私の「科学」雑話(4)
▼「Wコップの氷」の「ふしぎ!?」をまだまだ追っていた。
しかし、その期間限定の限度が迫っていた。アメダスの記録では最低でも-0.1℃となってしまった。
ずっと続けている紙コップとガラスコップのWコップの場合は、もうあの「根毛のようなもの」「逆さ透明プリン」は見られなくなった!!
透明プラスチックコップばかりのWコップでは、上のコップに氷はできかけていたが、下のコップではまったくその気配はなかった。
その様子を見ながら、とんでもない「仮説」を立ててみた!!
まず大前提を疑ってみた。
「根毛のようなもの」を最初に見たときは驚いた。私はきっと氷ができるときの一過程だと思い込んでしまった。霜柱を一緒に観察したことも関係しているかも知れない。
「根毛のような」ものはほんとうに氷なんだろうか!?
ここでアタリマエをいくつか。
・氷は水の「結晶」である→「結晶」は透明である→透明では見えないハズ!!
・「根毛のようなもの」は見える→純粋な氷ではないのでは!?
・では「根毛のようなもの」はなにか!?
そこで、大胆に「仮説」だ!!
「根毛のような」ものの正体は水にとけていた「空気」デアル!!
「逆さ透明プリン」の正体はまだ氷になっていない「水」デアル!!
ずっと放置しておいWコップの水から、暖かくなって「空気」が出て行ってしまった。
ダカラ…!!。
▼冷たい話から「高温」の話にもどって
思いつくままに「マッチ」使用の具体的授業の一コマをあげるのを続けよう。
同じく、【三態変化】の授業からあげてみよう。
「高温」であることをマッチに火がつくことで実感するのである。
これまたひとり一回は「体験」しておきたい実験である!!
▼次に本命中の本命とも言える【化学変化】の授業で見てみよう。
(3) FeとSの「化合」は発熱反応であるを、マッチで確認する!!
赤くなくなっても、かなりの「高温」であることをマッチに火がつくことで実感するのである。
これもまたひとり一回は「体験」しておきたいこと。
「発熱」反応は強く印象づけられるハズだ。
▼「高温」を印象づける小道具としての「マッチ」使用例が続いた。
本来の「着火道具」としてのマッチの使用は当然すぎるほど当然だ。
これをライターに変えてしまうことは、とても残念である。
貴重な「化学」体験を奪ってしまうことになる。
とりわけ「気体」確認にはやっぱりマッチなのである。
(4) 「気体」確認にマッチを使用する。
水素の燃焼はマッチで!!
水素入りシャボン玉への着火はやっぱりマッチが面白い!!
水素か酸素かの判定はやっぱりマッチと線香だ!!
簡単便利本質的!!をわざわざ手放す必要はない。
まだまだいっぱい具体例はありそうだ。思いだしたらまたつづける。
マッチ棒一本ではじまる化学の世界!!
大いに楽しみたいものだ!!
(つづく)
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