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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(161) #天気コトワザ

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▼「夕焼けは晴れ」はアタリだった!!
 朝から青空が広がっていた。その青空の下、あのジョロウグモたちがまだまだがんばっていた。
 あいからずの待機の姿勢をとるもの、狩りをするものさまざまだ。
 前から思っているのだが、
 
 このクモたちは天気を予知することができる!!

と。
 4億年も前からこの「大気の物理学実験室」のなかで暮らす大先輩のクモたちにとって、天気は即、死活問題であるはずだ。
 だからそれはきわめてアタリマエのこと!!
 事実、クモに関する天気コトワザは異常に多い。それらについてくわしくは別途考えてみたい。

▼クモにかぎらず、生きもの(動物・植物)がらみの「天気コトワザ」は多い。
 それも納得のいくことだ。
 生きものたちの暮らしぶりから学んで天気の変化を予知しようというのは、きわめて理にかなった「知恵」である。同時にそれは

「科学」である!!

▼少し寄り道したい気分もあるが、ここは続けよう。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらって【夏編】を続けよう。

【夏編】天気コトワザ

【6月(水無月)】
(1) 西の虹は晴れる
(2) 山に鉢巻雲がかかれば雨となる
(3) 朝グモの巣に水滴ついていれば晴
(4) アオイの花が頂上まで咲けば梅雨晴れる
(5) 子供が騒ぐと雨
(6) 波状雲が出ると雨の兆し
(7) 鳥類が木の高所に巣を作る年は洪水あり
(8) 尾曳すじ雲は雨の兆し
(9) 梅雨の初めに雷鳴あれば空梅雨となる
(10)北風が南に変わると雨、南風が北に変わると晴
(11)梅雨期に小雨ならば豊作
(12)山に帯雲が見られると雨
(13)頭痛・神経痛・腰・関節・古傷などが痛む時は雨が近い
(14)頭髪が常より伸びるのは雨の兆し
(15)梅雨に夕立雲が出れば日照り
(16)セキレイが水辺遠く巣くう年は洪水あり
(17)夜鳴る雷は長雨
(18)南が西に廻って雨となる
(19)富士さんが笠をかぶれば雨
(20)富士山に隈取雲が現れると天気悪くなる
(21)朝富士に夕筑波
(22)雲が北に飛ぶと晴れる
(23)早朝の俄雨は必ず晴れる
(24) アマガエルが低いところにいれば晴
(25) 六、七、八月ごろ南東に株虹が出れば干天続く
(26) クモの巣が朝かかっていると天気がよくなる
(27) 梅雨中の雷は晴近し

【7月(文月)】
(1)北東の風長く続く時はその年凶作
(2)蚊柱立てば雨
(3)雷鳴れば梅雨明ける
(4)空梅雨土用蒸し
(5)星がチラチラすると雨
(6)八専の入りに晴れれば、一二日間天気よし
(7)花多ければ大風
(8)午前南風、午後北風なら明日は晴
(9)梅雨あがりの東風は千害を起こす
(10)六歳に一饑、一二歳に一荒
(11)五風一〇雨は作がよい
(12)白虹張れば千天
(13)夏寒く冬暖かきは雨の兆し
(14)雲が沖から静かに上がればよい天気
(15)梅雨あがりの東風は千害を起す
(16)夜、東京の方の空が明るく見えるのは晴
(17)夏の東風は凶冷
(18)夏の南風は晴
(19)太陽の真っ赤な時は日照りとなる
(20)九つどきの雨あがり蓑笠いらず
(21)流星多い年には異常気象が起る
(22)雲が西にはいる時は雨、出雲の時は晴天
(23)朝曇は日照りのもと
(24)空に雲一つない夜ならば明日は晴天
(25)馬の腹と土用波とは鳴るほどいい
(26)深夜池面に水蒸気の上昇する時は干ばつの兆
(27)朝東風、夕西風、大日照りのもと

【8月(葉月)】
(1)夏の南風は晴
(2)月色きわめて赤きは千天の兆し
(3)高い山に縁取雲(くまどりぐも)が現れると雨
(4)夏の入道雲は晴
(5)山に鉢巻がかかれば晴れる
(6)東の雷、雨降らず
(7)山に笠雲かかれば風雨の前兆
(8)電光北西方は雨降る
(9)流星多ければ日照り続く
(10)風なき年は日照り年
(11)太陽黒点の極少期に凶冷
(12)雲が南から東へ動くと晴
(13)夕虹は晴
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)沖ばえ雨
(16)猫が草を食うと雨
(17)三日月が上向いた月は雨が多い
(18)夕虹三日の照り
(19)彗星は天変地異の兆し
(20)雲が早く走る時は天気が悪くなる
(21)ソバの花がよく咲くと大雪
(22)白雲糸を引けば暴風雨
(23)アリが巣を高い所につくると洪水、低い所につくると暴風
(24)東天に赤雲の出るは大雨の兆し
(25)木の実の少ない年は大風吹かず、たくさんなる年は大風
(26)太鼓の音さえるは晴、にごるは雨
(27)池・沼・河の水の泡立ち多き時は雨近し
(28)沖鳴は雨
(29)水田の除草不用の年は冷害

▼「天気コトワザ」にはいくつかの際だった特徴があった。
そのひとつが

・「農業」「農耕」「漁業」に関するものが多い!!

ことである。これもきわめて納得のいくアタリマエ!!
 自然に直接はたらきかけることを生業するものにとって天気は最大の関心事なのだ。

 もうひとつは
 
 ローカルに通用するものが多い!!

ということである。その地域で通用する「天気コトワザ」も、別の地域にいくとまったく逆のことが言えるなんてこともよくあるのだ。
 それは「天気コトワザ」の欠点でもあり、利点でもあった。

 汎用性だけが、「科学」ではないのだ。

 人々は地域に暮らしているダ!!

(つづく)

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