2018年8月(葉月)の俳句「歳時記」!!
▼「アメダス」の上空に巨大な雲が立ち上がろうとしていた。
この雲は歳時記にあるだろうか!?
手持ちの歳時記をさがしてみた。やっぱりあった!!
【夏の雲】夏雲
【雲の峰】峰雲 入道雲 積乱雲 雷雲
かつて、我らが寺田寅彦は言った!!
『歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である』
と。 さあ、今月も我流に「感覚のインデックス」紐解いてみよう。
▼8月(葉月)も俳句「歳時記」を続ける。引用させてもらうのは
である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。
(1) 花よりも鳥美しき秋扇 後藤夜半
(2) ねむりても旅の花火の胸にひらく 大野林火
(3) 手花火が昼間は見えぬもの照らす 行方克巳
(4) 落葉松林ひぐらしのまたはじめから 橋本美代子
(5) 草市の風に呼び止められしかな 三森鉄治
(6) 赤のまま記憶の道もここらまで 下村ひろし
(7) みづうみに北指す流れ稲の花 山本洋子
(8) 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ 渡邊白泉
(9) 眠る子の足裏見えて地蔵盆 井上弘美
(10) 秋めくと言ひ夕風を諾へる 稲畑汀子
(11) 新涼や尾にも塩ふる焼肴 鈴木真砂女
▼ここからが我流の極み、シロウト選句を今月もつづける。
【私の選んだ名句ベスト3】
(6) 赤のまま記憶の道もここらまで 下村ひろし
(9) 眠る子の足裏見えて地蔵盆 井上弘美
(4) 落葉松林ひぐらしのまたはじめから 橋本美代子
【次点】
(11) 新涼や尾にも塩ふる焼肴 鈴木真砂女
「赤のまま」「地蔵盆」に反応してしまうのは昔人間故か(^^ゞポリポリ
名句とはなんとうまく「ある ある !!」をコトバにするのか。
「ひぐらしのまたはじめから」なんて感服である。
▼ポンコツ理科教師が今さら、「俳句」とはなぜ!?
本人もときどき浮かぶ疑問だ。
不器用な私は、そんな高尚な趣味にあらたに手をだすつもりはない。
あくまで「理科」がらみである。
「俳句」という方法を自然観察のすぐれた手法として採用することはできないだろうか!?
さらに寅彦流に言えばこうだ!!
『歳時記は日本人の自然観のインデックス(索引)である』
大法螺これぐらいにしておこう。
8月はどんな「インデックス」に出会えるか楽しみである o(^o^)o ワクワク
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