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36号コウガイビルはエサなしで8ヶ月生きのびた!! #コウガイビル

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▼それは浅学無知な私の常套手段だった!!
 思考が暗礁に乗り上げとき、きまって「そもそも論」を持ち出すのだった。

 そもそも「生命とは何か」!?

2017.6.20に庭の植木鉢の下からみつけた36号コウガイビル(私が人生で36番目に出会ったコウガイビル)。
 少量の水と一緒にナイロン袋に入れた。
 エサはいっさい与えなかった。夏の高温を乗り切るために農業用冷蔵庫にいれた。(常時10℃前後)
 8ヶ月たった昨日、ナイロン袋を外に出してみた。
 最初は蜷局をまき黒いかたまりだった。陽が当たり少しあたたかくなってくると、あのイチョウの葉のような頭をヒラヒラさせながら動き始めた!!
 いちばん伸びたときで全長3~4㎝だ。
 若干小ぶりになったような気がする。しかし、間違いない!!

 生きている!!

 その姿を観察していると やっぱり出てくる言葉は
 「そもそも…」ナノデアル!!

▼あの量子力学のシュレーディンガーが名著『生命とは何か』を著わしたのは1944年だった。
 分子生物学のはじまりだった!!
 その著のなかでシュレーディンガーはこう言った。

 生物体は「負のエントロピー」を食べて生きている

 「負のトロピー」?(゜_。)?(。_゜)?
 36号くんにあてはめてみよう。
 36号くんは自らを「食べて」、体全体を作りかえて生きている。
 「再生」を繰り返している。
 あの体の断片のようなゴミはなんだろう?
 自らの体も「負のエントロピー」となりうるのか?
 
 いったい分子レベルでこの8ヶ月ナイロン袋のなかで何がおこっているのだろうか?

▼もっともっと勉強しておけばよかった。これが正直な実感である。(^^ゞポリポリ
 今さら、後悔してもしかたない。
 
 36号くんが、もしあと一ヶ月生きのびれば、261日生きのびた第1号コウガイビルにかわって新記録樹立だ!!はたして…

 それまでに究極の不思議「生命とは何か」の謎解き少しは進むかな。

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