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本日(2017/08/31)、第169回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼8月が終わる!!
 今、あらたな「雲見」定点観測地を模索していた。アメダスを画像内におさめることのできる現在の定点は大のお気に入りだが、物理的に不可能となれば変更せざるを得ないのだ。
 
 9月が明日からはじまる。本格的台風上陸シーズンである。

▼本日(2017/08/31)は、第169回オンライン「寅の日」である。
 8月の「寅の日」のテーマ
・寅彦と「風」
 であった。これまでの2回は海陸風を中心としたものを読んだ。
 今回は「風」のなかでも特筆すべき台風に関する「颱風雑俎」を読む。

◆本日(2017/08/31)、第169回オンライン「寅の日」!!#traday

●「颱風雑俎」(青空文庫より)

▼寅彦最晩年のエッセイである。
 これまでに鳴らし続けてきた警鐘「天災は忘れた頃に来る」の考えがバークボーンとしてあるように思えた。
 昭和9年9月の「室戸台風」についての話からはじまっていた。
 話は多岐にわたっているが、私が注目した点は前回と同じく3つである。

 ひとつめは「相地術」である。

昔は「地を相(そう)する」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。
このように建築法は進んでも、それでもまだ地を相することの必要は決して消滅しないであろう。

私流に読み解けば、
「自分が地理的・地形的にみてどんなところに住んでいるか」を把握することが、防災減災の第一歩ということだろうか。

 ふたつは「理科教育」についてである。

これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪(しかつめ)らしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

長年まがりなりにも理科教育に携わってきた人間としては反駁したい気分でいっぱいである。
 でも少しそうかもしれないと納得するところもあるというのが正直なところだ。

▼3つ目は「事実の観測」についてである。

 颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。
  

 「事実の観測」があってこその「科学的」である!!
 寅彦がこう言ってから82年経った。「事実の観測」もずいぶん進化しただろう。
 「事実の観測」から得た情報に敏感であろう。
 
 さあ、今年の9月はどんな台風が…?
 15号はどう動くのだろう?   

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