本日(2018/08/02)、第198回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦
▼最高気温35.6℃(14:40)と「アメダス」が記録してくれていた。
そのときもいつもの場所から「雲見」をしていた。
数時間経つだけで、空の雲はまったくちがったものになっていた!!
夕方、「アメダス」測候所上空の雲もまた変化していた。
その「アメダス」の風の記録もきっちりと「海陸風」を記録してくれていた!!
アタリマエと言えばアタリマエ!!
でも やっぱり あのコトバを使いたくなる。
「ねえ君 ふしぎだと思いませんか 寺田寅彦」
▼本日(2018/08/02)は、その寅彦を読む第198回オンライン「寅の日」である。
8月のテーマは決めていた。
6月に続いて「寅彦と気象」である。
【8月テーマ】「寅彦と気象」(2)
気象関係については数多くの随筆を残してくれているが、そのなかでも もっともよく知られている名随筆「茶わんの湯」を読む。私自身、国語の教科書ではじめて読んだ記憶がある。
◆本日(2018/08/02)、第198回オンライン「寅の日」!!
●「茶わんの湯」(青空文庫より)
▼みごとな「ふしぎ!?」への誘いからはじまる。
ここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。ただそれだけではなんのおもしろみもなく不思議もないようですが、よく気をつけて見ていると、だんだんにいろいろの微細なことが目につき、さまざまの疑問が起こって来るはずです。ただ一ぱいのこの湯でも、自然の現象を観察し研究することの好きな人には、なかなかおもしろい見物(みもの)です。
こう言われれば、ついつい読んでしまうというものだ。
そして一例に今日観察するかも知れない「雷」をあげてくれていた。
しかしまた見方によっては、茶わんの湯とこうした雷雨とはよほどよく似たものと思ってもさしつかえありません。もっとも雷雨のでき方は、今言ったような場合ばかりでなく、だいぶ模様のちがったのもありますから、どれもこれもみんな茶わんの湯に比べるのは無理ですがただ、ちょっと見ただけではまるで関係のないような事がらが、原理の上からはお互いによく似たものに見えるという一つの例に、雷をあげてみたのです。
▼いつの間にやらナルホドと納得してしまう。 ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
そして、最後には昨日見た「海陸風」にまでふれてくれていた。
これと同じような気流の循環が、もっと大仕掛けに陸地と海との間に行なわれております。それはいわゆる海陸風と呼ばれているもので、昼間は海から陸へ、夜は反対に陸から海へ吹きます。少し高いところでは反対の風が吹いています。
もうお見事!!
としか言いようがないのである。
最後の一文
茶わんの湯のお話は、すればまだいくらでもありますが、今度はこれくらいにしておきましょう。
こう言われるともっともっと続きを聞きたくなってしまう。
同時に
「つづきは、自分で「ふしぎ!?」みつけなさいよ!!」と言われているようでもある!!
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