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本日(2018/03/11)、第186回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから46週目だった。
 氷はうすくなり、春の陽射しが池の奥深くまで届いていた。水はどこか緑色がかっていた。
 やっぱり 春だ!!
 今年(2018年)の蓮根の植え替え計画を立てる季節だ。

 3.11から7年だ!!
 あのころの「観察池」はどうだっただろう!?

▼本日(2018/03/11)、第186回オンライン「寅の日」!!である。
 ちょうど 3.11 と重なってしまった。
 3月のテーマは、3.11にちなみ

【3月テーマ】警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」

である。2回ある、そのうち第一回の本日は「神話と地球物理学」を読む。

◆本日(2018/03/11)、第186回オンライン「寅の日」!!

●「神話と地球物理学」(青空文庫より)

▼地球物理学者・寺田寅彦は晩年まであの手この手で警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」を鳴らし続けていた。「直球」もあれば「変化球」もあった。
 これはどちらかと言えば、「変化球」に属するのであろうか。
 どちらかというと「科学」と無縁に思える「神話」にまで寅彦は目を向けていた。
 
 次のようにはじまっていた。

 われわれのように地球物理学関係の研究に従事しているものが国々の神話などを読む場合に一番気のつくことは、それらの説話の中にその国々の気候風土の特徴が濃厚に印銘されており浸潤していることである。たとえばスカンディナヴィアの神話の中には、温暖な国の住民には到底思いつかれそうもないような、驚くべき氷や雪の現象、あるいはそれを人格化し象徴化したと思われるような描写が織り込まれているのである。

そしてこう続けた。

 それで、わが国の神話伝説中にも、そういう目で見ると、いかにも日本の国土にふさわしいような自然現象が記述的あるいは象徴的に至るところにちりばめられているのを発見する。

▼なに故「神話」にまで注目するのか?

  誤解を防ぐために一言しておかなければならないことは、ここで自分の言おうとしていることは以上の神話が全部地球物理学的現象を人格化した記述であるという意味では決してない。神々の間に起こったいろいろな事件や葛藤(かっとう)の描写に最もふさわしいものとしてこれらの自然現象の種々相が採用されたものと解釈するほうが穏当であろうと思われるのである。

ここにひとつ解答があった。
注目しているのは 古の人の観察眼!!
伝えるための 知恵 伝承力!!

たいへん興味深い記述をみつけた。

 出雲風土記(いずもふどき)には、神様が陸地の一片を綱でもそろもそろと引き寄せる話がある。ウェーゲナーの大陸移動説では大陸と大陸、また大陸と島嶼(とうしょ)との距離は恒同(こうどう)でなく長い年月の間にはかなり変化するものと考えられる。それで、この国曳(くにび)きの神話でも、単に無稽(むけい)な神仙譚(しんせんだん)ばかりではなくて、何かしらその中に或(あ)る事実の胚芽(はいが)を含んでいるかもしれないという想像を起こさせるのである。あるいはまた、二つの島の中間の海が漸次に浅くなって交通が容易になったというような事実があって、それがこういう神話と関連していないとも限らないのである。

こんなことを言うのが寅彦だった。日本でいちはやくウェーゲナーを受け入れたのも寅彦だったのである。

 神話というものの意義についてはいろいろその道の学者の説があるようであるが、以上引用した若干の例によってもわかるように、わが国の神話が地球物理学的に見てもかなりまでわが国にふさわしい真実を含んだものであるということから考えて、その他の人事的な説話の中にも、案外かなりに多くの史実あるいは史実の影像が包含されているのではないかという気がする。少なくもそういう仮定を置いた上で従来よりももう少し立ち入った神話の研究をしてもよくはないかと思うのである。

これも減災・防災にツナガルひとつの警鐘の鳴らしかたかも!?
新燃岳のニュースを見ながらそんなことかんがえた。

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