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36号コウガイビルは「エサなし」記録を更新した!!

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▼昨日(2018/03/08)は朝からずっと雨だった。だから昼になってもあまり気温はあがらなかった。
 そんななか冷蔵庫のなかから、36号コウガイビルを出して観察してみた。
 天気がよくて陽が当たったりすると元気よく動き出す36君も、昨日は時間がたっても同じかっこうしていた。
 しかし、しばらくするとゆっくりゆっくり動き始めた。
 まちがいなく

 生きている!! 

 36号君がナイロン袋に入ってから昨日で262日目だった!!
 「エサなし」で生きる記録が更新された日だった!!
▼これまでナイロン袋のなかで水だけで「エサなし」で生きのびる記録は、私が人生ではじめて出会った第1号コウガイビルが持っていた。
 その第1号君に出会ったのはもう10年も前のことになってしまった。第1号君には数々のことを教えてもらった。
授業に度々登場してもらった。その顛末の一部始終を記録していた!!
 今、読み返すとなつかしい!!
 その第1号コウガイビルも「261日」が限界だった。その記録が約10年(9年7ヶ月)ぶりに更新されたのである。
 第1号と第36号とは発見した季節もちがうので単純に比較できないが、「エサなし」で生きたという驚異の事実は共通していた。
 第36号コウガイビルの観察で、決定的にそれまでの観察とちがうところは冷蔵庫(常時10℃前後)に入れたことである。
▼262日間、36号コウガイビルの体のなかで何が起こっているのだろう!?
 「自らを食べながら、体をつくりかえて生きている。」
 「再生を繰り返しながら生きている。」
 「これぞ再生!!」
 「幹細胞のなせるわざ!!」
 …
 自分でなんとか納得できるようにコトバをさがすが、やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 
 「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」

▼福岡伸一さんはひとつの答えをみつけていたのかな?
 福岡伸一さんは、『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』等の著書なかで、繰り返し紹介している。
二十世紀の生命科学が到達したひとつの答えを
 『生命とは何か?それは自己複製を行うシステムである。』
そして、「動的平衡」の概念が出てくる。
こうだ。

 

ここで改めて「生命とは何か?」という問いに答えることができる。「生命とは動的平衡状態にあるシステムである」という回答である。(『動的平衡』p232)


 36号コウガイビルが262日繰り返した「動的平衡」とは!?

はたしてそれはいつまでつづくだろう!?

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