実生コヒガンバナは今!!(2018/09/25) #ヒガンバナ
▼庭のヒガンバナにアゲハチョウが舞っていた。
こんな姿を見ていると、こんなりっぱな花が咲いているヒガンバナが「種子」をつくらないなんて「ふしぎ!?」でならない。ついあの言葉を言ってみたくなる。
ねえ君、不思議だと思いませんか?
▼「日本のヒガンバナは3倍体で種子をつくらない。」そんなとおりいっぺんの説明では納得できなかった。
「あんなにたくさんの花が咲いているのだから、なかには変わりダネがいて…」
「そもそも3倍体って…」
そんなこと考えているとき、とっても興味深い情報を知った。
ヒガンバナのなかにもアタリマエに「種子」をつくる仲間がいるという。
それがコヒガンバナである。
ふつうのヒガンバナより少し小さくて、花が咲くのは8月の下旬で少し早い。
ヒガンバナの祖先である。
「コヒガンバナは2倍体で、アタリマエに種子をつくる。」
▼ナラバぜひともその種子が欲しい!!
ずっと願っておれば、そのチャンスを訪れるものである。
2014.10.26 ついに大量(51個)のコヒガンバナ種子を手に入れた!!
私は翌年の春からさっそく実生実験を開始した。
そしたら、なんと49個の種子が発芽したのだ。
発芽率=49/51=97.6%
さらには、その年の秋、「幼い鱗茎」(球根)から「出葉」してきたのだ。
出葉率=41/49=83.7%
最初の種子から考えると
出葉率=41/51=80.3%
▼「コヒガンバナは2倍体で、…」にやっと納得するのだった。
次に面白いプロジェクトをたちあげた。
◆「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクト
である。「出葉」したコヒガンバナを全国に「おすそ分け」して、私ひとりで育てるのではなく、多くの人に育ててもらおうというプロジェクトだ。
私自身が、途中で失敗しても、花を咲かせるまでうまく育ててくれる人がでてくるかも知れない。
そんな願いを込めてのプロジェクトだ。
昨日(2018/09/25)、私の手元に残っているコヒガンバナが、今年も「出葉」していた!!
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