【お薦め本】『世界でいちばん素敵な 雲の教室』(荒木健太郎著 三才ブックス) #雲の教室
▼「一日いちばんきれいな空」にも季節の移り変わりがある!!
それはきわめてアタリマエ!!
太陽の昇ってくる位置、時間、大気中にふくまれる水蒸気の量等々の条件が変わればちがう景が見えてくる。 当然とは言え、それもまた楽しいものである。
そんな空ではじまる一日の「雲見」にここ数日ちょっとした異変が起きていた。
どの方向を見ても雲のない「雲見」が続いていたのである。
気温はどんどんあがり「夏日」が続いていた!!
▼いずれにしても「雲見」というものは楽しいものである。
その「雲見」の楽しさを何倍、いや何十倍にも膨らませてくれる本に出会った!!
それが今回の【お薦め本】!!。
◆【お薦め本】『世界でいちばん素敵な 雲の教室』(荒木健太郎著 三才ブックス 2018.4.1)
▼例によってお薦めポイント3つを先にあげておく。
(1) 「解説動画」と連動しながら雲のことを楽しく学べる!!
(2) 一期一会の「雲見」の楽しみをより豊かに膨らませてくれる!!
(3) 「感天望気」の世界にやさしく誘ってくれる!!
これだけあげておけば後は、思いつくままに…。少しくわしく…。
(1) 「解説動画」と連動しながら雲のことを楽しく学べる!!
「解説動画」と連動!!
これがこの本でいちばん気に入ったところである。
部分的にちょっとオマケに「解説動画」があるというのではなかった。
34のQ&AのすべてについてYouTubeの「解説動画」があるのである!!
これは実にアリガタイ!!
私は日々TwitterやFacebookなど通して著者から多くを学ばせてもらっていた。
「おすそ分け」画像を愉しませてもらっている「雲友」でもあった。
いつの日か直接お会いしてお話を聞きたいと思っていた。そんな私にとっては、とてもうれしい「解説動画」なんである。
その気になれば、何度でもその部分をくり返し見ることができた。写真だけではなかなか理解できないところも動画であればより説得力をもつのである。
文字だけではなかなかインプットできないことも、著者のわかりやすいやさしい語りで「わかった!!」となるところも多々ある。
(2) 一期一会の「雲見」の楽しみをより豊かに膨らませてくれる!!
本は「あるある」の34のQ&Aから構成されていた。
34Qは、基本から発展まですべて網羅されていた。
それぞのAがシンプルでするどい!!
さらにくわしく知りたければくわしい解説を読めばいいようになっている。
追加、関連のQも用意されている。
解説もわかりやすいフローチャート、リファレンスが用意されている。
例の「パーセルくん」「たつのすけ」「力士」なども登場する。
「雲見」をより愉しむための、「雲友」への誘いはうれしい!!
ともかく
今、最先端を行く「雲見」入門書!!と言えるだろう。
▼本書にならって、シンプルにするどくと行きたいが、私の場合なかなかそうはいかない。(^^ゞポリポリ
最後は次である。
(3) 「感天望気」の世界にやさしく誘ってくれる!!
「感天望気」は聞き慣れぬコトバです。
「観天望気」の間違いかと思ったらそうではないのです。
著者の本意から編み出したコトバのようです。少しながくなりますが、著者の説明を聞いてみましょう。
雲は人と同じ個性があり、相手を知れば仲良くなれます。
雲とのコミュニケーションを通して雲を知り、声を聞き
雲の心を感じれば、天気の変化も読めるようになるのです。
これを私は「感天望気」と呼んでいます。
雲をシンプルに読む観天望気から一歩先へ進み、
雲への愛をもとに雲の心を感じ、「感天望気」で雲と上手く付き合えば、
私たちは充実した雲ライフを送ることができるようになるのです。
「感天望気」の本質は、日常的に雲を愛でて親しみ、
雲を楽しむために使っている気象情報がいざというときに役に立つ、
「能動的で楽しい防災」なのです。(同書 P150より)
「能動的で楽しい防災」にこそ著者の究極のねらいがあるようです。
同感です!!
そこから逆算して、著者のいろんな取り組み、プロジェクト、研究活動をみれば驚くほどすっきり見えてきました。
大いに共感するところであり、これからも大いに学ばせてもらいたい。
さあ、もう一度、「あそこの」解説動画を見せてもらおう。o(^o^)o ワクワク
昨日の朝、大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから4週目であった。
「浮葉」がついに葉を広げてきた!!
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