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【お薦め本】『雪と氷~水の惑星からの贈り物~』(片平孝著 PHP研究所)

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まちがいない、これぞ「六花」だ!!

 昨日(2018/01/25)の朝、定点ヒガンバナに雪が降っていた。
 私はずっとずっとこのチャンスを待っていた。
 これまでは、この時期になると黒いネックウォーマーをしていて、雪が降ってきたらそれをはずして、それで雪を受けて「雪の結晶」の観察に挑戦するようにしていた。
 しかし、ここのところ少し気が変わってきていた。

 「自然物に降った雪をそのまま観察したい!!それを写真におさめたい!!」

 というように。
▼そう思いだしたのは一冊の本との出会いが関係していた。
 その本が今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『雪と氷~水の惑星からの贈り物~』(片平孝著 PHP研究所 2017.9.29)

 この本を正月前に手に入れ、今年になってから繰り返し、そのみごとな写真を楽しんでいた。
 この本では自然物(カラマツの実、ネコヤナギの花芽、トドマツの葉等)に降った「樹枝六花」のみごとな写真からはじまっていた。
 だから、私も拙いながらもこの真似がしたくなっていたのだ。

▼この本には感動すること、はじめて知ることがいっぱいあった!!
 お薦めポイントをいつものように3つに絞ることにずっと思案していた。そしたら、この本の帯に書かれた【本書の特徴】というのが目にとまった。ちょうどおあつらいむきに3つあった。
 どれも納得だ!!
 そのとおりだ!!  (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 今回はこれを借用しよう。

(1)一瞬の芸術品“雪の結晶”の美しい写真を多数掲載

(2)自然がもたらす雪と氷の絶妙な造形や現象にせまる

(3)雪と氷の科学をわかりやすく解説

もう少しだけ詳しくみていこう。
(1)一瞬の芸術品“雪の結晶”の美しい写真を多数掲載
 みごとな写真ばかりだ。さすがプロだ!!
 自分で「六花」の写真に挑戦するのも楽しく面白い。しかし、一度はその道のプロが撮った写真も見ておきたいものだ。そんなときにはこの本がぴったりだ。「六花」写真挑戦がより楽しくなることは間違いない。
 「楽しい調べ学習シリーズ」の一冊として出されているだけに、写真に添えられたエピソード、科学的説明もとてもわかりやすく面白い。
 むつかしい漢字には「ふりがな」がついているのは私にはアリガタイ!!

▼次にいこう。

(2)自然がもたらす雪と氷の絶妙な造形や現象にせまる
 これがまたすばらしい!!
 この一枚の写真を撮るまでのエピーソードが実に面白い!!
 これらの写真をみれば、今一度身の回りの「雪」や「氷」を観察したくなることは間違いない。

 あらためてこのアタリマエに驚いた!!

 陸地の水のほとんどは雪と水  地球上の表面ある水の97%は海にあり、のこりの3%が陸地にある。そして、陸地の水(真水)の約76%は雪と氷である。中でも、大きな割合をしめているのが南極大陸と北極圏のグリーンランドの氷である。(同書 p179より)

ダカラ「雪」と「氷」の景はけっして特別の自然ではなくアタリマエの自然なんだ。
サブタイトルの「水の惑星からの贈り物」はけっして大げさな表現ではない。きわめて的を射た表現なのである。

(3)雪と氷の科学をわかりやすく解説
 「解説・雪と氷の科学」(P178)は中谷宇吉郎雪の科学館元館長・神田健三先生が書いておられる。
とてもわかりやすく面白い!!
 水ってほんとうに「ふしぎ!?」な物質だ!!
 解説読みながら、以前に神田先生に見せてもらった実験を思いだしていた。
 
 「六花」撮影挑戦の次の私の課題は2つだ!!
・氷のステンドグラス
・チンダル像(アイスフラワー)
 このふたつの実験のやり方についてもくわしく解説されていた。

 この冬の間にみることできるかなo(^o^)o ワクワク

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