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36号コウガイビルはエサなしで6ヶ月生きのびた!! #コウガイビル

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「とはもの」などというコトバがあるのを最近になって知った。
 私の場合は、一見根源的な問いかけのようでありながら、実際のところはまだ明確な答えを持たないときにカッコツケテ使っていた「あれ」だ。
・「生命」とは?
・「生きている」とは?
・「再生」とは?
・「食べる」とは?
・「幹細胞」とは?
等々
▼こんな私の「とはもの」に答えてくれそうな生きものがいた。
 それが「コウガイビル」だった!!
 人生で36番目に出会った36号コウガイビルは、わずかな水だけを入れたナイロン袋のなかにいた。
 エサはいっさい与えていなかった。
 昨日でついに6ヶ月となった。

 しかし、まちがいなく生きている!!

▼エサなしで生きるコウガイビルの「ふしぎ!?」は、今 最大の不思議だ。
 この「ふしぎ!?」に答えるヒントを与えてくれた本があったのを思いだした。
 名著『切っても切ってもプラナリア』を本棚からひっぱりだしてきた。

◆名著『切っても切ってもプラナリア』に感動!! 

 私の「ふしぎ!?」と関連するところは、「エサを食べなくても再生できるのか?」(同書p37より)にあった。

 このことは、何を意味しているかというと、プラナリアはエサがなくてちぢんでいくときも、エサを食べて大きくなっていくときも、いつも体の<つくり直し>をしているということだ。(同書P38より)

少しだけ私の「とはもの」に答えが見えてきた!!

●再生とは<つくり直す>こと。36号コウガイビル(陸棲プラナリア)は今、再生を繰り返している。
●再生の営みを繰り返すこと、それを「生きている」という。
●36号君は一ヶ月前の36号君ではない!! 
  He is not what he was !!

▼では36号コウガイビルはいつまで生きのびるのだろうか!?
 第1号コウガイビルの261日を越えることができるだろうか?
 それは私にはわからない。
  
 袋の中なかの小さな「かけら」が気になっている。
 フン!?
 体の一部がはがれ落ちたモノ!?
 それとも…。
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