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ヒガンバナの「種子」をさがそう!!(1) #ヒガンバナ

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▼昨日(2018/09/26)は、「彼岸明け」だった!!
 庭のヒガンバナは、今年もピッタリと「彼岸」に照準をあわせて開花してくれた。
 みごとなものだ!!

 定点Aは例年よりも花茎の本数が多いように思う。
 定点Bの紅白ヒガンバナ、やっぱり今年もシロバナヒガンバナ先行したようだ。
 定点Cは東京からの引っ越し組、今年は一本だけ花茎をのばしただけだったが、完全に開花していた。

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▼「記録」に残しているだけでもう20年以上観察している古株の定点Aの花茎は100本までは数えていたが、もうはるかにそれを越えているようだった。
 花茎の立つ範囲も広がってきたように思う。

 日本のヒガンバナは「種子」をつくらないとすれば、どうして殖えるのか!?
 

 この不思議に長期の観察で応えたヒガンバナ研究の大先達がいた。
 松江幸雄先生である。

◆ 「ヒガンバナの繁殖~32年目の株を掘る~」(松江幸雄 『遺伝』裳華房VOL51NO.4 1997.4.1)

のなかで松江先生はつぎのようにまとめていた。
 

 1球から始めた分球調査は、肥料も施さず、自然状態のまま放置し、32年間にわたって観察を続けてきた。結果は表1のごとく、926球となった。

 たった1球が926球に!!
 その「分球」繁殖力に驚くばかりである。

▼日本のヒガンバナが「種子」をつくらないこと最初に指摘したのはあの牧野富太郎先生である。

◆ 「ヒガンバナの民俗・文化誌」(Ⅱ)「花は咲けども」 栗田子郎先生

では、栗田先生は次のように書かれていた。

 ヒガンバナに種子ができないことの不思議を最初に指摘したのは牧野富太郎だった。彼は明治40年(1907)に出版された飯沼慾斎の『増訂草木図説』のマンジュシャゲの補記に「予ハ未ダ本種ノ結実セシモノヲ見タルコトナシ」と書いている。

でも私はまだ疑っていた!!

 あんなにみごとな花をいっぱい咲かせるのだから、なかには変わりダネがいて、「種子」をつくることもあるのではないか!?

 現に私はそれらしいものを見た記憶があったから!!
 シロウト研究の執念で

 来る年も来る年も私はヒガンバナの「種子」を探し続けた!!

(つづく)

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コメント

こんばんは。
ヒガンバナの群落の中にシロバナヒガンバナやショウキランやオーレアなどを植える地域が増えていますが、偶然できた種子がそれらとの雑種になっている可能性が増えてきているのが心配です。純粋のヒガンバナの実生とは言えないわけですから。

投稿: kurita siro | 2018/09/27 19:59

栗田子郎先生
おはようございます。
ナルホド!!
そんな可能性も出てきたわけですね。
勉強になります。
ありがとうございます。

今年は、ひとりでも多くの人の「ヒガンバナの種子みつけたよ!!」という報告を聞きたいものと思っています。

投稿: 楠田 純一 | 2018/09/28 06:20

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