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ヒガンバナの「種子」をさがそう!!(3) #ヒガンバナ

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一昨日(2018/09/28)、庭の定点Aヒガンバナは圧巻であった!!
 200本近い花茎が林立し、その先に燃え立つような真っ赤な花が…。
 もう何年も観察しているが、今年の定点Aはとりわけみごとである。
 定点Bの紅白ヒガンバナのコラボも。

 実は、この庭の定点ヒガンバナからも、ここ数年で何回か「種子」を手に入れるようになっていた。

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▼今年のミッションをひつこく繰り返す。

 ひとりでも多くの人がヒガンバナの「種子」をみつけること!!
 それを可能にするためにあらん限りの情報を流し続けること!! 

▼それにしても「ふしぎ!?」な話だ。
 長年その「種子」を探し続けて来たのにいっこうにみつからずに、ひとたび「自然結実」ヒガンバナ群生地を発見すると、5年連続してアタリマエのように「種子」をみつけることができるようになった。

 どうしだろう!?

 現段階では、2つの作業仮説をたてていた。

(1) 「ある」という確証を強く抱いていなかった。どこか半信半疑だった!!
 これまでに「偶然」に見かけた記憶があっても、またネットなどでその画像を見せてもらってもまだ、「自分の身近にも存在する」という確証が持てないでいたのだと思う。
 あの「究極のクリップモーター」で、誰かが「回った!!」と言い出すと次々と続くようなもの。
 「立春の卵」一度立つと、今までがうそのようにアタリマエに立つ!!
 あの感じだ!!

(2) 「種子」を探す時期が問題だ!! 
 「種子」が採集できるのは、10月中旬から11月中旬だ。
 誰もがもうヒガンバナのことなど忘れてしまった頃だ!!
 そんな時期に、プロたちも「種子はつくらない」と言っているものを物好きに探す人間はそうはいない。
 ほんとうは、昔から探す時期さえあえば、もっともっと「種子」はみつかっていたのかも知れない。

▼この5年間の私の取り組みを

◆私のヒガンバナ研究・その後(楠田純一 2018.7)

としてまとめた。
 そのなかで、次のように語っていた。

4 楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法

「自然結実」ヒガバナ群生地発見から5年!!
この5年間の試行錯誤の取り組みに基づき、いったん私流のヒガンバナ実生実験を定式化しておこうと思う。これが、「これから」の私自身のヒガンバナ研究に役立つと同時に、今からはじめる人にも役立つことになることを願いつつ。

◆楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法!! 

【Step1】「種子」を手に入れる。

(1) お彼岸の前後にビカンバナが群生しているところをみつけておく。候補地はできるだけ自宅から近くで複数がよい。(9月中下旬)

(2) 「自然結実」している花茎を採集する。花は萎れ葉が目立ちはじめ頃、「自然結実」した花茎は直立していることが多く目立つ。(10月中旬~11月上旬)

(3) 採集した花茎を「水栽培」する。ペットボトルなどに水を入れ、花茎を挿して置く。

(4) 子房部が割れ、黒い「種子」が見えてきたら注意深く観察し、落下したら回収する。(11月中旬~12月上旬) 

 

※なおこの報告は
◆『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』(かがく教育研究所発行 2018.7.30)
で読むことができる。ぜひご一読を!!

 さあ、台風が過ぎていった後、いまのうちに「候補地」を何カ所かみつけておこう!!

 昨日、台風の前の秋雨前線の雨が、蓮根の植え替えから27週目の大賀ハス観察池に降っていた。

(つづく)

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