寅彦の銅像を訪ねて(3) #traday #寺田寅彦
▼旅の三日目は、寺田寅彦記念館からはじまった。
ここにはじめて訪れたのは、オンライン「寅の日」をはじめた2012年の夏の終りであった。
それ以降「寺田寅彦記念館友の会」の仲間入りをさせてもらい、ここを訪問するのは私の年中行事となった。
警鐘「天災は忘れられたる頃来る」
の前に立つ度に身が引き締まる思いだ!!
訪問させてもらう季節によってちがった庭を楽しませてもらうのがうれしい!!
今回は、6月のオンライン「寅の日」で読んだ「竜舌蘭」がみごとだった。
▼今回訪問のメインは
内 容 講話 「寺田寅彦の銅像を建てる」経緯について
オルガン演奏 演奏者 田村和枝様(江ノ口小学校教頭)
講演 寺田寅彦の銅像を制作して 講師 彫刻家 大野良一様
であった。
寺田寅彦記念館友の会副会長 宮英司先生の『寺田寅彦銅像物語』はすばらしかった。
足かけ5年にわたる「寺田寅彦の銅像を建てる」取り組みの一部始終が熱く語られた。
いろんな顛末があったものの最終的には想定以上のベストのかたちで完成したことが報告された。
ご尽力に感服!!
作詞・作曲 寺田寅彦「三毛の墓」をはじめとするいくつかの曲のオルガン演奏もすばらしかった。
みんなで合唱したのは感動的だった。
▼そしていよいよ銅像制作者・大野良一先生のお話を聞いた。
「寺田寅彦像を制作して」
これまでにも
◆「寺田寅彦に教わった事~科学者の眼 彫刻家の眼~」
「寺田寅彦先生の科学者の眼に学ぶ」
のお話を聞いたり
アトリエ(スタジオ大野)を訪問させていただいたりしていた。
すばらしい作品をいっぱい生でみせてもらいうれしかった!!
先生のお話は聴く度に感動するものだった!!
するどい観察眼で、寺田寅彦に直参されるのだ。
そして、作品として「かたち」にされる。スゴイ!!
ホンモノはツナガル!!
ということだろうか。
あの銅像の前に立つ度に大野先生のコトバを思い出したい。
ご苦労さまでした!!
▼会場には貴重な資料・本がこの機会に展示されていた。
「友の会」の方の詳細な説明を聞きがながら見せてもらっていると、今さらのごとく寅彦の偉大さがみえてくる。
記念館を出た後、「花物語」の碑を見に行った。
最後はいつものように寺田寅彦の墓所を訪れ、オンライン「寅の日」の近況報告と8月の終りには200回達成すること、200回達成記念オフを予定していることを伝えた。
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