ヒガンバナの「種子」をさがそう!!(4) #ヒガンバナ
▼前回の「自然結実」ヒガンバナ群生地巡り(2018/10/09)から4日がたっていた。
そのとき採集した花茎をペットボトルに挿していた。
「安富」3本、「福崎」4本である。
「安富」の花茎は3本とも元気だ。先には完熟に向けて膨らんでいく子房部があった!!
「福崎」の2本の花茎は萎れてしまった。
最後の最後まで子房部は緑を残していた。その姿にいたく感動するのだった!!
▼さあ、いよいよその季節がやってきた!!
何度も繰り返そう。今年の最大のミッションは
ひとりでも多くの人にビカンバナの「種子」に出会ってもらうことだ!!
自分自身が6年連続して「自然結実」ヒガンバナの「種子」を手に入れることだけでなく、よりこちらの方にウエイトをかけてねらいとしたい。
それこそが、私のヒガンバナ研究を加速することになると信じるから!!
▼これまた繰り返してみよう。
現段階で私がヒガンバナの「種子」をみつける秘訣を!!
(1) 「ある」と信じること!!
なんとも「非科学的」な秘訣に聞こえるだろう。しかし、「ないのでは?」と半信半疑でさがすのと「きっとあるはず!!」と思って探すのでは大きなちがいが出てくる。
(2) 観察時期を考慮すること!!
これまで多くの人が、その「種子」を探しながら、どうしてみつけることができなかったか!?
私は、ひとつの作業仮説をたてていた。
「それは、探す時期を間違っていた。」という仮説である。
やっぱり花が咲いた後すぐに探したくなる。それが人情というモノだ。
そこがちがう!!
人々がヒガンバナのことなど忘れしまったころに探すのである!!
花を咲かせた後、花茎の栄養は球根(鱗茎)へ回収されるだろう。
ほとんどの花茎は倒れていく。
しかし、先端で「自然結実」した場合はどうだろう。
最後の最後まで水分と栄養を届けようとするだろう!!
だから「自然結実」した花茎は倒れない!!
最後の最後まで緑を残している!!
だから、「自然結実」ヒガンバナの花茎はこれからがみつけやすいのだ!!
10月中旬~11月中旬(場所によっては下旬まで)
(3) 繰り返し観察すること!!
たった一度の観察で「ない」ときめつけず、何度も何度も観察してみること。
同じ畦でも、歩く方向を変えてみる。
観察の時間帯を変えてみる。等々
▼みつけたら、ぜひぜひ画像とともに報告してほしい。
よろしくお願いします<(_ _)>
「日本のヒガンバナは不稔性」の定説は覆るかも!?
花茎を採集したら、ぺットボトルなどを使って、「水栽培」をしてほしい。
完熟して黒々した「種子」が顔を出すまで…
大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから29週目だった。
池に使った枯れ葉が美しく見えた!!
| 固定リンク
コメント
11/21宝塚中山寺駅南のあぜ道でヒガンバナ結実発見しました!
投稿: 大黒 孝文 | 2018/10/20 19:37
大黒孝文先生
「自然結実」ヒガンバナの情報をありがとうございます。
とてもうれしいです。
やっぱり高頻度に存在するということがわかって…。深謝<(_ _)>
Facebookで画像も見せてもらいました。
ずいぶんりっぱなものですね。
投稿: 楠田 純一 | 2018/10/21 09:22