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私のヒガンバナ研究・その後(6) #ヒガンバナ

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2013年11月、「自然結実」ヒガンバナ群生地「発見」!!
 その「発見」は私にとって衝撃的でありかつ感動的なものであった。
 それをよく物語るひとつの「現物」(モノ)を残していた。
 「自然結実」ヒガンバナ花茎標本!!
 である。
 花茎は5本あった。同じ田んぼの西畦(A)2本と東畦(B)3本に分けて黒い画用紙に貼り付けていた。
 花茎の先には4年たった今も子房部の膨らんだ痕跡が確認できた。
 採集日はいずれも「2013.11.28」となっていた。
 その年はずいぶん遅くまで花茎が立っていたようだ。

 久しぶりにゆっくりと標本をながめているとあのときのワクワクドキドキが蘇ってきた。
▼私はまったく有頂天になっていた!!
 うれしかった。これ以上の喜びはめったに経験できることではなかった。
 「これで一緒にヒガンバナの「種子」を追いかけてきた友人と「自然結実」ヒガンバナ観察会ができる。」
 「この群生地ナラバ確実に「自然結実」を観察できるだろう!!」
 そう考えると一年経つのが待ち遠しかった!!
▼だが事態はそう単純に展開していかなかった。
 いや、もっと驚きの展開をみせてくれたのだ。

 2014年秋、ヒガンバナの咲く前から何度もこの「群生地」に足を運んでいた。
 なにかが変だった。
 想定していたこととちがうことになっていた。
 そのときの様子を次のように「記録」していた。

◆今年もヒガンバナの「自然結実」を見ることができるか? #higanbana

◆今年もヒガンバナの「自然結実」を見ることができるだろうか!? #higanbana

▼ほんとうに「自然」とは面白いものだ!!
 私などの勝手な「想定」をはるかに越えたところで展開していた。
 2013年発見の「群生地」ではみつけることはできなかったが、2014年は他のいろんな場所で「自然結実」を確認できた。驚くべきことに、あらたな「群生地」(夢前)もみつけていた。
 だから予定通り「自然結実」ヒガンバナ観察オフを実施することにした。

◆ヒガンバナ「自然結実」観察オフin播磨!! #higanbana

観察オフを終えたあと、「自然結実」について次のようにまとめていた。(2014.11.02)


(1) どこでも「自然結実」ヒガンバナは観察できる!!
  それは、想像以上に「自然結実」の頻度は高いということを意味する!!

(2) 「自然結実」観察には今が最も適している!!

(3) 「自然結実」の頻度は、環境、その他によって異なる!!

(4) 完熟までにはもう少し時間が必要!!

(5) 完熟した種子が発芽(発根)するかは、次なるstepだ!!


(つづく)
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私のヒガンバナ研究・その後(5) #ヒガンバナ

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▼「小春日和」とはこんな天気のことを言うのだろう。
 今、アメダスで確認したら気温は17.4℃まであがっていた。
 そんな「小春日和」のなか、完熟したヒガンバナの種子をじっくりと観察していた。
 そして迷っていた!!
 ひとつの子房部から2つの完熟種子ができているものがあるのに気づいた。
 特大の子房部には双子種子もあった。
 どれもこれもがしわしわになり、「完熟」を通り越してかに見えた。
 「ふしぎ!?」だ。
 今年の完熟種子はなかなか落ちない!!
 落ちたら回収すると決めていたので迷うところだ。
 
 決めた!! これらのうちひとつでも自然落下するまで待とう と。

▼たった4年1ヶ月前なら、こんなに迷うことはなかっただろう。
 こんなに平常心で完熟種子のことを語ることもなかっただろう。

セレンディピティは向こうから突然やってくるのではない!!

それはこちらから向っていったときのみ訪れるのである。
それは「偶然」に見えて「必然」なのである。
ある「臨界点」を越えたときのみ表出するのである。

「自然結実」ヒガンバナ群落の「発見」の場合もそうだった。
それまでさんざん捜しまくっていた。
それに特化した観察オフまでやっていた。
ネットなどを見ていると、それがアタリマエのように画像で紹介されていた。
ずっと以前に自分でもそれらしいものを観察した覚えがある。
しかし、それでは満足できなかった。
たった今、自分の眼で確かめたかった。

そして、その日(2013.11.13)はついにやってきた!!

◆ついにみつけたぞ!!ヒガンバナの自然結実!! #higanbana

▼ファラデーラボ「ヒガンバナのかがく」からもう2ヶ月がたっていた。
 ファラデーラボでは、ヒガンバナのかわりにキツネノカミソリの自然結実したものを見てもらった。
 時間が遡行できるなら、この「自然結実」ヒガンバナを持って行って、見てもらったのだが…。

 この日から、10日後 私に再びチャンスが訪れた。
 
◆【理科の部屋】20周年記念オフ(2013.11.23)

である。
 その場で少しだけ時間をもらった。
 なんとタイトルは
 ●【理科の部屋】とヒガンバナと私
 だった。まるで歌謡曲のタイトルのような…
 その場で、最初の「発見」以降も採集「自然結実」種子を持って行って見てもらった。
 うれしかった。

▼そのとき話をするためにWebテキスト『ヒガンバナ』解説版をつくっていた。
 ホームページの「引っ越し」などですぐさま見れない状態になっていたが、昨日、可能な範囲で修復してみた。

◆Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版 2013.09.01 解説版)

 自分で言うのもなんだが、けっこう面白い!!(完全「我田引水」モード(^^ゞポリポリ)
 必見だ!!
 当時の私の「ヒガンバナ研究」の到達点を示すモノだ。
 ご覧になって感想・意見などがもらえるとなおうれしいな。

(つづく)
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私のヒガンバナ研究・その後(4) #ヒガンバナ

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▼いつも朝の散策で歩く西谷川に川霧が発生していた。
 同じ川でも少し離れただけで川霧の発生度合いはまったくちがっていた。
 微妙な水温と大気の温度との関係だろうか!?
 
 いずれにしても まちがいない!!
 私たちは「大気の物理学実験室」のなかに暮らしているのだ!!

▼私のヒガンバナ研究・その後 をつづける。
 はじめてヒガンバナに関連するWebページをつくって以降も、毎年【ヒガンバナ情報○○】を更新し続けた。どんな些細な情報も蓄積しておけば、いつか役に立つことがあるだろうという思いからである。

 2013年9月、いつもお世話になっているファラデーラボでヒガンバナについて語る機会を与えてもらった。

◆第44回かがくカフェ 「ヒガンバナのかがく」

▼アリガタイ反面、私は困ってしまった。
 思いあっても、そんなにうまくこれまでのヒガンバナの「ふしぎ!?」を語る自信はなかった。
 なにか「モノ」や「実験」があればそれなりにツタエルことができるかもしれないが、それもない!!
 ではパワーポイントでも使ってと行きたいところだが、恥ずかしい話、私はそれも使いこなせなかった。
 今も…(^^ゞポリポリ

 苦肉の策で思いついたのがWebテキストだ!!
 これを機にWebテキスト『ヒガンバナ』を作って、それを公開してしまおうと思った。

◆Webテキスト『ヒガンバナ』(2013版 2013.09.01)

▼テキストを公開してしまうことで、その時だけ役に立つだけでなく、継続してより多くの人と一緒にヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うことができるのではと考えたのだ。

 事実、「その後」よりドラスティクな展開が待ち受けていた。

(つづく) 

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【Web更新11/26】17-48 【ヒガンバナ情報2017】等 更新!!

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道端に寄せたる銀杏落葉かな 17/11/25撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-48
週末定例更新のお知らせ
 久しぶりに佐藤可士和の「整理のプロセス」表を見ている。
 「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」に加えて「時間の整理」を考えるのは師走が近いからだろうか。

◆表紙画像集2017 更新  銀杏落葉
 「銀杏散る」は秋の季語で、「銀杏落葉」は冬の季語だそうな。
 寅彦の「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」に納得する。
 家から見える銀杏の木まであるいてみた。
 すっかり「銀杏落葉」が目立つ景となっていた。

◆【ヒガンバナ情報2017】 更新!!
 この機にと、「私のヒガンバナ研究・その後」をまとめはじめた。
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追い始めて自分でも驚くほどの歳月が経っていた。
 ゆっくり 急ごう!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 大晦日は、特番で第180回となる。
 このまま順調にすすめば、来年の8月末にはには第200回を迎える。
 せめてそこまでを目標に…。

◆「コウガイビル」を追う 更新!! 36号君はエサなしでどこまで生きのびるだろう。
 「生きる」って!?
 「生命」とは?

 今週は、今一度、「空間の整理」からはじめてみようと思う。
さて、どこまで… 

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私のヒガンバナ研究・その後(3) #ヒガンバナ

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大賀ハス観察池に「初氷」がはった!!
 蓮根の植え替えから31週目のことである。

 午後、「自然結実」ヒガンバナ群生地の近くを通りかかった。気になったので少し歩いてみた。
 やっぱりそうだった。
 圧倒的な迫力で“冬のヒガンバナ”が、田んぼの畦を独占していた!!

▼私のヒガンバナ研究とネットには深い関係があった。
 栗田子郎先生の示唆的な文章がある。
 それは

◆『進化生物学入門~宇宙発生からヒト誕生への137億年~』(栗田子郎著 講談社学術文庫 2013.4.10)

の「まえがき」にあった。
  ホモ・サピエンス(Homo sapiens 賢い者)と自らを名付けた我々「ヒト」も「チンパンジーとの遺伝的差はほとんどない」 としながらも、二つの大きな特徴があると書かれていた。

 しかしヒトという種にはほかのどんな生物にもない(と思われている)きわだった特徴が一つあります。自分自身の由来、ひいては万物のルーツを知りたがるとともに、まだ存在しない未来に思いを馳せるという性質です。チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を著し進化論を説いたのもこの衝動に駆られたからでしょう。(中略)  いま一つのヒトの特徴は、細胞外で複製・増殖することのできる遺伝因子、つまり言語(言葉、文字)と映像を操る能力です。生きとし生けるものはすべて、自らを存在させているプリン塩基とピリミジン塩基で記された基礎情報(遺伝子)を次の世代へ残そうとします。ヒトも例外ではありません。しかし、この情報は時間軸に沿って垂直にしか伝わりません。ところが言語や映像という形の情報は水平方向にも伝わります。しかも、細胞核内に収められた情報は親から子へと伝わるのみで、その逆は不可能です。言語情報はこれが可能です。この第二のヒトの特徴が、私をしてこのようなテキストを綴らせたようです。(『進化生物学入門』「まえがき」p11より) 

「言語や映像という形の情報は水平方向にも伝わります。」
「言語・映像」情報は水平方向に伝わる、ツナガル!!
21世紀の今、私たちは情報を瞬時に水平方向に伝え、ツナゲル「ネット」という手段を手に入れた。

何度読んでも示唆的だ。
▼示唆的ではあるが、これだけでは私はこうまで感動しなかっただろう。
 栗田子郎先生は、自ら先頭に立ってこれを具体的に実践されていた。
 それがこれだ。

◆ 「ヒガンバナの民俗・文化誌」Ⅰ~Ⅵ  『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 1998.9.1)の抜粋+追補
 
 ヒガンバナを語る誰もが参考文献のいちばんにあげる名著『ヒガンバナの博物誌』を、あらた映像も加えて一般に公開されているのだ!!
 感動デアル!!
 アリガタイ!!

▼私のヒガンバナ研究にもどろう。
 「その後」としながらも、やっぱり「ふりだし」にもどってみよう。

 1998年春、私は多くの人にお世話になりながら、自分ではじめ自分のホームページをつくった。
 最初につくったのやはりヒガンバナ情報のページだった。

◆98ヒガンバナ情報(春~初夏編) 

(つづく)
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私のヒガンバナ研究・その後(2) #ヒガンバナ

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▼秋のお彼岸から2ヶ月、庭の定点ヒガンバナは元気いっぱいだった。
 これぞザ・植物「ヒガンバナ」!!
 葉は青々と茂り、光をたっぷり独り占めしていた。
 ザ・植物「ヒガンバナ」にとっては今こそ「稼ぎ時」だった。
 今は周りの植物たちは枯れてしまっている。周りの植物たちが目立ちはじめるとき、葉は枯れていく。
 光とり競争におけるヒガンバナの戦略だ!!
 何度見ても感嘆してしまう みごとな戦略だ!!

 ヒガンバナの葉の向こうにあの割れなかったザクロがついに落ちていた。

  著者は大学在職時に、ヒガンバナ属植物(Lycoris)を研究テーマの一つとして取り上げ、博士論文2件、修士論文3件などの指導をさせて頂いた。最初の目的は“冬のヒガンバナ”、すなわち冬に青々と葉を茂らせ、寒冷季に球根を太らせるヒガンバナの光合成能力に注目し、そのDNAを利用して寒冷気候帯の作物の生産向上を図れないかというものでした。
 

 こんな書き出しではじまるたいへん興味深い論文を最近読んだ。
▼紹介してくださったのはいつもお世話になっているあのヒガンバナ研究の第一人者・栗田子郎先生だった。


◆樽本勲著「ヒガンバナと日本人」
雑誌「農業および園芸」連載 1回(91巻3号、2016)~15回(92巻6号、2017)

雑誌「農業および園芸」に15回に分けて連載された大論文である。
・「日本のヒガンバナ」の仲間は?
・里名の多いのはどうして?
・日本への渡来はいつか?
 豊富な資料、文献に基づく謎解きはまるで推理小説を読むように面白い!!
等々
 最後には
・ヒガンバナの俳句
 についてまでふれられている。
 不勉強な私にはどこまで理解できたか自信はないが、面白いことは確かだ。  
 
 これぞホンモノの「ヒガンバナ研究」だと思った!!

▼この論文の面白さもさることながら、読ませてもらうまでにとてもうれしい副産物があった。
 栗田先生に最初にこの論文を紹介していただいたとき、興味はあったがどうして読めばいいかわからなかった。
 該当する雑誌を購入するか。 
 関係大学の図書館に行ってよませてもらうか。
 ここにもうひとつたった今、私にも可能かも知れない方法を教えてもらった。
 
 「最寄りの図書館経由で国会図書館にコピーを依頼する」 

 ダメモトで毎日立ち寄る地元の図書館にたずねてみた。
 なんとOK!!だという\(^O^)/
 一週間とたたない間にコピーを手に入れことができた。アリガタイ <(_ _)>

 シロウト「研究」を続けるものにとってはアリガタイかぎりだ。

 栗田先生に感謝!!

(つづく)

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私のヒガンバナ研究・その後(2) #ヒガンバナ

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▼秋のお彼岸から2ヶ月、庭の定点ヒガンバナは元気いっぱいだった。
 これぞザ・植物「ヒガンバナ」!!
 葉は青々と茂り、光をたっぷり独り占めしていた。
 ザ・植物「ヒガンバナ」にとっては今こそ「稼ぎ時」だった。
 今は周りの植物たちは枯れてしまっている。周りの植物たちが目立ちはじめるとき、葉は枯れていく。
 光とり競争におけるヒガンバナの戦略だ!!
 何度見ても感嘆してしまう みごとな戦略だ!!

 ヒガンバナの葉の向こうにあの割れなかったザクロがついに落ちていた。

  著者は大学在職時に、ヒガンバナ属植物(Lycoris)を研究テーマの一つとして取り上げ、博士論文2件、修士論文3件などの指導をさせて頂いた。最初の目的は“冬のヒガンバナ”、すなわち冬に青々と葉を茂らせ、寒冷季に球根を太らせるヒガンバナの光合成能力に注目し、そのDNAを利用して寒冷気候帯の作物の生産向上を図れないかというものでした。
 

 こんな書き出しではじまるたいへん興味深い論文を最近読んだ。
▼紹介してくださったのはいつもお世話になっているあのヒガンバナ研究の第一人者・栗田子郎先生だった。


◆樽本勲著「ヒガンバナと日本人」
雑誌「農業および園芸」連載 1回(91巻3号、2016)~15回(92巻6号、2017)

雑誌「農業および園芸」に15回に分けて連載された大論文である。
・「日本のヒガンバナ」の仲間は?
・里名の多いのはどうして?
・日本への渡来はいつか?
 豊富な資料、文献に基づく謎解きはまるで推理小説を読むように面白い!!
等々
 最後には
・ヒガンバナの俳句
 についてまでふれられている。
 不勉強な私にはどこまで理解できたか自信はないが、面白いことは確かだ。  
 
 これぞホンモノの「ヒガンバナ研究」だと思った!!

▼この論文の面白さもさることながら、読ませてもらうまでにとてもうれしい副産物があった。
 栗田先生に最初にこの論文を紹介していただいたとき、興味はあったがどうして読めばいいかわからなかった。
 該当する雑誌を購入するか。 
 関係大学の図書館に行ってよませてもらうか。
 ここにもうひとつたった今、私にも可能かも知れない方法を教えてもらった。
 
 「最寄りの図書館経由で国会図書館にコピーを依頼する」 

 ダメモトで毎日立ち寄る地元の図書館にたずねてみた。
 なんとOK!!だという\(^O^)/
 一週間とたたない間にコピーを手に入れことができた。アリガタイ <(_ _)>

 シロウト「研究」を続けるものにとってはアリガタイかぎりだ。

 栗田先生に感謝!!

(つづく)

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私のヒガンバナ研究・その後(1) #ヒガンバナ

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▼「なにをそんなに熱心に写真撮りよってん?」
 工事で家に来ておられる方から声をかけられた。
 「ヒガンバナのタネを…」
 「えっ、ヒガンバナ!?」「ヒガンバナ言うてあのお彼岸の頃咲くあのヒガンバナ!?」
 続けてこう言われた。
 「私もよう知らんけど、ヒガンバナいうたら球根で増えるんで、タネなどできますのん?」
 なんともうれしい質問だ。私は調子にのってしまった。
 「はい!!日本のヒガンバナはほとんどタネはつくらないですけど、たまにつくることがあるんです」
 「現にここにそれが…」
 うれしくなって、「自然結実」ヒガンバナ群生地発見の顛末をひとしきり話した。
▼話はまだつづいた。
 「それほんまにタネやったら、芽が出てきてあのヒガンバナになるん?」
 また、またうれしい質問だ。
 「見ますか!!」
 実生実験の鉢が置いてあるところまで行って、それを見てもらった。
 「このように葉がでとるんです。採った翌年の春に発芽して、球根の赤ちゃんつくって消えて、秋になったらこうして葉が出てきたんです」
 「へー、ほんまやな!!」
 ずいぶん興味をもってもらったようだった。
 「白いヒガンバナの写真を撮ったことあるや」とか、撮られたすばらし写真を見せてもらったりして愉しいひとときだった。
▼私は昨日のこのできごとをきっかけに決めた。

 誰にも興味をもってもらうように、私のヒガンバナ研究をまとめてみよう!!

 「研究」などと大げさに言うのは少しはずかしいが、ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追っての「これまで」をわかりやすくまとめてみよう。
 
▼このシロウト「研究」をはじめたはずいぶん昔だ。
 一度、「これまで」をまとめる機会があった。

◆ 『人の暮らしに密着するヒガンバナ』 楠田 純一
(会報「自然保護」2011年3・4月号/発行:日本自然保護協会)

ここまでもどることにする。
 そして、「その後」とする。

(つづく)
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本日(2017/11/23)、第176回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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「朝焼けは 雨」

 これを立証するかのような「小雪」の朝だった。
 日暈が見えかけたかと思ったら、さらに雲は厚くなっていった。そして、昼ごろにはこらえきれなくなって雨が降ってきたのである。
 ここにはまちがいなく大気の「科学」がある!!

▼本日(2017/11/23)は、第176回オンライン「寅の日」である。
 11月テーマは【理科の部屋】誕生月にちなみ
・寅彦と「理科教育」「科学教育」
 である。
 なんという偶然だろう!!。本日は【理科の部屋】24歳の誕生日なのである。
 読むのは「雑感(「理科教育」より)」である。

◆本日(2017/11/23)、第176回オンライン「寅の日」!!

●「雑感」(「理科教育」より)(青空文庫より)

▼これは昭和3年11月、雑誌『理科教育』に寄稿されたものである。
 だからダイレクトに理科教師に向けて書かれたものと言っていいと思う。
 時代背景を差し引いて考えても、やっぱり今日的だ。

 それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。
   「科学魂」などというコトバをだされると変な精神主義を想起して、少し引いてしまいそうだが
 科学教育の根本は知識を授けるよりもむしろそういう科学魂の鼓吹にあると思われる。しかしこれを鼓吹するには何よりも教育者自身が科学者である事が必要である。先生自身が自然探究に対する熱愛をもっていれば、それは自然に生徒に伝染しないはずはない。実例の力はあらゆる言詞より強いからである。

と言われると、大いに納得するのである。
 さらには

 すべての小学校、中学校の先生が皆立派な科学者でなければならないという事を望むのは無理である。実行不可能である。しかしそんな必要は少しもない。ただ先生自身が本当に自然研究に対する熱があって、そうして誤魔化さない正直な態度で、生徒と共に根気よく自然と取込み合うという気があれば十分である。先生の知識は必ずしもそれほど広い必要はない。いわゆる頭の良い必要はない。

とまで言われると、なにかうれしい気分になってくるのである。

▼理科教師に「注文」もつけていた。

 間違いを教えたとしてもそれはそれほど恥ずべき事ではない。また生徒の害にもならない。科学の歴史は一面から見れば間違いの歴史である。間違える事なしには研究は進められない。誤魔化さないことだけが必要である。
先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。

ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

この文章が、89年の時空を越えて送られた寅彦からの熱きエールに読めてきた。!!

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【祝】本日、【理科の部屋】は満24歳に\(^O^)/

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『私の【理科の部屋】活用法』(NIFTY SERVE教育実践フォーラム【理科の部屋】編 民衆社 1997/8)

この本が世に出たのは今からちょうど20年前である。
 大まかな「目次」は次のようになっている。

第1章 日本の理科教育情報発信基地 【理科の部屋】でなにがおきたのか
第2章 インターネット版【理科の部屋】で、よりグローバルな展開を
第3章 広がる人と人との「つながり」
第4章 はじめて【理科の部屋】にこられる人のために

 これを見るだけでも当時のことを思い出してなつかしい!!
 
▼それをさかのぼること4年。
 1993年11月23日、【理科の部屋】は誕生した。
 つまり本日(2017/11/23)は24歳の誕生日なのである。\(^O^)/
 【理科の部屋】からずっと使って来たwelcomeメッセージは
--------------------------------------------------------------
日本の理科教育情報発信基地               
       【理科の部屋】へようこそ        
                                
(^o^)/ あなたもここで情報発信者に\(^o^)   
情報は、発信されるところに集まる。
あなたがノックされるところがドアです。
時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を
---------------------------------------------------------------
である。
 ここに【理科の部屋】の願いのすべてが語られていた。
 それは今も変わりはない。

▼20周年の2013年、私はそれまでの歩みをきわめて不完全ながら年表にまとめた。
 私の知る範囲であり、きわめて「私史」的なところが多いが。

◆【理科の部屋】20年史年表

 これを見ていると、これまで【理科の部屋】の歴史がネットの進化の歴史とどれほど深く関わっているかがよくわかる。
 「これから」もそれは続くだろう。
 現在は
●Facebook版【理科の部屋】
●【理科の部屋6】
が存在する。
 その他にも、welcomeメッセージの思念を引き継ぎいろんな展開があるのだろう。

 いつまでも【理科の部屋】は「これから」を語り続けたいものだ。

▼来年(2018年)の誕生日には、【理科の部屋】は25歳になる。
 それまでには
◆【理科の部屋】25年史年表
 に更新したいものだ。
 25年と言えば四半世紀である!!
   
【理科の部屋】25周年記念オフもぜひ実施したいな!!

情報は発信するところに集まる!!
情報は交叉するところに生まれる!!

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2017年12月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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▼今、八手の花が花盛りだ!!
 「待っていました」とばかりハエやアブが大集合している。
 ハエだろうか?
 アブだろうか?
 「ハエという名のアブ」がいたり「アブという名のハエ」がいたりするそうだから話はややこしい。
 ハエ・アブの仲間ということにしておこう。
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
 そのしぐさを観察しているととても面白い!!いつまで観察していても飽きることがない。

 こんなときはいつも思うんだ。

 寅彦だったらどんなふうに観察しただろう?

と。
▼師走のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期が来ている。
 ちょっと読み方を変えようと思っている。これまでだと先に月ごとのテーマを決めておいて、それにあうような随筆を選択していた。それだと集中的にテーマを考えることができる利点があった反面、読む随筆が片寄ってしまうところがあった。
 寅彦は晩年数多くの随筆集を出している。雑誌などに連載していたものをリメイクして出したことが多いようだ。
 そこで、先に随筆集を決めてしまっていて、そのなかから小編を選んで読んでいくという方法にしばらく変えて見たい。気まぐれなのでまた元の方法にもどるかも知れないが。
 その方法での初回は「自由画稿」でいきたい。

 12月は大晦日(寅彦の命日)の特番を含めて4回ある。

■2017年12月オンライン「寅の日」

◆第177回オンライン「寅の日」 …12/05(火)
◆第178回オンライン「寅の日」 …12/17(日)
◆第179回オンライン「寅の日」 …12/29(金)
◆第180回オンライン「寅の日」 …12/31(日)

▼「自由画稿」にしたのには少しだけわけがある。
 高知に行く度にお邪魔している「高知県立文学館」には「寺田寅彦記念室」という常設コーナーがある。とても興味深い展示資料もさることながら、ここで観ることができる3本の実験ビデオがある。私は大のお気に入りだ。
 その実験ビデオは寅彦のやった実験の再現実験・研究紹介とともに随筆の一部を紹介をしていた。
 そのビデオのひとつ「地滑りの実験」 には、「自由画稿」はしがきより次の文が引用してされていた。

どんな瑣末さまつな科学的知識でも、その背後には必ずいろいろな既知の方則が普遍的な背景として控えており、またその上に数限りもない未知の問題の胚芽(はいが)が必ず含まれているのである。

 この文がとても気に入ってしまい、いつかは随筆集「自由画稿」をじっくり読んでみたいと思っていたのである。
 今回は私が面白そうだと思った3編を選んだが、別の随筆を話題にしてもらってもいいと思う。
 いやむしろその方が面白いかも知れない。

■2017年12月オンライン「寅の日」

◆第177回オンライン「寅の日」 …12/05(火)「うじの効用」(『自由画稿』青空文庫より)

◆第178回オンライン「寅の日」 …12/17(日)「透明人間」(『自由画稿』青空文庫より)

◆第179回オンライン「寅の日」 …12/29(金)「視角」(『自由画稿』青空文庫より)

◆第180回オンライン「寅の日」 …12/31(日)「日本人の自然観」(青空文庫より)

▼2017年も残すところ一ヶ月あまりとなった。
2012年4月にはじめたオンライン「寅の日」も、大晦日で第180回だ!!

思えば遠くへ来たものだ!!

今年もオンライン「寅の日」でしめくくろう!!

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36号コウガイビルはエサなしで5ヶ月生きのびた!! #コウガイビル

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▼私には人生で出会った三大「ふしぎ!?」生きものがいる。

●「乾眠」をするクマムシ!!

●緻密なネットをつくるゲホウグモ!!

●エサなしで生きのびるコウガイビル!!

である。
 そして、なお不思議なのはこの3つの生きものがすべて我が家の庭で出会ったことである。
その「コウガイビル」という生きものにはじめて出会ったのはこの季節だった。(2008.11.14)
 この季節だったというのが、後で重要な意味を持ってくることなる。しかし、そのときは何もわからなかった。
 その名前すら知らなかった。
 このときナイロン袋に入れたままこいつを飼うことにした。とは言っても名前すら知らない状態だから何をエサに与えていいのかはまったくわからなかった。
 とりあえず、生きものにとって水だけは必要不可欠だろうと考え、ナイロン袋のなかに水だけを少し入れた。
 後にこの生きもの正体を知ることになるが、水だけを定期的に与えるだけでなにもしなかった。
 驚くべきことにはじめであったコウガイビル1号はエサなしで261日も生きのびた!!
▼私は「コウガイビル」という生きものに夢中になった。
 なにしろ私の生きものに対する常識を覆してしまったのだから。
 動物の授業では、「食べる」こそ第一法則と語ってきた。
 「何を食べているのだろう?」
 「どのようにして食べているのだろう?」
 を考えれば動物の「ふしぎ!?」の謎解きはできると力説してきた。
 なのに…!?

 以後ずっとずっとコウガイビルの「ふしぎ!?」を追い続けてきた。
 ついには昨年は我が家の庭で25匹ものコウガイビルに出会った。
 しかし、今年は少なかった。2匹だけだった。
 35号、36号コウガイビルだけだった。
 35号コウガイビルはとけるように消えてしまった。
 36号コウガイビルに出会ったのは2017.6.20だった。
▼これまで夏場に出会ったコウガイビルはすべてとけるように消えてしまった。
 そこで思い出したのが第1号コウガイビルだ。
 寒くなっていくこの季節に出会ったからこそ261日も生きのびたのではないか、と考えた。
 ナラバ!!
 と、36号コウガイビルを冷蔵庫に入れてしまったのだ。(内部は10℃前後に設定してある)

 昨日(2017/11/20)、冷蔵庫に入ってから5ヶ月が経った。
 外に出してみた。
 最初はとぐろを巻いて「黒いかたまり」だった。
 やがて動いた!! 
 逆三角形のイチョウの葉のような頭をヒラヒラさせながら…
 生きている!! まちがいなく生きている!!

 「ふしぎ!?」だ。
 エサは何も与えていないのに…。

 渡辺憲二先生のコトバを思い出した。

 「そうです。自己消化をしたんです。そして、細胞の数を少なくして、体を脳をつくりなおしたんです」

「自分を食べる」!?
「再生」とは?

ではいつまで…???


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【Web更新11/19】17-47 Webテキスト『天気の変化』の可能性!?等 更新!!

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櫨の実や宙ぶらさがり冬構 17/11/17撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-47
週末定例更新のお知らせ
 手帳購入の季節だ。
 私はいまだに紙の「システム手帳」を使い続けている。
 いつ頃からこの「システム手帳」を使い始めたのだろう?
と手帳の最後につけている「ライフプラン&レコード」を見てみたら、1990年のところに「袋ファィル・システム手帳開始!!」と書いてあった。なんと27年にも…。

◆表紙画像集2017 更新   櫨の実
 前の竹藪に大きくなった櫨の木がある。いちばんに紅葉めだつ木だ。
 その葉もすっかり落ちてしまって、櫨の実だけが、宙(そら)からぶら下がっていた。
 私には、これぞ冬の景と見えた。
 歳時記で調べてみたら、「櫨の実」は秋の季語になっていた。
 意固地な私は、無理矢理「冬構」と詠んでしまった。(^^ゞポリポリ

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 まあ飽きもせず、毎日毎日同じようなことをblogに書き綴ったものと自分でも呆れてしまう。
 これまた、いつ頃からはじめたものだろうと見てみた。
 2013/12/08のblogに同タイトルの「Webテキスト『天気の変化』の可能性!?」を書いていた。
 もう4年にもなるんだ!!

◆「サイエンスコミュニケーター宣言」 更新!!
 ここのところファラデーラボ「かがくカフェ」の報告が続いている。 
 それだけ夢中になるものがここにはあるということだろう。
 ひと言で言うなら、それは「共愉の科学」ダ!!
 次回のクリスマスレクチャーの案内も来ていた。
 楽しみだ o(^o^)o ワクワク

 システム手帳の一週間は「見開き一週間」タイプのものを使っている。
新しい「見開き」ページを開けてみた。
 さて、この一週間は…。 

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(171) #天気コトワザ

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えからちょうど30週目だった。
 冷たい雨が降っていた。
 寒くなったとは言え、氷が張るのはまだまだ先のことだろう。
 私は例年、我が家の「初氷」の確認をこの大賀ハス観察池でおこなうことに決めていた。
 「初雪」もそうだ。
 この観察池の枯れ葉が半分以上雪で覆われたとき、それを我が家の「初雪」と決めていた

 以前にくわしい方から、気象台(気象庁)の発表する「初氷」は、露場に水を張った容器を置き、職員が自分の眼で確認して「初氷」を決めるのである、と教えてもらった。
 これを聞いてなにかとってもうれしい気分になった。
 そして妙に納得できた!! 「初雪」もしかりである。
▼「天気コトワザ」もしかりである。
 できるだけ身近なかたちでとらえていきたい。それは、ずっと昔からの願いだった。

 <コーヒーのにおいがしてきたら、明日は雨>
 これは以前に勤めていた学校でよく使っていたコトワザだ。
 これは地域の方から教えてもらったものか、それとも生徒たちと一緒につくりだしたものなのか今となっては定かではない。
 ともかくよく使っていた!!しかもよく当たった!!特に夏場に…。
 校区の南の方にコーヒー工場があった。校区の北の方にある学校には、夏場の湿った空気と一緒にコーヒーが混じっていた。
 「ただでコーヒーが飲めるからいいな」
 「でも雨が…」とやっていた。
▼今も「天気コトワザ」の究極は、自分たちでつくってみることだと思っている。

 このことに関しては、コトワザ教育に熱心で「コトワザづくり」を提唱されていた故庄司和晃先生が、

◆『うそから出たまこと~常識より科学へ3~』(庄司和晃著 国土社 1973.8.25)

のなかで次のように語られていた。

 コトワザづくりの効験としてはつぎのことをあげることができます。

① 人生の批評眼が育つ。

② 筋(道理・論理・法則的な事柄)の見つけ方がうまくなる。

③ 比喩なりたとえなりがじょうずになる。

④ ふつうの何気ない事象から、ある意味をかぎとる力ができる。(つまり客観的事象と生き方とを結びつける発見力が生まれる。)

⑤ 名言見つけが向上する。

⑥ 言語技術力(たとえば、題目つくりなど)が進歩する。
つまるところ、自分の言葉を持つようになるということです。

(同書P88より)

 「天気コトワザ」づくりに関連しては②④に注目したい。
 さらに蛇足をつけ加えれば
・日々の天気の変化をより興味を持って観察するようになる!!

▼ではそれをテキスト試案に入れてみよう。

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4 日々の天気の変化をよく観察して「天気コトワザ」づくりに挑戦してみよう。


▼できた「天気コトワザ」を使ってみよう。


▼その「天気コトワザ」はいつの季節によく使えそうですか。

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(つづく)


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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(170) #天気コトワザ

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<生野峠越えるときは弁当忘れても笠忘れるな>

 親から伝え聞いた数少ない天気コトワザのひとつだ。
 若い頃、ほんのわずかな期間だけ生野峠を越えて勤めたことがある。冬季だけだった。
 そのとき、これはほんとうだと思った。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 
 昨日の朝はずいぶん冷え込んでいた。
 生野峠の向こうの山が白くなるのも近いのでは…

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▼私が最近「天気ばっかり病」を発症しているということで、友人のOさんが古い本をゆずってくれた。

◆『観天望気入門~天気変化を自分で知る本~』(藤井幸雄著 青春出版社 1976.8.29)

 この機会に読んでみた。
 ずいぶん古い本だが、実に面白かった!!
 この種の本にあたらしい古いはあまり関係ないのかも知れない。
▼特に興味深かったのは、巻末にある<科学に実証された観天望気・的中率一覧>(同書p233)というものだ。
あまりに興味深いので引用させてもらう。

<科学に実証された観天望気・的中率一覧>
     (註) 数字は年平均パーセントを示す

 ・上海が雨になると翌日九州は雨 ・・・・・・・・・・ 74%
 ・笠雲がかかると雨  ・・・・・・・・・・・・・・・ 75%
 ・雨俵は雨の兆し   ・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・笠雲と雨俵が同時にできると雨 ・・・・・・・・・・ 85%
 ・うろこ雲がでると翌日、翌々日は雨 ・・・・・・・・ 73%
 ・雲の張りが北西から南東だと雨 ・・・・・・・・・・ 83%
 ・雲の張りが南西から北東にのびているとき晴れ ・・・ 83%
 ・波状雲がでると雨 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 67%
 ・高積雲に穴があくと雨 ・・・・・・・・・・・・・・ 63%
 ・乳房雲がでると雨 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 75%
 ・遠くの山が近くに見えると雨 ・・・・・・・・・・・ 68%
 ・蒸し暑い南風、翌日は雨 ・・・・・・・・・・・・・ 67%
 ・阿蘇の煙、西になびけば雨、南になびけば晴れ ・・・ 90%
 ・秋の彼岸前に東風が入っても天気は大きく崩れないが、
秋の彼岸すぎには一日、二日あとに大きく崩れる ・・ 90%
 ・秋の西風は二日は吹かない ・・・・・・・・・・・・ 67%
 ・大南風は大火をよぶ(百戸以上焼失の場合) ・・・・  86%
 ・夕焼けは晴れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・朝焼けは雨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63%
 ・日暈がでると翌日は雨 ・・・・・・・・・・・・・・ 60%
 ・月暈がでると翌日は雨 ・・・・・・・・・・・・・・ 63%
 ・雷が鳴ると梅雨が明ける ・・・・・・・・・・・・・ 84%
 ・雪おこしの雷が鳴ると雪が降る ・・・・・・・・・・ 77%
 ・初冬の雷は初雪を伴う  ・・・・・・・・・・・・・ 60%
 ・星がしげくまばたくと風強くなる ・・・・・・・・・ 70%
 ・潮目が陸によせると日和がおちる ・・・・・・・・・ 80%
 ・朝ニジ、 川越すな ・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・夕ニジに鎌をとげ(晴天率) ・・・・・・・・・・・・84%
 ・鐘の音がよく聞こえると雨 ・・・・・・・・・・・・ 80%
・早朝の雨はすぐやみ、
夜中にやんだ雨は又、すぐに雨になる ・・・・・・・ 73%
 ・早朝にあたたかいときは雨  ・・・・・・・・・・・ 61%
 ・雨ガエルが鳴くと雨 ・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・雨ガエルがはしごを登ったとき雨 ・・・・・・・・・ 70%
 ・朝、クモの巣に水滴かかっているのは晴 ・・・・・・ 56%

▼根拠となったデータの出典があきらかでないのが、少し残念だが、当時としては著者も自負しているように「画期的なこと」だと思う。
 これから40年以上の歳月が経ている。これ以後のデータも含めてもっとすごいものがあるのかも知れない。
 だが私はまだそれを知らない。

 昼過ぎになって、シートのうえでカマキリがひなたぼっこをしていた。
 目があったら、なにかを教えてくれているようにも思えたが、私にはまだわからなかった!!

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(169) #天気コトワザ

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▼細い月とともに一日の「雲見」がはじまった。
 「雲見」定点ばかりでなく、移動すればしたで、その移動先での「雲見」も楽しんだ。 

観天望気のはじまりは「雲見」から!!
 少し移動しただけでも「雲見」に変化がみられる気がした。
 周囲の地形(山、海)に大いに影響されるのだ。
 このアタリマエ!!

 「雲見」と「天気コトワザ」は深くリンクしている。

▼試案『天気コトワザ』を先に進めよう。
 どこでも使える汎用性の「天気コトワザ」だけでなく、自分が暮らす地域(ローカル)の「天気コトワザ」にこだわりたかった。
 その地域にしか通用しないもの。
 それは一見弱点であるようにみえるが、逆にそれこそが存在意義でもあるような気がする。
 
 その貴重な地域の文化遺産が、使われぬまま消え去ろうとしている。
 それはモッタイナイ!!

▼だからテキストはこう続けよう。
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3 あなたの暮らす地域に地域独特の「天気コトワザ」ありませんか。
  調べてみよう。

▼その「天気コトワザ」の科学的説明ができますか。


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(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(168) #天気コトワザ

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▼昨日も「雲見」のしめは勝手にネーミングした「観天望気の像」だった。
 その像は西の空に両手をひろげ「明日の天気は!?」と問いかけているようにも見えた。
 翼をひろげて明日に向う鳥のようにも見えた。

 観測定点をきめての「雲見」はいろんなことを教えてくれる。
 割れないザクロはまだ空からぶら下がっていた。
▼なぜ今さら、「観天望気」にこだわるのか?
 そのわけはいろいろある。
 「科学以前のもの」「非科学的」と捨てやるのはモッタイナイ!!
 ひょっとしたらここにこそ「ホンモノの科学」があるのでは。
 そんな思いが… 
▼ともかく前に進めよう。

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2 「観天望気」を進めていくうえで、天気コトワザはとても役に立ちます。
 あなたはどんな天気コトワザを知っていますか。

▼その天気コトワザを使って自分で天気を予報してみたことがありますか。
 あたりましたか?

▼その天気コトワザを科学的に説明することができますか。


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▼ここでぜひとも知っておきたいことが出てきた。

現在使われている小中学校で使われている理科教科書にどんな天気コトワザが出ているのか?

これをぜひとも知りたい!!
直接の情報でもよいし、またこれを調べる手立てがあるのならそれを教えてください。

よろしくお願いします。<(_ _)>

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(167) #天気コトワザ

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たしかに青空は西の空からひろがっていった!!
 朝から降り続いていた雨は午前中にやみ、午後になると青空がひろがりはじめたのだ。
 
 「光は東から天気は西から!!」

 はほんとうだと思った。
 偏西風帯の日本に暮らす我々にとってはとっても有効な「ルール」だ。
 ではハワイではどうだろう?
▼もうひとつ私がずっと使い続けて強力な「ルール」がある。
 それが

 「上がるとザアザア 下がるとカラカラ !!」

 である。これはいつでもどこでも有効だった。汎用性はいたって高い。
 天気の「大原則」だ!!
 天気の「ふしぎ!?」のすべてがこれで謎解きができた。
 日本の春夏秋冬いつでも使えた。世界の気候もこれを唱えれば見えてくる!!

▼「光は東から 天気は西から」「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」に勝るような「天気コトワザ」をみつけることができるだろうか?
 また、それらを有効に使うことができるだろうか?
 
 Webテキスト試案『天気コトワザ』を続けよう。
 「テキスタイル」を本格化していこう。
 その前に今一度、「テキスタイル」とは?
 

  ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。(『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)
 

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▼さあ、はじめよう。
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1 あなたは「観天望気」(かんてんぼうき)ということばを聞いたことがありますか。


▼どんな意味ですか?

▼具体的な例をいっぱいあげてみてください。

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 「観天望気」からはじめてみた。
 昨日の夕方も見た「私の夕焼けスポット」である図書館前のモニュメント!!
 たった今、勝手にネーミングしてしまった。

 「観天望気」の像!! 

と。

(つづく)

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【Web更新11/12】17-46 Webテキスト『天気の変化』の可能性!?等 更新!!

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虻つどい宴たけなわや花八手 17/11/11撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-46
週末定例更新のお知らせ
 まだまだファラデーラボの余韻のなかにいた。
 気づけば2017年もあと50日をきっていた。
 年内にやっておきたいこと そっと積んでみた。
 山積みだ!! これはいかん!!
 もう一度積み直してみようと思う。

◆表紙画像集2017 更新 花八手
 八手の花がひっそり しっかり豪華に咲き出した。
 今年気づき驚いたのは、花に集うのは虻・ハエ等ばかりでなく
 蟻たちも集うのだ!!
 えっ!? どうして花が咲き始めた知ったのだろう?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 Webテキスト試案「天気コトワザ」、いよいよ本格的テキスタイルに向いたい。
 さて、どこから…。

◆【ヒガンバナ情報2017】 更新!!
 「自然結実」ヒガンバナの「完熟」がすすむ。
 今年は回収できる「完熟」種子の数は少ないが、楽しみである。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマは、
 ・寅彦と「理科教育」「科学教育」
 だ。80~90年の時空越えてきわめて今日的な提言をいろいろしている。
 もちろん「これから」にも有効な気がするのだが。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 けっきょく今年は特定ジョロウグモの継続観察は断念せざるを得ないようだ。
 そのことでわかる。
 2015年、2016年の観察条件がどれほどめぐまれていたかが。

 積み直しのひとつめは何にしようかな?

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ファラデーラボ『光ファイバーこま』は感動だった!!

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▼待ちに待ったその日が来た。

◆第82回かがくカフェ  電子工作のかがく
-光ファイバーこまの工作-

●講師 上橋智恵さん

▼「光ファイバーこま」をはじめて見せていただいたのは、昨年のファラデーラボ・クリスマスレクチャーのときだ。
 あまり美しさにみんなが「ぜひ自分たちでもつくってみたい!!」と図々しいお願いをした。
 「それでは…」快諾していだいた。
 材料入手等の関係でのびていたが、ついに昨日それが実現したのだ。\(^O^)/

 ファラデーラボに着くなり、久しぶりに登場した看板が目に入った。「光ファイバーこま」を意識してか、えらくカラフルだ。
 なかに入るとすでに机上にはひとりひとりの「材料」「マニュアル」「道具」などが用意万端準備されていた。
 はじまるまでにアインシュタインなどの話題で盛り上がった。

▼森本さんの「安全第一!!」の呼びかけのあと、いよいよ「光ファイバーこま」づくりがはじまった。
 作業に入る前に講師の上橋さんより説明があった。
 <リポバッテリー(リチウムポリマー)使用上の注意>についてもとてもくわしく教えていだいた。はじめて知ることが多くとても勉強になった。
 次に具体的な<作り方>の「マニュアル」だ。(練りに練り3度も書き換えされたそうだ。深謝<(_ _)>)こういうのはいたって苦手な私は、最初は何が書いてあるのかチンプンカンプンだった。
 ところが、これを見ながら作業をすすめていると徐々にわかってきた。
 
 この「マニュアル」の凄さが!!

 私のような初心者にもわかりやすく微に入り細に入り説明されているのだ。まちがいやすいところにはとくにくわしく解説されていた。みんなが「すごい!!」「そこまで考えてあるのか!!」と感嘆の声をあげた。
 ひとりひとり配られた材料もそうだった。あらゆることに配慮して「下ごしらえ」がしてあった。
 
 感動!!デアル。

 前に「発振回路を利用した永久コマ」をつくらせてもらったときと同じことをより強く感じたのだった。

いったいこのセンスはどこから!?

 私は勝手に「すぐれた教材の法則」というものをつくっていた。
 その第一法則は「3K1Aの法則」だ。

 これぞ「3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則」そのものだ!!

▼そう言いながらも、根っから不器用な私には「簡単」ではなかった。周りの人や上橋さんのお世話になりながらなんとか完成した。とりわけ参加されていた小学生、中学生には世話になった。
 ありがとうございました。<(_ _)>

 前回と同じく完成はいちばんラストになってしまった。
 でも、不器用な私にもできたことがとてもうれしかった\(^O^)/

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▼二部もいつものように楽しく充実していた。
 次々と出てくる話題にはついていけてないことも多い。
 いましばらく反芻作業が必要なようだ。

 しかし、今、確かに言えることがある。

 ファラデーラボには「共愉の科学」がある!!

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(166) #天気コトワザ

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▼大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから29週目。
 またしてもバッタがいた!!枯れた葉にかきつくように。
 何をしているのだろう? なぜここでなければいけないのだろう? 「ふしぎ!?」だ。

 軒下をみると、「水栽培」中の「自然結実」ヒガンバナの瓶の前のコンクリート上に一粒の完熟種子がころがっていた。小さいが、たしかに種子だ!!
 あわてて瓶の方を見ると、例の「目玉おやじ」がいた!!
 やっぱりこの時期なんだ。
 明日は、はじめて「自然結実」群落に出会った「自然結実」ヒガンバナ記念日!!

▼Webテキスト試案『天気コトワザ』をつづけよう。
 『天気のことわざかるた』(監修 武田康男 学研プラス)を繰り返し見ている。
 つくづく思う。
 ほんとうにうまくできている!!
 もうこれでいいではないか!!という気持ちにもなってくる。

 ちょっと気を取り直して、この「かるた」のうまい活用方法も含めて試案づくりを続けようと思う。
▼迷い始めたら授業にもどろう。私にはそれしかないのだから。
 授業【天気の変化】のなかでは、直接授業でふれられないときも必ず「天気コトワザ」に関するレポートを課していた。

 「気になる天気コトワザ10とこの地域ならではの天気コトワザは?」

 最後の授業したときの生徒たちがあげた「天気コトワザ」ベスト10はつぎのようになった。

1 夕焼け(の翌日)は晴れ (16)
2 ツバメが低く飛ぶと雨  (15) 
3 日笠・月笠になると雨  (13) 
4 朝焼けは雨        (10)
5 アリの行列見たら雨   (7)
6 煙が西に流れると雨   (7)
7 狐の嫁入り         (6)
8 朝虹は雨          (6)
9 朝雨に傘いらず      (5)
10 うろこ雲が出ると雨   (5)
次  雨蛙が鳴くと雨     (5)

▼さて、これらはふだんの生活のなかで使われているだろうか?
 使われてこそ意味あるモノになる。
 どこでも使える汎用性の高いモノばかりでなく、よりローカルなものにも目を向けたいな!!

 いよいよ本格的にテキスタイルに取り組んでいこう。

(つづく)

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本日(2017/11/11)、第175回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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10/1710/25 「自然結実」ヒガンバナ群生地で採集した花茎をペットボトル、のりの瓶などを使って「水栽培」をしていた。10/17採集分の方はふくらんだ子房部が割れ、完熟しかけた「種子」が顔を出してきた。
 しかし、昨年度までのようにみごとな「目玉オヤジ」状態にならない。
 やっぱり今年はちがうのだろうか!?

 「やっぱり、日本のヒガンバナは3倍体でめったに種子はつくらないよね」
と言われても、「あたまの悪い」私はどうしても簡単に同意できなかった。
 私が4年連続して見てきた「自然結実」種子は何だったんだ?
 数は少ないとは言え、「発芽(発根)」「出葉」してきたものもあるではないか!!

▼本日(2017/11/11)、第175回オンライン「寅の日」である。
 11月のテーマは【理科の部屋】誕生月にちなみ

・寅彦と「理科教育」「科学教育」

である。その第一弾として本日読むのは「科学者とあたま」だ。

◆本日(2017/11/11)、第175回オンライン「寅の日」!!

●「科学者とあたま」(青空文庫より)

▼私はこの随筆が大好きだ!!
 いちばんのお気に入りかもしれない。だからオンライン「寅の日」でも何度もとりあげてきた。
 何度繰り返し読んでもいい!!
 私のような「あたまの悪い」人間にとっては、このうえない熱きエールに聞こえてくる!!

 引用はできるだけ少なくをこころがけようと思うがどうしても紹介したくなってしまう。

 しかしまた、普通にいわゆる常識的にわかりきったと思われることで、そうして、普通の意味でいわゆるあたまの悪い人にでも容易にわかったと思われるような尋常茶飯事(さはんじ)の中に、何かしら不可解な疑点を認めそうしてその闡明(せんめい)に苦吟するということが、単なる科学教育者にはとにかく、科学的研究に従事する者にはさらにいっそう重要必須(ひっす)なことである。この点で科学者は、普通の頭の悪い人よりも、もっともっと物わかりの悪いのみ込みの悪い田舎者いなかものであり朴念仁ぼくねんじんでなければならない。

これだけ読むだけでもなにかうれしくなってしまうのだ。
 さらには次のようにたたみ込まれると、なにか寅彦が自分の味方になってくれたようなさっかくまでおぼえてしまうのである。
 

自然は書卓の前で手をつかねて空中に絵を描いている人からは逃げ出して、自然のまん中へ赤裸で飛び込んで来る人にのみその神秘の扉(とびら)を開いて見せるからである。
 頭のいい人には恋ができない。恋は盲目である。科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。

科学の歴史はある意味では錯覚と失策の歴史である。偉大なる迂愚者(うぐしゃ)の頭の悪い能率の悪い仕事の歴史である。

▼私はこの寅彦の随筆を84年の時空を超えたこれからの「理科教育」へのエールでもあると思っている。
 アイロニーいっぱいである。それだけ熱い期待があると思っている。

 

頭がよくて、そうして、自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生にはなれても科学者にはなれない。人間の頭の力の限界を自覚して大自然の前に愚かな赤裸の自分を投げ出し、そうしてただ大自然の直接の教えにのみ傾聴する覚悟があって、初めて科学者にはなれるのである。しかしそれだけでは科学者にはなれない事ももちろんである。やはり観察と分析と推理の正確周到を必要とするのは言うまでもないことである。
 

 「あたまの悪い」ことだけを売り物にするよな私のような人間にもチクリと痛いところを突いてこられる。

最後にもうひとつだけ

これを読んで何事をも考えない人はおそらく科学の世界に縁のない科学教育者か科学商人の類であろうと思われる。

さあ、あなたはこの随筆を読んでどう思いますか!?

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【お薦め本】『天気のことわざかるた』(監修 武田康男 学研プラス)

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「そ 層積雲(くもり雲)空は暗いが雨降らず」
 それがピッタリとくる昨日の朝の「雲見」だった。

 今ずっと、Webテキスト試案『天気コトワザ』にはまっていた。
 なるほど「天気コトワザ」は凄い!!
 面白い!!
 しかし、これだけでは満足したくなかった。
 「これから」も使えるものにしたい。
 それを使って「自分で天気を予報できる」ようにしたい。それが本意だった!!
「むかしから日本に伝わる“天気のことわざ”をおぼえて、明日の天気を予報しよう!」
とそのケースの表に書かれていた。
 私の試みようとすることの本意ピッタリではないか。そんなものをみつけた。
 正確には本ではないが、今 最もお薦めの【お薦め本】としてあげる。

◆【お薦め本】『天気のことわざかるた』(監修 武田康男 学研プラス 2017.06.30)

▼例によってお薦めポイントは3つにしぼる。

(1)ゲーム感覚で「天気コトワザ」「気象用語」を楽しく学べる!!

(2) 読み札を「持ち運び図鑑」として活用できる!!

(3) もくもくシールとセットにして、「雲見」を楽しめ、「自分で天気を予報をする」のに役立つ!!


 もう少し具体的に思ったこと列挙してみよう。
(1)ゲーム感覚で「天気コトワザ」「気象用語」を楽しく学べる!!
 「読み札」をワープロで打ちながら感じた。
・うまい!!
・五七調で語呂がとってもいい!!だから憶えやすい。
・「歌留多」だからアタリマエ!!この手があったかと感動!!
・百人一首、「犬棒かるた」などをみればわかる。これが私たちにいちばんぴったりくるメソッド!!
・「十種雲形」はすべて登場する!!
・「偏西風」「春一番」「冷気」「ゲリラ豪雨」「上昇気流」などの気象用語がさりげなく詠み込まれている。

▼次は
(2) 読み札を「持ち運び図鑑」として活用できる!!
・読み札の裏はみごとな写真。空の写真家・武田康男さんの撮ったもの!!
・リングがついているのでバラバラにならないで携帯できる。
・季節毎に分けられた「一覧」があるので参考にして、携帯する札を季節毎にかえることもできる。
・実際の空と見比べながら詠み上げればインプットも簡単!!
・インプット簡単はアウトプットも簡単に通ずる。使いモノになる!!

(3) もくもくシールとセットにして、「雲見」を楽しめ、「自分で天気を予報をする」のに役立つ!!
・もくもくシールをカレンダーに貼るときに、関連の札を詠めば「十種雲形」もすぐだ!!
・「自分で天気を予報する」のがきっと楽しくなる。


これで今年のクリスマスプレゼントは決まりダ!!

来年のお正月は「天気のことわざかるた」を楽しもう!!


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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(165) #天気コトワザ

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▼けっきょく昨日(2017/11/08)は一日雨だった。

 その雨は一昨日(2017/11/07)の「雲見」から私にも予測できた。
 アタリマエだけどなにかうれしい気分になった。
 雨なのに…。
▼そうそれこそがWebテキスト『天気の変化』の究極のねらいであった。
 試案『天気コトワザ』にこだわるのもそれ故だ!!

 自分で天気を予報ができる!!

 それをそのままタイトルにした本が出ていた。
 すでに【お薦め本】にあげていた。

◆【お薦め本】『自分で天気を予報できる本』(武田 康男著 中経出版)

▼雨の中、今一度読み返してみた。
 実にいい!!私にとっては「名著」だ。
 こんな「名著」がたった648円で手に入るなんて!!
 Amazonで調べたら今ならまだ手に入るそうな!!

 お薦めポイント例によって3つあげていた。

(1) 天気の学習の究極のねらいに沿った「使える本」である。
   「読む本」+「見る本」→「使える本」
(2) 使い勝手よくつくられている。
   6つの天気マーク、見開き2ページ一項目など
   「晴れの章」「雨の章」「変わり目の章」3章仕立て
(3) 自分なりにカスタマイズして使える発展性がある。

▼この本にこそ、Webテキスト試案『天気コトワザ』のヒントがいっぱい詰まっていると思った。

・使える「天気コトワザ」とは?

・その使い方とは?

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(164) #天気コトワザ #クモ学

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▼ 「クモは天気予知ができる!!」

 それは5年にわたるシロウト・クモ学から生まれた「作業仮説」だった。
 この「作業仮説」にかなりの自信を持っていた。

 なかでも2015年の夏の終りに出会った一匹のジョロウグモがそれを教えてくれた。
 2度にわたる産卵、そして2016年の春の「出のう」→「団居」「クモの子を散らす」→「バルーニング」等々すべてを見せてくれた。
 2016年にも継続観察できる特定のジョロウグモ3匹にも出会った。
 2017年の春にも同様の観察をさせてもらった。今年も来年の春に向けて同様の観察を思い特定のジョロウグモを決めた。
 ところがそのクモたちは台風の風でどこかに行ってしまった。悲しい(/_;)
 別の場所にもジョロウグモはいる。
 どうしたものだろうか。
▼話を本筋にもどす。
 たとえば子グモたちが、団居から大空に旅立つとき、つまり「バルーニング」するときだ。
 
 子グモたちは、きっと「上昇気流」を予知しているはずだ!!

 凧の足のようにお尻からだした糸にぶらさがって風に乗って旅立つ。
 ならばそのタイミングをいつにするか?
 それは即、死活問題だ!! これは一例にすぎぬ。
 これまでにクモたちに見せてもらった「スゴ技」の数々から類推して、「天気を予知する」程度はごくごくアタリマエにやってしまうのでは…。それが現段階の私の結論だ。

▼昔の人はクモをどのように観察してきただろう?
 また、天気との関係でどう見ていただろう? 
 その疑問に答えるため再び

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

のお世話になってみよう。
 「天気予知ことわざ総覧」(同書 P190)よりクモが登場するものをビックアップさせてもらう。

【クモで雨を予知】
(1)クモが大きい巣をはると翌朝雨が降る
(2)クモが巣を変えたら雨(広島県)
(3)クモが巣をつくると雨が降らない(長野県北安曇野郡)
(4)クモが巣をつくると雨が降る(福井県南条郡)
(5)クモが巣を離れて安全な場所に行くと雨(長野県長野市)
(6)クモが巣を張りだすと雨があがる
(7)クモが地上に垂直に網を張ると雨(宮城県)
(8)クモが軒下に多く巣をかけると雨(長野県南安曇野郡)
(9)クモが葉の裏にかくれると雨
(10)軒下にクモが巣を張ると雨となる(茨城県)

▼まだまだ続いた。

【雨晴の予知】
(1)クモ網を張れば翌日晴、網を収むれば翌日雨か風(北海道十勝地方その他)
(2)クモが巣を低くかける時は雨、高くかければ晴(福島県石川郡浅川町)
(3)クモが縦に巣をつくる時は晴、横ならば雨(長野県飯田市)

【風雨の予知】
(1)クモが巣を戸外でなく家の中などにつくりたがると雨や大風となる(群馬県前橋市)
(2)クモの糸が丈夫な時は雨か風(長野県須坂市)

【雷雨の予知】
(1)クモが巣を補修すると夕立になる(群馬県前橋市)

【晴天の予知】
(1)朝クモの巣に水滴がかかっていればその日は晴天
(2)朝霧が露に変わり、クモの巣にその露が白く見える時は晴(長野県諏訪郡)
(3)芝生のクモの巣に白露深ければ晴(茨城県その他)
(4)朝クモが巣を造るとその日晴(群馬県利根郡新治村)
(5)朝クモの巣に露がかかっていればその日は晴天(青森県)
(6)クモが網を張るのは晴天が長く続く兆し(長野県その他)
(7)クモが雨中に巣を作れば間もなく晴れる(群馬県沼田市)
(8)クモが大きい網を張れば天気続く(長野県南安曇野郡その他)
(9)クモが多く巣を張る時は晴(群馬県高崎市)
(10)クモが地に巣を張れば天気(長野県上田市、宮城県その他)
(11)クモが夕方巣を張れば翌日晴天(長野県北安曇野郡その他)
(12)クモの巣作り晴天続く(香川県)
(13)クモの巣に朝露あれば晴(長野県上田市)
(14)クモの巣に露が白く光っていると晴(群馬県群馬郡倉淵村その他)

【風の予知】
(1)クモが巣から離れて安全な所に行くと風が強くなる(長野県長野市)
(2)クモが巣の上にまた巣を張ると翌日は風(群馬県前橋市)
(3)クモが巣の糸を小さくしっかり結ぶと風(群馬県館林市)
(4)クモが軒下に巣を張れば風が吹く(広島県豊田郡)
(5)クモの下る時は風(群馬県高崎市)
(6)クモの巣をつくる時は、その翌日風吹かず(北九州市その他)

見落とし、チェック漏れがなければ以上である。

それにしてもこの「観察眼」に感動である!!
ヨクゾココマデ!!
これらからも言えるのでは
「クモは天気予知ができる!!」
と。

 昨日朝方、キンカンの木の上に見た細かな目のネットのようなものはなんだったのだろう?

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(163) #天気コトワザ

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今日は「立冬」だ!!
 暦のうえでの冬がはじまる!!

 暦のうえをあなどってはならない。案外そちらの方に「科学」をみつけたりするものだ。
 昨日(2017/11/06)の空も青空が続いた。
 10月の悪天候をとりかえすように11月に入ってずっと「秋晴れ」が続いていた。
 この青空に最初に出現する雲は…?
 「雲見」定点からの青空はずっとずっと続いた!!

▼変な質問を考えていた。

「雲見」と「宇宙見物」どちらの方が律儀か?

 もちろん答えは決まっていた。「宇宙見物」だ!!
 あんなに遠くの天体の動きがきっちりとわかるのに、たかだか十数㎞の空間のことがわからないのか?
 やっぱり言ってしまう。
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼その不思議な天気の「天気コトワザ」を続けよう。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらって【冬編】を続けよう。
 ちょうど「立冬」に【冬編】とはなんという偶然!!

strong>【冬編】天気コトワザ

【12月(師走)】
(1) 朝トビ川越すな、夕トビ傘持つな
(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(4) カモが早く来ると早雪
(5) 初雪の早い年は根雪も早い
(6) 山に三度雪降れば里にも雪降る
(7) 西方の鐘がよく聞こえるときは晴
(8) ガンの行列南へ行けば寒気強し
(9) ツバキの蕾が葉の上に出ている年は小雪
(10)焚火が火を吹けば風
(11)かまどの煙がたなびけば雨
(12)家の中に煙がこもったら翌日は雨
(13)ウシが丸くなって寝ていると天気が悪くなる
(14)鳥が高いところに巣を作れば大雪
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(16)冬の雨は三日降らず
(17)ムギの葉幅狭く、短い年には大雪降る
(18)霜多く厚い年は大雪
(19)カモメが里近く来て鳴けば荒れる
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天
(21)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(22)年末低気圧

【1月(睦月)】
(1) 餅に赤カビ生えれば日照り、青カビ生えれば雨
(2) 鏡餅の割れ多ければ豊作
(3) 鶴仰ぎ鳴くは晴、うつむき鳴くは雨
(4) 塩堅きはお天気続き
(5) 炭火よくおこるは晴
(6) 冬、北風つのれば雪となる
(7) 煙が直立して上がれば晴、たなびけば雨の兆し
(8) 寒中の南風俵を編んで待て
(9) 冬スズメが群がり鳴く時は雪
(10)煤が落ちると雨模様
(11)煙突の吸い込みが悪いときは雨
(12)冬の霞は雪となる
(13)冬の三日の大荒れなし
(14)冬、月夜のときは翌朝か、翌日の昼から雪
(15)冬空に大音響あれば、大雪の兆し
(16)磯鳴りは西風強くなる兆し
(17)一月の寒の入りに雷鳴あれば、その年大雪あり
(18)冬の夜ざえは雨近し
(19)冬期、風が東より西に吹けば雪
(20)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(21)冬の夜の明るいのは雪の降る兆し
(22)寒に霜多きは年は夏干ばつあり
(23)寒中霧を見る時には晩霜あり
(24)寒に雨なければ夏日照り
(25)フクロウが鳴くと天気
(26)寒が暖かいと凶作
(27)寒中の雷は豊作の兆し

【2月(如月)】
(1) 冬季、山谷に風なければ好天
(2) 深山の雪崩が砲弾型にころがり落ちる年は豊作、平面にすべり落ちる年は不作
(3) 節分に雪が降れば四八日荒れる
(4) 立春に雪が降れば三〇日雪が続く
(5) 旧元旦の朝、水一升の目方四百二、三〇匁の時は平年、目方少なき時は干ばつ、多いときは冷、水害あり
(6) 雲中に大音響あるときは大雪の兆し
(7) 冬晴れた日の磯鳴りは西風強くなる兆し
(8) 寒九の雨
(9) 火事の後には雨が降る
(10)八方曇の中天晴は荒れる
(11)雪少なければ干害あり
(12)月に近く星あれば海荒れる
(13)すじ雲東へ進めば晴天続く
(14)トビが低く飛べば雨、高く飛べば晴
(15)朝の川靄白きは晴
(16)雪の降らない年は水不足になる
(17)北風は天気が続き、南風は雨の兆し
(18)冬の南が雪くれた
(19)三寒四温
(20)西風は日いっぱい
(21)北風つのれば必ず山間部は雪となる
(22)帯状すじ雲が出たら雨
(23)梅の花、上向きに咲く年は晩霜あり
(24)夜、北の空が光ると雨
(25)高い山が見えれば晴

▼これで春編~冬編すべて終えた。
 まず驚いてしまうのはこの膨大さだ!!
 
 この膨大な「天気コトワザ」が教えてくれるのは、昔から暮らしと天気はツナガッテイル!!

 ということだ。
 それは「昔から」であり「これから」も言えることだ。

 この大いなる遺産を活かしていく道はないものだろうか?

(つづく) 

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【Web更新11/05】17-45 Webテキスト『天気の変化』の可能性!?等 更新!!

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野茨や赤き実誰に献ぐなり 17/11/03撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】17-45
週末定例更新のお知らせ
 時間は遡行しない!!
 こんなアタリマエを今さらのごとく確認する。
 2017年もあと2ヶ月をきってしまっていた。
 
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2017 更新 野茨の実
 なんだろう!?
 竹藪の裾に赤い実が… 、かなり離れたところからでもそれは確認できた。
 野茨の実だった。
 この赤さは誰のためなんだろう?
 そんことが気になった。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 このシリーズ書き始めて何年になるのだろう?
 今は、Webテキスト試案『天気コトワザ』に集中している。テキスタイルに入る前に、これまでの資料等を「整理」している。それをやっているあいだにより具体的な試案を思いつくかと期待しながら…。
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月は【理科の部屋】誕生の月だ。
 それにちなみオンライン「寅の日」でも次のテーマでやっていく。

・寅彦と「理科教育」「科学教育」

 今年は何を読み解くことができるだろうo(^o^)o ワクワク

 ひときわ不器用な人間が、一見相反するような「ゆっくり」と「急ぐ」を同時にやることなんかできるだろうか?
 でも私はこの「ゆっくり 急ぐ!!」というスタイルがいちばん気に入っている。
 この「ゆっくり」には遡行しない時間の概念だけではないような気がするのだが。

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(162) #天気コトワザ

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▼木々の紅葉・黄葉がはじまっていた。
 「冬支度」に入っているだ。!!

 蓮根の植え替えから28週目の大賀ハス観察池は、すっかり「冬支度」を完了させていた。
 庭の定点ヒガンバナの葉は青々と茂っていた。
 冬こそ「ひとり舞台」のヒガンバナとってはこれが「冬支度」!!

▼倉庫軒下の隅で、アマガエルくんが「冬支度」に入る前のひなたぼっこを楽しんでいた。
 そうだ!!

 この時期の生きものたち(植物・動物)の最大のテーマは「冬支度」だ!!

 もちろん生きものの仲間である私たちにとっても「冬支度」は重大なテーマだ。
 「冬支度」に参考になるような「天気コトワザ」はあるだろうか。

▼「天気コトワザ」一覧を続けよう。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらって【秋編】を続けよう。

【秋編】天気コトワザ

【9月(長月)】
(1)二百十日に東方の雲に光あらば台風来る
(2)ナマズが騒ぐと地震がある
(3)地震の後には風が吹き雨が降る
(4)夜露多ければ晴
(5)雲が東より西に向かって急走すれば暴風あり
(6)カゼクサの茂り多き年は暴風あり
(7)サケ、マスの豊漁は早冷
(8)シケグサの葉に節ができると暴風があり、その節の数は暴風の回数を示す
(9)山に黒雲かかれば暴風雨
(10)海鳴が聞こえると暴風雨が来る
(11)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(12)暴風雨来る前には松の緑が風に来る反対に曲がる
(13)夕方草葉に早く露をおく時は翌日晴
(14)暁の白雲急に散れば大風となる
(15)煙突の煙が下を這うと風の兆し
(16)池に唾してひろがれば晴、ひろがらなければ雨
(17)ソバの殻ばかりで実の無い年には早霜
(18)秋に海潮満つる時は雨となる
(19)暑さ寒さも彼岸まで
(20)彼岸坊主の大袈裟流し
(21)モズの高鳴き七五日
(22)夜非常に喉が渇き水の飲みたい晩は翌日雨
(23)西が海鳴すると天気悪くなる
(24)ミンミンゼミが早く鳴いた年は霜が早い
(25)作物のみのりが早ければ雪が早い
(26)山の私雨
(27)敷石が濡れれば雨
(28)秋雨蒸暑ければ大風
(29)返り花の多き年は大雪となる

【10月(神無月)】
(1)朝窓には雨が降る
(2)秋タンポポの花咲く年は雪が浅い
(3)朝露が降りると晴
(4)熊、初秋に出ると雪が早い
(5)三味、太鼓の音の濁るのは雨の兆し
(6)秋晴に夏の湿り
(7)男心に秋の空
(8)秋の夕焼は鎌を磨いて待て
(9)柿の実の多い年は寒気はげしい
(10)日がさ月がさが出ると雨
(11)秋雨は涼しくなれば晴れる
(12)ひと雨1度
(13)日本晴れ三日続けば三日以内に雨となる
(14)秋の日は釣瓶落し
(15)竹の葉から露が落ちると晴
(16)柿の葉の早落ちは早雪の兆し
(17)四方に雲なきは三日の雨
(18)返り咲きの花の多い年は霜も雪もおそい
(19)朝焼けは三日ともたぬ
(20)雲足丑寅の方へ行く時には雨、未申の方へ行く時は強い雨降る
(21)出雲は天気、入雲は雨
(22)落葉早ければ雪が早い
(23)秋に雨が降ればネコの顔が三尺になる
(24)渡り鳥早き年は雪多し
(25)秋の霞は三〇日以内に大雪となる
(26)東風吹けば雨
(27)落葉前に雪がくれば雪が少ない
(28)朝日天を焦がすごとく赤ければ大風

【11月(霜月)】
(1) 奥山紅葉早ければ雪早い
(2) 朝霧深きは晴
(3) 秋冷やつけば冬暖かい
(4) ムギの発芽早ければ大雪の兆し
(5) 霜がおそい年は雪が早い
(6) 南東からの出雲は雨
(7) 西の山が見えれば天気
(8) 月夜の大霜
(9) 秋北春南
(10)高山に早く雪ある年は大雪なし
(11)青菜に雪がかかる年は雪が少ない
(12)秋の夜、北の風は晴となる
(13)霜が早く消えるとその日が雨
(14)富士山が帯を結んで西に切れると晴、東に切れると雨
(15)イワシ雲が夕刻出れば晴
(16)鱗雲が出た翌日は雨または風
(17)秋風と夫婦喧嘩は日が入るとやむ
(18)イチョウの葉が落ちれば根雪となる
(19)カモが早く来ると早雪
(20)秋、南風が多い時は大雪となる
(21)初冬に濃霧があると一月後に雪が降る
(22)一〇月二〇日(旧暦)に南風だと小雪、北風だと中雪、西風だと大雪
(23)ソバの豊作は大雪
(24)落葉早ければ雪が早い
(25)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(26)榛の葉の落ちぬうちは雪消える
(27)ダイコンの根の長い年は寒い
(28)渡り鳥が早く来ると寒気がはげしい

▼「これから」も使えそうな「天気コトワザ」はあるだろうか?
 そこがいちばんの問題だと思っていた。

 単なる常民の「文化遺産」にしてしまうのはあまりにもモッタイナイ!!

「天気コトワザ」を使えるモノにする。
それが、あらたなミッションだ。
  
(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(161) #天気コトワザ

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▼「夕焼けは晴れ」はアタリだった!!
 朝から青空が広がっていた。その青空の下、あのジョロウグモたちがまだまだがんばっていた。
 あいからずの待機の姿勢をとるもの、狩りをするものさまざまだ。
 前から思っているのだが、
 
 このクモたちは天気を予知することができる!!

と。
 4億年も前からこの「大気の物理学実験室」のなかで暮らす大先輩のクモたちにとって、天気は即、死活問題であるはずだ。
 だからそれはきわめてアタリマエのこと!!
 事実、クモに関する天気コトワザは異常に多い。それらについてくわしくは別途考えてみたい。

▼クモにかぎらず、生きもの(動物・植物)がらみの「天気コトワザ」は多い。
 それも納得のいくことだ。
 生きものたちの暮らしぶりから学んで天気の変化を予知しようというのは、きわめて理にかなった「知恵」である。同時にそれは

「科学」である!!

▼少し寄り道したい気分もあるが、ここは続けよう。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらって【夏編】を続けよう。

【夏編】天気コトワザ

【6月(水無月)】
(1) 西の虹は晴れる
(2) 山に鉢巻雲がかかれば雨となる
(3) 朝グモの巣に水滴ついていれば晴
(4) アオイの花が頂上まで咲けば梅雨晴れる
(5) 子供が騒ぐと雨
(6) 波状雲が出ると雨の兆し
(7) 鳥類が木の高所に巣を作る年は洪水あり
(8) 尾曳すじ雲は雨の兆し
(9) 梅雨の初めに雷鳴あれば空梅雨となる
(10)北風が南に変わると雨、南風が北に変わると晴
(11)梅雨期に小雨ならば豊作
(12)山に帯雲が見られると雨
(13)頭痛・神経痛・腰・関節・古傷などが痛む時は雨が近い
(14)頭髪が常より伸びるのは雨の兆し
(15)梅雨に夕立雲が出れば日照り
(16)セキレイが水辺遠く巣くう年は洪水あり
(17)夜鳴る雷は長雨
(18)南が西に廻って雨となる
(19)富士さんが笠をかぶれば雨
(20)富士山に隈取雲が現れると天気悪くなる
(21)朝富士に夕筑波
(22)雲が北に飛ぶと晴れる
(23)早朝の俄雨は必ず晴れる
(24) アマガエルが低いところにいれば晴
(25) 六、七、八月ごろ南東に株虹が出れば干天続く
(26) クモの巣が朝かかっていると天気がよくなる
(27) 梅雨中の雷は晴近し

【7月(文月)】
(1)北東の風長く続く時はその年凶作
(2)蚊柱立てば雨
(3)雷鳴れば梅雨明ける
(4)空梅雨土用蒸し
(5)星がチラチラすると雨
(6)八専の入りに晴れれば、一二日間天気よし
(7)花多ければ大風
(8)午前南風、午後北風なら明日は晴
(9)梅雨あがりの東風は千害を起こす
(10)六歳に一饑、一二歳に一荒
(11)五風一〇雨は作がよい
(12)白虹張れば千天
(13)夏寒く冬暖かきは雨の兆し
(14)雲が沖から静かに上がればよい天気
(15)梅雨あがりの東風は千害を起す
(16)夜、東京の方の空が明るく見えるのは晴
(17)夏の東風は凶冷
(18)夏の南風は晴
(19)太陽の真っ赤な時は日照りとなる
(20)九つどきの雨あがり蓑笠いらず
(21)流星多い年には異常気象が起る
(22)雲が西にはいる時は雨、出雲の時は晴天
(23)朝曇は日照りのもと
(24)空に雲一つない夜ならば明日は晴天
(25)馬の腹と土用波とは鳴るほどいい
(26)深夜池面に水蒸気の上昇する時は干ばつの兆
(27)朝東風、夕西風、大日照りのもと

【8月(葉月)】
(1)夏の南風は晴
(2)月色きわめて赤きは千天の兆し
(3)高い山に縁取雲(くまどりぐも)が現れると雨
(4)夏の入道雲は晴
(5)山に鉢巻がかかれば晴れる
(6)東の雷、雨降らず
(7)山に笠雲かかれば風雨の前兆
(8)電光北西方は雨降る
(9)流星多ければ日照り続く
(10)風なき年は日照り年
(11)太陽黒点の極少期に凶冷
(12)雲が南から東へ動くと晴
(13)夕虹は晴
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)沖ばえ雨
(16)猫が草を食うと雨
(17)三日月が上向いた月は雨が多い
(18)夕虹三日の照り
(19)彗星は天変地異の兆し
(20)雲が早く走る時は天気が悪くなる
(21)ソバの花がよく咲くと大雪
(22)白雲糸を引けば暴風雨
(23)アリが巣を高い所につくると洪水、低い所につくると暴風
(24)東天に赤雲の出るは大雨の兆し
(25)木の実の少ない年は大風吹かず、たくさんなる年は大風
(26)太鼓の音さえるは晴、にごるは雨
(27)池・沼・河の水の泡立ち多き時は雨近し
(28)沖鳴は雨
(29)水田の除草不用の年は冷害

▼「天気コトワザ」にはいくつかの際だった特徴があった。
そのひとつが

・「農業」「農耕」「漁業」に関するものが多い!!

ことである。これもきわめて納得のいくアタリマエ!!
 自然に直接はたらきかけることを生業するものにとって天気は最大の関心事なのだ。

 もうひとつは
 
 ローカルに通用するものが多い!!

ということである。その地域で通用する「天気コトワザ」も、別の地域にいくとまったく逆のことが言えるなんてこともよくあるのだ。
 それは「天気コトワザ」の欠点でもあり、利点でもあった。

 汎用性だけが、「科学」ではないのだ。

 人々は地域に暮らしているダ!!

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(160) #天気コトワザ

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▼昨日(2017/11/02)の夕焼けはみごとだった!!

 「夕焼けは晴れ」
はほんとうだろうか?
 少し気になることがあった。西の空にのびる飛行機雲がなかなか消えなかったのだ。
 しかし、そのまわりにはあまり雲はない。

 さて、ほんとうはどうなるだろう!?
▼明日の天気が気になれば、すぐさまスマホで「天気予報」がみることができる時代。
 そんな時代に、観天望気の「天気コトワザ」など必要だろうか?

 私はそんな時代だからこそ、なお一層有効である!!

 と思っていた。
 いつでもどこでも「自分で天気を予報する」ためには必須のアイテムだと思っていた。
 それに面白いではないか!!
 
 私はこれまでにWebテキスト『天気の変化』の試案として
・Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』
・Webテキスト試案『高層天気図』
・Webテキスト試案『アメダス』
に取り組んできた。いずれもまだまだ未完である。試行錯誤の途上である。
 しかし、あえて次に行ってみることにする。

Webテキスト試案『天気コトワザ』!!
である。
 いきなりテキスタイルに入る前に、周辺の「これまで」を整理してみる。
 2016年、一年間をかけて

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

を引用させてもらいながら月ごとにどんな天気コトワザがあるのかを見ていった。(番号は出てきた順番に私が勝手につけさせてもらった。)
 今回はそれらを季節毎にふりかえってみることにする。

【春編】 3月~5月
【夏編】 6月~8月
【秋編】 9月~11月
【冬編】 12月~2月

▼まずは【春編】天気コトワザからいこう。

【春編】天気コトワザ

【3月(弥生)】
(1) 朝霞は晴
(2) 一、二月降雪なければ晩霜多し
(3) 雪どけに地肌と雪の密着する年は凶作
(4) 降り入り八専、照り八専
(5) 朝茶がうまいと天気がよい
(6) 茶碗のご飯粒がきれいにとれると雨、つくと晴
(7) 朝遠くの山がはっきり見えればその日は晴
(8) 朝北風、夕南西の風は晴
(9) 早朝暖かい時は雨
(10)朝霧は晴
(11)雲行き速く、空黄色を帯びる時は大風あり
(12)朝曇の夜晴
(13)ヒバリが高く昇ると晴
(14)彼岸桜の上向きに咲く年は天候順調にして豊作の兆し
(15)彼岸太郎に八専次郎、土用三郎に寒四郎
(16)ケヤキの発芽が不揃いの時は晩霜があり、平均して発芽する時は晩霜がない
(17)青夕焼けは大風となる
(18)沖がまくれば雨
(19)スズメが水を浴びると晴
(20)七星全部が雲におおわれれば、三日のうちに雨
(21)霜強ければ雨となる
(22)阿蘇の煙、西になびけば雨となり、南になびけば好天となる
(23)春は海、秋は山

【4月(卯月)】
(1) 春の北風は晴れる
(2) サクラの花の色うすい年はいつまでも寒い
(3) 身体に寒いと感じる時は天気がよくなる
(4) 桜の白花多く咲く年は豊年
(5) ツバメが低く飛べば雨近し
(6) 春雨多ければ夏干ばつ、秋に雨が頻繁で洪水あり
(7) 女心は四月の空のごとし
(8) 朝雲は晴
(9) 月常より輝き冷えるときは霜となる
(10)コブシの花横向きに咲く年は大風多し
(11)タンポポの葉が地を這うと晩霜あり
(12)夕焼は晴
(13)遠くの音が聞こえるようになると天気が悪くなる
(14)大霜の後暖かきは雨近し
(15)蝶々雲が現われると雨が近い
(16)カラスが田の中に巣を作るのは晴天多きしるし
(17)夜空が澄んだ朝は大霜
(18)月が暈をかぶると雨
(19)朝の川もや白きは晴
(20)鯖雲は雨
(21)西風は晴
(22)月の横に星あるときは晴天
(23)櫛が通りにくい時は雨の前兆
(24) スズメが朝早く囀る時は晴
(25) 鍋の肌しめると雨
(26) 春の南風は三日雨降らず
(27) 南風は馬鹿風でやむことを知らない

【5月(皐月)】
(1) 鯛東風は雨が降らない
(2) あばら骨状のすじ雲は雨
(3) 山に窓がかかると雨
(4) 蒸し暑い翌日は雨
(5) 朝霧は一〇時ころまでには晴れる
(6) 花多ければ大風
(7) きのえねの雨は長雨
(8) 春、雨多ければ干害あり
(9) 高い山に笠雲が現れると雨
(10)トビが高く飛べば大風が吹く
(11)月のかさ大きいほど雨近し
(12)クヌギの花が平年より多く咲いた翌年は大雪
(13)四月(新暦五月)雷は日照のもと
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)朝北風、夕南西の風は晴
(16)春雷は日照り
(17)羽アリが多いと雨近い
(18)春風秋よし
(19)山中にて霧谷間より立ち登る時は雨、谷間へ降りる時は必ず晴
(20)ホタルが家の中にまいこむ年は災害多し
(21)着物を裏返しに着ると雨
(22)ザクロの花咲きし後は霜降らず
(23)雲が沖から静かに上ればよい天気
(24) 春雷は不作
(25) 落陽時に無風なれば晴
(26) 夜の稲妻雨招く
(27) 朝雨は女の腕まくり
(28)山に黒雲がかかると大暴風となる
(29)アオイの花が頂上まで咲くと梅雨が晴れる
(30) 四月(旧暦)に雨降れば百姓やめて奉公せよ
(31) 五月に天気よければ干ばつ

(つづく)

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2017年11月(霜月)の俳句「歳時記」!!

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▼なかなか例年のようにパッカリと割れない!!
 ヒビが入りかけたものもあるが、まったくその気配もないものもある。
 今年の庭の石榴に異変か!?
 20数個もできて豊作かと思ったが、10月の長雨、台風の影響だろうか?
 あの台風の強風でたたき落とされ、あと8個になってしまった。

 11月、残った石榴はどうなっていくのだろう?

▼さあ、今月も

◆NHK「俳句」 テキスト 

より名句11句を引用させてもらう。

(1) 旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎
(2) 一点のやがて大鷹あらはるる 伊藤伊那男
(3) 真白な掛大根の一日目    太田土男 
(4) 人の世に花を絶やさず返り花 鷹羽狩行
(5) いつ咲いていつまでとなく花八手 田畑美穂女
(6) 七五三の飴も袂もひきずりぬ  原田種茅  
(7) 蓮掘りが手もておのれの脚を抜く 西東三鬼
(8) 灯台に十一月の濤しぶき   伊藤敬子
(9) 新海苔の艶はなやげる封を切る 久保田万太郎
(10) 朱よりもはげしき黄あり冬紅葉 井沢正江
(11) 木の葉散り高層ビルは灯の柱  大島民郎

▼次もいつものとおり自らを省みることなくシロウト選句に挑戦だ!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(1) 旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎

(5) いつ咲いていつまでとなく花八手 田畑美穂女

(10) 朱よりもはげしき黄あり冬紅葉 井沢正江

【次点】

(3) 真白な掛大根の一日目    太田土男 

 さすが名句だ。どれもこれもみごとなものである。
とりわけ(1)は、俳句甲子園で高校生がつくったものであるという。
 驚きである。
 「大花野」「返り花」「花八手」「冬紅葉」…しっかりみつめたいものだ!!
▼私の句作の究極の目標は

自然の変化を豊かにとらえ愉しむ!!

だ。
 さてこの11月、どんな「俳句もどき」つくることができるだろう。

今、中村草田男にはまりかけている。実にいい!!

あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男

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2017年11月(霜月)の「雲見」は!?

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▼11月(霜月)がはじまる!!
 さあ、今月も「雲見」の予想をしてみよう!!
 
 その前に10月の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    2
・巻雲    0
・巻積雲  3
・巻層雲  2
・高積雲  2
・高層雲  2
・層積雲  2
・積雲    6
・層雲    1  
・乱層雲 11
・積乱雲  0

 なんじゃこれは!?
 予想まったくハズレていた。ケンケン三兄弟(巻雲・巻積雲・巻層雲)・「秋晴れ」をもっといっぱい見ることができると思っていたのに…。
 乱層雲 11 とは (゜o゜)ゲッ!! 

▼まあ懲りずに、11月(霜月)も予想してみよう。
いつものように2つの資料をもとに予想してみることにする。
ひとつは
 
◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

 最新予報は明日発表されるだろうから、それを参考にした方がいいかもしれない。
 とりあえず現段階でということで考えてみたい。
 「木枯らし1号」はもう吹いたという。すでに強烈な寒気がきている。
 今朝も寒い!! 天気図上にも「西高東低」のパターンが見られるようになってきている。
 「快晴」がもう少しふえるかな?
 「小春日和」などという天気も…
 「初霜」はいつだろう?

▼もうひとつはよりローカルに迫ってみよう。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 「雨温図」見ればより明確なとおり、10月に比べまた降水量減ることが予想される。
 しかし、今年の10月は異常だっただけに当然かも知れない。
 でも「時雨」があるかも知れないな。
 「一雨一度」もこの時期だったような。

▼先日、子どもの面白い質問の話を聞いた。
「いちばん現われにくい雲は何?」
というものだ。
「私の場合、いちばん多く残ってしまっているもくもくシールは「層雲」です。」
「雲見をする場所、時間によってもちがうだろうし…。」
なんてとりあえず言ってしまった。
 後で考えてみると、
・ この質問はどんな場面で出てきたのだろう?
・子どもの質問の本意は?
それをもっともっと聞いておきたかったなあ。

 昔の【星空の連帯】にならつて【「雲見」の連帯】(略して【「雲見」連】)を多くの人と愉しみたいものだ!!
 
 11月(霜月)も愉しくいっぱいの【「雲見」連】を!!
 

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