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今年も「ヒガンバナの九大不思議」を追う!! #ヒガンバナ

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▼「彼岸入り」の昨日、雨の中ではあったが庭のシロバナヒガンバナの開花がはじまった。
 たった一日でも開花は大きく進んだ気がする。
 その花をよく見ていると、真っ白というわけではなかった。
 ほんの少し赤みを帯びているようにも見える。また花全体も白というより少しうすい橙色だ。
 きっとこのヒガンバナの先祖はあの赤いヒガンバナが…!?
 待てよ、日本のふつうのヒガンバナは3倍体ですべてクローンのハズ!!
 「種子」をつくらないのでは …

 ナラバどうして!?  「ふしぎ!?」だ!!

▼いずれにしてもヒガンバナは「ふしぎ!?」の多い植物である。
 『ヒガンバナが日本に来た道』をずっと追っておられる有薗正一郎氏は、『ヒガンバナの履歴書』(有園 正一郎著 愛知大学総合郷土研究所ブックレット2 2001.3.31)のはじめに、ヒガンバナの不思議を9つあげておられる。

(一) 秋の彼岸前に突然花茎が伸びて、六輪前後の花が咲く。

(二) 花が咲いている時に葉がない。

(三) 花は咲くが、実がつかない。

(四) みごとな花を咲かせるのに、嫌われる草である。

(五) 開花期以外のヒガンバナの姿が思い浮かばない。

(六) ヒガンバナが生えている水田の畔には他の雑草がそれほど生えない。

(七) 人里だけに自生して、深山では見ない。

(八) 大昔から日本の風土の中で自生してきたと思われるが、ヒガンバナの名が史料に現れるのは近世からである。

(九) 田んぼの畔や屋敷地まわりで見かけるが、田んぼの畔や屋敷地まわりならどこでも生えているというわけではない。

(『ヒガンバナの履歴書』P7より)

▼さらに続けて有園氏はとても面白いことを言っておられる。

 これらの不思議のうち、五つ以上が思い浮かぶ人はよほどの観察者であり、五つ以上答えられる人は奇人の部類である。(『ヒガンバナの履歴書』P8より)

 ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追い始めて何年だろう!?
 もう30年以上だろか。いやもっとかも知れない。

 九大不思議のいくつまで謎解きができただろう!?
 「奇人」の域まできただろうか!?

▼そして、今年はどの「ふしぎ!?」に焦点を当ててみるかな。
 わかったつもりになっている「ふしぎ!?」がいちばんあやしい!!

 今年も繰り返し繰り返し九大不思議を問い返してみよう。

 今年はどんな新発見があるかな。o(^o^)o ワクワク
  

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