2017年12月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦
▼今、八手の花が花盛りだ!!
「待っていました」とばかりハエやアブが大集合している。
ハエだろうか?
アブだろうか?
「ハエという名のアブ」がいたり「アブという名のハエ」がいたりするそうだから話はややこしい。
ハエ・アブの仲間ということにしておこう。
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
そのしぐさを観察しているととても面白い!!いつまで観察していても飽きることがない。
こんなときはいつも思うんだ。
寅彦だったらどんなふうに観察しただろう?
と。
▼師走のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期が来ている。
ちょっと読み方を変えようと思っている。これまでだと先に月ごとのテーマを決めておいて、それにあうような随筆を選択していた。それだと集中的にテーマを考えることができる利点があった反面、読む随筆が片寄ってしまうところがあった。
寅彦は晩年数多くの随筆集を出している。雑誌などに連載していたものをリメイクして出したことが多いようだ。
そこで、先に随筆集を決めてしまっていて、そのなかから小編を選んで読んでいくという方法にしばらく変えて見たい。気まぐれなのでまた元の方法にもどるかも知れないが。
その方法での初回は「自由画稿」でいきたい。
12月は大晦日(寅彦の命日)の特番を含めて4回ある。
■2017年12月オンライン「寅の日」
◆第177回オンライン「寅の日」 …12/05(火)
◆第178回オンライン「寅の日」 …12/17(日)
◆第179回オンライン「寅の日」 …12/29(金)
◆第180回オンライン「寅の日」 …12/31(日)
▼「自由画稿」にしたのには少しだけわけがある。
高知に行く度にお邪魔している「高知県立文学館」には「寺田寅彦記念室」という常設コーナーがある。とても興味深い展示資料もさることながら、ここで観ることができる3本の実験ビデオがある。私は大のお気に入りだ。
その実験ビデオは寅彦のやった実験の再現実験・研究紹介とともに随筆の一部を紹介をしていた。
そのビデオのひとつ「地滑りの実験」 には、「自由画稿」はしがきより次の文が引用してされていた。
どんな瑣末さまつな科学的知識でも、その背後には必ずいろいろな既知の方則が普遍的な背景として控えており、またその上に数限りもない未知の問題の胚芽(はいが)が必ず含まれているのである。
この文がとても気に入ってしまい、いつかは随筆集「自由画稿」をじっくり読んでみたいと思っていたのである。
今回は私が面白そうだと思った3編を選んだが、別の随筆を話題にしてもらってもいいと思う。
いやむしろその方が面白いかも知れない。
■2017年12月オンライン「寅の日」
◆第177回オンライン「寅の日」 …12/05(火)「うじの効用」(『自由画稿』青空文庫より)
◆第178回オンライン「寅の日」 …12/17(日)「透明人間」(『自由画稿』青空文庫より)
◆第179回オンライン「寅の日」 …12/29(金)「視角」(『自由画稿』青空文庫より)
◆第180回オンライン「寅の日」 …12/31(日)「日本人の自然観」(青空文庫より)
▼2017年も残すところ一ヶ月あまりとなった。
2012年4月にはじめたオンライン「寅の日」も、大晦日で第180回だ!!
思えば遠くへ来たものだ!!
今年もオンライン「寅の日」でしめくくろう!!
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