2017年8月(葉月)の俳句「歳時記」!!
▼それはほんとうに突然のできごとだった!!
ともかく昼までは暑かった。外にでるだけでも億劫なるぐらいだった。
昼前に突然雲がもくもくと沸き上がってきた。見る見るうちに成長していった!!
ザ・積乱雲!!
「上がるとザアザア」はほんとうだった。はげしい雨がひとしきり降った。
このカラクリを知ることは「俳句の精神」に通ずるというのが寅彦の教え!!
▼さあ、今月も
より名句11句を引用させてもらう。
(1) 流灯や一つにはかにさかのぼる 飯田蛇笏
(2) 七夕やまだ指折つて句をつくる 秋元不死男
(3) 硯洗ふ墨あをあをと流れけり 橋本多佳子
(4) 三人に見つめられゐて西瓜切る 岩田由美
(5) おしろいが咲いて子供が育つ路地 菖蒲あや
(6) 身を裂いて咲く朝顔のありにけり 能村登四郎
(7) 水引の雨こまやかに降りはじむ 荏原京子
(8) ひぐらしや明るき方へ鳴きうつり 暁台
(9) 走馬燈消えてしばらく廻りけり 村上鬼城
(10) 手をあげて足を運べば阿波踊 岸風三樓
(11) 新涼や白きてのひらあしのうら 川端茅舎
▼なんともみごとなものだ!!
名句なんだからアタリマエ言えばアタリマエなんだがやっぱり感心する。
さあ今月もシロウト選句に挑戦してみよう。
【私の選んだ名句ベスト3】
(7) 水引の雨こまやかに降りはじむ 荏原京子
(3) 硯洗ふ墨あをあをと流れけり 橋本多佳子
(6) 身を裂いて咲く朝顔のありにけり 能村登四郎
【次点】
(9) 走馬燈消えてしばらく廻りけり 村上鬼城
8/7は「立秋」、この世界では秋がはじまる。歳時記も「秋」編にかえなければ…。
▼その瞬間の景を一句に詠む。
なかなか「もどき」を脱却できない世界だ!!
いつも最後は居直りだ。(^^ゞポリポリ
「もどき」でもいいではないか。愉しければ!!
雨上がりの夕方、コガネグモが柵にへばりつき待避していた。
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