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本日(2018/07/09)、第196回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼川の水はひいた!!
 まるでなにもなかったごとくいつもの小川にもどった!!

 久しぶりの青空がまぶしくうれしい。
 しかし、西日本各地の惨状をみるにつけ、とても心底うれしいとは言えない!!
 合掌。

 なんと自然とは…

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▼本日(2018/07/09)は、第196回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは

「寺田寅彦の銅像 建立記念特集」

である。銅像は立像で、あの「椿の花の落下実験」をしている姿であるという。
台座の4面には次の4つの文字が書かれているそうだ。

「ねえ君 ふしぎだと思いませんか 寺田寅彦」
「天災は忘れられたる頃来る」
「Sukina Mono …」
「建立記」

である。本日はそのうち
「天災は忘れられたる頃来る」
に関連して「天災と国防」を読む。

◆本日(2018/07/09)、第196回オンライン「寅の日」!!

●「天災と国防」(青空文庫より)

▼読めば読むほど84年前に書かれたこの文章が今、実にタイムリーである。
 しかし、それを如何にも他人事のように語る気にはなれない!!
 寅彦もそうだったと勝手に思っている。それでこそ寅彦であるとも…。

 寅彦の晩年までの警鐘『天災は忘れた頃にやって来る』に最も近いといわれる「天災と国防」をゆっくり、ゆっくり粛々と読んでみよう。

 日本はその地理的の位置がきわめて特殊であるために国際的にも特殊な関係が生じいろいろな仮想敵国に対する特殊な防備の必要を生じると同様に、気象学的地球物理学的にもまたきわめて特殊な環境の支配を受けているために、その結果として特殊な天変地異に絶えず脅かされなければならない運命のもとに置かれていることを一日も忘れてはならないはずである。
それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実である。
 文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しようとする野心を生じた。そうして、重力に逆らい、風圧水力に抗するようないろいろの造営物を作った。そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになっていると、どうかした拍子に檻(おり)を破った猛獣の大群のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を崩壊(ほうかい)させて人命を危うくし財産を滅ぼす。その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する人間の細工であると言っても不当ではないはずである、災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力しているものはたれあろう文明人そのものなのである。
  粛々と次へ…

▼警鐘『天災は忘れた頃にやって来る』に最も近い文脈はどこだろう!?
少し長くなるがここだろうと思っている。

  それで、文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して、そして平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それがいっこうにできていないのはどういうわけであるか。そのおもなる原因は、畢竟(ひっきょう)そういう天災がきわめてまれにしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顛覆(てんぷく)を忘れたころにそろそろ後車を引き出すようになるからであろう。

 また、こうも付け加えていた。

 しかし昔の人間は過去の経験を大切に保存し蓄積してその教えにたよることがはなはだ忠実であった。
 

 まだ継続中の今回の被害の惨状を前に他人事のように言えない。また少し落ち着いたら、またもう一度読んでみようと思う。
 今は… 合掌。

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