まり、晴天の日が多くなってきました。静電気の実験には 最適です。18世紀のヨーロッパでは、静電気の実験が研究のほかに、 一般の人々にも楽しみとしてサロンなどでも行われていました。  これらの静電気の実験や議論から、電気についての研究が進み、 現在の科学文明につながっていると言っても、過言ではありません。

 また こうも書かれていた。

  しかし、科学史を調べると、摩擦電気(静電気)を使った実験から、       電気についての理解が進み、電磁気や原子、化学や生物・医学など       多くの分野につながっていることがわかります。

 科学史をよく知る森本雄一さんならではの案内文である。
 興味津々でファラデーラボに向った。 o(^o^)o ワクワク

▼結論から言う!!
 
 こんなにいろんな実験を見せてもいながら、「静電気」に集中して学んだのははじめてであった!!
 それは感動であり、はじめて知ることもたくさんあり実に楽しかった!!
 
▼石原先生が準備してくださった実験は多種多様であった。
  静電気実験アラカルト大集合!! 
 
という感だった。

 印象に残っているモノをピックアップしてみる。
1 静電気であそぶ
・プラカップ転がし
・電気針(方位磁針もどき)
・森本さんの箔検電器
・電気ふりこ
2 静電気をみる
・箔検電器で
・ネオン管

 ここで最高に驚いたのは次だった!!
・LED2色 10個位をブレッドボードで

こんなの初めて見た!!これで方向性が見えるぞ!!

3 静電気を測る
・電気量を測る
・力を測る

4 箔検電器実験アラカルト
・箔検電器2段、逆開き

等々である。
▼まだまだあったように思う。
  もう一度、ちゃんと「静電気」のこと勉強したくなってきた!!

 そう言えば、案内にもこう書いてあった。

このかがくカフェが、電気と物質の学習の基礎として、 「静電気」を見直すきっかけになればと考えています。
 

 案内者(企画者)の意図は大成功だ!!

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(つづく)

 「静電気」日和だった昨日、大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから33週目であった。


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【理科の部屋】25年の歩みとは!?(26) #【理科の部屋】 #25thrika

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▼さすがに昨日は「つるし柿」に陽は当たっていなかった。
 それにしても不思議な話だ。

 こうして、つるして陽に当て干しておくだけで「甘さ」が醸成されるとは!?
 その「甘さ」さは甘柿の何倍になるという。
 「ふしぎ!?」だ。その「からくり」は!?

▼【理科の部屋】は25年の時間をかけて、「【理科の部屋】らしさ」をどのように醸成していったのだろう!?
 【理科の部屋】25年史年表をみて確認するまでもなく

 【理科の部屋】はネットの進化と深く関わっていた!!

 年表に「インターネットの歴史」の欄をつくったのはそんな意味もあってのことである。
 【理科の部屋】のスタートするその前年に、次のことを書き込んでいた。

●1992年 日本で最初のホームページ が発信される

いつでも参照させてもらうためにリンクさせてもらっていた。
このなかでも

□日本で最初にホームページを発信した人 KEK 森田 洋平 博士 

のお話は興味深い。その時代のネット事情もよくわかる。
さらに面白いのは「スマイリーの由来」の話だ。
 今日の「絵文字」「顔文字」「スタンプ」にツナガル話である。
 ネットが単なるツールから文化になりつつある時代であった!!

▼【理科の部屋】黎明期、個人的にとても刺激を受け、感化された論文がある。
 筆者の森山和道さんにお願いして、いつでも読めるように自分のホームページトップにリンクさせてもらっていた。

◆「ネットワークと教育」 (森山和道さん)

とても23年も前の文とは思えない。今読んでも示唆的である!!
提言はどこまで実現しただろう!?
課題は解決の方向へ向っているのだろうか!?

▼なかでも大いに共感した一節がある。

そういう風に考えていくと、別に教育現場にコンピュータ・ネットワークなんか必要ないんじゃないか──そんな風に思えてくるかもしれない。しかし、それは違う。各人が全く違う目的で蓄積したデータベースや、全く違う目的のために造られたネットワークがシームレスに繋がっていくのが「ネットワーク時代」である。全く違う知識・思考方を、全世界規模で共有することができるのだ。

例えば、それぞれの教師が自分の授業ノート・データベースを構築し、公開する。それは巨大な授業のデータベースとなるだろう。それだけで、全く違う授業が生まれるかもしれない。

 

コレダ!!と思った。

(つづく)

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【理科の部屋】25年の歩みとは!?(25) #【理科の部屋】 #25thrika #ヒガンバナ

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「目玉オヤジ」状態になっていた\(^O^)/
 「水栽培」をしている「自然結実」ヒガンバナの子房部が割れて、なかから真っ黒な完熟種子が顔を出そうとしていた。枯れて垂れ下がった花茎の先端でもそうなって、今まさに完熟種子がこぼれ落ちそうになっていた。
 いやよく見ると、海苔の瓶のまわりにはすでに完熟種子が転がっていた。
 溝のあるタイル張りのところに置いていたのが幸いした。転がってどこかに行ってしまうことはなかったようだ。

 全部で5個あった。すべて花茎を10/20「安富」で採集したものばかりだった。
 「花茎採集日」「完熟種子回収日」「採集場所」を記したチャック付きナイロン袋に入れ保存した。
 保存方法としてこれがベストかどうかは疑問である。
 しかし、こうして保存したものからも「発芽」「発根」したので今はそうしている。

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▼【理科の部屋】25年の「不易流行」に話をもどしつづける。
  【理科の部屋】の「不易」としてやはりいの一番にこれをあげたい。

 【理科の部屋】ヒューマンネットワークは最高の「宝もの」である!!

 これは少しもオオバーな表現ではない。
 25年もたってもまったく薄れることのない実感である!!
 
▼welcomeメッセージのなかに

 

「時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を」

というのがある。
 ネットの世界では「年代」「立場」等を超えてのつき合いがあった。
 当然のことながら異なる考え、意見ももっていた。
 「異なる」からこそすばらしいと思った。
 「響きあい・学びあい・高めあう」という営みの連鎖は強固なヒューマンネットワークを構築していった。
 ひとりではとても叶うことない夢物語の企画も、次々と実現していった。
 
▼「これからの25年」でも【理科の部屋】ヒューマンネットワークは有効だと思っている。
 繰り返そう!!

ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

 この「不易」はホンモノだろうか!?
 これからどんな「流行」を創造することができるだろうか!?

(つづく)

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【理科の部屋】25年の歩みとは!?(24) #【理科の部屋】 #25thrika

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▼赤い野茨の実があたたかい立冬の朝を象徴しているかのようだった。
 まるで再び夏にもどるかのようにあたたかった。でもやっぱり夕方の風は冷たかった。
 季節の移り変わりとはそうしたものだった。

 季節はいつも直線的でなく螺旋的にシフトしていくものだ!! 
 しかし、時間はけっして遡行しない!!

▼【理科の部屋】25年の「時間」を拙い年表にまとめる作業をすすめていた。
 年表は、きわめて個人的な体験を記録したものである。昨日、ほんのわずかだけの微更新をやってみた。

◆【理科の部屋】25年史年表

▼作業すすめながら問うてみた。

【理科の部屋】25年の「不易流行」とは!?

 「不易流行」はあの芭蕉のコトバだ。
 私はこのコトバが大好きだ。『去来抄』には次のように書かれているという。

 「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」

 私流に読み替えてみるとこうだ。

ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!
ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

▼【理科の部屋】の「不易」とは!?
  【理科の部屋】の「流行」とは!?

 なぜ今、それを問うのか。その答えはひとつ。

 【11/23(金・祝)】【理科の部屋】25周年記念オフで「これからの25年」を語り合いたいからである!!

(つづく)

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「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2018/11/06) #ヒガンバナ

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成果はわずか一本だけの「自然結実」した花茎だった!!

 昨日(2018/11/06)、今年4度目目の「自然結実」ヒガンバナ群生地めぐりをした。
 コースは前回までと同じく 「安富」 →「夢前」 → 「福崎」 の順番である。

 正直に言うと、けっこう成果に期待していた。
 特に「安富」のその地には期待していた。
 2013年に、この地ではじめて群生地を発見したのは、2013.11.13である。それから考えると一週間早かった。きっといくつかの「自然結実」した花茎をみつけることができるものと期待していた。
 結果は0!!
 そんなことはないだろうと、何度も何度も畦を行ったり来たりを繰り返すがまったく見当たらない!!

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▼少し開花が遅れていた「夢前」に期待だった。
 萎れ絡まった花茎が緑濃くなっていく葉の上にかぶさっていた。
 ていねいに花茎の先を観察してまわるが、それらしいものは発見できない。
 けっきょく「夢前」の地からは今年、「自然結実」した花茎を一本も手に入れなかったことになる。
 葉のかげに隠れてあの憎っくき ヨトウだけが…。

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▼最後ののぞみをかけて「福崎」に向った。
 遅かった稲刈りもすんでいた。これでじっくりと観察できる。
 期待はふくらんだ!!
 ところが、ここでも期待に反して みつからない!!
 「遅れん坊」ヒガンバナが、少しなぐさめてくれた。
 もうあきらめかけたそのとき、今なお緑を残す花茎が倒れかけていた!!
 私にはその花茎が光り輝いて見えた!!
 1と0ではちがう!!
 それは決定的にちがう!!
 その後も、例年の群生地をさがすがみつからなかった。

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▼一本しかみつからなかったのに今年の私はなぜかゆとりがあった。
 なんと言っても、今年の最大の成果は

 私以外の人が「自然結実」ヒガンバナ群生地を発見してくれたことだ!!

 うれしいことに、現物を「生」でも見せてもらった!!
 やっぱり

 「自然結実」ヒガンバナは想像する以上に高頻度に存在する!!

 という私の作業仮説は、また一歩「事実」に近づいたのだ。

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本日(2018/11/06)、第206回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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西谷川の「川霧」がみごとだった!!
 これを見逃してはなるまいとあわてて近づいてみた。しかし、そのみごとな景は長くは続かなかった!!
 川霧が消えかけたとき、ススキの穂に水滴が輝いてた。

 私の暮らす「大気の物理学実験室」でまたひとつすばらしい物理実験を見た\(^O^)/

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▼本日(2018/11/06)は、第206回オンライン「寅の日」である。
 11月のテーマは、11月が【理科の部屋】誕生月であることにちなんで

【11月テーマ】 「寅彦と理科教育」

 アリガタイことに科学者・寺田寅彦は、その立場から理科教育、科学教育に関しての随筆を多く遺してくれていた。どれもが、今日読んでもまったく古くない!!
 今もいや今こそ有効なものばかりである。
 本日は、そのうちのひとつ「物理学実験の教授について」を読む。

◆本日(2018/11/06)、第206回オンライン「寅の日」!!

●「物理学実験の教授について」(青空文庫より)

▼はじめに次のように書いてあった。

それと同時に文部省でも特に中等教育における理化学教授に重きをおかれるようになって、単に教科書の講義を授くるのみならず、生徒自身に各種の実験を行わせる事になり、このために若干の補助費を支出する事になった。これは非常によい企てである。どうかこのせっかくの企てを出来るだけ有効に遂行したいものである。

あれ?(゜_。)?(。_゜)?
いつの時代のことを言っているのだろう!?
随筆の最後には

(大正七年六月『理学界』)

と書いてあった。
 大正七年、1918年 つまりちょうど100年前だ!!

 『増補 日本理科教育史(付・年表)』(板倉聖宣著 仮説社 2009.4.10)の年表で確かめてみた。

 ●1918年(大正7)
・1.19 理科教育研究会、東京帝国大学で発会式(会長 林博太郎)。
・2.05  文部省、師範学校・中学校の物理・化学に生徒実験を課すことを定め、「物理及化学生徒実験要目」を訓令、生徒実験設備費として臨時補助金20万円余を国庫支出。
・4.△ 理科教育研究会『理科教育』創刊

コレダ!!100年前ということですぐさま思い出したもうひとつのことがある。先日の「ナリカ」創立100周年記念式典のことだ。「ナリカ」の創業もやはりこの年だったのである。

 ●1918年(大正7)
・中村久助「中村理化器械店」創業

 こんな時代背景を頭に描きながら、この随筆を読むとより寅彦の先駆性が見えてくる気がするのである。

▼引用はひかえめにと決意しながらも、ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウンと合点すること多くついつい…

 云うまでもなく、物理学で出逢う種々の方則等はある意味で非常に抽象的なものであって、吾人の眼前にある具体的な、ありのままの自然そのものに直接そっくり当て嵌(は)められるようなものはほとんどないとも云われる。「AがあればBが生ずる」というような簡単な言葉で云い表わしてある方則には、通例「ただAだけがあってその他の因子A'の図A''の図……等がないならば」という意味を含めてある。
眼前の自然は教科書の自然のように注文通りになっていてくれぬから難儀である。
ビーカーに水を汲むのでも、マッチ一本するのでも、一見つまらぬようなことも自分でやって、そしてそういうことにまでも観察力判断力を働かすのでなければ効能は少ない。
先生の方で全部装置をしてやって、生徒はただ先生の注意する結果だけに注意しそれ以外にどんな現象があっても黙っているようなやり方では、効力が少ないのみならず、むしろ有害になる虞(おそれ)がある。御膳を出してやって、その上に箸で口へ持ち込んでやって丸呑みにさせるという風な育て方よりも、生徒自身に箸をとってよく選り分け、よく味わい、よく咀嚼(そしゃく)させる方がよい。

 寅彦の主張は徐々にヒートアップしていく!!
 そして、本随筆の主旨へと近づいていく。

 数十種の実験を皮相的申訳的にやってしまうよりも、少数の実験でも出来るだけ徹底的に練習し、出来るだけあらゆる可能な困難に当ってみて、必成の途を明らかにするように勉(つと)める方が遥かに永久的の効果があり、本当の科学的の研究方法を覚える助けになるかと思う。実験を授ける効果はただ若干の事実をよく理解し記憶させるというだけではなく、これによって生徒の自発的研究心を喚起し、観察力を練り、また困難に遭遇してもひるまずこれに打勝つ忍耐の習慣も養い、困難に打勝った時の愉快をも味わわしめる事が出来る。その外観察の結果を整理する技倆も養い、正直に事実を記録する癖をつける事やこのような一般的の効果がなかなか重要なものであろう。
 物理実験を生徒に示すのは手品を見せるのではない。手際(てぎわ)よくやって驚かす性質のものではなく、むしろ如何にすれば成功し如何にすれば失敗するかを明らかにする方に効果がある。それがためには教師はむしろ出来るだけ多く失敗して、最後に成効して見せる方が教授法として適当であるかと思う。
もともと実験の教授というものは、軍隊の教練や昔の漢学者の経書の講義などのように高圧的にするべきものではなく、教員はただ生徒の主動的経験を適当に指導し、あるいは生徒と共同して新しい経験をするような心算つもりですべきものと思う。


しかしそれはほんの一時の困難であろうと思われる。一通りの知識と熱心と忍耐と誠実があらば、そうそう解決のつかぬような困難の起る事は普通の場合には稀である。そのうちに生徒の方でも実験というものの性質がだんだん分って来ようし、教員の真価も自ずから明らかになろうと思う。そういう事を理解するだけでもその効能はなかなか大きいものであろう。これに反して誤った傾向に生徒を導くような事があっては生徒の科学的の研究心は蕾(つぼみ)のままで無惨にもぎ取られるような事になりはしないかと恐れるのである。

思わず膝をうつことばかりである。

これらのコトバは、現在の理科教師に向けた100年の時空を超えた寅彦からの熱きエールである!!

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【Web更新11/04】18-44 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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手向ければ木々それぞれの紅葉かな 18/11/03撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-44
週末定例更新のお知らせ
 11月最初の更新である。
 11月は、【理科の部屋】誕生の月である。だから話題はどうしてもそこに収斂していく。
 25周年記念オフがあらたなはじまりのときであることを願う。

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 またこの季節がめぐってきた。
 山の木々の黄葉・紅葉がはじまった!!そこに朝があたる景をみているとなんとなく手を合わせたくなるのはどうしてだろう!?
 木々それぞれにちがった黄葉・紅葉があるのがすばらしい!! 
 ちがうからなおいっそうスバラシイ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【理科の部屋】25周年記念オフに少しずつ人が集まりはじめた。
 どんなオフ会になるのか、私にも全貌はわからない。
 「情報は交叉するところに生まれる」よろしく、まったくあらたな情報が生まれるかも知れない。
 o(^o^)o ワクワク

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!?  更新!!
 今月の「雲見」「俳句歳時記」へのリンクのみの更新だ。
 冬が近づけば、試案『高層天気図』への衝動が…

 さあ、今週もあらたな「発見」「出会い」求めて
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
  

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【11/23(金・祝)】【理科の部屋】25周年記念オフ案内!!(2018/11/03版)(続) #25thrika

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「一日でいちばんきれいな空」!!
 この空をこう教えてくれたのもたしか武田康男さんだった。
 気温は低い、その分 チリやホコリは落ち 空は澄んでいる。
 太陽と雲がつくりだす空のグラデーションは刻々と変化していく!!
 最高の瞬間である!!
 
▼【11/23(金・祝)】【理科の部屋】25周年記念オフ案内!!(2018/11/03版) の蛇足的補足をしておく。
 よく昔の知人にあうと質問される。
 「【理科の部屋】ってまだあるの!?」
 瞬間返答にとまどってしまう。しばらく時間をおいて答える。
 「ありますよ!!Facebook版【理科の部屋】【理科の部屋】6というのがありますよ。」
 と。
 「ぜひ、また覗いてみてください」とつづける。
 そう言いながら、自分でも思う!!

 【理科の部屋】とは、とても不思議な存在だ!!
 それぞれの人にとっての【理科の部屋】があるのだ!!

▼【理科の部屋】の創設期からのwelcomeメッセージはこうだ。
******************************************************

日本の理科教育情報発信基地
             
【理科の部屋】へようこそ        
                                
(^o^)/ あなたもここで情報発信者に\(^o^)   

情報は、発信されるところに集まる。

あなたがノックされるところがドアです。

時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を 

******************************************************

 25年間変わらぬ【理科の部屋】のコンセプトが集約されたメッセージだ。
 この度のオフでも、ふたつの企画以外なにもくわしくきめていない。
 なかみは参加されるみなさんにきめてもらおうと思っている。
 不安がないわけでない。
 しかし、それが【理科の部屋】の作風であり流儀であるから。
 
 「あなたがノックされるところがドアです!!」 
 
 参加されるみなさんの持ち込みネタ(話題、実験)に期待!!

▼持ち込みネタに期待はしますが、強要はしません。(^^)V
 参加形態も参加されるあなたが決めてください。
 時間も自分の都合にあわせてください!!

 あくまでオフの主役は参加されるあなたです!!

 初参加も大歓迎です!!
 ここからあらたな【理科の部屋】25年がはじまるかも!!


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから32週目だった。
 観察池には朽ち果てようとする葉とせわなく動き回る生きものがいた。来年の蓮根の植え替えまで半年。この池は、私だけの「ビオートープ」、そして初霜・初氷を観察する「指標池」の役割もする。
 
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【11/23(金・祝)】【理科の部屋】25周年記念オフ案内!!(2018/11/03版) #25thrika

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▼10/9、10/20に「自然結実」ヒガンバナ群生地から採集した花茎を「水栽培」していた。
 ほとんどの花茎は萎れてしまったが、まだ凜として直立するものもあった。先端の子房部から黒々とした「完熟種子」が顔を出してくるまでにはまだ日にちが必要なようだ。

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 そう確か5年前の晩秋もはじめての「自然結実」ヒガンバナ群生地発見で大騒ぎしていた。その興奮を【理科の部屋】20周年記念オフでも夢中で語っていたように記憶する。

 あれから5年!!

 【理科の部屋】25周年記念オフを創立100周年をむかえたナリカで実施する!!

▼いよいよ当日まであと20日だ。
 これまでも部分的に案内を出してきたが、2018/11/03現在でわかっている最新バージョンをあげておく。

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■【理科の部屋】25周年記念オフ

【期日】2018年11月23日(祝・金)午後~

【会場】 ナリカ(旧中村理科)
        (東京都千代田区外神田・最寄駅:JR御徒町など)

【スケジュール】
 12:30~ ガレージセール(ナリカ2階 セミナールーム)
 13:00~  受付(ナリカ 1階入口)
 13:30~18:00 第一部:報告・発表(ナリカ2階 実験室 )
○参加者自己紹介
 18:00 ~20:00 第二部:祝賀会(ナリカ2階 セミナールーム)
 ○実験などを余興に
 20:30 ~23:00 第三部: 懇親会 (案・御徒町駅前「まつうら」( 旧「おかってや」)

*****************************************************************    

(詳細は少し変更されることも)

▼いくつものスペシャルなお楽しみがある。
 そのひとつが「ガレージセール」だ!!
 
 ナリカさんのガレージ(倉庫)に眠るお宝の山(教材)を超廉価で「おすそ分け」してもらえるのだ!!
 
 私など、10周年・20周年のときに手に入れたモノをながくながく使いつづけていたものだ。
 
 「ガレージセール」のためだけに参加しても損はしない!!
 

▼今のところこれまた超スペシャルな2つの企画を決めています。

1. 空の探検家・武田康男さん のミニ講座!!
 美しい画像とともに、今、多方面で大活躍中の武田さんのお話がとても楽しみです!!
 ちょっとゼイタクですよ。


2. ナリカ 100年の歩み
 先日の「ナリカ」創立100周年記念式典は実に愉しくすばらしいものだった。
 その一部が「おすそ分け」してもらえるかもしれない。o(^o^)o ワクワク


あとは参加される方が、話題・実験等を自由に持ち込み発表してください。

繰り返しアナウンスしていますが、【理科の部屋】25周年記念オフは、どなたも参加自由です!!

 途中参加、退室もOKデス!!

 情報は発信するところに集まる!!
 情報は交叉するところに生まれる!!

遠方より参加される場合は早めに宿の確保を。
参加表明はFacebook版【理科の部屋】で、または楠田までメールをお願いします。

(つづく)

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2018年11月(霜月)の俳句「歳時記」!!

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▼賢治の「雲見」と寅彦の「宇宙見物」は究極の道楽である!!
 これほど簡単にできて、奥の深い楽しみはない。

 もっとアリガタイ道楽がある。
 俳句である。
 誰もが共通のインデックスである「季語」を使って、その瞬間の景を詠む!!
 
 11月に入ったとたん、空も晩秋を宣言していた。
 夕方には「北風」が冷たかった!!

▼11月(霜月)も名句を楽しませてもらおう。

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ 能村登四郎
(2) 立冬のことに草木のかがやける 沢木欣一
(3) 突堤のあおぞら冬に入りけり  中岡毅雄
(4) 一の酉夜空は紺のはなやぎて  渡邊千枝子
(5) 二の酉に寄らずに乗りし電車かな 松尾隆信
(6) さざん花の長き睫毛を蕊といふ 野澤節子
(7) 茶の花や母の形見を着ず捨てず 大石悦子
(8) よろこべばしきりに落つる木の実かな 富安風生
(9) 土擦つて門ひらかれぬ石蕗の花 鈴木鷹夫
(10) 銀杏ちる兄が駈ければ妹も 安住 敦
(11) 掃かれゆく落葉の中に石の音 上野章子

▼名句のなかから、さらに「お気に入り」を選句してみる。
 これまたなかなか楽しい作業である!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(3) 突堤のあおぞら冬に入りけり  中岡毅雄

(8) よろこべばしきりに落つる木の実かな 富安風生

(11) 掃かれゆく落葉の中に石の音 上野章子

【次点】

(10) 銀杏ちる兄が駈ければ妹も 安住 敦

 昨夜選んだのと、今朝選んだのでは順番が入れ替わっていた(^^ゞポリポリ
 俳句のすばらしいと思うのは、読み解きは読者にゆだねられているところだ。
 「ねばならい」より多様な「読み」にこそ価値がある!!
 アリガタイ!!
▼やはり究極の道楽としては、自分でも「俳句もどき」を詠んでみることだ。
 まず、そのためには 詠んでみたい瞬間の景にであうことだ。

 ひとり吟行の旅にも出たい!!
 遠出だけが旅ではない!!それもまた…
 
 さて、今月はどんな景に出会えるだろう o(^o^)o ワクワク

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2018年11月(霜月)の「雲見」は!?

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▼寒い{{ (>_<) }}
 寒さは加速度的に進む。晩秋というより冬が近づいているという方が実感がある。
 いよいよ11月(霜月)の「雲見」である。

  その前に10月(神無月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   5
・巻雲   2
・巻積雲   4 
・巻層雲  2 
・高積雲  1 
・高層雲  2 
・層積雲  2  
・積雲   9
・層雲   0    
・乱層雲   4   
・積乱雲  0

 「積雲」 9 + 「快晴」 5 =14日 約半月になる。これで10月がどんなにいい天気が続いたかわかる。
「秋晴れ」の一口コメント頻繁にでてきている。

▼11月(霜月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年11月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2017年11月 (気象庁)

 「小春日和」「立冬」「紅葉」そして後半の「初氷」「初雪」「冬型気圧配置」のキーワードがつづく。
 はたして「雲見」は!?
 十種雲形ではなにがもっとも多いだろう?

▼もう少しローカルにいこう。
ひとつは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

だ。
 たしか木曜日に最新情報にかわるだろうから、それから参考にすればいいのかも知れない。
 「光は東から 天気は西から」がもっとも有効な季節なようだ。
 西の空を見ながら明日の「雲見」を予想してみよう。
 
もうひとつも よりローカルに迫ってみよう。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 雨は10月よりさらに少なくなりそうだ。
 「初霜」はいつだろう?

▼11月(霜月)の「雲見」にはとてもうれしいイベントがある!!
 
◆11/23(祝・金)【理科の部屋】25周年記念オフ

において、空の探検家・武田康男さんのミニ講座があるのだ。
「雲見」ファンには最高の企画だ!!
「雲見」のプロフェショナルに美しい画像でどんな空を紹介してもらえるのか最高に楽しみだ!!
o(^o^)o ワクワク

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