私の「科学」雑話(8)
▼「マッチ箱一箱には何本ぐらいのマッチが入っているのだろう?」
こんな疑問は簡単だった。数えてみれば良かった。
45本あった!! 同じ種類のマッチ箱でもうひとつ数えてみた 49本あった!!
マッチ箱の種類を変えてみた。今度は 47本だった!!
これって何本入れるときまっているのだろうか?
◆「マッチの種類}(姫路のモノづくり・電子じばさん館)
には、 平均の本数 44本 !! と書いてあった。
納得である。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
▼まだ簡単には解決しない疑問があった。
「ファラデーは『ロウソクの科学』(1860年)で何を使って火をつけたのだろう!?」
である。状況証拠的にはけっこう追い詰めていた。
しかし、まだ決定的な証拠をみつけていないのだ。
▼「マッチ」とファラデー『ロウソクの科学』に今しばらくこだわってみよう。
・マッチの原材料になるものの燃焼(リン、イオウ、塩素酸カリウム、硫化アンチモンなど)については出てくるのに「マッチ」そのものの記述がないのはどうして?
・ロウソクについてあんなにくわしく語っているのに?
・「つけ木」と言われているものは?
・「マッチの語源は『蝋燭の芯』という意味である。」(Wikipedia)興味深い情報だ!!
・ロウソクとマッチの関係は?
▼今一度年表をあげてみよう。(マッチの歴史(マッチの世界 日本燐寸工業会)より)
●1805 年 フランスのJ.シャンセルが浸酸(しんさん)マッチ、即席発火箱(French Fire Machines )を発明。
●1827 年 イギリスの薬剤師J.ウォーカーが摩擦マッチ、ウォーカーマッチ(Friction Lights )を発明し、販売。
●1831 年 フランスの化学者C.ソーリアが黄りんマッチを発明。
●1845 年 オーストリアのA.V.シュロッターが赤りんの精製に成功。
●1851 年 イギリスのオールブライトが純度の高い赤りんで作られた赤りんマッチを第1回ロンドン万国博覧会に出品。
●1855 年 スウェーデン、イェンシェピング社のJ.E.ルンドストレームがスウェーデン式安全マッチを発明、特許取得。
●1860年 『ロウソクの科学』
●1865 年 イギリスのブライアント・アンド・メイ社が安全マッチを製造、販売。
問題はかなり焦点化されてきた。
ファラデーが「安全マッチ」を使ったかどうか!?
だ。
(つづく)
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