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本日(2018/03/23)、第187回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼夥しい数の椿の花が、前の藪の坂道に落ちていた!!
 数日続いた雨や強い風の影響もあるのだろう。
 いったいいくらぐらい落ちているのだろう!? 落ちていた木ぎれで指しながら数えてみた。
 少しあやふやなところもあるが、 248個あった!!
 たしかにまれに「うつ向き」のものがあった。 しかし、たった 12個だった!!
 その他はすべて「仰向き」だった!!
 
 それは寅彦の実験結果と少しちがっていた。どうしてだろう!?

▼本日(2018/03/23)は、この実験を大真面目にやり、論文まで書いた寅彦を読む日だ。
 第187回オンライン「寅の日」である。
 3月のテーマは、3.11にちなみ

【3月テーマ】警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」 

 本日は、「天災と国防」を読む。

◆本日(2018/03/23)、第187回オンライン「寅の日」

●「天災と国防」(青空文庫より)

▼これはよく知られた話だが、警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」の言葉がダイレクトに出てくる寅彦の随筆はない。
 ではどうしてこの有名な言葉は寅彦のものと言われているのだろう。そのあたりの経緯を弟子の中谷宇吉郎先生が書き残してくれていた。アリガタイ!!

◆「天災は忘れた頃来る」(中谷宇吉郎 青空文庫)

 このなかで中谷先生はこう言っていた。

それで「天災と国防」の中にこれと全く同じことが書いてあるという理由で、解説を適当に書いて、勘弁してもらった。
それでこれは、先生がペンを使わないで書かれた文字であるともいえる。

 それでは、中谷先生の言った「天災と国防」なかで、「これと全く同じことが書いてある」部分とはどこだろう!?
それをさがすのがこの随筆を読む醍醐味のひとつである。
▼私は ここだろうと読んだ!!

それで、文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して、そして平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それがいっこうにできていないのはどういうわけであるか。そのおもなる原因は、畢竟(ひっきょう)そういう天災がきわめてまれにしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顛覆(てんぷく)を忘れたころにそろそろ後車を引き出すようになるからであろう。

他にも警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」にツナガル部分がいっぱいありそうだ。

84年も前のこの随筆がきわめて今日的に読めてくる!!

寅彦の警鐘に耳を傾けよう!!

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