2017年・「自然結実」ヒガンバナ群生地の今!!(2017/10/17) #ヒガンバナ
▼ずっと気になっていた。
しかし、雨ばっかりでなかなかそのチャンスは訪れなかった。
やっと青空が広がった一昨日(2017/10/17)の午後、「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りをした。
今年度は、2017/10/04に次いで2回目であった。
前回と同じく「安富」「夢前」「福崎」の順番で巡った。
▼まずは「安富」だ。
もうほとんどの花茎は倒れていた。今年は枯れが少し早いような気がするが、それは長雨と気温が関係するのだろうか?
花茎の先端を入念にチェックしていく。
昨年のように、子房部のふくらんだものはみつからない!!
かろうじて数個のふくらみかけたものを発見する。群生地の田んぼの東西の畦をチェックするが同じようなものだ。
遅れん坊ヒガンバナが妙にうれしかった!!赤まんまとの共演も!!
▼次は「夢前」だ。
もし私の「3年周期説」が正しければ、この地での「自然結実」の頻度はひじょうに高いはずである。
だから、ここの観察が本命でもあった。はたして…o(^o^)o ワクワク
他の場所より開花が遅れていた。だから、その分、花茎は立ったままのところが多い。
近づいてチェックするが、なかなかそれらしいものが見当たらない。
かろうじてみつけてもふくらみは小さい。
花茎すら見当たらず葉ばかりの畦もあった。
私の仮説はハズレ!?
あきらめかけたさのとき、最後の畦の端に、異様にまで子房部がふくらんだものがひとつあった!!
思わず花茎ごと根元から採集した。
▼最後は「福崎」だ。
ここはまだ稲刈りが済んでいなかった。
溝に垂れ下がった花茎の先端をチェックする。昨年、一昨年のように次々と言うようにいかなかったが、たしかに子房部のふくらんだものはあった。
なかには、もうすでに虫に「かじられて」いるものもあった。
誰だ、犯人は…??
ここにも遅れん坊はいた。
ここから子房部のふくらんだ花茎2本を採集した。
後で気づいたのだが、昨年も同日(2016/10/17)に「自然結実」ヒガンバナ群生地めぐりをしたていた。
見比べてみるとよくわかるが、今年の「自然結実」の頻度は低いようだ。
結論はまだ出さないことしよう。
次はいつ巡ろうかな。
「夢前」から一本、「福崎」から二本採集した花茎を水を入れたペットボトルにさして、「完熟」を待つことにした。
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コメント
楠田 様
まさに「あせたるは悲傷に似たり曼珠沙華 島村正」の風情ですね。
松本さんが送ってくれた、白花曼珠沙華のような花を咲かせた実生のヒガンバナの葉が伸びてきました。ヒガンバナのそれと区別するするのは難しそうです。
投稿: 栗田子郎 | 2017/10/21 16:47
栗田子郎先生
おはようございます。
コメントありがとうございます。
なかなかいい句ですね。まさにこの時期のヒガンバナをよく詠んでいますね。
この台風の雨風でどうなるでしょうね。
台風が過ぎたらまた群生地めぐりをする予定です。
これまでの観察では、今年は「自然結実」の頻度が低いような気がしています。
実生ヒガンバナがもう咲いた例があるんですね。
そこまで行けるだろうか。楽しみです。
これからもよろしくお願いします。
投稿: 楠田 純一 | 2017/10/22 10:33