2018年7月(文月)の俳句「歳時記」!!
▼暦の「半夏生」、植物「半夏生」も律儀に半分白い!!
唯一の大賀ハスの花も、律儀に「あこがれの4日間」の三日目。果托は緑色に変化していた。
めずらしいと思っていたキノコの女王「キヌガサダケ」、なんと続けて今年は7つまでみつけていた。
しかし、昨日はそのすべてがあとかたもなく消えていた。
ていねいにまわりを見回していると8つ目をみつけた。
竹藪になにが起こっているのだろう!?
自然はどこまでも律儀である。!!
▼7月(文月)も俳句「歳時記」を続ける。引用させてもらうのは
である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。
(1) どれも口美し晩夏のジャズ一団 金子兜太
(2) 白馬駆け下りるごとくに滝の水 鷹羽狩行
(3) 滝の前だんだんわれの居なくなる 奥坂まや
(4) 打水の流るる先の生きてをり 上野 泰
(5) やはらかに人を否める団扇かな 長谷川 櫂
(6) 引越のたびに大きくなる金魚 星野恒彦
(7) 翅わつててんたう虫の飛びいづる 高野素十
(8) 日々草朝な夕なに門掃いて 西嶋あさ子
(9) 火を使ふことを習ひてキャンプの子 大橋敦子
(10) 西日中電車のどこか摑みて居り 石田波郷
(11) 競ふとも見えぬ遠さのヨットかな 三村純也
▼シロウト選句を今月もつづける。
【私の選んだ名句ベスト3】
(7) 翅わつててんたう虫の飛びいづる 高野素十
(5) やはらかに人を否める団扇かな 長谷川 櫂
(2) 白馬駆け下りるごとくに滝の水 鷹羽狩行
【次点】
(8) 日々草朝な夕なに門掃いて 西嶋あさ子
虚子のコトバに「客観写生」というのがある。
これは究極の自然観の表明である。
自然の律儀さをみごとに「写生」するところにこそ、俳句の醍醐味があると思っている。
名句とよばれる句には必ずそれがある!!
▼自分でそんな「名句」を詠むことはなかなか叶わぬ夢である。
ナラバ
「名句」に値すような景に出会うことはどうだろう?
それならば、ひょっとすると可能かも知れない!!
夏だ!!
可能な限り動いてみよう。
それが、ひょっとしたらうれしい吟行になるかも!!
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